ガルーラ

Last-modified: 2023-07-04 (火) 23:55:30

Tag: ガルーラ メガガルーラ メガシンカ ノーマル せいしんりょく ねこだまし 先制技 連続技

目次

基本データ

ポケモンタイプ能力特性
タイプ1タイプ2HP攻撃防御特攻特防素早特性1特性2隠れ特性
ガルーラノーマル1059580408090はやおききもったませいしんりょく
メガガルーラノーマル10512510060100100おやこあい

ポケモン徹底攻略

概要

メガシンカ獲得により一気に環境の頂点に君臨した。
特性『おやこあい』は攻撃技を放った際本体の0.5倍の追加攻撃を発生させる。
いわなだれ等の範囲技には適用されないものの、低耐久ポケモンのきあいのタスキを貫通して倒したり、『グロウパンチ』を筆頭に追加効果を2回発生させたりと、単なる火力増強に留まらない極めて強力な特性である。
耐久水準も高く、HPに振るとひかえめこだわりメガネサザンドラのりゅうせいぐんや、ようきゴウカザルのインファイトを耐えることができる。
素早さは100族で、テラキオンメガボーマンダ・特性すいすい等天候エースを除く環境の多くのポケモンを上回る。

味方のサポートとして構築に欠かせない『ねこだまし』を筆頭に、技も優秀なものが揃っている。
メインウェポンは『おんがえし』(やつあたり)または『すてみタックル』で、等倍範囲の広いノーマル技を高火力で打つことができる。
サブウェポンははがね・いわタイプへのダメージを意識した『けたぐり』、自身をエースとして立てる『グロウパンチ』が代表的であるが、HP管理が狙える『ドレインパンチ』や霊獣ランドロスを早期処理する『れいとうパンチ』など選択肢は広い。
強力な先制技である『ふいうち』も使用することができる。
このように全てのステータスが高く技の選択肢も多いため、カスタマイズ性能が非常に高い。

メガシンカ前の特性は主に『きもったま』と『せいしんりょく』が使われる。
きもったまはゴーストタイプにノーマル・かくとう技が通る特性で、特にゴーストタイプのトリックルームをねこだましで阻止することができる。
せいしんりょくには六世代の時点では特性いかくを無効にする効果はついていないものの、相手のねこだましで怯むことなくこちらのねこだましを確実に通すことができる。

採用理由や固有の能力

  • 特性おやこあいの効果で、単体攻撃技を打ったときに本体の0.5倍の追加攻撃が発生する。また、連続攻撃なのできあいのタスキを貫通する。
    ようきすてみタックルの火力はH振りニンフィアを確定1発にするほどで、S種族値100から対面のポケモンを1体ずつ倒していくアタッカーとして運用される。
  • ねこだましを覚えるので、味方のS操作などを補助した後に、交代なしでそのまま攻め込むことができる。
    一致補正とおやこあいの追加攻撃が両方乗るため、ねこだまし自体の火力もバカにならず調整崩しの側面も持つ。
  • 元々のS種族値の高さとメガシンカ前の特性が優秀なので、初手のねこだましの打ち合いに強いねこだまし役と言える。

『おやこあい』の仕様について

  • ダブルバトルやトリプルバトル(および第七世代のバトルロイヤル)では、『おやこあい』は原則として単体攻撃のみ適用され、範囲技を使用した場合は1度だけの攻撃となる。そのため、メガシンカを想定した運用の場合、『じしん』『いわなだれ』等範囲技を覚えさせることは稀である。
  • ただし、味方を巻き込む技を使う場合に自分フィールドにガルーラのみでかつ相手フィールドに1体だけ存在するとき、味方を巻き込まない技の場合相手フィールドに1体しかいない場合は単体攻撃扱いになる(範囲技がダブルダメージではなくシングルダメージになる)ため、『おやこあい』が適用される。
  • 技を選択したときに相手フィールド上に複数体ポケモンがいても、メガガルーラが技を使用する際に相手フィールドに1体しかいなければ単体技扱いとなる。

似た役割を持つポケモン

代替不能な突出した性能を持つため、なし。
逆にメガシンカをガルーラに割かない場合に理由が必要となる。

特性

メガシンカ前の特性について。

特性説明採用率
きもったまねこだましでゴーストタイプのポケモンを止めることができる。トリックルームの阻止を意識するならば。70.58%
せいしんりょくねこだましの打ち合いに強くなれる。
ルンパッパやこだわりスカーフドーブルコジョンドのようなガルーラよりも速いねこだまし持ちと対面したときに、ガルーラ方向のねこだましを咎めることができる。
25.56%
はやおきねむり状態になっても2倍の早さで目覚める。「ふみん」「やるき」と異なり、催眠耐性がある訳ではないので非推奨。3.86%

優先度の高い技

説明採用率
ねこだまし場に出た直後のターンのみ確定で相手を怯ませる技。タイプ一致とおやこあいにより他のポケモンのねこだましとは別次元の打点なので、単純な削りとしても計算に入れられる。
この技があるので先発適性が高い。
①ねこだましで相手を止めて味方のS操作や範囲技を通す択と、
②すてみタックルで正面を倒す択の強力な二択を仕掛けられる。
相手は初手でいかくを入れて②の選択をケアしつつ①の択に対応する必要を強いられる。
95%
まもる主にねこだましと選択。グロウパンチ型で、積んだ後に集中されやすいのであると便利。12%
ふいうち六世代時点では威力80の先制技。おやこあい込みで威力120相当なので、先制技とは思えない火力を出す。
討ち漏らしの処理や、Sの負けている低耐久ポケモンを大きく削りたいとき、味方の先制技と合わせて高速エースやトリックルーム下のエースを処理するような動きができる。
ノーマルかくとう打点が通らないゴーストタイプに抜群で通る。
75%

タイプ一致の攻撃技

説明採用率
すてみタックルタイプ一致のメインウエポン。
反動でダメージを負うが、命中100で連打できる技のうち最も火力が高い。
おやこあい込みの超火力をもって相手を上から一撃で倒す、というメガガルーラの強みを最も引き出せる。
61%
おんがえしメインウエポンの候補。
すてみタックルより火力が低いが、反動ダメージが無いのでメガガルーラの耐久を生かせる。グロウパンチ型で採用されることが多い。
32%
やつあたりおんがえしと基本的に同じ。
なつき度最大のメタモンやドーブルに「へんしん」されたときに威力が1となる。
2.5%

タイプ不一致の攻撃技

説明採用率
けたぐりノーマル技を半減するいわ・はがねタイプに抜群を突くサブウェポン。
相手の重さで威力が変わるが、役割対象のポケモンは重いポケモンが多いので高打点を通せるケースが多い。
ミラーでの最高打点(威力100)。ちなみに、メガシンカ前のガルーラには威力80になる。
60%
グロウパンチ積み技。おやこあいの効果でAが2段階上昇する。いかくポケモンの後出しでの受けを成立させない。
一度積めば等倍で受けることがほぼ不可能な打点を持つので、複数対象の技を持たないにもかかわらずいかりのこなやねこだましで介助する価値がある。
27%
かみくだくあく弱点の相手を能動的に削れる技。主にほろびのうたパーティのメガゲンガーゴチルゼルのような、攻撃してこないゴースト・エスパータイプを殴りにいきたいときに採用される。おやこあい補正でBを32%の確率でダウン。7.2%

採用頻度の低い技

説明採用率
れいとうパンチいかくを撒きに後出しされやすい霊獣ランドロスをいかく込みで一撃で倒せる。おやこあい補正で「こおり」追加確率19%。
こだわりスカーフの場合、交代のタイミングで当てないと上からとんぼがえりで逃げられてしまうので注意。
5.8%
ドレインパンチけたぐりより威力が低い場面の方が多くはがねポケモンへの遂行が遅くなってしまうが、体力を回復することで相手の計算をずらせる場合がある。
1ターン生存するだけでゲームをひっくり返せるポケモンなので、その回復で生存できる場面が想定できるならば強い。
2.2%
てだすけトリックルームされてしまった時、ガルーラが縛られている状況でも味方をサポートできる。1.7%
からげんき「やけど」「どく」「まひ」にされた時の反撃手段になるが、通常時は威力に劣るため、採用の優先度は低い。1.0%
アームハンマーおやこあい適用で一回使うたびに自分のSが必ず2段階下がる威力100かくとう物理技。
打ち逃げ用or敢えてトリックルームパーティで起用する場合に。
命中不安で外れるので注意
0.8%
かわらわり命中安定だが低威力のかくとう技。壁を嫌う場合に。0.7%
ひみつのちから非接触物理一致技。おやこあい関係なく追加効果(通常はまひ)の発生率は30%固定。
接触時に状態異常を起こす特性やゴツゴツメットの対策にはなる。
ちなみにシーズン17ORASシングルでは採用率45%(2位)だった。
0.5%
ほのおのパンチはがねタイプへの遂行技。おやこあい補正で「やけど」追加確率19%。
かくとう技と違ってギルガルドを削れるが、ヒードランに触れなくなる。
0.5%
ギガインパクトすてみタックル耐え調整の相手の計算をずらして強引に落としたい場合に。-%
かみつくあく物理技。低威力だが、おやこあい補正で「ひるみ」追加確率51%。強引にトリックルームを止めることができなくもない。-%
がむしゃらレベル1型用。メガガルーラを採用できなくなるのが痛いが、レベル1型そのものは十分実用に耐える。-%
かたきうち前のターンに味方のポケモンが倒れていた場合、威力が倍の140となる。
劣勢からの打開だけでなく、あえてひんしになる技と組み合わせることも。
-%

範囲技も覚えるが、「おやこあい」の対象外のため採用する優先度がかなり落ちる。

過去作限定の技

技名説明
のしかかり第3世代教え技限定。一致物理技。低威力だが、おやこあい補正で「まひ」追加確率51%。ちいさくなる状態の相手に必中&2倍のダメージ。
ちきゅうなげ第3世代教え技限定。おやこあいが威力1.5倍ではない形で適用され、HPをLv50×2=100削る。
ずつきHGSS教え技限定。一致物理技。低威力だが、おやこあい補正で「ひるみ」追加確率51%。
味方が「まひ」させていると強烈な行動阻害になる。
どろかけEm/Pt/HGSS教え技限定。じめん特殊技で低威力だが、おやこあい補正で命中率を必ず2段階下げる。
相手の技を強引に回避したい場合に。
うたうXD個体限定。音技なのでみがわりを貫通する催眠技。味方の「じゅうりょく」などがあると使いやすい。

もちもの

もちもの説明採用率
ガルーラナイトメガシンカするために必須。メガシンカ偽装でもしない限りこれ一択。98.78%

調整

  • 最速アタッカー用
    性格:ようき
    努力値:H4 A252 S252
    実数値:H181 A177 B120 C72 D120 S167(メガシンカ後)
    • A:
      振り切り。
      HB202-85ニンフィア(H252振り)を「すてみタックル」で確定1発
      HB198-126ヒードラン(H252振り)を威力120「けたぐり」で92.58%の乱数1発
    • S:
      最速100族。
      縛り範囲を広くしている。
  • ミラー意識耐久調整
    性格:ようき
    努力値:H84 A156 B4 D12 S252
    実数値:H191 A165 B121 C72 D122 S167
    • A:
      残り。
    • HB:
      A177(補正なし252振り)メガガルーラのおやこあい込み・威力100「けたぐり」を79.76%で耐え
      A216(補正あり252振り)霊獣ランドロスの「ばかぢから」を93.70%で耐え
    • HD:
      C205メガカメックスのメガランチャー込み「はどうだん」を確定耐え
      C161いのちのたまキングドラの雨「ハイドロポンプ」を確定耐え(参考値)
    • S:
      最速
      →いかくなしでメガガルーラ対面で行動保証が付くため、相手のガルーラにねこだましを打たずにすてみタックルで横のポケモンを倒しに行ける。
  • 高火力耐久型
    性格:いじっぱり
    努力値:H252 A252 S4
    実数値:212-194-120-72-120-121

型考察

最速アタッカー型

持ち物:ガルーラナイト
特 性:きもったま → おやこあい
性 格:ようき
技構成:すてみタックル / ねこだまし / ふいうち / けたぐり

調整について

能力HP攻撃防御特攻特防素早
努力値4252000252
実数値181147100-100156
メガ後181177120-120167

使用感

S100族よりも速いポケモン、一致かくとう技や超高火力技で倒せるポケモン、ゴーストタイプのポケモンを除けば、ほぼ全ての対面が有利。
ただし範囲技を持たず同時に複数のポケモンを倒すことはできないため、味方のためにメガガルーラは誰を優先して倒せばいいのかを考える必要がある。
メガガルーラを脅かすごく一部のポケモンを把握しておけば、安全に相手の頭数を減らせる。
行動回数を稼ぐことが勝利に直結するポケモンなので、味方のポケモンで上手く守りたい。
初手に出して、序盤から積極的に動かしていき、こちらの詰め筋が苦手とするポケモンを倒していく運用が強力。
逆にメガガルーラの苦手なポケモンを味方が倒していって、メガガルーラが残りを上から倒していく勝ち筋も強力。

同じ構築に入れたいポケモン

グロウパンチ型

持ち物:ガルーラナイト
特 性:きもったま → おやこあい
性 格:ようき
技構成:おんがえし / グロウパンチ / ふいうち / まもる

調整について

能力HP攻撃防御特攻特防素早
努力値2126844020164
実数値207124106-103144
メガ後207154126-123155

S:最速ドリュウズ+1

使用感

基本的にはグロウパンチを持たないガルーラと同じく動かす。
相手がいかくを投げたタイミングなど、グロウパンチを積めるタイミングがあれば積み、メガガルーラの攻撃を耐える想定のポケモンたちを薙ぎ倒していく。
グロウパンチを使うターンや、使った後に狙われる場面が多いので、ねこだましやいかく、ひかりのかべ、いかりのこな、このゆびとまれなどでメガガルーラをサポートできる構築にしたい。

同じ構築に入れたいポケモン

  • ねこだましを使えるポケモン:
    メガガルーラがエース運用前提となり、ねこだまし役として運用しにくい型なので、他に用意したい。メガガルーラを補助できるとなお良い。
  • メガガルーラを守れるポケモン:
    通常の型以上に、一回の行動のアドバンテージが大きいので、行動回数を稼がせたい。
    このゆびとまれやいかりのこなで直接守るほか、ひかりのかべやいかく、フレンドガード、いやしのはどうなどで耐久を底上げする手段もある。

こだわりスカーフ型

持ち物:こだわりスカーフ
特 性:きもったま
性 格:せっかち
技構成:すてみタックル / ねこだまし / ふいうち / 自由枠

調整について

倒されやすくするため、耐久の個体値は下げるのが望ましい。
下記の実数値はHBDの個体値が0のもの。

能力HP攻撃防御特攻特防素早
努力値0252000252
実数値16514776-85156

使用感

スカーフドーブルに先行してねこだましを撃てる奇襲型。
ゴーストタイプも止めることができ、ガルーラ自身のヘイトが高いため退場しやすく、場づくりする味方を守りやすい。
ガルーラを退場させつつトリックルーム、次のターンからフェイントなどで補助しつつ範囲攻撃で制圧する動きが強い。

同じ構築に入れたいポケモン

  • 味方を巻き込む範囲攻撃ができるポケモン:
    この型のガルーラは居座っても何もできないので、さっさと退場する必要がある。相手に倒してもらう前提なのは安定しないので、相手を削りながら能動的に退場させることができる全体攻撃は相性が良い。例:霊獣ランドロス・バクオングなど。
  • トリックルームが使えるポケモン:
    このガルーラはねこだましを一発当てるためだけに存在するので、場づくりはなるべく少ない手順で完了するのが良い。トリックルームは一手で勝利を引き寄せる強力な素早さ操作なので相性が良い。例:ムシャーナクレセリアブルンゲルなど。

構築サンプル集

その他情報

タマゴわざについて

「すてみタックル」はフシギダネ・カラカラ・ココドラ・カチコールなどから遺伝できる。
「がむしゃら」は教え技で習得できる。
「アームハンマー」はサイドン・ラグラージなどから遺伝できる。

隠れ特性について

ガルーラの隠れ特性「せいしんりょく」は、ポケモンドリームワールド(現在はサービス終了)限定。
欲しい場合は孵化余りを譲ってもらおう。

関連ページ

参考リンク

何かあれば

コメント

  • ねこだましの項でメガシンカ前の肝っ玉を生かしゴーストタイプにもねこだましを当てられることを追記してはどうでしょうか -- 2021-12-09 (木) 08:27:10
  • かみくだくを使用率が低くない側の位置に移動しました。使用率が低い技の列挙が長すぎるので折りたたみました。 -- 秋桜? 2022-10-03 (月) 19:52:16
  • 採用率の低いもちものの羅列が無駄に長すぎる上、真面目な考察もなされていないように見えるのでコメントアウトしました。ガルーラナイト以外の選択肢の有用性が本当に分かる人には是非書いてほしいです(なしではないと思うアイテムもいくつかあるので……)。 -- れうに? 2022-10-05 (水) 15:29:16
  • トリプル配信者のパデックさんが使っていたこだわりスカーフガルーラはかなり完成度高かったように見えました。パーティによっては選択肢に入るかもしれません。 -- 2022-11-23 (水) 00:04:18
  • まもるの解説について、まもるは不意打ちとの選択ではなく猫騙しとの選択ではないでしょうか?グロパン型で集中を防ぐために採用する、と考えるとグロパンとの相性がいい不意打ちは必須で、居座るため猫騙しの重要度が低くなるように思えます。型サンプルも猫抜きです。 -- なわたけい? 2022-12-28 (水) 19:20:20
    • 移動する際に確認が抜けてました。すみません。 -- 2022-12-28 (水) 19:52:19