コンラッド

Last-modified: 2017-01-24 (火) 16:54:18

コンラッド

世界に混沌をもたらそうとする黒い教父。
通称はパンダ(隈取から)、おコンなど。R1の頃はまだパンダではなかった様子。

高コスト・高パフォーマンスの大型キャラであり、そのコストはL2で18、L3~L4で23、L5に至ってはなんと28。
L3~L4キャラでのコストで堂々の1位。L5で2位となる。ステイシアと並ぶ大飯食らいである。
なお、L5とR1を比較した際には、R1の方がコストが1安くなる代わりにHPとDEFが1ポイントずつ下がる。コンラッドは後述の棍術によってDEFを倍で計算出来るため実質的にDEF2ポイント分であり、このコストとしてはHPの低さがネックになるため、L5とR1の差は結構大きい。しかし、スキル的にはR1でも完成するため、強力スキルを1コスト安く運用出来ると見ることも出来る。

専用状態異常「棍術」について
ネームオブチャリティで自身に付与することが可能。ダイス攻撃値を二倍にする「棍術」攻撃力モードと、ダイス防御値を二倍にする「棍術」防御力モードがある。「棍術」付与時は、スキルを使う度に攻撃力モードと防御力モードがスイッチする。また、各技の能力がモードに応じて強化される。
「棍術」時はATKやDEFではなくダイスが倍になるため、剣・盾1を提出すれば+2、剣・盾3を提出すれば+6と青天井でダイスが伸びる。装備品の補正値も倍化するため、ATK+3・遠隔DEF-1という入手レコード専用装備乾坤一擲との相性は抜群。
また、「棍術」時は対応するATK・DEFの上昇・下降も倍になるため注意。シェリのビッグブラックで突然DEFが6下がったりする。
スキルを使わなければモードは切り替わらないため、ATKモードのままひたすら殴り続けたり、DEFモードでひたすら守りを固めてもよい。
「棍術」がコンラッドのアキレス腱であり生命線となるため、これを妨害出来る毒杯、マルセウスアスラなどは天敵となる。特にアスラに「棍術」攻撃力モードを盗まれて燕飛を連発されると死体の山が出来上がるので要注意。

フュリアスアンガー

ATK/近中/剣2↑銃2↑
ATK+8,「棍術」ATKモードのとき、対戦相手の状態異常を解除する

  • コンラッドの基本攻撃技となり、軽い条件で放つことが出来る。
  • ATK+8という条件に対して中々の補正を持つが、ATKモード時だと実補正16にもなるスキルである。
  • また、ダイス判定前に対戦相手の状態異常を解除する効果も有用。ミラーマッチでは相手の棍術を消し飛ばすなど、有利な状態異常をまとめて消すことが出来る。状態異常依存キャラのくせに相手の状態異常には厳しい奴だ。
    • なお、不死も消せるのでシェリやドニタヴィルヘルムの処理を任せてもよいが、フュリアスアンガーにミスフィットや哀切の残光を合わせられると状態異常解除→不死付与の順番になるのでダメージを入れられない。相手に防御スキルが無い時に使えれば突破出来る。
    • フロレンスエイダのアクティブアーマに対しては、DEF増加は適用されるが麻痺は消える。相手がフロレンスの場合はバトルアックスによる二倍反撃を避けられるメリットと考えても良いだろう。
    • 恐怖との相性は抜群。相手からのダメージは半減し、こちらからフュリアスアンガーを撃つ時には恐怖を解除して直にダメージを与えることが出来る。教父の恐怖を味わわせてやろう。スプラートとは比較的良相性か。
    • 無論、自壊や封印のようなバッドステータスも解除してしまう。どうしてもそういう相手に撃つ時は必殺の心構えで行きたい。
  • 忘れがちだが、「棍術」防御力モードでも、「棍術」無しでも撃つことが出来る。どうしても相手を倒したい時に撃ったり、後攻時に撃っておいて、次ターン先制で攻撃するために切り替えるなどの立ち回りも可能。宿敵マルセウスに「棍術」を消された時など、案外素手で殴って突破出来たりすることも。持っていないはずの棍を華麗に振り回すカットインを堪能しよう。その時、君はカンフーだ。
  • コンラッドの高火力はレイドイベントでも有用だが、せっかく敵にかかった有利な状態異常を消してしまうこともあるのでフュリアスアンガーの利用は計画的に。特にバーサクを消してしまったりすると、一瞬のダメージのために貴重なボーナスタイムが失われてしまうことになる。また、ネームオブチャリティで付与した封印をうっかり消し飛ばして反撃でやられたりしないように注意が必要。で、あるのでレイド戦では事実上フュリアスアンガーはないものとして扱ったほうが無難である。

ATK/近中/剣2↑銃2↑Ex
ATK+10,「棍術」ATKモードのとき、対戦相手の状態異常を解除,DEFモードのとき、自身の「棍術」を除く状態異常を解除する

  • 補正が追加され、DEFモード時の追加効果が追加される。言うまでもなく、「封印」状態の時はスキルの発動がそもそもできないため状態異常の解除はできない。説明の通り「棍術」は消えないため安心して打ってもらって構わない。
    • またこの追加効果により状態異常を付与するキャラに対して圧倒的に有利に立ち回れるようになった。カレンベルクももう怖くない!

ネームオブチャリティ

MOV/全/剣2↑銃2↑
自身を「棍術」,対戦相手がモンスターカードのとき、対戦相手を「封印」(2ターン)

  • 自身に「棍術」が付与されていない場合は攻撃力モードか防御力モードをランダムで付与。既に付与されている場合は付与されてない方のモードにスイッチする。
  • 最初の付与はどうしてもランダムになる。コンラッドを大事に扱うならば、先鋒か死に出しで登場させて、ネームオブチャリティを発動次第すぐにチェンジさせてやりたい。
  • 既に「棍術」が付与されている状態でも、移動フェイズに能動的にモードを切り替えられるので有効活用していきたい。防御力モードと思わせておいて急にイニシアチブを取って攻撃に切り替えたり、攻撃力モードを捨てて守りに徹したりと、状況に応じた使い分けがコンラッドの鍵となる。
  • マルセウスの白鴉と同時に発動した場合はどちらが優先されるのか要検証。経験上は棍術が残ったことはない。
  • コッブのアシッドイーターで無効化されるため、先鋒でぶつかると泣けることになったりならなかったり。
  • モンスター限定の封印効果はクエスト・レイドを問わず大活躍する。しかし、レイドボスによる攻撃をレオンの反撃の狼煙でダメージに変換する戦術のプレイヤーにしてみれば、レイドボスの攻撃力を下げる封印は邪魔だという声も。

MOV/全/剣1↑銃1↑Ex
自身を「棍術」,対戦相手がモンスターカードのとき、対戦相手を「封印」(2ターン)

  • 始動であるこのスキルの条件が緩和されたため、非常に安定した立ち回りができるようになる。レイドで大活躍である。もっとも、コストが重いため対人でこの安定性を発揮する機会は現状だとすくない。

グッドウィル

DEF/近中・防2↑移1↑
DEF+3,「棍術」防御力モードのとき、自身のHPを2回復

  • ささやかに見えるDEF補正だが、「棍術」防御力モードでは倍となるためそこそこの固さとなる上、回復まで付いて来る。
  • どちらかと言えば、鉄壁の防御を期待するよりも「棍術」を攻撃モードに切り替える為の攻めの動きとして使える。「棍術」防御力モードで近・中距離で後攻、グッドウィルで相手の攻撃を受け流し、「棍術」攻撃力モードのフュリアスアンガーで反撃、というのがコンラッドの基本的な動きとなる。
  • 防御スキルとしてもさることながら、モードの切り替えに重要な技であり、グッドウィルが使えない遠距離はコンラッドの苦手な間合いとなる。「棍術」攻撃力モードならば銃だけでも火力が出せるしグレートベンジェンスの可能性もあるが、「棍術」防御力モードでの遠距離のコンラッドはやや固いだけのキャラクターになってしまい、後手に回ってしまう。なんとか近距離に張り付くか、遠距離が得意な仲間とのチェンジをして避けたいところ。
  • このスキルもまた、「棍術」攻撃力モードだろうが「棍術」スキル無しだろうが使うことは出来る。防御力モード時のフュリアスアンガー以上に使いどころが難しいが、覚えておいて損は無いだろう。素手の時は、やはり構えていないはずの棍をくるくる回してくれる。見事な廻し受けを見せて、矢でも鉄砲でも火炎放射器でも持ってこいと言ってやろう。

グレートベンジェンス

攻・遠・剣6↑銃6↑
ATK+9,「棍術」攻撃力モードのとき、この戦闘で与えたダメージ分、対戦相手の誰かにダメージ 

  • 遠距離、「棍術」攻撃力モード、剣6↑銃6↑という無茶を超えた先にこのロマンはある。
  • ステイシアの運命の鉄門クラスの「相手は死ぬ」技であり、発動条件だけでも(8+6+9)*2=46とそうそう耐えられるものではないダメージが飛ぶ。しかもさらにもう一人に同じダメージが飛ぶ。同じ相手に二度飛ぶ可能性もあるが、上手く行けば華麗な二枚抜きに成功する。固定ダメージとしては最強の火力であり、控えへのダメージはパッシブスキルだろうが容赦なく貫通するため、復活シェリだろうが復活アイザックだろうが復活ジェッドだろうが暗殺することが出来る。
  • ただしダメージが入らなければ何も起こらないため、不死などのダイス無効化などには注意したい。
  • もしも控えにL5かR1の「棍術」攻撃力モードコンラッドがいる場合、さらにグレートベンジェンスの危険まで考慮しなければいけないことになる。
  • 発動条件こそ厳しいものの、コンラッドのコストを28(27)と評価してデッキに入れる以上は是非とも検討したいところである。決まりさえすればゲームが終わりかねない大技なので、ドローキャラやシャーロットの冬の夢などを合わせて援護しても面白いかもしれない。
  • カットインアニメの気合の入り方は必見。
  • もちろん、このスキルも「棍術」防御力モードでも素手でも可能。幻の棍を振り上げて飛び立つコンラッド。守りたい、この笑顔。

動かし方

得意距離は近・中距離。遠距離に対応するのはL5技からで、しかもL5技は条件が厳しいので注意。
攻撃時に攻撃力モードで攻撃スキル、防御時に防御力モードで防御スキル、と使用して形態をスイッチしていくのがコンラッドの理想となる。
棍術無しではただのカンフーお兄さんのため交代出しは慎重に。やはり先鋒で初手ネームオブチャリティ→チェンジが安定する。
棍術を準備したコンラッドが控えに居る、というだけで相手プレイヤーからはかなりのプレッシャーとなる。「棍術」攻撃力モードのコンラッドが控えにいれば、先攻→コンラッド交代から攻撃スキルの危険があり、「棍術」防御力モードならば後攻→コンラッド交代グッドウィルからのフュリアスアンガーの危険が付き纏うことになる。ただし、グッドウィル→フュリアスアンガーのコンボには剣2、銃2、盾2、移1が必要なので、大した条件ではないとは言えうっかり間違えないように。カースにも注意したい。
クセは強いものの、使いこなせれば高火力と高防御力を兼ね揃えた怪物と化す。また、モンスター相手ならネームオブチャリティに封印効果が付与されるため、クエストのお供やレイドのダメージ役にも。
反面、弱点を突かれたり運用が噛み合わないとコロっと落ちて高コストを台無しにしかねない。高い性能を惜しみなく発揮するためにも、コンラッドの特性を掴み、静と動を巧みに使い分けていこう。

イベントカード

フュリアスアンガー、ネームオブチャリティー、グレートベンジェンスに用いる剣3や銃3の需要は高い。
盾3を多く積めば防御力モードがかなり堅牢になるだろう。イニシアチブと位置の調整をしやすい移1もいい。
しかし、コンラッドはサルガドと並び二人だけの一切特殊カードを使わないキャラなので、特殊のイベントカードだけは別のデッキでもいいだろう。
コンラッドがただでさえ重いところに倍プッシュとなるが、剣6、銃6などのコスト付イベントカードを積めるとグレートベンジェンスの発動がグッと楽になる。コストの関係ないデュエルやクエスト・レイドボスには積極的に積んで行こう。

対策

とんでも火力にそこそこの防御とダイスにおいてはトップクラスの性能を誇るが、弱点も多い。
状態異常に依存しているため、マルセウスと毒杯は鬼門。アスラに関しては不意を打たれて三日月を食らわなければなんとかなるが、「棍術」攻撃力モードに二回攻撃の燕飛を繰り出されると厳しく、強制チェンジ技もあるので注意したい。

また、ある意味ではマルセウス以上の天敵にあたるのがタイレル。ATK、DEFの吸収効果が倍になる上、なによりコンラッドの大火力にVon・541の反射が刺さりまくる。「棍術」攻撃力モードだけどスキルは使わない、素手フュリアスアンガーなどの奥義でダメージを調整して頑張ってもらいたい。30前後の攻撃力だったら綺麗に9点入って突破出来たりもする。

アインも厄介な相手となり、二つの身体による反射と13の眼によるグッドウィルの貫通はHPの低いおコンに刺さる。別のキャラに任せてもいいが、高コストのアインが生き残ると面倒なため、6点や7点ぐらいの反射は覚悟して殴り抜いてもいいかもしれない。

コッブイヴリンヴォランドといった同期組も赤信号。コッブにはネームオブチャリティを無効化された上に低いHPを狙われる。イヴリンにはタイトな手札を奪われた上にやはり低いHPに紅蓮の車輪が飛んで来る。ヴォランドは遠距離に張り付いた上にザ・ジャッジで高火力を咎めて来るだろう。

また、準備が整わない内にビアギッテの光彩陸離で強制キャラチェンジから頭を撃ち抜かれることも。こちらのペースに持ち込めれば強いが、乱されればあっさり死ぬ。それがコンラッドである。

組み合わせキャラクター

単体性能が高く一人で完成しているため、特にコンボを期待しなくても働いてくれる。ただし、「棍術」の関係で滑り出しは安定性が悪く、防御スキルを分担出来ないと総崩れになる可能性も。例えばメリーなどの防御キャラクターと組ませれば、先鋒でネームオブチャリティーを仕込んだコンラッドから交代し、メリーで防御しながら隙を窺ってコンラッドで攻撃するといった戦術が成り立つ。

近・中距離に強い、高攻撃力、高防御力、先鋒向きといった特性を持つ。パーティメンバーとはこの点を補いあえると良いだろう。

HPが低いので固定ダメージにやや弱く、また自身も固定ダメージを持っていないので、その弱点を補えるキャラクターが味方にいると安定する。剣や銃で固定ダメージを撃てるキャラとならば、イベントカードも合わせられるかもしれない。しかし、L4ですらコスト23ということに要注意。サポート系のパートナー探しには苦労するかもしれない。

あえて最大級のロマン技・グレートベンジェンスの可能性を追求するならば、前述のシャーロットによるイベカ積み込み、レオンアーチボルトによる麻痺での調整など色々考えてみても楽しいかもしれない。その際は、コンラッドのコスト27~28にペナルティ無しでついて来れるメンバーを揃える必要があり、レオンに至ってはレア上位にしなければならない始末だが、頑張って教父式棍術の極意を目指してもらいたい。