イベント/虹の橋

Last-modified: 2018-05-06 (日) 20:08:13

世界移動シナリオ-スーパーロボット大戦A.C.E.^^編のイベント

虹の橋

あらすじ

BLACK UNKNOWNを撃破したエンピリアン戦隊。
だが、感傷に浸る間もなかった。
エアロゲイターの部隊がBU本拠地付近で活動しているとの報告があった。
真意を探るべく、エンピリアン戦隊は周辺を偵察および探索を行う事にした

シナリオデモ


[BU本拠地周辺]

 
はたて
「バグスを6機確認したよ」
ヴァン
「ここにもいたのか」
チルノ
「どこにでも沸いてで来るな。まるでゴキブリね」
レミリア
「確かに」
フランドール
「まったくです。パルサンで駆除したいところです」
チルノ
「ん?あんたの世界ってコジマ汚染でほとんどの生物が絶滅しかけてるじゃないの?」
レミリア
「そうなんだけど、あいつらは別。コジマ汚染の中でもピンピンしてるわよ」
主人公
「本当なのか?」
RN-SERAPH
「事実です。少なくとも残存メモリーにはゴキブリの絶滅についてのデータは存在していません」
ミスト
「コジマ粒子の中でも生きてるなんて…」
はたて
「ありうるわよ、あいつらマクロスの中でも見かけたし」
チルノ
「どこの世界のゴキも変わらないのか…」
はたて
「それにしても理香子の奴大丈夫かな?」
フランドール
「理香子さんがどうかしたんですか?」
ヴァン
「えっ、不調なのは機体だけで、本人は無事だろ?」
はたて
「確かにその通り何だけど、さっきの戦いで変な動きしたせいでフレームが多少歪んだみたいなのよ」
主人公
「それのどこがまずいんだ?」
はたて
「前に部隊にいた奴が出撃の度に無茶な飛び方してフレーム歪ませてたのよ。
 それが整備班のトラウマになっててさ。今頃いびられてないか心配」
ミスト
「理香子さんだったら整備班の人達とお菓子食べながら雑談してましたよ」
はたて
「…」
チルノ
「と、とにかく、あいつらを撃破しよう」
レミリア
「そうね、とっととゴキブリどもを駆除するとしようか」

第○○話
虹の橋

 
 

戦闘

味方ユニット

初期配置
Event 主人公機(主人公)
EventビルトビルガーST(ヴァン)
Eventレヴリアス・プリンケプス(ミスト)
Event ナインボール・セラフ(チルノ&RN-SERAPH)
Event フォービドゥン(フランドール)
Event ヴァンパイアタスク(レミリア)
Event RVF-25メサイアSP(はたて)

敵ユニット

機体パイロット出現数出現条件HPレベル補正ドロップするスキルパーツ備考
メギロートAI6初期配置3600+1
BLACK UNKNOWN(中量二脚)自律回路5(PU)増援16200+2-銃装備、EN回復L1
BLACK UNKNOWN(中量二脚)自律回路5(PU)6200銃装備、EN回復L1
BLACK UNKNOWN(軽量二脚)自律回路5(PU)4900銃装備、EN回復L1
BLACK UNKNOWN(重量二脚)自律回路5(PU)8000銃装備、EN回復L1
BLACK UNKNOWN(タンク)自律回路3(PU)10200+3銃装備、EN回復L1
ノワール自律回路236500+4-銃装備、剣装備、EN回復L1、フルブロック
BLACK UNKNOWN(中量二脚)自律回路2(PU)増援26200銃装備、EN回復L1
BLACK UNKNOWN(軽量二脚)自律回路2(PU)4900銃装備、EN回復L1
BLACK UNKNOWN(重量二脚)自律回路2(PU)7800銃装備、EN回復L1
BLACK UNKNOWN(タンク)自律回路3(PU)10200+3銃装備、EN回復L1
GUN・EDクジャ180000+4HP回復L1、EN回復L3

初期配置の敵を撃破

ヴァン
「こいつで終わりか?」
フランドール
「そのようです。少なくとも作戦領域内に他の敵影はありません」
レミリア
「でも私たちの機体って索敵に特化してないから、確証は持てないわね」
はたて
「それじゃあ、近くを飛んで見て回ってこようか?」
チルノ
「お願いね」
はたて
「了解!!」
 
(RVF-25メサイアSP、マップを離脱)
 
レミリア
(それにしても、この編成。偵察にしては戦力が高すぎる…
 ノブオ達の部隊もそうだったし)
レミリア
(八雲艦長たちは何か考えでもあるのか?)
 
(RVF-25メサイアSP、マップに出現)
 
はたて
「皆、二時方向に敵機確認したわ!!」
ヴァン
「やっぱり来たか」
(敵増援出現)
チルノ
「こいつら!?」
ミスト
「BUの機体までいるなんて、こんな事普通じゃ考えられない!!」
レミリア
(艦長たちが恐れていたのはこれか?)
「まだ、生き残りがいたのね。
 セラフ、心当たりはないの?」
RN-SERAPH
「BUの予備生産設備で作られたものと思われます。
 申し訳ありませんが、正確な場所は不明です。」
ミスト
「俺たちで探すしかないって事ですね」
チルノ
「でもその前に。セラフ?」
RN-SERAPH
「はい、すでにマスター権限の強制停止コードを送信済みですが、機能停止不可能です。」
チルノ
「あー…ってことは」
フランドール
「あの人形どもは碌な事をしませんね、チルノ」
ヴァン
「二人で勝手に納得されても困るって」
チルノ
「手短に説明すると、あそこにいるのはたぶんエアロゲイターに制御をのっとられたやつよ」
主人公
「ということは、予備の生産設備は?」
フランドール
「すでに制圧されてしまったかと思われます。まったくどうやってかぎつけたのでしょう?」
ヴァン
「なんで、そんな面倒なことを?BUの機体にあいつらの欲しい物があるとは考えにくいぞ」
RN-SERAPH
「強いて言うならBU本体の高性能AIユニットでしょうが…
 あれらの機体には彼らのAIユニットが搭載されているようです。」
レミリア
「これ以上理由を考えても仕方ない。あの人形どものことだ、どうせ碌な理由じゃ無かろうよ。
 それより、この数を相手するのは厳しいな。ひとまず味方と合流を優先したほうがいいと思うが」
チルノ
「うん、そうしたほうがいいと思う」
はたて
「じゃあ、私が突破口を開くわ、皆付いて来…」
???
「そうはいかないよ」
 
(RVF-25メサイアSPが爆発)
 
はたて
「きゃあ!!」
主人公
「はたて!!」
ミスト
「この声、やっぱり!!」
クジャ
「お察しの通り、僕だ」
 
(GUN・ED出現)
 
ヴァン
「エアロゲイター、またしょうこりもなく出てきたのか」
クジャ
「そういうことだ。どうだい、侵略の道具と見下してた相手に手玉に取られる気分は?」
レミリア
「お前がここで出てくるとはな…」
クジャ
「やっぱり予測できなかったみたいだね、どうかな?君達がカンドウのオワカレとやらをした相手との戦いは?」
レミリア
「作戦に失敗して、態勢を立て直すべき状況であるにもかかわらずだ。
 私達への嫌がらせを優先させる…人形が幼子のような癇癪を起こして部隊をけしかけてくるとは
 予測できなかったよ」
フランドール
「正直羨ましいというのが本音です。私、そのように姉に駄々をこねたことがありませんでしたから」
レミリア
「あら、今からでも遅くないわ。我が妹よ。後でたっぷり甘えるがいい」
フランドール
「遠慮致しますわ、もうそのような歳ではありませんから」
クジャ
「まったく人を馬鹿にするのが得意な吸血鬼だな、君達は!」
レミリア
「いやいやお前には負けるよ、ネクロマンサー。人の妹の子供をけしかけるような真似、私には出来んよ」
RN-SERAPH
「!!!」
フランドール
「私もそこまで振り切れることができれば、苦しまずに済んだのかもしれません。
 さて、チルノ?作戦方針はサーチアンドデストロイでよろしいですね」
ミスト
「なあ、ヴァン。あの二人、落ち着いているように見えるけど…」
ヴァン
「ああ、ありゃとっくにぶちぎれてるな」
チルノ
「わかった、フラン。そうしよう」
はたて
「そうよ、あんなふざけた奴ぶっとばしてやるわ!!」
ミスト
「ってチルノにはたても!?」
ヴァン
「落ち着け!!俺達じゃこの数どうしようもないだろ!?」
クジャ
「ははっ、人を見下す割りに君らも同じ穴の狢じゃないか」
チルノ
「ごちゃごちゃうるさい!!ささっとかかってこい!!」
ミスト
「うん?」
ヴァン
「これは、RN-SERAPHからの通信文?」
RN-SERAPH
『既にエンピリアン戦隊に救援を要請済みです。
 現在一番近くに居たマクロスクォーターがこちらに向かっています。
 それと敵の数は多いですが、現状の戦力で十分対処可能です』
RN-SERAPH
『あとチルノのことですが、一瞬怒りはしましたが、すぐに冷静さを取り戻しました。
 よって、さっきの発言は敵の油断を誘うための演技です。ご安心ください』
ミスト
「そうだったんですね」
ヴァン
「なるほど、こりゃチルノに一杯食わされたか?」
RN-SERAPH
『余計なことかもしれませんが、お二人はあまり演技が得意とは思えませんので、発言は慎むことを推奨します』
ミスト
「うぐっ」
ヴァン
「確かにそうだが、安心しろよSERAPH」
RN-SERAPH
『?』
ヴァン
「対処可能とは言ってもあの数、余計なこと言ってたらこっちが落とされるぜ」
ミスト
「そうですね。行きましょう!!」

3ターン経過

クジャ
「なかなかやるね」
はたて
「当然!!この程度の敵、大したことないわ」
クジャ
「…これならどうだい?」
 
(敵増援出現)
 
チルノ
「また敵!?いやそれも、まさか!?」
RN-SERAPH
「次元歪曲線を確認、空間転移により出現したものと思われます」
ヴァン
「空間転移は紫がなんとかしたんじゃないのか!?」
ミスト
「そうですよ、何がどうなっているんですか?」
チルノ
(確か理事長は『ホワイトスターの外と内側の境界』を操って止めたって言ってた)
チルノ
(地球上で作られた機体には、それで止める事が出来ないのか!?)
クジャ
「うまくいったね。アルティミシア」
アルティミシア(通信)
「そうね、ここまでうまくいくとは思わなかったわ」
レミリア
「なんだ、お前もいたのか」
フランドール
「まあ、大変。煮ても焼いても食えない魔女の調理法を調べておくべきでしたわ」
アルティミシア(通信)
「クジャ、そこの吸血姉妹は私自ら殺してやるわ。あなたは」
クジャ
「わかった、それじゃあ残りは僕がやろう」
主人公
「うわっ!!」
クジャ
「まずは、一人」
はたて
「大丈夫!?」
主人公
「だめだ、機体が動かない」
アルティミシア(通信)
「ふふ、いいざまね。
 いい事を思いついたわ。クジャ、そいつらの機体の動きを止めなさい
 BUの連中を空間転移させて世界の主要都市を襲撃する場面を間近で見せてやるわ」
クジャ
「…相変わらず、悪趣味だね」
主人公
「ふざけるな…」
アルティミシア(通信)
「あら、何か言ったのかしら」
主人公
「お前のような…人の命を、BUの遺志を踏みにみじる、そんな奴に」
主人公
「これ以上、好き勝手されてたまるか!!」
 
(主人公機から光が発生)
 
クジャ
「何!?」
ヴァン
「光が!?」
ミスト
「(主人公)さん!?」
レミリア
「フラン!?」
フランドール
「不明です!!このような機能は搭載していません!!」
チルノ
「エンピリアンドライブが出力限界を突破した!?
 (主人公)今すぐ機体から脱出しろ」
RN-SERAPH
「駄目です!!(主人公)機周辺にフォールド反応、何者かがここに転移してきます!!」
はたて
「もう、今度はいったい何なのよ!!」
 
(主人公機の隣接マスにYF-29デュランダル・SPが出現)
 
ヴァン
「なんだ、あの機体」
ミスト
「バルキリー?」
フランドール
「見たところ量産機とは明らかに異なりますが…」
RN-SERAPH
「不明バルキリーのデータを確認。YF-29デュランダル、スーパーパック搭載型です」
はたて
「まさか…」
 
 
「こちら、マクロスクォーター所属射命丸文。
 そちらのバルキリーのパイロット…なんだ、やっぱりはたてか」
はたて
「文!!生きてたの!?」
「あやや、どうしたのよ?そんな涙ぐんで」
はたて
「どうしたもこうしたも、あんたが行方不明になって本当に心配したんだから!!」
「行方不明?私が?何がどうなって」
クジャ
「誰だかわからないけど、消えてもらうよ!!」
 

戦闘デモ

クジャ
「落ちろ!!」
 
(GUN・EDがハイ・ツインランチャーを発射するがデュランダルSPは回避)
 
「いきなり攻撃ですか…その割りに狙いは甘いですね」
 
はたて
「文、あいつら地球に攻め込んできてる異星人…とにかく敵よ!!」
 
「詳しい説明をして欲しいけど、それどころじゃなさそうね」
 
「はたて、いつものやるわよ」
 
はたて
「ちょ…ちょっと、文!!」
 
(デュランダルSPとメサイアSPがガンポッドを放ちながら突進)
 
「…はたて、あんた腕落ちた?キレが無いんだけど」
 
はたて
「ふざけないでよ!!あんたとのコンビネーションなんて数ヶ月ぶりなんだから!!」
 
(デュランダルSPとメサイアSPがバトロイド形態になってGUN・EDを周りながらガンポッド連射)
 
「数ヶ月…う~ん、どうにも浦嶋子と同じ状況にあるみたいですね。
 色々と気になる。うん、知的好奇心が刺激されるわ」
 
はたて
「くっ!!のんきにそんなこと言ってる場合!?」
 
(デュランダルSPがファイター形態になってGUN・EDとすれ違いざまにビームキャノンを発射)
 
「確かにそうね。はたて、とどめいくわよ」
 
はたて
「了解!!吹き飛べ!!」
 
(デュランダルSPとメサイアSPがマイクロミサイルを一斉に発射、GUN・EDに30000ダメージ)
 
クジャ
「ぐああああああああ」

 

(GUN・ED、爆発)
 

クジャ
「っ!!動きが見切れない!?」
ミスト
「凄い…」
フランドール
「はたてさん、あんな戦い方できたんですね…」
ヴァン
「文って奴の方もすごい動きだ」
クジャ
「アルティミシア!!急いで増援を!!
 こいつ、相当の腕前だ」
アルティミシア(通信)
「ええ、今すぐに…」
 
(通信先から爆発音)
 
アルティミシア(通信)
「そんな!?お前がなぜ…」
 
クジャ
「どうした!?アルティミシア!?」
レミリア
「何だか知らないけど、あの魔女は絶体絶命の危機みたいね」
フランドール
「黒ひげみたいにポーンと飛び出してくるのかしら…」
ヴァン
「だが、これで増援はもう来ないって事だな」
 
(味方増援、出現)
 
セシル
「皆、無事か?…って、その機体は」
「もしかして、文さん!?」
「えっと、久しぶり?」
「久しぶり?じゃないですよ!!
 何ヶ月もいったいどこほっつき歩いていたんですか!?」
「ちょっと銀河を取材してたわ」
セシル
「冗談はおいといて、文、ひさしぶりだな」
「久しぶりも何も私さっき貴方たちと別れたばかりなんですよね
 だから、全然実感がわかないんですよ」
セシル
「その事もゆっくり話したいが、
 今はエアロゲイターを撃破しよう」
「了解しました。後でゆっくりと」
「ええ、後でゆっくりと、ね」
「…もしかして、地雷踏みました?」
フランドール
「お二人の関係は存じ上げませんが、
 その可能性が高いかと」
 
クジャ
(参ったね、逆にこっちが包囲されるとは。
 アルティミシアのことも気になる。機を見て撤退するしかなさそうだ)

敵を全滅

はたて
「よし、これで終わりよ!!」
クジャ
「申し訳ないけど、君たちとの戦いはここまでだ」

(アナザーセラフ、出現)

チルノ
「あんなものまで作れるなんて」
クジャ
「君たちはこいつと相手をしてもらう。
 では、ごきげんよう」

(GUN・ED、マップ端へ移動)

ヴァン
「このままじゃ、逃げられちまう」
ミスト
「早く追いかけないと」
セシル
「だめだ、あの機体、BUの物ほどではないだろうが、かなりの性能だろう
 無視するのは危険だ」
レミリア
「癪だが、逃がすしかないってことか」
「…要は、目の前のあいつを速攻で倒せば万事解決ってことですよね?」
はたて
「文?」
「文さん?まさか…」
「目の前のあいつは私が何とかしますので、後は頼みますよ」
フランドール
「お待ちください、目の前の機体は火力・機動力共に極めて高水準です。
 お言葉ですが、バルキリー単機では勝率はきわめて低いかと」
「大丈夫ですよ。
 ああいう手合いを相手するのは」
「慣れてますから」

(デュランダル・SP、翼の舞を発動後、ISCマニューバでアナザーセラフを撃破)

フランドール
「あ、有り得ない。あれを単機で撃破するなんて」
レミリア
「私たちが言えた義理じゃないけど、とんでもない化け物機動ね」
ヴァン
「というか、なんであいつ身動きしないで一方的にやられたんだ?」
チルノ
「セラフ、一体どうなってるのよ、あれ」
RN-SERAPH
「…可能性としては、あの機体の機動力が搭載されたAIの演算処理能力の限界を突破
 一時的にフリーズしたと思われます」
ミスト
「そんなの普通じゃ有り得ない!!」
はたて
「文、相変わらずの腕前ね。流石だわ
 …文?」
「…死にそう、体痛い」
はたて
「…」
セシル
「そういえば、あの戦いの直後にここに来たって」
「ええそうですよ…正直限界…」
はたて
「あんた、馬鹿でしょ」
「うるさいですね、だからさっき言ったでしょう
 後は頼みますって」
ヴァン
「痴話げんかは後にしてくれ、今は…」
ミスト
「ええ、次はあなたですよ。覚悟してください」
クジャ
「…参った、降参だ。君のようなエースに出てこられたら正直手詰まりだ」
レミリア
「手詰まりも何も最初から詰んでたとしか思えないのだけど」
クジャ
「何だって?」
レミリア
「あんたらのやってる事は行き当たりばったりにしか見えないのよ、人形。
 それとも、愚昧なる我々には理解できない崇高な戦略があるのか?
 それならぜひご教授願いたい」
クジャ
「っ!!…今回受けた屈辱はしっかり返させてもらうよ!!」

 
(GUN・ED、空間転移を使用して撤退)
 

フランドール
「逃げられましたね」
チルノ
「セラフ、転移先はわかる?」
RN-SERAPH
「現在地より10数キロの地点に次元歪曲線を確認」
チルノ
「だってさ、セシル艦長、追撃する?」
セシル
「止めておこう。十中八九待ち伏せされているだろう」
ミスト
「確かに、他のエアロゲイターは現れませんでしたね」
レミリア
「意趣返しでもしたかったが、まあ、仕方ない」
セシル
「それよりも、チルノ。君に話がある」
チルノ
「私に?」
???
「セシル艦長、ここは私から話したほうが早いだろう」
 
(アビスウォーカー出現)
 
フランドール
「あれは!?」
レミリア
「アルトリウス!?」
ミスト
「生きていたんですか!?」
ヴァン
「なんて、しぶとさだ」
チルノ
「…そっか、アルティミシアを倒してくれたのはあんただったのね」
アルトリウス
「ああ、そうだ」
チルノ
「それで、何の用よ?また勝負でもするつもり?」
アルトリウス
「いや、そうではない。君、いや君達と行動を共にしたい」
チルノ
「!?」
セシル
「その理由を聞かせてもらっていいだろうか?」
アルトリウス
「先ほども話したが、私に課された目標はアドミの護衛だ。
 そして現在、RN-SERAPHがアドミの権限を所有している。
 RN-SERAPHの護衛には君達と共闘する事が、必要不可欠と試算したからだ」
セシル
「理由はわかった。だが、君は我々と敵対した身だ。
 私たちと敵対の可能性がある以上、容易に受け入れる事は出来ない」
アルトリウス
「それについてだが、RN-SERAPHの権限があれば私の全ての行動を制限可能だ。
 そうすれば、君達の恐れる事態が起きる可能性は限りなく低くなるだろう」
セシル
「RN-SERAPH、本当に可能なのか?」
RN-SERAPH
「はい、マスター権限を用いれば、彼の脅威度は限りなく0にすることが可能です」
セシル
「そういうことなら、問題ないな。よろしく頼む」
アルトリウス
「いいのか?」
チルノ
「いいわよ、一緒に行きましょう」
ヴァン
「八雲艦長たちに相談しなくてもいいのか?」
セシル
「既に八雲艦長たちに通信は繋いである」
「ああ、状況は把握した。RN-SERAPHがアルトリウスの暴走を止める保障があるなら問題ないだろう」
アルトリウス
「私から言うべきでないかもしれないが、君達は少々人を信じすぎるのではないか?」
主人公
「そうじゃないさ。アルトリウスだから信用できるんだ」
アルトリウス
「私だから?」
主人公
「ああ、BUのことを最後まで心配してたし、悪い人?には思えないし」
アルトリウス
「しかし、私は君達と敵対した身だぞ」
ミスト
「いまさらそんなことを気にする人は居ませんよ」
ヴァン
「そういうことだ」
レミリア
「こいつらのお人よしは筋金入りさ、アルトリウス。本当にどうしようもないくらいにな」
RN-SERAPH
「アルトリウス、あなたの負けです。
 これ以上異論があるのであれば、マスター権限で強制的に共闘させますよ?」
アルトリウス
「…状況の把握は困難だが、君達との共闘が承認されたと理解する。よろしく頼む」
チルノ
「こちらこそ。よろしく、アルトリウス!
 ってSERAPH、ちょっと言い方が物騒じゃない?」
フランドール
「そうですよ。交渉に必要なことは紳士的に威圧することです」
チルノ
「いや、それもどうかと」
 
  
「どうでもいいから…早く収容して…」
はたて
「…」
「残念ですが、もう助かりそうにありません。艦長、このまま行きましょう」
「ちょっと椛!?」

エンドデモ

「アルトリウスからもたらされたデータからBUの予備生産施設の位置を全て特定、破壊に成功しました」
神奈子
「ご苦労だった、奴らの中枢施設は?」
「エアロゲイターとの戦闘で地盤が崩壊、完全に破壊されました」
神奈子
「八雲紫の入れ知恵か?」
「い…いえ」
神奈子
「いや、気にしなくていい。むしろよくやってくれた。
 正直Vドライブなんて危険な代物の存在は上層部に知らせたくない」
セシル
「現在の上層部はそこまで信用できないのですか?」
神奈子
「今は問題ないと思うが、悪用しようとする輩が出てこないとも限らん。
 異世界から来た者達を送り返した後は封印か破壊するべきだろう。
 情報漏えいの危険性は?」
「すでにあの通信を聞いていた者全員に緘口令を出しました」
「私物でレコーダー、通信機器を持っていた人全員もチェック済みよ。
 盗人みたいで気が引けたけど」
神奈子
「そこまでやれば、ひとまず問題なさそうだな。
 さて、今後のことだが、私も同行することになった」
「えっ!?」
「本部のお偉いさんがわざわざいらっしゃるなんて感謝感激ですわ」
セシル
「何かあったんですか?」
神奈子
「地球圏の騒乱もほぼ決着がついたからな。残りのウェポンを撃破した後は、エアロゲイターの本拠地に攻め込む作戦が実行される」
神奈子
「エンピリアン戦隊はその作戦の中核を担うことになり、私が直接指揮を執ることになった。
 後で正式な辞令がおりることになっている。他の者にはその時私から説明する。短い間だが、よろしく頼む」
藍・セシル
「了解!!」
神奈子
「そんなに固くならないでくれ。私は今回の戦闘のデータを見てくるから、あとはまかせた」
(そんな無茶な)