Tag: ナットレイ くさ はがね トリルアタッカー じゅうりょく なやみのタネ
目次
基本データ
ポケモン | タイプ | 能力 | 特性 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
タイプ1 | タイプ2 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 特性1 | 特性2 | 隠れ特性 | |
ナットレイ | くさ | はがね | 74 | 94 | 131 | 54 | 116 | 20 | てつのトゲ | きけんよち |
概要
第五世代出身の超鈍足ポケモン。シーズン17使用率53位。
はがね/くさ複合はナットレイ系列の固有タイプ。「やどりぎのタネ」を用いた詰め性能や良耐性を盾に繰り出す性能も併せ持つ。
全ポケモンでもとびぬけて素早さが低く「ジャイロボール」を高威力で扱う。物理打点持ちのはがねタイプアタッカーとしても強力。
ほのお弱点を補うことができる雨パーティや「しおふき」軸のパーティに採用されることが多い。
採用理由や固有の能力
- はがね/くさの複合によるフェアリー・雨パーティ耐性とそれを活かしきる耐久値
- トリックルーム中に追い抜けるポケモンが非常に限られるすばやさ20という遅さ
- 高耐久と優秀なタイプ、特性『てつのトゲ』*1による受け出しの適性
- 防御だけではなく、放置を許さない最低限の火力を備えている
似た役割を持つポケモン
- ギルガルド:
はがねタイプとして非常に汎用性が高いポケモン。ナットレイと違ってかくとうにも耐性があり、「ワイドガード」によって「しおふき」「じしん」耐性なども補うことができる。
ギルガルドの扱うことのできない高威力物理打点の「ジャイロボール」、「やどりぎのタネ」の詰め性能などで差別化したい。 - モロバレル:
フェアリー耐性のある鈍足くさタイプポケモン。ナットレイと違ってかくとうにも耐性があり、「いかりのこな」や「キノコのほうし」のサポート性能が強力。
主にアタッカー性能が差別点。こちらはフェアリータイプがサブウェポンとして使える事の多いエスパー技にも耐性があるのも利点。メガボーマンダ等のひこう技も等倍に抑えられる。 - キリキザン:
強い物理はがね打点として比較対象になる。キリキザンは「まけんき」により『いかく』で火力が下がらない点が優秀。
キリキザンはフェアリー耐性がなく耐久数値も低いため、ナットレイの耐性と数値による受け出し性能が差別化要素になる。 - シュバルゴ:
鈍足で、粉技無効耐性を持つ、はがねタイプの物理アタッカーという点で似ているポケモン。
こうげき種族値はシュバルゴのほうが高いが「ジャイロボール」を覚えない。「ジャイロボール」「パワーウィップ」の威力と技範囲があるためナットレイのほうがアタッカーとして優秀。
技
技名 | 説明 | 採用率 |
---|---|---|
ジャイロボール | タイプ一致。大半のニンフィアにも十分な火力が出る主力打点。 | 89% |
パワーウィップ | タイプ一致。こちらは主に対雨パーティの技。命中不安だが強力。 | 72% |
やどりぎのタネ | 定数ダメージによる吸収。使った後にムーブなどで入れ替わると、もともとナットレイが居た位置のポケモンが回復する。 | 66% |
まもる | 「たべのこし」や「やどりぎのタネ」と一緒に。 | 59% |
のろい | 物理面を強化して詰め性能を高めることができる。 Sダウンで最遅ポケモンに対してのジャイロボールの威力が上がる+トリックルーム下で行動順が上がるといった利点がある。 | 21% |
タネマシンガン | 命中安定でタイプ一致連続技。みがわり、トリトドン等の「リンドのみ」、レベル1ポケモンの「きあいのタスキ」対策になる。 | 20% |
はたきおとす | 有利対面から、相手の交代先のヒードランなどに刺さる。 | 19% |
アイアンヘッド | タイプ一致。追加効果の3割「ひるみ」を狙う場合だが、威力は物足りない。最遅ニンフィアにはこちらの方が火力が出る。 | 11% |
採用頻度の低い技
技名 | 説明 | 採用率 |
---|---|---|
みがわり | ニンフィアのハイパーボイスを半減できるので貫通されても被害は少なく済む。 | 8.1% |
じならし | 味方と相手のすばやさを下げる全体技だが、ナットレイ側のすばやさでは使っても相手を抜けないうえジャイロボールとの相性が悪い。どちらかというと味方のじゃくてんほけんを起動するための技か。 | 7.8% |
ねむる | HP全回復して場に残り続け役割を果たす。「カゴのみ」と採用率が同じ。 | 7.1% |
でんじは | 相手のすばやさを下げる手段として。ジャイロボールとの相性は悪いが、アイアンヘッドとの相性はいい。 | 4.6% |
タネばくだん | タイプ一致。命中安定。 | 3.0% |
ステルスロック | ナットレイを数ターンで倒せるメガリザードンY・ファイアロー・ファイヤーのような相手への嫌がらせに。 | 3.0% |
だいばくはつ | 自主退場用に。「こだわりハチマキ」を持たせる場合の選択肢にも。 | 2.2% |
どくどく | 耐久型の相手の削りに。 | 0.9% |
じゅうりょく | 高耐性で使える珍しいポケモン。ドサイドン軸でトリックルーム役の負担を減らしたい時などに。 | 0.8% |
つばめがえし | 対角に届く物理技として。 | -% |
つるぎのまい | 「のろい」よりも攻撃ランクの上昇数が多いため、いかくの繰り出しに対して強くなれる。 | -% |
もちもの
もちもの | 説明 | 採用率 |
---|---|---|
たべのこし | 弱点を貰わない限り居座り性能は高い。 | 58% |
ゴツゴツメット | シングルでもおなじみ。メガガルーラの接触技に合わせると凄まじいリターンになる。 | 17% |
カゴのみ | 「ねむる」と採用率が同じ。HP回復用だが、ダークホールを撃たれた時にも役立つ。 | 7.1% |
こだわりハチマキ | アタッカーにしたい場合。 | 4.1% |
いのちのたま | 撃ち分けもしたい場合だが、等倍だと火力が追いつかないか。 | 3.5% |
調整
- A
※技がジャイロボールの場合、記載が無い限りこちら側は最遅ナットレイとする。
また、1-2-3と並べて書いてある数字はそれぞれHP-ぼうぎょ-すばやさの実数値を表している。実数値 努力値 技 ダメージ 備考 114 無振り ジャイロボール 175-100-120メガサーナイト*2を確定1発(176~210) もちもの無し 201-87-80ニンフィア*3を確定2発(134~162) 125 無振り パワーウィップ 204-102マリルリを確定2発(168~198) 146 252振り ジャイロボール 181-120-167メガガルーラを確定2発(103~123) もちもの無し 160 252振り ジャイロボール 181-120-167メガガルーラを62.5%の乱数1発(169~201) こだわりハチマキ 201-117-81ニンフィア*4を確定1発(216~254) 195-95-58ニンフィア*5を81.3%の乱数1発(188~224) アイアンヘッド 171-85ニンフィアを93.8%の乱数1発(170~204) もちもの無し
- S
実数値 努力値 調整意図 22 無振り 最遅 25 無振り 準遅*6
型考察
たべのこし型
特 性:てつのとげ
性 格:ゆうかん
持ち物:たべのこし
技構成:ジャイロボール / パワーウィップ / まもる / やどりぎのタネ
調整について
能力 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 |
---|---|---|---|---|---|---|
努力値 | 252 | 252 | 0 | 0 | 4 | 0 |
実数値 | 181 | 160 | 151 | - | 137 | 22 |
使用感
ノーマル・みず・フェアリーなどに耐性があるため受けだし役として採用しやすい。
相手のほのお技持ちと対面しないように、周りで炎技持ちを倒しきるよう気を付ければ耐えて詰め筋になることもある。
「やどりぎのタネ」か「のろい」あたりの技があると相手メガクチートのふいうちを透かすことができるようになり、雨クチートパーティに対して非常に強くなる。
やどりぎのタネは交代戦をするうえでダメージソースとしても味方を回復させる手段としても活躍する。
同じ構築に入れたいポケモン
- ポケモン名 or ポケモンの特徴(例:特性いかくのポケモン、技ねこだましを覚えるポケモン):
説明を書く。
こだわりハチマキ型
特 性:てつのとげ
性 格:ゆうかん
持ち物:こだわりハチマキ
技構成:ジャイロボール / アイアンヘッド / パワーウィップ / タネばくだん
調整について
能力 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 |
---|---|---|---|---|---|---|
努力値 | 252 | 252 | 0 | 0 | 4 | 0 |
実数値 | 181 | 160 | 151 | - | 137 | 22 |
ゆうかんHA極振り、すばやさ個体値0。
HPに振るだけでステータス面では十分な硬さを誇り、かつジャイロボールのおかげでアタッカーとしても火力がある。
使用感
こだわりハチマキ型の場合、ジャイロボールでASメガガルーラを乱数1発の火力があるため等倍の耐久振りでないポケモンはほぼ確定1発にできる。
最遅ニンフィアなど最遅で採用されているポケモン全般に対しては「ジャイロボール」よりも「アイアンヘッド」のほうが威力が高い。
「パワーウィップ」と「タネばくだん」は命中に差があるため、必要な威力に応じて使い分ける。
対面にほのおタイプがいない場所に繰り出し、ほのおタイプが受け出ししてきそうな場所以外にジャイロボールを使ってざっくり相手の数を減らす動かし方ができる。
同じ構築に入れたいポケモン
- ポケモン名 or ポケモンの特徴(例:特性いかくのポケモン、技ねこだましを覚えるポケモン):
説明を書く。
構築サンプル集
その他情報
入手方法
テッシードはXYに出現する。ORASではテッシード、ナットレイは入手できない。
隠れ特性について
ナットレイの隠れ特性は「きけんよち」だが、テッシードの段階では通常特性と同じ「てつのトゲ」であり、進化させないと判別できない。
「きけんよち」のナットレイを育成する場合は、親にする個体も育成する個体も一度進化させて特性を確認する必要がある。
……だが、多くの場合問題になるのは「てつのトゲ」のナットレイを育成したい場合。
3枠目まで開放されたフレンドサファリで捕まえたテッシードは、「てつのトゲ」であっても隠れ特性の場合がある。
そのテッシードを親にして厳選をし、生まれた理想個体テッシードをナットレイに進化させてみたら「きけんよち」になってしまう場合があるので注意。
タマゴわざについて
「やどりぎのタネ」はフシギダネ・タマタマ・ハネッコ・ヒマナッツ・キノココ・ロゼリア・サボネア・ナエトル・チェリンボ・ツタージャ・モンメン・ボクレーなどから遺伝可能。
「タネマシンガン」はタマタマ・ハネッコ・キマワリなどから。
「アシッドボム」はヤブクロンなど。
関連ページ
参考リンク
何かあれば
コメント
- 採用率の低い技を纏めて畳み、採用率の低すぎる技を削除しました。 -- なわたけい? 2022-10-04 (火) 19:52:07
- 編集前は恐ろしいことに、ミラーショットが技の欄に載っていました。ミラーショットは威力が低い、命中が低い、物理向けのナットレイに合わないと単純に「弱い」技です。追加効果に目を向けても命中を下げる技ならフラッシュという選択肢があり、採用する意義が全く見えてきません。このような技を列挙しても初心者が混乱するだけです。やみくもに記述を追加するのはやめてください。 -- なわたけい? 2022-10-04 (火) 20:02:35
- 採用頻度の低い技から、使うことがあるかかなり怪しい技を削除しました。 -- なわたけい? 2022-12-12 (月) 01:30:42
- 型考察に食べ残し型を、使用頻度の低い技に「つるぎのまい」を書き足しました。「のろい」と同じくらい「つるぎのまい」も強いと思うんですけど、「つるぎのまい」は全く使用されていないんですね。 -- こすもす? 2023-04-02 (日) 12:46:35