Be 5/6 Cobra

Last-modified: 2021-05-26 (水) 16:53:37

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開発国年代駆動方式馬力最高速度定員寿命色の変更
スイス2001年~(現役)電気625kW60km/h45名40年

ゲーム内説明

  • 低床連結路面電車のCobra(コブラ)は、ジョイント部を"くねらせ"ながら街中を進む姿にちなんで名付けられました。

概要

  • 通常プレイにおいては全トラム中最大の定員を誇る車両です。ヨーロッパ・アメリカ・アジアの3車両群のすべてに登場します。
  • 特筆すべきはやはり定員で、1車両でバス2.5台分という破格の定員により、需要の大きい路線の混雑緩和に大きく貢献してくれます。都市内トラム・都市間トラムのどちらでも、既存のトラム車両を本車両に置き換える価値は十分にあるでしょう。
  • 一方で、長さは36mと、バス/トラム駅で設置時に選択できる30mの乗り場でも若干長さが足りていません。停車できないわけではありませんが、30m乗り場では停止時に急に車体が直線になるような動きをします。そのようなムーブが気に入らないなら、乗り場の長さを40mに伸ばしましょう。

史実

[添付]

  • チューリッヒ市交通局(VBZ=Verkehrsbetriebe Zurich)は、1980年代末から90年代初頭に登場した100%低床トラムに強い関心を寄せていました。一方で、当時スイスに存在していた車両部品メーカーの事業体「Zuri-Tramコンソーシアム」においても、チューリッヒとバーゼルの路面電車向けの次期車両として低床トラムの受注を獲得すべく、1992年からベルンのトラム車両を購入して改造を行い、様々なテストやデモンストレーションを実施していました。
    • 当時、低床の新型車の開発はまさに「ブーム」と呼ぶべき状況にあり、1990年から2000年にかけて、AEG(→ヘンシェル→アドトランツ→ボンバルディア・トランスポーテーション)がいわゆるブレーメン型、デュワグ(→シーメンス)がコンビ―ノ、アルストムはやや遅れてシタディスといった、現在にもつながる低床車両を開発しています。これらのメーカーもチューリッヒやバーゼルに売り込みをかけており、またノウハウを得るためにカッコ書きのように買収や合併を繰り返したため、ヨーロッパの車両製造業界は混沌とした状況下にありました。Zuri-Tramコンソーシアム構成企業も、2000年代前半までに、大部分はボンバルディアに、一部はアルストムに吸収されています。
  • VBZは、最終的にはコンソーシアムの車両を採用することを決定し、1996年にプロトタイプとして6両の発注を行いました。主要なメーカーがボンバルディアとアルストムに吸収されたこともあり、製造はボンバルディアとアルストムが担当し、2001年から試験運行を開始しました。初期にはいくつかの深刻な不具合が発生したため、その解決のために営業運転からはすぐに外れましたが、翌2002年内にはほぼ解決し、2003年より定期運行されています。
  • 元の計画ではプロトタイプ6両+1次11両+2次58両の導入が計画されていましたが、2次発注分については契約は締結されていませんでした。しかし、上述の不具合によりスケジュールに遅延が生じたため、2004年に2次58両を取り消して1次に上乗せする形で、量産型の1次発注として改めて68両の契約が締結されました(計画からは1両減)。2005年にはオプション契約として最大35両を追加購入できる契約を新たに締結し、2007年にこの契約に基づいて14両の追加が行われました。また、プロトタイプの6両は順次量産型に合わせて改修作業が行われました。総生産数は88両になります。
    • 本車両によって、1976年に導入されたBe 4/6 "Tram2000"より前の旧型車両を置き替えました。本ゲームに登場するBe 4/6 Mirageも置き換えられましたが、その後の路線延長による増分を補うために、博物館行きになっていた2編成だけが復帰しています。
  • スイスの命名基準では、5/6は6軸(12車輪)車体で5軸(10車輪)が駆動軸であることを表しますが、Be 5/6は超低床(床面が35cm以下)を実現するために左右独立車輪となっており、また車体右側のみ扉が設けられている関係上、右側は扉によってモーターの配置に難がありました。そのため、左車輪は全車輪が駆動車輪となっており、右車輪は中央寄りの2車輪は付随車輪、残りの4車輪が駆動車輪となっています。平均すれば5/6となるため、そのように命名されています。
    • Bは二等車、eは電気駆動、Cobraはその挙動からつけられた愛称です。

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