製作前の準備(TRLE)/レベル作成の順序

Last-modified: 2023-07-02 (日) 14:58:44

レベル製作の順序
以下のようになります。


インストール

TR5(PC版)に付属のレベルエディタをインストールするか、
以下のサイトからレベルエディタ(フル)をダウンロードしてインストール。
WinXPで起動する場合はパッチもダウンロードしてインストール。
PS版や廉価版のTR5にはレベルエディタは付属されていません。

tombraiderchronicles(海外)
https://www.tombraiderchronicles.com/tr5/editor/trle.html
から、お使いのOSに応じたものを選択する。

レベルの作成を始めるとさまざまな設定を変更するので、
インストールしたフォルダごとバックアップを取っておきましょう。

ルームエディタ(winroomedit.exe)の起動

 1.デスクトップの解像度を1024x768にし、表示色数を16ビットカラーに設定します。
  24ビットカラーではルームエディタを実行できません。
 2.タスク バーの「スタート」 → 「プログラム」 → 「EIDOS(またはCore Design)」 → 「トゥームレイダー:レベルエディタ」 → 「ツール」 → 「ルームエディタ」の順に選択
  プログラムを起動します。
 3.画面の一番下にあるボタンの列を表示するには、「ALT + ENTER」キーを押して
  全画面表示にし、タスクバーを隠れるようにします。
  これで全体が画面に入るようになります。
  WinXPでルームエディタが高速回転し使いにくい場合は、
  mousepatchというソフトを使って回転速度を変更してください。

ルームエディタ(winroomedit.exe)の終了

 1.ルームエディタの最上部にあるメニューから 「Project(プロジェクト」 → 「Quit」 の順に選択
 2.「QUIT:Are You sure?」というメッセージが表示されたら「OKay」を選択。

独自レベル用の準備

独自レベル用のファイルの作成
「graphics」フォルダの「wads」フォルダに入っている 以下のファイルをコピーし、ファイル名(拡張子はそのまま)を独自レベル用の名前に変更します。ここでは説明上testに変更します。
   ・tut1.CD→test.CD
   ・tut1.lar→test.lar
   ・tut1.raw→test.raw
   ・tut1.sam→test.sam
   ・tut1.sfx→test.sfx
   ・tut1.swd→test.swd
   ・tut1.tom→test.tom
   ・tut1.wad→test.wad
   ・tut1.was→test.was
独自レベル用のフォルダの作成
 1.「maps」フォルダに「test」フォルダを作成します。
 2.「maps」フォルダの「TUT1」フォルダに入っている 「tut1text.TGA」ファイルを
  作成した「test」フォルダにコピーします。
  コピーしたファイル名を「test.TGA」に変更します。

テクスチャファイルの読み込み

 1.ルームエディタを起動し、最上部にあるメニューから「Texture(テクスチャ」 → 「Load Texture(テクスチャのロード)」 の順に選択
 2.「maps」フォルダの 「test」フォルダに入っている 「test.TGA」ファイルをロードします。
  画面の右側にテクスチャファイルが表示されます。

実際にプレイする場合には、テクスチャを貼っていないと
画面が黒く表示されます。

Wadファイルの読み込み

 1.ルームエディタの最上部にあるメニューから 「Object(オブジェクト」 → 「Load Object(オブジェクトのロード)」 の順に選択
 2.「graphics」フォルダの「wads」フォルダに入っている 「test.wad」ファイルをロードします。
 3.「Object data loaded OK」というメッセージが表示されたら「OKay」を選択。

画面の左下にオブジェクトが表示されます。

ララをレべル内に配置

 1.オブジェクトが表示されたすぐ上にある「Place Object」ボタンをクリックします。
 2.右の画面に表示されている薄い青色のどこかをクリックします。
 3.ララらしきものが走っているようなものが表示されるはずです。
   よくわからない時は
    「Page Up」キー(ズームイン)
    「Page Down」キー(ズームアウト)
    方向キー(右の画面の回転)
   を使って確認してみてください。

Prjファイルのセーブ

 1.ルームエディタの最上部にあるメニューから 「Project(プロジェクト」 → 「Save(セーブ)」 の順に選択
 2.「Do you really want to SAVE?」というメッセージが表示されたら「OKay」を選択。
 3.「maps」フォルダの「test」フォルダに「test.Prj」という名前でセーブします。

TOMファイル(Wadファイル)のセーブ

 1.ルームエディタの最上部にあるメニューから 「Project(プロジェクト」 → 「Output Wad(Wadファイルの出力)」 の順に選択
 2.「graphics」フォルダの「wads」フォルダに「test.Tom」という名前でセーブします。
 3.「Room Wad Output」というメッセージが表示されたら「OKay」を選択。

TOMファイルからプレイ可能なTR4ファイルへコンバート

 1.ルームエディタが起動している場合は終了させておきましょう。
  タスク バーの「スタート」 → 「プログラム」 → 「EIDOS(またはCore Design)」 → 「トゥームレイダー:レベルエディタ」 → 「ツール」 → 「レベルコンバータ」の順に選択
 2.レベルコンバータ(tom2pc.exe)の左の方にある「Add」ボタンをクリック
  「graphics」フォルダの「wads」フォルダ内にあるtest.tomファイルを選択
 3.レベルコンバータの右上にある「Build All」を選択
  青いバーが表示され、何やら英語のメッセージが多数表示されるはずです。
  今は英語のメッセージは気にしなくても構いません。
  とにかく青いバーが表示されなくなったらOKです。
 4.「data」フォルダ内に実際にtest.TR4ファイルがあるか確認します。

Script.txtの編集

 1.「Script」フォルダにある「Script.txt、English.txt、Script.dat、English.dat」と
  インストールしたフォルダにある「Script.dat、English.dat」
  をバックアップしておきます。

 2.「Script」フォルダにある「Script.txt」をメモ帳で開き
   「Level= DATA\TUT1,107」の行
   を
   「Level= DATA\test,107」
   と変更して、セーブします。
 3.「Script」フォルダにある「English Script.bat」をダブルクリックします。
   これでレベルエディタをインストールしたフォルダと「Script」フォルダにある
   Script.dat,English.datが変更されます。
   ファイルの日付を確認してみてください。

実際にプレイ

  レベルエディタを起動して「New Game」を選択
  「Playable Tutorial Level」を選択します。

ここまでの説明では画面が黒いままで、ララが操作できるだけだと思います。

ここからはマニュアルを読んで一度レベルを作成してみてください。
   テクスチャの貼リ方
   部屋の作成、コピー、リサイズ、接続、造形
   敵、照明の配置
など基本的なことがわかります。

マニュアルではインストールしたばかりの状態を想定して書かれているので
バックアップした「Script.txt、English.txt、Script.dat、English.dat」と
バックアップした「Script.dat、English.dat」を
元に戻しておく必要があります。

レベル製作に慣れてくればマニュアルのように一部屋ごと完成させてゆくのではなく
ゴールまで一気に部屋を作成して、まとめてテクスチャを貼った方が楽です。

以下のサイトに日本語マニュアルがあります。

https://www.aspidetr.com/en/mantrle/trle-manual-jp/