ベルンハルト

Last-modified: 2016-10-19 (水) 22:52:50

ベルンハルト

長剣使いのレジメント。フリードリヒの双子の兄。頬がこけててしかつめらしい方のおっさんがベルンハルト。
弟とは正反対に寡黙で悲観的な性格。セリフの端々から深いトラウマを感じさせる。
一部界隈では『素早いおっさん』として有名。

 

HP,ATK,DEFすべてが平均的でバランスの良いステータスを持つ。
そんな彼の特徴は『移動力が高い』ことと『状態異常を固定点にできる』ことの二点。
真っ向勝負も得意とするところだが、状態異常という小細工を弄する相手を追い回して仕留めることに長ける。
逆に相手を状態異常でがんじがらめにしてから現れる処刑人スタイルも相当強い。
どちらかというと攻撃カードよりも移動カードがたくさん欲しい一風変わった性能を持つ。

 

かわいそうな弟ほどではないが兄の方もL5技が少々微妙。使い勝手は良い。しかし条件の割にかなり地味な効果なのだ。
無いよりは有った方がいいのも確かだが、低コストに抑えたいならL4運用でも特に見劣りしない。

 

機知

MOV/全/移2↑
移動力+1

  • シンプルイズザベストな移動力増強技。距離が三つしかないこのゲームでは、この+1が絶大な働きをよく見せる。
    • もっとも最近は移動力に長けたキャラクターも増えているため、ベルンハルトが最速とは言えない。しかし、これほどシンプルにスピードを出せるのはベルンハルトしかいないのも事実である。
  • これも存在自体がブラフとして機能するものの一つ。移動を提出しなくても、不要なカードを二、三枚出せば相手は移動勝負を諦めることがある。移動カードが防御力に直結し、間接的に攻撃力にも繋がるベルンハルトには必須な移動カード温存テクニックである。
  • 言うまでもないが『麻痺』を食らってしまうとまったく意味がなくなる。
  • 地味な欠点で『現在距離が近もしくは遠距離で相手が移動を放棄している時、機知を発動する(移動2を出す)と中距離を取れない』というものがある。これが致命的な欠点となる事態は少ないが、明確に足を引っ張るシーンも存在する。具体例としては『中距離を取りたいがMOV-1を受けている』等が挙げられる。MOV-1状態で距離を一つ変えるには移動力が2必要となるが、ベルンハルトでそれをやると機知が発動して中距離を取れないのだ。稀だが中距離に出来ないばっかりに負ける、という事が起こり得るのがアンライト。一応留意しておこう。

Ex機知

MOV/全/移2↑
移動力+2

  • Exでは純粋な移動力強化がなされた。+2ともなると手札の引き次第で超えられる値でもなくなり、ますます強いプレッシャーを与えるようになった。
  • 条件は据え置きなので、高まった移動力を実際に発揮することも容易である。
 

茨の構え

DEF/近・中/特2↑移1↑
DEF+移動×3
防御成功時に「ATK+3」「DEF+3」(3ターン)

  • 移動力で防御する不思議な防御技。防御成功時は二つの状態異常を得るため、単純な攻防と共に後述の「解放剣」も大きく強化できる。
  • 「茨の構え」→「解放剣」のコンボは後攻の時のみ1ターンで完遂できる。移動力の高いベルンハルトであるが、あえて移動勝負を捨てるのも作戦のうちだ。
    • そもそも移動フェイズに移動を提出してしまうと「茨の構え」を発動しても大した数値を出せないことが多い。無駄な「機知」は盾6を捨てることに等しいのだ(移動2×3=DEF6)。
  • 可能ならDEF+3が残っている間にもう一度この技を成功させてターン数を延長させたい。

Ex茨の構え

DEF/近・中/特2↑移2↑
DEF+移動×4,防御成功時に「ATK+6」「DEF+6」(3ターン)

  • 防御の係数が1アップし、最低でもDEF+8という堅牢さに。
  • 状態異常も強化され、ステータス上昇としてもかなりの強度になった。
  • 代わりに移動の必要量が増えたが、元より防御力のために移動を2以上出すことがほとんどなので、さほど問題はない。
    • ただし、相手が攻撃をキャンセルしていて、状態異常の付与だけしたい場合に、移動1では済ませられなくなったことには注意。
 

解放剣

ATK/近/剣4↑
ATK+5
対戦相手に自身と相手の状態異常の数×1ダメージ

  • シンプルさにアクセントを加えたメインウェポン。とても素直で扱いやすい良技。
  • 状態異常があればあるほど強くなる。相手が複数の状態異常で成り立つキャラだった時にこれで狩るのが理想だ。あるいは、状態異常を与えるのが得意な味方と連携させて使おう。
  • 条件もそこまで重くない。近距離でしか使えないが、移動力自慢なので寄るのは簡単。火力も20くらいならすぐ出せる。欠点らしい欠点が見当たらない。
    • ただし、自分が『封印』(&『麻痺』)を食らっている時はどうにもならない(封印だと解放剣を発動できず、麻痺だと近距離を取れない)ので注意。

Ex解放剣

ATK/近/剣5↑
ATK+7,対戦相手に自身と相手の状態異常の数×1.5(切り捨て)ダメージ

  • 剣が1多く必要になった代わりに、攻撃力が少し上がり、固定ダメージが1.5倍になった。
  • 1.5倍の威力はなかなかのもので、茨の構え成功から発動すれば3ダメージ。状態異常が4つあれば6ダメージと、剣だけで出るにしては大きい。
  • 元から優秀なスキルがそのまま一回り強化された形で、使用感はさほど変わっていない。
 

呪剣

ATK/中・遠/剣3↑銃3↑
ATK+3
攻撃成功時に相手を「毒」(3ターン)

  • これまたシンプルな効果。ただパンチ力が弱過ぎて活躍の機会は少ない。
  • 単純にサブウェポンとして見ると良い技である。少ないながらも補正があるし、副次効果の『毒』は「解放剣」とコンボできる。使い勝手は良い。
  • ではなぜ微妙かというと、「呪剣」を撃つくらいなら走って「解放剣」してる方が強いから、という至極単純な理由による。
    • 「銃がたくさんある時だってあるじゃないか」だって? ならば銃カードを見てほしい。銃カードとセットになってるのは、剣・移動・特殊。もちろん素直に銃で攻撃すべき場面は多いだろう。でもベルンハルトは移動と特殊さえあれば防御に徹することだってできるキャラなのだ。つまり、「有った方がいいが別になくてもいい」という立ち位置になってしまった技なのである。
  • よほど近距離では戦いたくないキャラクターが出てきた時は頼りになる事もある(リーズとか)。あるいは中遠距離に致命的な弱点を抱えるキャラクターが相手の時(アベルとか)。ただ、そういった者が相手でも結局近距離で戦うのが最適解な場合があるので、本当に『無いよりは有った方がいい』程度の使用感である。

Ex呪剣

ATK/全/剣5↑銃3↑
ATK+5,自身を「毒」(1ターン),攻撃成功時、対戦パーティ全員に「毒」(3ターン)

  • 空気スキルから一転、毎ターン狙える主力スキルへと化けた。
  • 攻撃成功時、相手の控えにまで『毒』を飛ばせるようになった。ごく単純に計算すれば、『毒』の分のダメージが3倍である。
  • 自身へ『毒』を付与する効果が追加された。普通なら自身に1ダメージを与えるデメリット効果だが、「Ex解放剣」を利用すれば相手への1.5ダメージとなる。
  • 全距離化により、近距離で「Ex解放剣」と同時に発動することが可能になった。控えへの『毒』付与、自身への『毒』をも活用して「Ex解放剣」の威力を存分に引き出せる。
    • 自身への『毒』付与は「Ex解放剣」の効果の直前なので、そのターンの固定ダメージに加算される。
    • おまけに同時発動でATK+12なので火力も十分。育成の大変なR5にふさわしい強化と言える。
       

イベントカード

移動と剣がベストであろう。
あるいは黒枠のカースで「茨の構え」を無理矢理成功させるのもいい。その用途でなくとも、先手を取りやすいのでカースを用意して損はない。

 

不利な状態異常すらも活用できる特性を持つが、忘れてはいけないのは状態異常の影響を受けないわけではないこと。
ベルンハルトの戦法に問題のない状態異常なら積極的に受けてもいい。だがそうでないもの(主に麻痺&封印)を食らってしまった時のために「聖水」を用意しておくのが賢明だ。

 

コストが重いが移動3あたりも一考の予知がある。特にデッキ全体が先攻でこそ強い型であった場合に価値が高まる。

 

組み合わせキャラクター

移動力の高さと状態異常の活用がポイントになる。
とにかく先手を取りたいキャラクターや状態異常を重ねられるキャラクターと相性がいいだろう。
前者ならたとえばマルグリッドリーズレッドグレイヴ
後者ならレオンドニタウォーケンタイレル、入手難易度が高いがルート
あるいは移動力と状態異常が噛み合う、つまり「呪縛」デッキとも相性がいい。「解放剣」の固定点による大ダメージは見込めないが、確実なダメージソースとして優秀だ。
移動を消費しないまま近距離を取るのにはスプラートが非常に協力的。先手を取ったらスプラートで攻撃、後攻だったらベルンハルトで防御というルーチンワークが強い。中距離で良いならコッブも選択肢に挙がる。
移動を溜め込むという観点では使ったカードを回収できるヴォランドや、手札の移動が移動力になるイデリハあたりがチャンスを窺いやすい。
後考えるべきは遠距離での手数少なさ。それを補えるキャラクターを入れておこう。既に挙げた中ではタイレルとの相性が抜群。他には状態異常を撒きつつ色々と悪さを働けるクーンや、呪縛と強制移動を使えるルディアあたりも花丸である。