九笈錐華

Last-modified: 2020-03-28 (土) 14:48:50

更新ログ

2017/05/29 Ver.1.1(wikiマギロギテンプレへの適応、能力値の変動、諸設定の追加)
2017/06/25 Ver.1.2(功績点の変動、細かい設定の変更)
2018/04/30 Ver.2.0(能力値・功績点の変動、ルビの適応、大判に基づく説明文の追加、特技の変更)
2018/05/01 ver.2.1(wikiマギロギテンプレへの適応)
2018/05/14 ver.2.2(功績点の変動、諸設定の追記)
2019/10/12 ver.3.0(リスペック、諸設定の追記)
2019/10/13 ver.3.1(功績点の変動)
2019/10/18 ver.3.2(誤字修正)
2020/03/28 ver.4.0(リスペック、能力値・功績点の変動、諸設定の追記)

基本スペック

かりそめの名前九笈錐華(クオイキリカ)
魔法名運命の傍観者(さだめのぼうかんしゃ/ポイント・ゼロ)
表の顔ニート
性別女性年齢不詳功績点13
階梯5領域夢 
経歴異端者(アウトサイダー) 機関天涯(ホライズン) 
信条多くの人と<運命>を結ぶ
攻撃力5 防御力5 根源力5 
真の姿蜘蛛 
効果精神集中 
解説そのシーン中、あらゆる判定に補正+2を与える。 

 

特技

2黄金重力物語追憶深淵
3大地旋律腐敗
4流れ裏切り
5別れ不安迷い
6ほほ笑み眠り怠惰
7静寂混沌自由想い偶然歪み
8衝撃勝利不幸
9叫び狂気バカ
10太陽怒り情熱祈り悪意
11天空癒し希望絶望
12異界エロ円環未来

<道>

 どこかへつながる道や橋、扉の創造。未来を暗示する特技。

<花>

 植物への強い干渉、他者の誘引、薫りの操作を可能にする特技。

<時>

 時間へのわずかな干渉。自分以外の時間の停止や加速を行う特技。

<謎>

 謎の創造。謎を解き明かすヒントを得る特技。

<幻>

 視覚や聴覚に働きかけ、幻影や幻聴をもたらす特技。

魂の特技<線>

 あらゆるものの法則性や一貫性を見破り、逆手に取る特技。
 対象の肉体的・精神的な動き、果ては自然法則まで適応される。数学や物理の公式が近い。
 しかしそれらを自分勝手に捻じ曲げるのではなく、あくまで応用するのがキモ。

機関

天涯 "ホライゾン"

信条事件の全貌を把握する

 未来視、過去視、遠隔視などの専門家が揃う調査機関。主な仕事は危機の予言とその回避。
 このPCの大半の仕事は護衛。傭兵としての実力と、未来を制御する能力の高さを買われた。

特記事項

機関魔法

 「夢」の領域の魔法と機関魔法をそれぞれ必ず1つは所蔵していなければならない。

予言

 導入シーンの終了後、必ず「予言」を行わなくてはならない。
 ここでは功績点の絡む「使命」を達成できるかどうか、また「できる」と答えた場合はそこに大きな犠牲が伴うかを予想し発言する。
 このときの「大きな犠牲」とは、魔法災厄が起こることなどではない。
 セッションを通してPCやPCのアンカーが死亡すること、すなわち(スカー)などの重荷(エンカンブランス)が発生することとする。
 セッション終了後、予言が的中すれば功績点の獲得量に+1、外れれば-1の補正がかかる。

夢のお告げ

 マスターシーンの一種、予知夢シーンに登場するには判定が必要である。
 これについて天涯所属の魔法使いは、「魔力」を-1払うことで登場判定に+1の補正をかけることができる。
 なおこの判定補正は重ね掛けが可能なため、「魔力」を払っただけ補正値も上昇することになる。

眠り姫の助言

 そのセッション中一度だけ、誰かが出したダイス目の振り直しを要求できる。

蔵書一覧

名前使用特技コスト種別効果ページ数 (大判)
緊急召喚(コーリング)可変無し召喚(サモン)ランダム判定が発生。成功すると対応する精霊が1体召喚される。P97 L1  
騎士召喚(サモンナイト)獣1召喚(サモン)判定に成功すると、対応する騎士(Lv2 防1 追1 加1)が1体召喚される。P97 L5  
変換(コンバート)星1呪文(スペル)自分の手番で使用可能。任意の値の魔力を消費し行う。判定成功で、好きな魔素を消費魔力分だけ獲得できる。P122 L1  
報復(ネメシス)歌2呪文(スペル)自身の防御Dが相手のDを取り除いた時に使用可能。判定成功で、取り除いたD数分のダメージを与える。P108 L5  
幻影(イリュージョン)夢1呪文(スペル)自身の防御D公開時に使用可能。判定成功で、自身のD1つの出目に対し±1の補正をかけられる。P109 L3  
還送(ヴァニッシュ)異界星X呪文(スペル)自分の召喚ステップで使用可能。元型1体のレベルをコストとして指定し行う。判定成功で目標を破壊する。P104 L5  
唱面(キャストフェイス)無し星2装備(パーマネント)自分の呪文に相手が抵抗成功時、使用可能。判定成功で、そのラウンド中使用できる呪文の回数が+1される。P113 L4  
夢枕(グッドピロー)無し夢1装備(パーマネント)自分の調査判定成功で発動。その場で魔力のリセットを行う。P128 L5  

関係<アンカー>

名前運命点属性初期    備考個称
PN.はちみつボ~イ4宿敵文通なぜか噛みついてくる
中善寺 慧  1興味こんな修験者はいやだ浮かれ(がらす) 青二才 中善寺
竜崎 茜  1興味  たまに笑顔に鳥肌立つ
結城 理人  2興味人事は向いていない色男 司書殿 結城殿
草加 ハル1血縁彼氏と勘違いされたお嬢 若人(わこうど) 表六玉
影原 月子  1支配大法典(コーデックス)の脅せば響くヤツカモ 大法典とこの893 (つき)の字
ローゼンクロイツ2宿敵とかく反りが合わないおひいさん 若人(わこうど)

定まらない設定

 一人称:自分(俺) 
 二人称:あだ名(お前)
 三人称:あいつ
 口調:書き言葉が多め

外見

身長163cm体重55kg76/68/75
靴のサイズ22.5cm視力右1.5 左1.5
鳥の子色(とりのこいろ) #fff1cf
黒紅(くろべに) #3F2B36
両目ともに葡萄鼠(ぶどうねずみ) #5E3D50

 肌の露出は好まない。既製服(Tシャツ・半ズボンなど)を持っていない。
 伝統服を好む。男性ものでも寸法と思想が合えば着る。都市部では随時魔法も利用しごまかす。

性格

 昼行燈。
 大真面目な顔で冗談ばかり言う。軽口を叩くことも多い。
 頭は切れるものの、それをフル稼働させて何かすることは滅多にない。
 他人を決してないがしろにはしないが、特別扱いもしない。かなり人を選ぶ人である。
 

戦闘時

 呪圏(スペルバウンド)は暁。
 雪に朱が射す、果てのない白銀の戦場跡。
 
 主たる武器はフィッシュアンドバード。本来は狩猟した魚や鳥類を捌くためのもの。
 モデルはMOKI KNIFEウェイバリー01[AUS-8]。店で気に入り、購入時から重用している。
 ハンドル素材はマイカルタだった。使用頻度の高さから早々に折ってしまい、現在は紫檀に改装した。
 常に帯刀しているため、即抜刀が可能。普段は人目につかないよう羽織るもので覆っている。
 
 攪乱手段として糸を利用する。これは体内の水分(血液など)を変性させたもの。
 魔力のコーティングが施されており、堅くしなやか。ワイヤーと同等の扱いが可能である。
 
 どちらも用途は様々だが、回避を念頭に置いて動く。自身の生存が第一。
 時を絡めた未来への干渉によって、確実に回避した上で相手の隙を突く。
 戦闘手段は刀術>暗器>功夫>魔法。型に相手を誘い込み打ち取るのが好み。
 
 真の姿を開放すると丸々蜘蛛になって…というわけではない。
 姿形は変わらないが、光彩が限りなく蜘蛛のそれに近くなる。

半生

 明時代、広州の山奥の集落(現在の香港)に生まれた。
 
 少々繊細だが笑顔の似合う花屋の娘。普通に結婚し、普通に子を育て、普通に死ぬことを夢見た。
 しかし突如集落で広まり出した邪教(当時の中国圏では儒教以外を邪教と称し滅していた)に目を付けられ、ついには歯向かう者への脅迫として殺されてしまう。
 
 2世紀後、偶然にも魔法に精通した道士に「屍鬼(キョンシー)」として揺り起こされる。
 だが当然と言うべきか、集落はとうに滅んでいた。
 一方的に幸せを奪われた悔しさから、家族や集落の末路について、何より邪教について真実を求める。
 
 その後は道士の助言を受け、吸血鬼の集まる「血社」の門を叩いた。
 「一部の書物では功夫(クンフー)を鍛えると屍鬼もスルスル動けるようになるんだって~。」という道士の眉唾な情報にすら縋り、功夫はもちろん剣術や暗器の腕も磨いた。
 「大破壊」以降は大法典(コーデックス)の依頼を傭兵として受けるようになった。
 さらに情報を集めるため、現在は書類形式だけ整えて調査機関である天涯(ホライズン)に潜り込んでいる。相変わらず依頼は一方的に受ける側でおり、話を持ち掛けられない限り自発的に動くことはない。最近は訪ねても留守なことが多いようだ。
 
 それ故大法典(コーデックス)という組織自体に思い入れはない。
 ただ生計を立てるための手段として見ている。故に資産が潤沢なときは仕事を蹴る。金のためなら依頼人の裏を取ることもためらわない。
 
 セッション「禁書目録を求めて」参加時、「悪心」の運命変転が起こった。魔法に関する強い願いや邪悪な願望が肥大化している。知を蓄えるために第五階梯に上がった。きっと月帝も草葉の陰で喜んでいるだろう。やったね!タイマンしよう!
 同セッションで生死の境を彷徨ったことも、その後何故助かったのかも、なんとなく想像がついている。しかしその場に居合わせたPCの記憶が曖昧であるため、詰問はしていない。相変わらずのらりくらりやっている。
 

暮らしぶり

 六分儀市に借家を持っている。しかし書類とくくり枕と竹夫人しか持ち込んでいない。
 
 夜型であり、日の大半を深夜徘徊で潰している。最近時々女性と話している。押しが強くて
 
 週刊誌の読者投稿欄で賞金を受け取り、収入と足し合わせ食いつないでいる。自堕落な生活だが不満はない。
 
 表の顔は確かにニートであるものの、これを隠れ蓑にすることもある。
 半生の影響で民族学や宗教学を漁っており、実地調査のため借家を留守にすることが多い。ここ最近は不在の頻度が増した。

卓における人物像

 人外なのに良識がある。だが茶番には走る。人間性で好き嫌いを決める傾向がある。
 
 魂の特技からして「人の本質を直感から論理的に見抜く」ことができてしまう。

 例えば「服装に気を使っている」と言っても、
 
 ・服そのものが好き
 ・服を買うという行為が好き
 ・服で着飾ることが好き
 ・周囲の輪を乱さないために服を選ぶ
 
 などさまざまな派生が思い浮かぶ。
 こういった中から、相手の本音に適切な表現を「勘」で読み取れてしまうのだ。思考回路は、犯罪者の視点に立ち捜査する警官に近い。
 
 故に美辞麗句を並べたところで、下心があれば見抜けてしまう。初対面なら大体どういう手合いか予測できる。なお、気に入らない相手にはとことん辛辣に接する。
 
 些細な動作でも、相手の喜怒哀楽から置かれた状況、過去まで探りを入れられる。
 探偵や警察とは違う、雑誌のインタビュー記事さながらな語りをする(はずなんだよ中の人の対人スキルがもっと高ければね)。だがガツガツしないのが記者と違うところ。過剰な詮索はしない。野暮ってもんさ。
 
 しょうゆ味にしとけば大体間違いないと思っている節がある。PLも割とそう思ってる節がある。
 
 最近分科会のメンバーが軒並み強くなったため、仕事がない。
 そろそろ依頼は若者に任せて、作家に本腰入れてもいいんじゃないかと思うときすらある。

義務

 ・ローゼンクロイツの遊びに付き合う
 ・PN.はちみつボ~イの知人である放送作家に協力する

補足

 好きな食べ物は青椒肉絲(チンジャオロース)。嫌いな食べ物は甲殻類。
 とは言うものの食にこだわりはあまり無い。3食コンビニ弁当を普通にやる。かやくを入れそびれたら気づいた時に容器に全部入れてかきこむ。
 
 現時点での目標は、集落を潰した大元への復讐、ケジメである。
 これに道士の発言などを鑑みて、魔法が一枚噛んでいる可能性を疑っている。現在、魔法関係に多少神経質である。
 
 嫁入りを理想としていたが道具の一つも貰わないうちに死んでしまったり、運よく蘇生しても名残すら危ういふるさとしかなかったり散々だった。
 こうした心の支えを一方的に奪われた経験から、諦観が強い。
 
 「九笈錐華」は偽名である。他にも出向いた土地の数だけ偽名を用意している。
 九笈錐華は「苦(く)を追い(おい)栄華(か)を切り(きり)ようやく自分は成る」という戒めの当て字である。
 
 彼女が投稿している雑誌は"週刊・世間話"という。
 毎週読者ページに賞金3万をかける物好きな週刊誌で、実はひっそりとした新人作家の登竜門だったりする。
 編集部は、後の作家のためにもさっさとプロになって席を譲れと何度か手紙を送っている。
 しかし本人が斜め読みで気にしていないのと、編集長が彼女こと"アジシヲ太郎"と"はちみつボ~イ"の投書バトルを楽しんでいる有様だ。
 当分はこのままになりそうである。
 アジシヲ派は風情のある短文、はちみつ派は若者受けする長文。果たしてどちらに軍配はあがるのか。

 
 
 
                                     順次修正します 誤字脱字あったらスマソ