対角の使い方

Last-modified: 2023-07-04 (火) 23:55:47

対角とは

自分の右端(左端)のポケモンから見て相手の左端(右端)のポケモンのことである。
通常攻撃及び範囲攻撃の対象にならないが、ひこう技・波動技は届く。

遠隔技一覧

わざ名タイプ威力命中PP分類優先度範囲効果
あくのはどうあく8010015特殊0自分以外の1体を選択(遠隔)20%の確率で相手をひるませる。
アクロバット?ひこう5510015物理0自分以外の1体を選択(遠隔)自分が『もちもの』を持っていない時、威力が2倍になる。
いやしのはどうエスパー--10変化0自分以外の1体を選択(遠隔)最大HPの1/2を回復する。
エアスラッシュひこう759515特殊0自分以外の1体を選択(遠隔)30%の確率で相手をひるませる。
エアロブラストひこう100955特殊0自分以外の1体を選択(遠隔)急所に当たりやすい。
おしゃべりひこう6510020特殊0自分以外の1体を選択(遠隔)100%の確率で相手を『こんらん』状態にする。相手の『みがわり』状態を貫通する。
かぜおこしひこう4010035特殊0自分以外の1体を選択(遠隔)相手が技『そらをとぶ』『とびはねる』『フリーフォール』を使っている時でも命中し、その場合威力が2倍になる。
ガリョウテンセイひこう1201005物理0自分以外の1体を選択(遠隔)100%の確率で自分の『ぼうぎょ』『とくぼう』ランクが1段階ずつ下がる。
ゴッドバードひこう140905物理0自分以外の1体を選択(遠隔)1ターン目は溜め、2ターン目で攻撃する。30%の確率で相手をひるませる。急所に当たりやすい。
そらをとぶひこう909515物理0自分以外の1体を選択(遠隔)1ターン目に空中へ飛び上がり、2ターン目で攻撃する。空中にいる間は『うちおとす』『かぜおこし』『かみなり』『スカイアッパー』『たつまき』『ぼうふう』以外の技を受けず『地面にいない』状態になる。
ついばむひこう6010020物理0自分以外の1体を選択(遠隔)相手が『きのみ』を持っている場合、自分に使用する。
つつくひこう3510035物理0自分以外の1体を選択(遠隔)通常攻撃。
つばさでうつひこう6010035物理0自分以外の1体を選択(遠隔)通常攻撃。
つばめがえしひこう60-20物理0自分以外の1体を選択(遠隔)必ず命中する。
デスウイングひこう8010010特殊0自分以外の1体を選択(遠隔)相手に与えたダメージの3/4だけ自分のHPを回復する。
とびはねるひこう85855物理0自分以外の1体を選択(遠隔)1ターン目に空中へ飛び上がり、2ターン目で攻撃する。空中にいる間は『うちおとす』『かぜおこし』『かみなり』『スカイアッパー』『たつまき』『ぼうふう』以外の技を受けず『地面にいない』状態になる。30%の確率で相手を『まひ』状態にする。
ドリルくちばしひこう8010020物理0自分以外の1体を選択(遠隔)通常攻撃。
はどうだんかくとう80-20特殊0自分以外の1体を選択(遠隔)必ず命中する。
フライングプレスかくとう809510物理0自分以外の1体を選択(遠隔)『ひこう』タイプの相性を組み合わせて計算する。『ちいさくなる』状態の相手には威力が2倍になり、必ず命中する。
フリーフォールひこう6010010物理0自分以外の1体を選択(遠隔)1ターン目に相手とともに空中へ飛び上がり、2ターン目で攻撃する。空中にいる間は『うちおとす』『かぜおこし』『かみなり』『スカイアッパー』『たつまき』『ぼうふう』以外の技を受けず、相手は行動できない。また、その間『地面にいない』状態になる。『ひこう』タイプのポケモンはダメージを受けない。相手が体重200kg以上の場合は失敗する。
ブレイブバードひこう12010015物理0自分以外の1体を選択(遠隔)相手に与えたダメージの33%を自分も受ける。
ぼうふうひこう1107010特殊0自分以外の1体を選択(遠隔)30%の確率で、相手を2~5ターンの間『こんらん』状態にする。天候が『あめ』の時は必ず命中し、『ひざしがつよい』の時は命中率が50%になる。相手が技『そらをとぶ』『とびはねる』『フリーフォール』を使っている時でも命中する。
みずのはどうみず6010020特殊0自分以外の1体を選択(遠隔)20%の確率で相手を『こんらん』状態にする。
りゅうのはどうドラゴン8510010特殊0自分以外の1体を選択(遠隔)通常攻撃。

対角の使い方(基本編)

ひこう技・波動技を持ったポケモンを端に繰り出すと、相手の対角にいるポケモンからは攻撃を受けずに一方的に攻撃ができるため活躍させやすい。
例えば、相手メガガルーラが右端にいるときに左端に味方メガカメックスを繰り出すと、メガカメックスのはどうだんで一方的にメガガルーラを攻撃することができる。

場所左端中央右端
相手何か何かガルーラ
味方カメックス何か何か

対角の使い方(応用編)

タイプ相性不利なポケモンの対角にポケモンを繰り出すと、そのポケモンを有利に動かしやすくなる。

一部例外はあるが、ほとんどの場合有効に働くテクニックになる。

例外となる状況について

不利なポケモンを、有利なポケモンの前(対角の使い方の理論を外れる位置)で動かすことが選択肢に入り得る状況では、この法則は適用されない。

具体例
①相手が盤面を整えるのを妨害しなければいけないとき
例:相手がトリックルームパーティなので、トリックルームを許してしまうと一気に不利になりそう。
このため、クレセリアの前に不利なカポエラーを出してでも、トリックルームを止めないといけない。

②相手の対角が遠隔攻撃できるポケモンのとき
例:ファイアローの対角にモロバレルを出しても、ブレイブバードで狙われてしまうから意味がない。

③試合の最終盤
どうやったら相手を詰ませ、勝ちにもっていくことができるかが優先される。

対角の使い方の理論

場所左端中央右端
相手何か何かニンフィア
味方ヒードラン何か何か

自分のヒードランの対角に相手がニンフィアを繰り出すと、味方ヒードランの攻撃はニンフィアに届かず、ニンフィアヒードラン以外に攻撃することができる。味方にフェアリー耐性のポケモンが多くない場合、相手ニンフィアはハイパーボイスを等倍以上のポケモンにあてやすい状態になっている。

このとき味方ヒードランニンフィアを攻撃できる場所に移動する基本方法は以下の2通りである。

方法A. 交代を2回使う
方法B. moveを使う

対応に2手使うことを強いることができるため、単に「有利対面に繰り出す」だけでなく「有利対面かつ対角に相性不利なポケモンがいる場所に繰り出す」ことができれば非常に強い有利状況を作ることができるといえる。

方法A. 交代についての解説

例えばシングルバトルであれば、相手ニンフィアと味方ガブリアスが対面したらガブリアスを交代してヒードランを繰り出すの1手で有利不利を逆転することができる。

しかし、トリプルバトルの今回の状況の場合、ヒードランは控えではなく盤面にすでに繰り出されている状態である。
同じように相手ニンフィアと味方ガブリアスが対面した場合を想定すると、有利不利を逆転するための交代に2手必要になる。
1.ニンフィア前のガブリアスで守るを使って時間稼ぎをしつつ逆側のヒードランを控えのポケモンと交換する。
2.ニンフィア前のガブリアスを交代してヒードランを繰り出す。

※もちろんこの場面でも、ガブリアス側がヒードラン以外にもフェアリー耐性のポケモンを採用していれば1回の交代で有利対面を作ることができる。

方法B. moveについての解説

味方ヒードランは一手でニンフィアの前に移動することができるが、これが有利対面をつくることができるとは限らない。
その理由は、ヒードランの前にはニンフィア以外の2体のポケモンがいるため、この2体に対してヒードランが有利相性ではなかった場合はニンフィア以外の攻撃で大きなダメージを負う場合があるからである。

退場

一方的な縛り(トリル・天候など)を組み込んでいる構築においては退場という概念があり、この理論の例外となる。

例1 目の前の削れたニンフィアと中央ヒードランの前でモロバレルを退場させ、ニョロトノキングドラの死に出しを成立させる
例2 モロバレルを退場させてバンギラスメガボーマンダドリュウズの並びを成立させる
例3 ドーブルを退場させつつトリックルームを成立させ、トリルアタッカー×2+よこどりの並びを成立させる

退場に対しては対角の位置関係を有利にするのでなく、相手の理想形を作らせないように退場を可能とさせる攻撃をしないことが重要となる。


  • 切り合いという日本語は三省堂国語辞典及び新明解国語辞典に記載があったため不自然な日本語ではなく、説明に用いる標準語として削除する理由が存在しないと思われます。 -- エトランゼ? 2021-09-19 (日) 17:00:44
  • 「切り合い」という言葉は刀の鍔迫り合いや刃物を用いての戦いを意味しており、ポケモンの対戦として一般に使わない用語であるため、自然な日本語であれこの場においては不適であり削除に値するということなのだと思います。 -- 2021-09-19 (日) 17:40:24
  • エトランゼさん> なるほどです。ただ初心者が見た時に終盤のどういう状況を意味してるんだろう?と思ってしまうと考えているのですが、具体的にはどういう状況のことをさしてつかわれているのでしょうか?自分の理解では数が少なくなった終盤でリセットムーブなどで対角の概念が関係なくなって、1VS1や1VS2ぐらいの状況でお互いに攻撃をし合うという感じなのですがあってますか…? -- ざわ 2021-09-19 (日) 17:49:53
  • ざわさん> 終盤の切り合いが存在する局面は複数存在します。  ①不均衡な択が発生している局面(有利側は有利なポケモンの前で不利なポケモンを動かされる選択肢を後回しにするため不利側は不利なポケモンを有利なポケモンの前で動かさなければ敗北する構造になります。) ②均衡な拓が発生している局面(お互いの有利不利は互角の1/2の択です。有利なポケモンの前で不利なポケモンを動かすことを避けたがる錯覚が働くため不利なポケモンを動かした方が僅かに勝率が高くなります。) これの他に③最終盤でありながらそもそも択が発生していない局面  が存在します。  対角の使い方の理論の例外となるのは①と②(最終盤の切り合い)のみですが、最終盤という言葉ですと③が含まれてしまいます。③が対角の使い方の例外となる理由は天文学的な確率による運の上振れ下振れが存在するためです。 -- エトランゼ? 2021-09-19 (日) 18:20:41
  • ③が対角の使い方の例外とならない理由は天文学的な確率による運の上振れ下振れが存在するためです。 -- エトランゼ? 2021-09-19 (日) 18:21:54
  • 把握しました。すなわち「最終盤という言葉のみでは意図している状況の説明に不備が生じる為、お互いに“切り合う”、すなわち駆け引きによる攻撃をし合っているというニュアンスの言葉を入れないといけない、ということです…ね? -- ざわ 2021-09-19 (日) 18:40:23
  • 「駆け引きによる攻撃をし合っている」というのをより正解に言い表しますと「不利なポケモンを有利なポケモンの前(対角の使い方の理論を外れる位置)で動かすことが選択肢に入り得る状況」となります。ここを言い表さないと事実とは異なる説明となります。 -- エトランゼ? 2021-09-19 (日) 18:43:54
  • あ~なるほどですね。説明ありがとうございます!そういうことでしたら切り合いのニュアンスの必要性については理解しました。となると提案なのですが、切り合いという言葉についてはそのままで大丈夫ですので、次の行に折り畳みの詳細(+ボタンで開けるやつです)と言う形で、今説明頂いた「例外となる状況」について補足で説明を入れさせていただいても良いでしょうか。「どういう状況を例外とするんだろう?」と思うであろう方に対して補足を入れられればなと思うのですが。(ここのコメント欄に記載された内容も他にコメントがあれば流れて行ってしまうので…) -- ざわ 2021-09-19 (日) 19:04:45
  • わかりました。 -- エトランゼ? 2021-09-19 (日) 19:50:50
  • ありがとうございます。記載しました。 -- ざわ 2021-09-19 (日) 20:11:12
  • ありがとうございます。ページをこれで凍結することは可能でしょうか? -- エトランゼ? 2021-09-19 (日) 20:18:20
  • コメントも出来なくなる…?のかなと思うので、しばらく待っていただいても良いですかね?まだ凍結した前例もないので… -- ざわ 2021-09-19 (日) 20:27:07
  • わかりました。 -- エトランゼ? 2021-09-19 (日) 20:42:45
  • エトランゼさんが書きたかったのって、「対角の使い方」じゃなくて「トリプルバトルにおける有利対面、不利対面の考え方」じゃないですか?言葉遣いが分かりにくいうえに、そもそも「対角」についての話から逸れてるから意味がわからなくなります。 -- 秋桜? 2021-10-16 (土) 23:53:33
  • サイクル戦を続けてると負けそうな局面では例外的に受けるのを放棄して切り合いに持ち込むこともあるっていうのはなんとなく分かりますけど(将棋用語ですね)、補足は文章よりも具体的にニンフィアとかギルガルドとか使って説明して欲しいです -- 2022-05-25 (水) 19:49:50