The Long Dark 攻略 Wiki*

ストーリーモード概要

WINTERMUTE
The Long Darkのエピソード式で進行するストーリーモードでは、WINTERMUTEのシーズン1の5つのエピソードのうち2つが含まれています。

第1エピソード: 「DO NOT GO GENTLE」（身を任せるな）
マッケンジーとグリーンウッド医師は乗っていた飛行機が北カナダの山中に墜落した後に離れ離れになってしまった。
マッケンジーは何とか生き延びながら「ミルトン」という小さな町を見つける。
そこで彼は自身が巻き込まれた静かな大惨事について少しずつ理解し始めるのであった。

第2エピソード: 「LUMINANCE FUGUE」（荒野の中の光）
マッケンジーはアストリッドを探しながら厳しい大自然の中へと足を踏み入れた。
もしかすると、謎の罠猟師がアストリッドを見つける鍵になるかもしれない。
でも、彼を信じて良いのだろうか？

第３エピソード：「CROSSROADS ELEGY」
ミルトンでの出来事の直後、謎めいた正体不明の人物がアストリッド・グリーンウッド医師を死の淵から救い出した。
プレザント・バレーで吹雪に直面したアストリッドは、遭遇した生存者を救うために医師として出来る全てを尽くさなければならない。
しかし、彼女はマッケンジーを見つけ、彼らをパーセビアランス・ミルズへと導く謎の真相に少しでも近づけるのだろうか？

第4エピソード：「FURY,THEN SILENCE」
マッケンジーは残忍な脱獄囚の集団に捕らえられてしまった。
地獄と化したグレートベア島の一角から脱出するため、マッケンジーは最悪の敵を相手にサバイバルを繰り広げることとなった。
目指すはハードケースの奪還、アストリッドの捜索の続行、そして危険な対立の中で捕らわれた罪なき人々の救出。
マッケンジーは果たして成し遂げることができるのだろうか？

WINTERMUTEの最初の2つのエピソードは約15時間のゲームプレイで構成されています。
ゲーム価格には第1から第5エピソードまでが含まれており、リリースと同時に無料で解除できます。
第3エピソードは2019年10月22日にリリースされました。
Jennifer Hale、 Mark Meer、 David Hayter、Elias Toufexis (第3エピソード)のパフォーマンスとCris Velascoの音楽を収録。

サバイバルモードとの違い

システム・ストーリー関連

操作キャラクターはプレイするエピソードによって変化する。
- EP1、EP2、EP4は男性「ウィリアム・マッケンジー」、EP3は女性「アストリッド・グリーンウッド」が主人公となる。
ストーリーを進めるためのメインクエストの他に、NPCなどから受けられるサイドクエストがある。
- メインクエスト、サイドクエスト達成に伴うSteam実績も有り。
- その代わり、サバイバルモードに関連する一部の実績を解除できない。
難易度が3段階に分けられ、それぞれサバイバルモードの難易度とは違った調整がされている。
- 詳しい解説はEP1の「難易度選択」を参照。
Escキーからいつでもセーブ・ロードができる。
- 複数のデータに分けてセーブすることが可能。
- ゲームオーバーになってもセーブデータは消失しない。直前のチェックポイントからやり直しができる。
チェックポイント到達、一定時間ごとにオートセーブも実行してくれる。
- 通常のセーブデータとは別に設定されているので安心。
  チェックポイント到達データは1つ、オートセーブ用データは3つ用意されている。
- オプションでオートセーブの実行間隔を設定できる。（最短2分～最長240分）

マップ・アイテム関連

一部地域の地形が異なっている。また、特定の地域にしか移動できない。
- 建物の内外に配置される設備や家具、コンテナ等の収納物も異なっている。
- 一部の扉に鍵がかかっており、鍵がないと侵入できない場所がある。
配置されるアイテムも異なっており、ランダムではなく難易度ごとにおおよそ固定されている。
- アイテムの状態は配置される度にある程度変化する模様。
ライフルや信号拳銃などの武器はスポーンせず、ストーリーを追ったりクエストを進める事で入手可能。
代わりに、弾薬の入手機会が大幅に増えている。
該当エリア全域の大まかな地図を見られる他、クエストの目標地点が表示される。
代わりに木炭によるマッピング機能を使えない。また、木炭を入手できない。
サバイバルモードで登場するコレクションアイテム（ケルン、メモなど）が出現しない。
代わりにストーリーや世界観に関わるメモや手紙など、ストーリーモード専用のフレーバーアイテムが大幅に追加されている。

サバイバル関連

スキルが存在しない。
- スキル本はサイドクエストを発生させるためのコレクションアイテム扱いとして登場している。
疲労していない状態でも睡眠をとれる。
クラフト関連は一部を除き、レシピを覚えないと利用できない。レシピの一部はクエスト報酬として教えて貰える。
- スノーシェルターを作れない。ある条件を達成する事でレシピを習得可能。

野生動物関連

最初に出現する野生動物の数が多い。代わりに倒した後にリスポーンするまでの間隔が長くなっている。
どの難易度でもオオカミが敵対してくる。
クマやヘラジカといった特定の野生動物がランダム出現しない。

登場人物

ウィリアム・マッケンジー

EP1、EP2、EP4のプレイヤーキャラとなるパイロットの男性。サバイバルモードで男性を選択すると彼が操作キャラクターになる。
ジャックラビット運輸という小さな航空会社のパイロットとして水上飛行機を操縦する仕事に就いていたが、冬の凍えるある日、彼の元にアストリッドがやってきた所から物語が始まる。
アストリッドからはウィルの愛称で呼ばれており、彼女は元妻という関係にある。また、ゲーム内でのムービーやOP画面からは彼女との間に子供がいた事が伺える。
謎のオーロラにより愛機がグレートベア島に墜落し、アストリッドの行方を捜すために、他の生存者たちの手助けをしながら島を移動するのがEP1とEP2の主なあらすじとなる。
前Verのストーリーモードでは、かなり皮肉屋な面が多く毒舌な言葉を吐いたり、アスリッドの捜索を優先する為に手助けを断ろうとする面も多かった。
だがREDUX版では性格が丸くなり、素直に人を助けたり言葉の棘も少なくなるなどキャラクターが多少変更されている。
彼を演じているマーク・ミーアはカナダ出身の声優で、マスエフェクトのシェパード少佐役で有名。

アストリッド・グリーンウッド

EP1に登場し、EP3ではプレイヤーキャラとなる医師の女性。サバイバルモードで女性を選択すると彼女が操作キャラクターになる。
元研究所勤めで現在はフリーランスの医師。マッケンジーは元夫という関係にある。
冬のある日、マッケンジーの元へグレートベア島へのフライトを依頼する所から物語が始まる。
謎のオーロラにより乗機が墜落した後は、マッケンジーと離れて行動しており、彼女の痕跡を探してマッケンジーは行動していく事になる。
EP3では怪我をして行き倒れていたところをとある人物に救われ、遭遇した生存者たちの手助けをしながら目的地を目指すのが主なあらすじとなる。
OP画面やストーリーから、マッケンジーとの間に子供がいた事が示唆されている。
彼女を演じているジェニファー・ヘイルはカナダ出身の声優で、主にアニメやゲームの吹き替え等で活躍している。

メトセラ

マッケンジーの前に度々現れる謎の老人。
杖を持った老人でグレートベアを常に移動しており、様々な場所に現れている。
意味深な言葉を多く呟くほか、マッケンジーでしか知りえない話を語っており、要所でマッケンジーと交流していく事になる。
前VerのストーリーモードからREDUX版で大幅に出番が増えたキャラクターの1人。
ちなみにメトセラという名前の元ネタは旧約聖書の登場人物で、969年という聖書中で最長寿記録の持ち主であることから、キリスト教圏では非常に長命であることの代名詞として使われている。

マザーグレイ

EP1に登場する、見捨てられた小さな集落のミルトンに暮らす盲目の老婆。飛行機の墜落後、マッケンジーが最初に遭遇した生存者。
盲目であるがライフルを難なく扱い襲撃者を返り討ちにしたり、料理や一通りの生活も1人で行えるようだ。
当初はマッケンジーを余所者扱いするも、謎のオーロラにより完全に孤立した状況下でマッケンジーに協力していく事になる。
長くミルトンで生活しており、グレートベア島での出来事や近辺の住民についてよく熟知している。
ストーリーを進める事で、彼女の家族がどうなったかについてプレイヤーは真相を知る事になる。

ホッブス

EP1に登場する、ブラックロック刑務所へ移送中の車両事故で脱走した囚人。ミルトンで狼藉を働いた当事者の1人。
マッケンジーと出会った時点でナイフを刺される深手を負っており、マッケンジーにミルトンで起こった事の真相とアストリッドへの手がかりを残す。
最終的にプレイヤーはホッブスに対してある選択を迫られることになる。

ジェレミア

EP2に登場する、謎の湖で暮らす老いた罠猟師。因縁のある老いたクマに襲われていた所をマッケンジーに助けられた。
その後、クマに受けた傷により動き回れなくなり、マッケンジーにクマの排除と無線機の修理の手助けを依頼してくる。
老練の猟師でサバイバルに関する知識に精通しており、謎の湖周辺に現れる老いたクマとは深い因縁がある。
ストーリーを進めていくに連れて、マッケンジーに対して何かを隠している節がありその言動や素性には謎が多い。
彼を演じているのは俳優・声優のデビット・ハイター、メタルギアソリッドシリーズのスネークの英語版声優としても有名。

ハンク

EP2に登場する、プレッパー(終末に備えて物資の備蓄やサバイバル訓練を行う人々の事)の男性。
手紙やメモ等でしか語られず、サイドクエストでプレイヤーはハンクの足取りを追って行く事になる。
大自然の真ん中に身を置いた孤独な彼の胸中と、彼と家族の身に何が起こったかについてプレイヤーはクエストの結末で真相を知る事になる。

モリー

EP3に登場する、プレザントバレーに住んでいる農家の女性。夫と共に2人暮らしで、長年に渡って同地で暮らしていた。
墜落後、行き倒れていたアストリッドを救出し、自宅に匿うが外へ出た矢先に狼に包囲され、アストリッドに救援を要請する。
その後も、アストリッドに対して電話という形で接触し、傍観をしながらも時には救いの手を差し伸べたり、ヒントを与える。
彼女の素性には不明な点が多く、ストーリーを進める内に、プレイヤーは彼女の身に起こった出来事と変化を知る事になる。

トーマス神父

EP3に登場する、トムソンズ・クロッシングの教会の神父。地域のコミュニティの代表者でもある。
危機的状況下においても冷静で、親切心と慈しみの心を忘れない聖職者の鑑と言うべき人物。
狼煙に導かれ、避難場所を求めてやってきたアストリッドを温かく出迎え、医者である彼女に、付近で発生した旅客機墜落事故の生存者の救助を請う。

墜落事故の生存者たち

EP3に登場する、プレザントバレーの山中に墜落した旅客機の乗客たち。かろうじて動けた乗客の多くが、トムソンズ・クロッシングの公民館へ避難した。
また、数人の生存者がプレザント・バレーの各所で遭難しており、アストリッドは生存者たちの救助に尽力する事になる。
エリック、ベネット、フランクリン、ディミトリ、クロエ、ウィンストン、ルビー、モード、ジェイク、サディ、ノーラン、ローガン、ウェイド、アヴァ、グウェンの名前が劇中で確認できる。

マティス

EP2とEP4に登場する、刑務所の囚人。悪名を轟かせた凶悪犯であり、本土からグレートベア島のブラックロック刑務所へと移送されてきた。
謎の湖にいた所、ダムを抜けようとしたマッケンジーを捕まえ、彼の持っていたハードケースを奪い取る。その後は中身不明のハードケースに固執し、マッケンジーが脱出の鍵になると考え、彼を利用しようとする。
現在はブラックロック刑務所を制圧し、自由の身になった囚人たちを纏め上げ、独房に監禁されているとある人物の解放に執着している。
極めて凶暴な性格で、暴力を振るう事に何の躊躇もない。過去に脱獄騒ぎを起こした事があるが、脱獄計画を狂わせて失敗した仲間を制裁し、自由の身よりも自らの復讐を優先して捕まった事があるなど、極めて強い執着心を持つ。

フランクリン

EP4に登場する、ブラックロック刑務所の所長。磁気嵐による混乱で、刑務所で発生した暴動で部下たちを失い、自身も囚人に捕らわれて監禁、拷問されている。
マティスから利用価値があると見なされて生かされており、隣の房に監禁されたマッケンジーに対して状況の説明や、マティスへの抵抗方法を伝える。
また、マッケンジーに対してとある重要人物への情報を伝え、それを元に囚人を欺きながらマッケンジーは抵抗活動を続ける事になる。
なお、EP3に彼と同名の生存者が登場するが、別人である。

ジェイス

EP4に登場する、謎の女性。
唯一の連絡手段である固定電話を通して、マッケンジーに対してコンタクトを取る。
囚人たちの反乱と、刑務所に誰が捕らえられているかを熟知しており、残った電子機器を使い、マッケンジーの行動を支援する。

舞台設定

グレートベア島

北部カナダにある大きな島。雄大な自然が広がる場所であり、1900年代初頭に開拓されて以来、炭鉱業を生業に住民は生活していた。
しかし、時間の流れと共に人々の生活は廃れ、炭鉱の廃坑、経済危機、グレートベア一帯を襲った地震などで衰退の一途をたどった。
僅かに残った住民が本土からのか細いインフラ供給で生活をしていたものの、突如として襲った磁気嵐によりそれも終止符を向かえ、文明は終わりを告げる事になる。

ミルトン

山間に位置する小さな町。サバイバルモードにおける「山間の町」と同一MAP。
1900年代に開拓が始まり、その後は人々が暮らす賑やかな町であったが「崩壊」と呼ばれる経済危機、自然災害などの影響によりその生活は縮小。
教会、銀行の閉鎖や商業の破綻などによって人口が流出していき、末期には僅かな人々が残り生活を送るだけになっていた。この頃から狼のような野生動物の出現に悩まれている。
追い討ちをかけるように磁気嵐によって電力を失い、トンネル崩落による交通麻痺、更に囚人輸送バスの事故で囚人が脱走するなどの災難に見舞われ、ミルトンは破滅の時を迎える。

謎の湖

サバイバルモードでお馴染みのMAP。湖とそれに付随するキャンプ施設、放棄されたダムと林業の跡が残る自然豊かな土地。
グレートベア島の開発を進めるべく設置されたダムがあるが、地震の発生による被害や環境保護団体の抗議活動により長らく放棄されている。
今現在でも環境保護団体「森の空論家」が活動を続けており、彼らが地域に残した貯蔵庫や、何らかのトラブルに巻き込まれたメンバーが存在している。
また、オフシーズンには密猟者も入り込んでいるようで、手に入る文章から管理者が頭を悩ませている様子が伺える。
住人は老いた罠猟師のジェレミアのみとなっており、彼と因縁のある年老いた熊が徘徊する危険地帯と化している。

荒れ果てた湿原

線路と凍結した湿原だけが残る荒廃したMAP。ストーリーモードではここへ2回訪れる事になる。
環境保護団体「森の空論家」の貯蔵庫があるほか、スペンス爺さんの農場や複数の電波塔など、文明があった頃の名残が各所に見て取れる。
また、ここに存在する放棄された電波塔がストーリーモードの鍵を握る事になる。

壊れた鉄道

カーター水力発電ダムの管理施設(メンテナンスヤード)が存在する放棄された地域。崖崩れに巻き込まれた鉄道車両が転がっている。
マッケンジーが年老いた熊に対抗する手段を探すために訪れる。
キャンプ客向けの狩猟小屋も存在しており、そこに飾られている「伝説の槍」が目的となる。

REDUX以前のバージョンでは展開が異なっており、ジェレミアのライフル修理の為に立ち寄り、オーロラに巻き込まれて狩猟小屋へ避難、ライフルを手に入れるという展開になっている。

プレザント・バレー

広大な盆地が広がるグレートベア島有数の農業地帯。豊かな自然が広がる一方で、険しい気候が待ち受けている厳しい台地で、名前とは裏腹に過酷な場所。
かつては鉱山で栄え、トムソンズ・クロッシングの集落には人もいたが、鉱山が閉鎖した現在では閑散としている。
EP3の主な舞台であり、プレザント・バレーに墜落した旅客機の生存者救助と、同地からの脱出行が繰り広げられる。

ブラックロック刑務所

EP4の主な舞台となる、グレートベア島に存在する刑務所。強固な壁に守られた要塞のような地の果ての刑務所であり、周囲には僅かばかりの人工物以外は雄大な大自然しかない。
あまりの強固さと周囲の環境から、脱獄は難しい刑務所であり、かつて脱走した囚人がグレートベア島を彷徨った挙句に、過酷な環境に音を上げて戻って来たという逸話もある。
ヴィクトリア朝時代から存在すると言われるほどの歴史ある刑務所であり、増設を行ったため刑務所のシステム全体を把握できるている人物は少ない。
磁気嵐によって孤立した事を切っ掛けに、囚人たちの反乱が発生、看守たちは処刑されるか逃げた先の原野で死亡、現在はマティス率いる囚人のグループが占拠している。

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