「これが…私の秘密基地…」
かねてよりティスに頼まれていた秘密基地の決済を秘密裏に承諾し(というか何一つ公式な話じゃないからただの口約束だが)
グリフィンの一角に彼女の秘密基地を作った。
ヤシの木が倒れるようなギミックはついてないが素朴な…味のある…えっと、段ボール。
「わぁ…秘密…秘密の秘密基地…秘密兵器の住んでる秘密基地…」
いや住むのはどうだろう。しかし無表情ながらに目をキラキラさせていて何気に分かりやすい子だ。
「指揮官も入って?はやくはやく」
二人では手狭どころじゃないんだが、喜んでるのでまあ良しとする。
肩をくっつけ合ってぎりぎり収まるサイズのダンボールハ…秘密基地。
しかしふとした拍子に倒れそうになる。このままでは段…ティスの秘密基地が危ない!
身体をよじってもつれるように倒れる。
すると指揮官は意外とふくよかなティスの胸に顔からダイブしてしまう。
「?…指揮官私と秘密を作りたいの?」
しーと人差し指を唇に当てたティスはゆっくりと近付、だれにも言えない秘密を共有した。