山姥切国広

95番
	山姥切国広 (やまんばぎりくにひろ)		打刀	堀川
	ステータス(MAX*1）
	生存	34(39)	打撃	36(53)
	統率	36(44)	機動	39(47)
	衝力	28(50)	偵察	35(40)
	隠蔽	36	必殺	35
	範囲	単	兵装備	スロット2
	装備可能刀装
	投石/軽歩/重歩/盾/軽騎
ランクアップチャート
山姥切国広 → 山姥切国広 特(Lv20) → 山姥切国広 極(Lv70)
刀帳説明
俺は山姥切国広。足利城主長尾顕長の依頼で打たれた刀だ。……山姥切の写しとしてな。 だが、俺は偽物なんかじゃない。国広の第一の傑作なんだ……！
キャラクター設定文
霊剣『山姥切』を模して造られたとされる打刀。 オリジナルでないことがコンプレックス。 綺麗と言われることが嫌いでわざわざみすぼらしい恰好をしている。 実力は充分だが、色々とこじらせてしまっている。
公式Twitterの紹介
霊剣山姥切の写しと言われ、性格は少しひねくれ気味。 本当は自分を認めてほしいという一面も。 磨けばとてもきれいなのに、自らを汚すことで隠しています。原石というやつですね…！ （公式ツイッター本丸通信より）

※ステータスは刀帳に表示されている初期値のもの　カッコ内の数値は錬結・内番で強化できる限界値（乱舞5まで・乱舞6以上のプラス分は含まない）

ゲームにおいて

現在の入手方法

• ゲーム開始時、最初の刀剣男士として選択する
• 鍛刀
• ステージドロップ
• 検非違使ドロップ
• 主要任務「長篠の敵部隊を300回撃破せよ」 達成報酬

• 引換所
  • 引換シール(散歩) 30枚報酬

過去の入手方法

ステータス(2020/06/22時点)

• 初期値
  • 同刀種内で偵察(他4振と同率)・隠蔽(他4振と同率)が2位、機動が4位(豊前江と同率)。
  • 一方で生存・打撃(山姥切長義と同率)がワースト3位。
• 最大値
  • 同刀種内で偵察が2位、機動・衝力(他5振と同率)が4位。衝力はレア2打刀に限れば2位(他4振と同率)。
  • 生存がワースト3位。
• 初期刀の5人の中では機動・衝力が高く生存が控えめなスペック。
• 南泉一文字、山姥切長義とは初期値・最大値ともに合計が全く同じであり、
  また山姥切長義とは全てのステータス差が±2に収まっている。
• ランクアップ後のステータスは山姥切国広 特を参照。
  
  

他の刀剣男士との会話

• イベント回想「特命調査 聚楽第」
• イベント回想「大侵寇」
• 3-4「織豊の記憶：安土」に山伏国広と一緒に出陣すると、回想其の6が発生する。
• ソハヤノツルキと一緒に出陣すると、回想其の29が発生する。
• 南泉一文字と一緒に出陣すると、回想其の54が発生する。
• 山姥切長義と一緒に出陣すると、回想其の56が発生する。
• 内番「手合せ」を山伏国広との組み合わせで行うと、通常とは異なる内番台詞(A)を聞くことが出来る。
• 内番「手合せ」を堀川国広との組み合わせで行うと、通常とは異なる内番台詞(B)を聞くことが出来る。
• 内番「手合せ」を山姥切長義との組み合わせで行うと、通常とは異なる内番台詞(C)を聞くことができる。
  
  

その他

• チュートリアルで選択可能な刀剣男士のひとり。他に加州清光、歌仙兼定、陸奥守吉行、蜂須賀虎徹がいる。
  • 初期刀として選ばなかった男士も、後々鍛刀やステージドロップで入手することができる。レシピによっては、チュートリアルを含めない初鍛刀で入手することも…
• ランクアップのレベルが異なる男士もいるが、ステータスの差はそれほど無いため、気に入った男士を選ぶといいだろう。

• サービス開始当初「本丸（負傷時）」のセリフは二種類存在したが、2015/02/18時点で一種類しか再生されなくなったことがユーザーにより確認されている。
  なお、消されたセリフは「動けなくなるのは困りものだが……傷痕くらいは残ってていいんだがな」（←要反転）　今後再び聞けるようになるかは不明。
• 2020年1月14日「軽装」第七弾・5振り同時実装（公式Twitter）

小ネタ

モチーフとなった刀剣について

• 銘表・九州日向住国広作、銘裏・天正十八年庚寅弐月吉日平顕長
  • 号「山姥切」、国指定の重要文化財で現在は個人蔵。
  • 長さ2尺3寸3分弱(70.60㎝)、反り9分3里(2.82cm)、先反の強い堂々たる姿である。
  • 足利両城主である長尾顕長の依頼で本歌：本作長義(刀剣乱舞における山姥切長義)を写して打たれた。

• 作者は「新刀の祖」「中興の三傑」といわれる新刀期の大勢力、堀川派の祖・堀川国広。大業物二十工の一人。
  優れた弟子を多数輩出し、国広の門下には国安 、国貞 、越後守国儔 、阿波守在吉 、国助 、出羽大掾国路等がいる。
  精美古名刀にも劣らざる刀を作刀し、重要文化財登録されている刀の数は12振りと新刀の刀工の中でも最多であり、特に彫り物の技術の評価が高い。
  中でも山姥切は堀川国広の最高傑作とされる。

• 現代の写しに対する単なる模倣とは異なり、刀工の創作工夫も高く評価される刀である。
  地刃の働きと、すすどしさは長義をさらに強調し、放胆の味さえ加わって長義の作中にあっても出色のものと評される。*41
  峰の形状と樋先の位置関係などは正確だが、反りを含めた全体の姿形と、茎仕立てはあまり似ていない。*42
  • 山姥切国広は堀川国広が南北朝時代の大太刀を大磨上にした刀姿を想定して製作されている為、先反りでありながら、反りの強くなり始めるポイントを下げ、先端では弱めて、全体でも反らせてある。
    腰元でも力があり、茎でも反って、打刀として全体のバランスの整った刀姿になっている。
  • 刃文は、刃区から4～5cmが焼出しのように焼きが低くなっている。
    これは室町時代の刀剣に多くみられ、本歌は大磨上なので鎺元も焼きが高いが、国広は刀身を鎺元から折られないように意識的に焼きを低くしている。
  • 互の目には小互の目・尖り刃・角張る刃・矢筈風の刃・腰の開いた刃など交じり、足・葉繁く入り、焼き高く複雑に乱れ、１つの大乱れを形成している。
    この様々な刃が入り交じっている集合体となる様子を、多数の小さな花や額によって１つ大きな塊の花のように見える紫陽花の花に形容され、これは備前長義にもある作風の１つである。

• 長らく関東大震災で焼失したと思われていたので、その時期の刀剣書では焼失と記載されている。
  • 1960年(昭和35年)に再発見され、1962年(昭和37年)には号「山姥切」が重要文化財登録される。
  • 刀剣鑑定の権威・本間薫山は、朗報中の屈指であり自他ともに歓喜するものである、と語っている。

• 山姥を切った逸話が号の由来であるが、本歌：山姥切と写し：山姥切のどちらが本来の号の持ち主か不明。*43
  本作長義は尾張徳川の刀帳記録に本作長義として名はあるものの号は記述されておらず、約三百年保存してきた徳川美術館も長義は山姥切ではないと主張している。
  震災で本阿弥家の記録も焼失してしまっている。しかし、昭和37年の「堀川国広とその弟子」で佐藤寒山氏が山姥切国広に対し

"この刀は古来山姥切と号しているが、号のいわれはあきらかではない"
"一説に山姥切の号は、元来この長義の刀につけられた号で、信州戸隠山中で山姥なる化物を退治たためという。その写しであるから山姥切国広と呼びならしたという。"

と述べ、1969年(昭和44年)の「寒山小論文集」では本作長義を「山姥切長義」とし、寒山氏の説によって突如山姥切＝長義説とその逸話が生まれることになるが、どこから出た説であるかは述べられていない。

• 山姥切国広の号と山姥切伝説について確認できる最古の史料は1920年(大正9年)に取られた押形であり、1928年(昭和3年)発行の新刀名作集で写真を確認できる。
  所有者である三居氏がこの刀を「山姥切国広」の名で呼んでおり、押形の端に書き綴られた崩字からこの刀に伝わる山姥切伝説と経歴が確認できる。
  • この山姥切伝説の逸話を近年で最初に解読したのが福永酔剣（勝美）氏であり、福永氏は山姥切の伝説は国広のものであるとした。1975年(昭和50年)発行の「日向の刀と鐔」で伝説の詳細が語られている。
    本作長義が本来の山姥切であるとする史料的根拠は全くなく、佐藤氏も押形に記載されている山姥切の逸話のいわれを確認していた様子がない。
    おそらく山姥切国広が写しであることから、本科である長義の号を山姥切国広は写したのだと考え、その結果山姥切は本来どちらのものか分からないという説が広まってしまったと思われる。

• 山姥切国広の逸話
  • 小田原が落城し顕長も領地を没収されると、この刀は北条家の遺臣石原甚五左衛門の手に渡った。石原が安住の地を求め信州へ行く途中、小諸において妊娠中の妻が産気づいてしまった。
    山中のあばら屋にすむ老婆に妻をあずけ、小諸に薬を求めて下って行った。石原が帰ってみると、その老婆が産み落とした嬰児をむしゃむしゃ食べていた。
    驚くとともに怒り心頭に発した石原が、この国広で切りつけると斬られながら虚空へ消えていった。そんな怪談があって、山姥斬りという異名がついた。*44

来歴

• 天正18年（1590年）長尾顕長の依頼で備前長船長義の刀を写して下野国足利で鍛刀。
• 小田原が落城し顕長が領地を没収され、北条家の遺臣である石原甚五左衛門の手に渡った。
• 関ヶ原の戦いが始まり、渥美平八郎が刀を打ち折り困っていたので甚五左衛門から贈られる。
• 明治維新後、困窮した渥美家は彦根市長曽根の北村醤油屋に質入れしてしまう。
• 旧藩士の三居某が買い取り、秘蔵。
• 大正9年（1920年）国宝審査員杉原祥造が押形を取っており、この時は井伊家にあった。
• 井伊家のためにいろいろ世話をしてくれた御褒美として、旧家臣が貰いうける。
• 関東大震災で焼失とされた。
• 旧家臣の子孫が家を建てる為、旧主家である井伊家に買い取りを願い出て存在が発覚。
• 高橋経美氏が買い取るが、伊勢寅彦に譲り伊勢家が所持することになった。
• 現在は個人蔵。
  • 2022年、現所有者が「私たちの下で眠らせておくには存在があまりにも大きくなりすぎていて、正直守り切れなくなっています」といったメッセージを発信。
  • 足利市と取得の調整を進めていくとの報道があり、足利市側からも好意的な発信が行われている。
    
    

展示

• 2017年3月4日（土）～2017年4月2日（日） 足利市立美術館
  • 20年ぶりの展示。
  • 期間中の来場者数は約3万7800人で、同館の設立以来、過去最多。その8割以上が10～30代の女性だったとのこと。
    2017年5月18日放送の「所さん！大変ですよ（NHK）」でもその様子が紹介された。
  • 期間中の同館の入館料収入は1890万円。足利市への経済効果は4億円にも及んだと言う（ライブドアニュースのツイートより）。
  • 実在の刀剣を紹介する番組「刀剣乱舞 おっきいこんのすけの刀剣散歩」ではこの展示に際して第11回は山姥切国広を紹介しているが、所有者が山姥切国広に関する展示等に金銭が絡むことを固辞しているため、配信や円盤収録はされていない。

• 2022年2月11日（金・祝）～2022年3月27日（日）　足利市立美術館
  • 前回より4年ぶりの展示予定。開始前のため刀剣展示情報も参照のこと。
    
    

キャラクターデザイン

• デザインを担当した⑪氏のtwitterにて、後姿（ほぼ布）と右肩と左肩のデザインが公開されていた。
  • 2015年7月19日に削除された模様。尚、現在はTwitter自体から撤収済みである。同時期にブログを開設している。
• 普段は布を被っているため見えないが、つむじから一房のアホ毛が生えている。ただし一般的なアホ毛ほど立っておらず、布が脱げた場面でもほとんど目立たない。
• サービス開始に先立ち全身画像が公開されている。（公式ツイッター本丸通信より）
• サービス開始カウントダウンイラスト（公式Twitter本丸通信より）
• 描き下ろしポスター（ビーズログ編集部Twitterより）
• 刀剣乱舞一周年記念イラスト（公式Twitter本丸通信より）
• 展示記念イラスト（公式Twitter本丸通信より）
• ビーズログ5号連続描き下ろしイラスト連載企画 第2弾（ミドロ氏によるイラスト）（ビーズログ編集部Twitterより）
  　※Twitterでは11月号と書かれているが、1月号のミスと思われる
• 極実装と山姥切長義の実装記念描き下ろしイラスト（公式Twitter本丸通信より）
• 新たな装い（第七弾）（公式Twitterより）
• くろのすけの本丸視察 三十四（公式Twitter本丸通信より）
  
  

コメントとか……するな

鍛刀成果の報告はレシピ報告内にあるコメント欄に、
ドロップ報告に関してはステージドロップ内にあるコメント欄にて行なっていただけると幸いです。
2015/02/02に設定されました当wikiガイドラインに基づき、入手・ダブり報告【のみ】・未入手の愚痴【のみ】のコメントはおやめ下さい。
書き込む際に今一度ガイドラインを守るよう心掛けて下さい。雑談や二次創作（キャラクター萌）のコメントは雑談用掲示板へ。

• そら、旧ログ１はこっちだぞ
• ……何だその目は。旧ログ２が気になると？
• 旧ログ３なんか見せびらかしてどうするんだ
• 旧ログ４だな。ガイドラインは確認しろ
• 旧ログ5と旧ログ6だ、これでいいだろう