Tag: カポエラー かくとう ねこだまし いかく がむしゃら フェイント ワイドガード ファストガード
目次
基本データ
ポケモン | タイプ | 能力 | 特性 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
タイプ1 | タイプ2 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 特性1 | 特性2 | 隠れ特性 | |
カポエラー | かくとう | 50 | 95 | 95 | 35 | 110 | 70 | いかく | テクニシャン | ふくつのこころ |
概要
他ルールではなかなか見ないポケモンの一匹。
特性『いかく*1』と『ねこだまし』『ワイドガード』『フェイント』等の補助技で味方のサポートを得意とする。
かくとう技も高威力の『インファイト』を覚えるため、最低限の打点を持っている。ただし、H252メガガルーラにはほぼ耐えられる程度の火力。
トリプルバトル初心者向けポケモンの一匹として挙げられるがステータスが低め、攻撃範囲が狭いと欠点も多い。
カポエラー自身は敵を倒すのは得意ではないのでサポートを受ける味方選びが重要になる。
採用理由や固有の能力
- 特性「いかく」によるパーティ全体の物理耐久の底上げ。
- 「ねこだまし」による妨害。
- 「ワイドガード」による範囲技からの防御。
- 「フェイント」による「ワイドガード」や「まもる」の解除。
- 上記のサポート系の特性や技をまとめて持てるため、攻撃寄りのポケモンを多く採用しやすい。
- ガルーラ、バンギラス等へのかくとう技の打点。
似た役割を持つポケモン
「いかく」「ねこだまし」「ワイドガード」の両立はカポエラーしかいない。
- ドーブル:
全ての技を使用できる。特性いかくは持たないが範囲催眠技のダークホールを覚えるため、カポエラーと違い放置されづらい。 - ハリテヤマ:
ねこだましを覚えるかくとうタイプ。いかくは無いが種族値が高く、広い技範囲を持ち、カポエラーとほぼ同様の補助技を覚える。 - ズルズキン:
ねこだましを覚えて、特性「いかく」のかくとうタイプ。
「ワイドガード」「インファイト」「フェイント」は無いがハリテヤマ同様技範囲が広く、タイプ一致であくタイプの技が使えて、「よこどり」「ちょうはつ」「バークアウト」と変わった技が使える。
技
技名 | 説明 | 採用率 |
---|---|---|
ねこだまし | 便利な妨害技。カポエラーの大きな採用理由その1。 | 97% |
ワイドガード | 範囲技への対抗手段。カポエラーの大きな採用理由その2。 | 94% |
インファイト | 威力が安定して高い、かくとう技。耐久ダウンのデメリットも頻繁に交代するならそこまで気にならない。 | 87% |
フェイント | 特に味方の範囲技と相性が良い。カポエラーの「ねこだまし」読みの「まもる」にも刺さる。 | 76% |
採用率を見て分かるように、カポエラーは上に挙げた4つの技構成がほとんど。
まずはこの4つの技をベースに考えよう。パーティによっては下記の技と入れ替えになる。
大体フェイントとの入れ替えになる。
技名 | 説明 | 採用率 |
---|---|---|
ファストガード | カポエラー自身が遅いため、相手の「ねこだまし」を防げる状況は限られてくる。 最も輝くのはファイアローを前にしたとき。味方や自身をブレイブバードから守ることができる。 | 17% |
みきり | カポエラーが危ない盤面で居座ることが出来るが、どちらかというと、そういった盤面では交代した方がいいか。 例外としてほろびのうたパーティでは積極的に採用される。 | 6.4% |
まもる | 1.6% | |
かわらわり | インファイトとの選択技。相手の「ひかりのかべ」「リフレクター」の対策になるが、威力はかなり低い。 | 4.9% |
てだすけ | 味方1体の火力を1.5倍にする。かくとう技の通りが悪くても仕事が出来る。 ねこだましよりも技の優先度が高く怯むより前に出すことが出来る。 | 4.7% |
採用頻度の低い技
技名 | 説明 | 採用率 |
---|---|---|
マッハパンチ | 一致物理先制技。テクニシャン補正で高威力先制技に。カポエラーの火力には元々期待しないためフェイントが優先されがち。 | 2.9% |
バレットパンチ | ゴーストタイプに無効化されない先制技。ニンフィア・アマルルガ等の「じゃくてんほけん」の起動にも使える。 | 1.4% |
がむしゃら | 低レベル運用時にトリックルーム下で相手を削る型にて必須。 | 0.8% |
いわなだれ | かくとう技半減のひこう相手への打点になる物理範囲技。 | 0.8% |
けたぐり | 相手の体重に威力を依存する一致物理技。 インファイトと違いデメリットはないが多くの相手に対しては威力が下がり、特にメガガルーラへの威力が下がるのが痛い。 | 0.7% |
なりきり | 味方の天候系特性の再起動、「もらいび」「ちょすい」「ちくでん」等の技無効特性をコピーする等の用途で。 | 0.6% |
とびひざげり | インファイトより威力は高いが、相手の「まもる」やゴーストタイプへの交代をされると外して反動ダメージを受ける。 | 0.4% |
ストーンエッジ | 高威力命中難いわ物理技。いわなだれと選択。 | 0.4% |
しんくうは | タマゴ技。特殊先制技。低ダメージで味方の「じゃくてんほけん」を起動。 | -% |
もちもの
もちもの | 説明 | 採用率 |
---|---|---|
だっしゅつボタン | 「いかく」や「ねこだまし」との相性が良い。インファイトやムーブをする際に裏目に出ることもあるので要注意。 | 40.0% |
ラムのみ | ドーブルのダークホール対策に。フェイントがあれば、きあいのタスキ持ちでも安心。 | 26.7% |
カゴのみ | 9.0% | |
オボンのみ | カポエラーの少々心許ない耐久を上げる。 | 9.1% |
ゴツゴツメット | カポエラーよりも速いポケモンの「ねこだまし」に刺さる。特にガルーラを意識するなら。 | 2.5% |
調整
カポエラーは攻撃耐久素早さそれぞれに振るメリットのあるポケモンなため、性格や努力値の選択肢は多岐に渡る。
ダメージ計算をしたりすばやさ早見表のページも見ながら、配分を考えよう。
面倒ならHに252振って残りを適当にドーピングアイテムで振っても良い。
XYの記事だがこちらも参考になるだろう。持ち物や技の考察も載っている。
XYトリプル カポエラーいろいろ-たぶログ
- 耐久振り
性 格:しんちょう
努力値:252-4-132-0-76-44
実数値:157-116-132-X-154-96
HB:A146いのちのたまファイアローのA-1ブレイブバード ≒ A194いのちのたまキリキザンのA+1アイアンヘッドを確定耐え
HD:C222ギルガルドのシャドーボールを確定2耐え
S:残り
不利な盤面で強引な居座りもできるが、こだわりハチマキファイアローのブレイブバード、こだわりメガネニンフィアのハイパーボイスなど無理なものは無理。
- 素早さ振り
性 格:ようき
努力値:252-60-4-0-4-188
実数値:157-123-116-X-131-125
A:インファイトで無振りバンギラスをいかく込み高乱数1発(93.6%)
S:最速バンギラス+1
耐久をかなり削っているので注意したい。
副産物として、いかく順で遅い霊獣ランドロスを判別できる。
型考察
基本型
特 性:いかく
性 格:しんちょう
技構成:インファイト/ねこだまし/ワイドガード/フェイント
持ち物:ラムのみ
調整について
能力 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 |
---|---|---|---|---|---|---|
努力値 | 252 | 4 | 132 | 0 | 76 | 44 |
実数値 | 157 | 116 | 132 | -- | 154 | 96 |
使用感
いかくと補助技で味方のサポートをメインにしつつ、時にインファイトで攻撃する。
カポエラーは交代すれば、「いかく」と「ねこだまし」を再利用出来るため、HPが残り少なくても交代の余地があることは覚えておこう。
技はいずれも優秀だが、行動を読まれやすく打点が低いため放置されやすいのが欠点。
同じ構築に入れたいポケモン
- ニンフィアなどの範囲アタッカー:
いかくで耐久をフォロー、ねこだましで苦手なポケモンを止める、フェイントでまもるやワイドガードを解除と至れり尽くせりのサポートができる。
カポエラー自身の打点が低いため、範囲攻撃を通して2匹分のダメージを稼ぎたい。 - ヒードラン・ギルガルドなど耐性の多いポケモン:
カポエラーは控えに交代することが多いため、引き先が多いと便利。 - ゴチルゼル・メガゲンガー:
かげふみによって交代を封じることができるため、いかくやねこだましによるサポートが無駄になりにくい。
ほろびのうた展開のサポートとして特に有用。
構築サンプル集
- トリプル シーズン5 「ガルーラニンフィア」 レート2034 (最終1位)(マイガキ。さん)
メガガルーラ/ニンフィア/ファイアロー/ヒードラン/トリトドン/カポエラー - 【トリプル】バンドリマンダ (いえすたでーさん)
バンギラス/ドリュウズ/メガボーマンダ/ヒートロトム/モロバレル/カポエラー - ポケモンoras トリプル構築 メガバクーダ入り(モルフさん)
メガバクーダ/ユキノオー/ブルンゲル/ドラミドロ/ドーブル/カポエラー
その他情報
特性の発動順について
最初に3匹ずつポケモンを出す時など、一斉に複数のポケモンが場に出たとき、「いかく」や「あめふらし」などの場に出た時に発動する特性は素早さの高い順に発動する。(トリックルーム中は低い順。また「きんちょうかん」は例外)
つまり最初にカポエラーを繰り出した場合、相手のバンギラスやニョロトノ等とのS関係を把握することができる。
ここで大事になるのは相手もカポエラーを出したとき。
お互いのカポエラーのS関係が分かるため、同速でなければ「こちらのカポエラーが相手のカポエラーにねこだましを打って止めれるか」を判断する材料になる。
進化方法について
カポエラーはバルキーが「レベル20以上のとき攻撃と防御の数値が同じ」であれば進化するという少々面倒くさい進化方法になっている。
バルキーは攻撃種族値=防御種族値なため、「しんちょう」や「ようき」など攻撃か防御に補正がかからない性格であればハピナス基地でレベルを上げればそのまま進化できる。
問題なのは「いじっぱり」や「わんぱく」といった攻撃や防御に補正がかかるパターンで、この場合あらかじめ努力値で調整しておく必要がある。
レベル20から24の間で進化させる場合、補正が掛かっていない方の能力値に努力値を40振ると攻撃と防御が同じになるので目安にすると良い。
タマゴわざ等について
タマゴわざはそこまで重要なものはないので、基本的にスルーで良い。
(てだすけはバルキー初期習得or教え技、フェイントはカポエラーレベル技)
ただし、ねこだましはバルキーの段階でしか覚えないため、間違えて消してしまうと思い出すことができないので注意。
関連ページ
参考リンク
もみじさん(Lv21型採用) vs あとりさん(Lv50型採用)の動画があります。
コメント
- 採用頻度の低い技の欄を独断で整理しました。 -- なわたけい? 2022-12-30 (金) 12:10:27