経世済民

Last-modified: 2024-07-26 (金) 19:45:53

エリン島では、お金が存在しない。
ブロックチェーン技術によって、資源の需要と供給が可視化されており、
国民はそれを見ることができ、生産活動もそれによってバランスも保たれている。

お金を使わなくなった経緯

エリン島でお金を使わなくなった経緯としては、4つの要因が考えられる。

①愛の度数が高い人しか入れなかった
②各国からの支援
③人づてでの支援
④研究機関の協力

以下、一つずつ説明していく。

愛の度数が高い人しか入れなかった

エリン島ができた際に、多くの人がエリン島へ渡ろうとしたが、実際に渡れた人は愛の度数が高い人だけだった。
愛の度数が高い人たちは、お金を使わず、与え愛を実践する傾向にあった。

各国からの支援

エリン島の最初の世代は孤児が多かった。(詳しくは『エリン島の歴史』を参照)
エリン島には愛の度数が高い人しか入れなかったため、自然と親を亡くした子供達へ支援物資を送ろうという呼びかけが起きた。
現代社会でも、損得勘定を抜きにした災害支援は行われるが、同じような事がエリン島初期にも起こり、その流れがお金を使わなくなった経緯に繋がっていると思われる。

人づてでの支援

ラズの幼馴染だった女の子の両親も、最初の世代であり、親を隕石船事故で失くした。
しかし、別の国に住んでいた祖父母に連絡がいき、その人が政治的に影響力のある人で、支援物資も各国からすぐに送るよう手配が進められたようである。
どちらにしても支援要請はされていたが、そのような人づてでの支援もあり、より迅速に支援が行われた。

研究機関の協力

各国の支援について、大学や研究機関からも協力してくれる事となった。
その際、エリン島に条件を求めてきた所も多かった。
研究機関としてはデータがほしいため、エリン島をある種の研究所として、データを集める場として見てたところも多かった。
無償で技術や支援をするから、代わりにデータを要求することも多かったようである。
実際にラズも、エリン島ではマナのプラズマ変換のことで、エリン内での研究施設に物心ついた時からよく居た。

輸出と輸入

エリン島は小さな島国で全てが島で完結はできないので、輸出入が必要であった。
他国はお金を使っていたので、輸出入のためだけにお金は存在していた。
観光業や名産品の輸出などで、国民で協力しながら、必要なお金を得ていた。