名前 
名称 | |
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漢字 | 身在無間、心在桃源 |
読み | しんざいむげん、しんざいとうげん |
ピンイン | shēn zài wú jiàn , xīn zài táo yuán |
発音*1 | ![]() |
英語 | Body in Abyss, Heart in Paradise |
簡体字 | 身在无间,心在桃源 |
繁体字 | 身在無間,心在桃源 |
日本語版小説では「身は無間、心は桃源」と翻訳された。
体は地獄にあっても心は天国にある、絶望的な状態のときでも心では幸せを感じている、というような意味。
謝憐が人間だったときに神武大帝に言った言葉。仙楽国ではどんな石碑にも刻まれていた。
参考資料 
無間 
無間は無間地獄の略で、八大地獄の第八番目、最下層にある地獄のこと。
最も重い罪を犯した者が落とされる地獄で、この地獄に落ちた者は、気が遠くなるほどの長い年月にわたって人間の想像を絶する最大の苦しみを休みなく受け続けなければならない。
桃源 
桃源は桃花源の略で、六朝文化を代表する詩人・
俗世間と無縁な、わずらわしいことのない平和な世界。
※中国では、桃は仙人の果実(不老長寿、幸運)とされている。
エピソード 
ある漁師が魚を捕るために舟で谷川を渡っていると、迷ってしまい、桃の花が咲いている林へと辿り着いた。林の洞窟を抜けた先には、美しく豊かな山里が広がっていた。
そこに住む村人たちの祖先は秦の時代に戦乱を逃れてこの土地にやって来た。それ以来世間とは縁を切って、誰も村から一歩も出ていないという。村人たちは戦乱のことも時代の移り変わりも知らず、平和に暮らしていた。
村人たちは漁師を歓待し、彼は数日滞在してからその地を去った。
もう一度ここに来たいと思った漁師は帰路で目印を付けておいたが、二度とその土地へ辿り着くことは出来なかった。漁師の話に興味をもった太守が部下を派遣してその村を探させたが、誰もその場所を見つけることはできなかった。