ルート
- データ:ルート
Unlight世界の案内人であり、炎の聖女に仕える五人のアコライトの一人。アコライトレッド。
かなりの初期からロビーのショップアイコンに姿を見せており、プレイヤーにとっては馴染み深い存在。2012年のアコライトイベントにて遂に実装となった。公式ブログでもキャラ説明文でもショップに言及され、L2カードイラストでは商品の一つである「妖精の薬」を弄んでいるなど、揺らぐことなくショップのお兄さんである。ブラウに仕事を取られたりなどはしない。
先に実装されていたアコライトのメレン同様、こちらも他のキャラとは一味違う特殊なキャラクターとなっている。一味どころではなく、そもそもゲームが違うレベルという声も。
状態異常に特化し、控えだけを攻撃するという特異なスキルを持ち、実装から現在に至るまで一度の修正もなく環境の第一線を走り続けてきた。
入手は困難だが、その難度に見合ったアイデンティティを持つキャラなので、もし幸運にも入手することができたら是非使いこなしていきたい。長らく考察記事が作られなかったのは入手が困難なためであり、決して対戦で相手をするのが嫌だからというわけではない。きっと。
ジラソーレ
【ATK/全/無1↑】
この戦闘で与えるダメージを対戦パーティの誰かに与え、戦闘ダメージを0にする
- 何かカードを出せば発動するスキル。パッシブスキルと思ってしまって構わない。
- 目の前の相手の代わりにその後ろの控えだけを攻撃するスキル。「対戦パーティの誰か」とあるが、ちゃんと控えが優先されるようになっている。
- 条件の都合上、発動の有無を任意で切り替えることは不可能。ルートが攻撃するなら、必ずダメージは控えに飛んでいく。
- 場に出ておらず行動できない相手を一方的に攻撃できる反面、目の前の相手はいくら攻撃しても無傷のまま。このままではルートを一方的に殴り放題なので、こちらには残りのスキルを使って対処していくことになる。
ビオレッタ
【MOV/全/無1↑無1↑無1↑】
対戦相手にランダムに2つ状態異常を与える
- 移動時に状態異常を付与するスキル。
- 与えられる状態異常は、「ATK-5(2ターン)」「DEF-5(2ターン)」「毒(2ターン)」「麻痺(2ターン)」「封印(1ターン)」「自壊(5ターン)」「恐怖(2ターン)」「呪縛(2ターン)」の中からランダムで2つ。
- なお、麻痺と自壊はターン消費タイミングの都合上、実質的には残り1ターンと4ターンになっている。
- 移動フェイズに3枚出せば、相手にマイナス状態異常が2つも付くという出し得スキル。たいていの場合、毎ターンの発動が前提になる。
- ただし3枚消費は先鋒で行えば残り手札3枚となる、案外重い条件であることに注意。こだわりすぎて攻撃も防御も中途半端になったりしないようにしよう。
- 付与される状態異常の中で「恐怖」だけはルートの側にもデメリットがあるが、同時に防御手段に乏しいルートにとっての数少ない延命策でもある。恐怖に限らず、基本的にどれを引いても有利に働くと思って良い。
- あくまで付与はランダムなので、既に付いている状態異常に重ね掛けしてしまうことがある。持続ターン数が縮んでしまうこともあるが、仕様なのでそこは割り切ろう。
- 付与が簡単な代わり、持続ターン数は控えめ。後述するディジタリスを組み合わせると真価を発揮する。
ディジタリス
【ATK/全/剣3↑銃3↑】
ATK+7,対戦相手の全ての状態異常を2ターン延長する
- 相手の状態異常を延長するという効果を持つ攻撃スキル。ビオレッタで付与した状態異常をディジタリスで延長するのが基本の立ち回り。
- 延長することで、以前に付与した状態異常を残しながら新たに状態異常を付与することができる。
- 上手くいけば、大量の状態異常を重ね掛けしてがんじがらめにしてしまえる。麻痺に封印にステータス減少と重なれば、相手はたまったものではない。
- 毎ターン発動すれば、持続ターン数が1ずつ増加していく計算になる。条件も軽いので容易く狙っていける。
- 条件の軽さの割に高い攻撃力補正も地味に優秀で、目の前の相手の状態異常を延長していたらいつの間にか相手の控えが全滅していたりする。
- 相手がプラス状態異常を付与されている場合、同時にそちらも延長してしまうので注意。
- 「聖痕」や「能力低下」などの持続ターン数の代わりに固有の数値が設定されている状態異常は、その数値が2増加する。
- 「棍術」や「正鵠」などの持続ターン数が1で固定された状態異常は、変化しない。
ロスマリーノ
【ATK/中/特3↑】
自身と対戦相手のHPを入れ替える
- HPを入れ替える攻撃スキル。
- 体力が減って来た時の一発逆転スキル。目の前の相手を攻撃できない特性と噛み合っている。
- 条件が重く、中距離でしか発動できないこともあってロマンの色が強い。
- 上手く発動できれば、相手に大ダメージを与えながら自分はそれと同じだけ回復するという非常に高いリターンを得る。防御面では脆いルートにとって体力のピンチを脱却できる効果は狙いたいもの。せっかく「麻痺」も付与できるキャラなのだから、このスキルを狙って発動するという選択肢も頭の片隅に入れておこう。
- ただし相手が「毒」や「呪縛」、または控え時の被ダメージで削れているとやはりそれだけ効果が薄くなるので、基本的にロマンであることは否めない。低いHPを守り切れるほど頑丈ではないので、危ないと思ったら素直に退却するのも大事である。
イベントカード
ビオレッタの3枚消費からディジタリスを確実に発動するため、できるなら剣と銃、そうでなくとも枚数さえ稼げれば良い。
聖水や回復、カースなどの消費されるイベントカードはビオレッタに使えないため、序盤の立ち回りを邪魔する可能性があることに留意しておこう。とはいえ中盤以降は問題ない程度の発動条件であるし、カースは相手の聖水除去に役立つので積極的に入れてももちろん構わない。
運用と欠点
- ルートの運用
毎ターンビオレッタを発動し、良い状態異常が付くのを待つ。これに尽きる。もはやおみくじである。
相手が交代しないなら、そのキャラをがんじがらめにして控えを削る。
相手が交代するなら、相手全員に状態異常を付けてしまって逃げ場をなくす。
いずれにせよ、常にビオレッタを発動すれば問題ない。
ビオレッタの後はディジタリスを発動できる手札が望ましい。
防御面が弱めというわけで先鋒で暴れられるだけ暴れさせるか、スキル連携を安定させるため大将で悠々とディジタリスを連打するか、どちらでも十分に働ける。
- ルートの欠点
何より防御が手薄である。状態異常を付与する前に攻撃されれば、それだけで倒れる可能性が高い。
相手もルートを見れば速攻で倒し切ろうとしてくるので、ますます倒れやすい。
特に多いのが先鋒起用時、
相手の先頭にビオレッタ
→相手イニシアチブで交代
→状態異常の付いていない火力キャラでアタック
→手札を3枚使っているので盾が十分無い
→ルートワンキル
の流れ。相手先頭キャラの死角に飛び込もうとすると特にカウンターを受けやすいので、様子見は大事である。
スキル構成が攻撃にこれだけ偏っていながら、その実ルートは耐久している方がはるかに強い。堅実な立ち回りを心掛けよう。
また、状態異常キャラの宿命として聖水には弱い。カースを使うなり、クーンなどでイベントカードを潰しておくなり、対策をしておくと安定感が増す。マルセウスやC.C.などの状態異常を解除できる移動スキルを持つ相手には圧倒的に分が悪いので、他のキャラで相手するようにしよう。
自身にプラス状態異常を付与する相手にはディジタリスを発動するとしばしば裏目に出る。ヴィルヘルムなど、封印が付かない限りはがっつり有効利用されてしまう。相手は選ぼう。
ルートと他キャラクターの相性
ルートは全距離て活躍できるキャラなので、距離分担は自由に決められる。防御が手薄なことを考えて防御の強いキャラ、状態異常の延長を生かせる状態異常キャラ、逆にルートの付けた状態異常を生かせるキャラ、相手の聖水を妨害できるキャラ、一緒に控え攻撃ができるキャラ、ルートが移動時に残す剣3銃3を交代で生かせるキャラなど、いろいろなパターンが考えられる。
王道はベルンハルト。ビオレッタを発動した時点で状態異常が2つになり、解放剣の2点ダメージが確定する。防御力の安定感も加わって、ベルンハルトR5実装時には対戦環境に溢れかえったほどの定番コンビ。
スキル効果で相手の状態異常を解除してしまうキャラとは相性が良くない。ただし自壊だけを短縮できるカレンベルクは別で、自壊デッキの一員としてルートが起用されることもある。
引かれる前に聖水を妨害できるクーンも良い相方。同時に肉壁担当もでき、恐怖を利用した耐久戦にも向いている。
ギュスターヴの詛呪を増やし、ルート自身の耐久に役立てることもできる。
ルートの邪魔さえしなければ、どのタイミングても1人で戦える性能を持つルートとは合わせることができるので、低コストも生かして好きなデッキを作ろう。