ヴァイパー

Last-modified: 2023-02-09 (木) 03:17:16

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ヴァイパー (VIPER)

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ロールコントローラー
初期開放状態×
実装シーズンEP.1 - ACT I
実装時期2020/06/02 ?
公式動画リンク
出身アメリカ合衆国
日本語版の声優情報募集中...
その他(ストーリー用のページにリンクさせたい)


BIOGRAPHY

アメリカ合衆国の化学者であるヴァイパーは、危険な化学兵器を駆使して戦況を巧みに操り、敵の視界を妨げることができる。仮にその標的が毒で力尽きなかったとしても、彼女が仕掛ける心理戦の毒牙から逃れることはできないのだ。


ヴァイパーの使い方

”ヴァイパーの毒の中に誘い込まれたら…生きては出られない”

ヴァイパーはコントローラーの一人であるが視界を遮るだけでなくデバフを付与することもできるアビリティーを持つため、コントローラーでありながら敵の進行を遅延させるセンチネル的な側面も持つエージェントだ。
アタッカーでは広範囲を縦に遮るトキシックスクリーン(E)を用いてエリアを分断し、安全な進行をサポートするとともに、より局所的に視界を遮るポイズンクラウド(Q)やデバフを与えるスネークバイト(C)を用いて敵がエリアを取り返すのを防ぐような動きが強い。
また、ディフェンスではポイズンクラウドとトキシックスクリーンをスパイクを設置するエリアに通じる道を切るように設置することで、エリアに突入する際にリスクを押し付けるシンプルな動きでセンチネルのような役割が果たせる。視覚を遮り情報を与えないこと、そしてスモークやモロトフによるダメージの圧力を組み合わせることで敵の進行をかなり躊躇わせることが出来る。
視界を遮って心理戦を仕掛け、その毒牙で敵を破滅へと陥れろ。


アビリティー

ポイズンクラウド(Q)

ガス発生器を構える。「発射」でガス発生器を投げる。この装置はラウンド終了までずっと残り続ける。アビリティーを「再使用」すると、燃料を消費して有毒ガスの霧を発生させる。このアビリティーは何度でも「再使用」でき、また回収して「再設置」することもできる。

クレジット最大保持数無料チャージクールダウンスキル発動時の動作フレンドリーファイア
200 c1なしキャンセル後XX秒構えるなし
解説

Qを押すと、アビリティーを構える。左クリックを押すことでクロスヘアに向かって投擲することで設置され、再度Qを押すことでポイズンクラウドが展開される。展開中にQを押すとポイズンクラウドが解除される。また、発生器に近付いてFを押して発生器を回収することで、再設置が可能となる。
コントローラーでは標準的な、球状に視界を遮るスモークを展開するアビリティー。
視界を遮るだけでなく、中に入った敵は一時的に30ダメージを受けた上でHPが減少していく「衰弱」が付与され、ポイズンクラウドから出るまではデバフが持続する。この衰弱のデバフによる侵入した際のリスクは高く、なるべく、敵の侵攻を防ぎたい主要な通路に設置しよう。
ポイズンクラウドのデメリットとして理解しておきたいことは、現状コントローラーのスモークの中で唯一、物理的な発生源を用いてアビリティーが展開されること。
アビリティーを発射した際に重力の影響を受ける、物理判定によって壁に衝突して反射する、という物理的なアビリティー故の設置の難しさがあり、尚且つ正面の遠方に設置するのが特段難しいため、遠距離での戦闘を得意とするスナイパーの対処が不得手。
また、「毒素」という特殊なゲージを用いてアビリティーを展開することから、ポイズンクラウドが発生している時間をコントロールする必要があり、肝心な時に展開出来ずに敵の進行を許してしまう、といった状況に陥りやすい。
ただし、毒素はデメリットばかりではない。ポイズンクラウドが回収して再設置が出来ることと、毒素という特殊なゲージがあればアビリティーは何度でも発動出来るというメリットから、敵の視線を一時的に塞ぐことでリスクの高い通路を安全に横切る手段としても用いることが出来る。
アビリティーの設置への理解を深めて、エリアをより細かくコントロール出来るようになれば、ポイズンクラウドを使いこなせていると言えるだろう。


トキシックスクリーン(E)

ガス発生器の射出装置を構える。「発射」で長い列状のガス発生器を射出する。アビリティを「再使用」すると、燃料を消費して高い壁状の有毒ガスを発生させる。このアビリティーは何度でも「再使用」することができる。

クレジット最大保持数無料チャージクールダウンスキル発動時の動作フレンドリーファイア
0 c11キャンセル後XX秒構えるなし
解説

Eを押すと、アビリティーを構える。左クリックを押すことでクロスヘアの方向に直線状のガス発生器が設置され、再度Eを押すことで設置された線に沿って壁のような形で視界を遮るスモークが展開される。展開中にEを押すとアビリティーが解除される。
また、ガス発生器の設置は壁を貫通するため、壁越しに撃てば壁の先にもアビリティーが設置される。また、購入フェーズ中の障壁も貫通するため、購入フェーズ中は進入できないエリアにも設置出来る
スクリーンの名の通り長距離に直線状の壁を発生させるスモークで、アビリティー発動中は広範囲に渡って視界を塞ぐ。
視界を遮るだけでなく、中に入った敵は一時的に30ダメージを受けた上でHPが減少していく「衰弱」が付与され、トキシックスクリーンから身体が完全に出るまではデバフが持続する。
視界を遮るアビリティーの中では効果範囲が特に広いことから、開けたエリアを分断する形で使われることが多い。
逆に、細かく入り組んだ地形に対しては滅法弱く、複雑な道がスクリーンによって細かく分断されてしまい、周囲の安全確認が取りづらくなってしまう。
また、設置先の直線上に、上下どちらにも空間がある構造を通る場合は、射出されたガス発生器が描く放物線の真下にある空間に設置され、ガス発生器の下に空間があってもスクリーンは必ず上側にのみ生成される。つまり、上に設置したい場合は上を向きながらアビリティーを射出し、下に設置したい場合はガス発生器が上の空間に乗らないように低めにアビリティーを射出しなければならない。ただし、下目に撃ちすぎるとスクリーンの設置が短くなってしまうので注意しよう。
トキシックスクリーンも、ポイズンクラウドと同様に「毒素」という特殊なゲージを用いてアビリティーを展開することから、トキシックスクリーンが発生している時間をコントロールする必要がある。局所的に視界を遮るポイズンクラウドと違って広範囲にわたるアビリティーのため、毒素がなくなりスクリーンが下がれば、スクリーンを挟んでいた反対側全ての場所が警戒すべき場所になる、という危険性はしっかりと把握しておこう。


スネークバイト(C)

科学物質の射出装置を構える。「発射」で化学物質のキャニスターを射出する。このキャニスターは地面に触れると破裂して、化学物質の汚染地帯を作り出す。汚染は長時間持続し、踏み込んだ敵にダメージを与えると共にその動きを鈍らせる。

クレジット最大保持数無料チャージクールダウンスキル発動時の動作フレンドリーファイア
200 c2なしなし構えるあり
解説

Cを押すとアビリティーを構え、左クリックでクロスヘアの方向に射出する。地面に着弾すると、触れているプレイヤーに「弱体化」を付与するとともにダメージを与え続ける毒が床に広がる。
簡単に言えばダメージを受ける床を展開するアビリティー。
狭く入り組んでいるようなクリアリングがしづらい地形の、敵が居そうな場所に対して射出して炙り出す、といった相手に有利なポジションで立ち止まらせない使い方が基本。
加えて、「弱体化」したプレイヤーは受けるダメージが2倍となるため、ダメージを受けてポジションを変えようとした敵をキルしやすくなる。
ただし、スネークバイト1つで敵をキル出来る程の効果はない。足止めとして使用する際も、前述のポイズンクラウドやトキシックスクリーンに合わせて使用するのが好ましい。
スパイクを設置した場所に対してポイズンクラウドと一緒に使用して、スパイク解除を阻止するために用いられることも多いアビリティーであり、遠く離れた安全な位置からスパイクを設置したエリアにスネークバイトを放つ戦術が存在するが、スパイクを設置するまでスネークバイトが他のことに使えないというリスクもある。
どこまでスネークバイトを警戒してくれるか、という敵との心理戦が重要となるため、自身のアビリティーに対して敵がしてくる行動をしっかりと把握しておこう。
また、とくに注意して欲しいのは、自分で踏んだりフレンドリーファイアをしてしまった際に、ダメージだけでなく「弱体化」まで付与されてしまうという点。誤って踏んだ時点で自分や味方のキルされてしまうリスクが極端に跳ね上がってしまうため、スネークバイトを撃つ場所はしっかりと情報共有しておこう。


ヴァイパーズピット(X)

化学物質の散布装置を構える。「発射」でヴァイパーの周囲の全方向に化学物質を噴霧し、広い範囲に霧を発生させる。この霧は視界を悪化させるだけでなく、中にいるプレイヤーの最大HPも低下させる。

アルティメット必要pt発動中の操作スキル発動時の動作フレンドリーファイア
8 pt制限なし構えるなし

アルティメット発動ボイス、台詞
味方「邪魔をしないで」
敵「ようこそ私の世界へ!」

解説

Xを押すとアビリティーを構え、左クリックを押すと広範囲に渡って毒の霧を展開する。この時、最終的な毒の霧の範囲はクロスヘアで狙った地点を中心とした円柱状の範囲となるが、毒の霧ヴァイパーが立っている位置から展開される。展開した毒の霧から離れた際に表示されるゲージがゼロになる、ウルトキーを押し続ける、ヴァイパー自身がデスするのいずれかが発生した際には解除される
広範囲に渡って、視界を悪化させた上でデバフを付与するエリアを作るアビリティー。
エリア内は視界が悪化する上に、敵プレイヤーはエリア内に居続けると衰弱効果により体力が1になるまで減少し続けるため、非常に高いリスクを相手に押し付けることが出来る。
アタックではスパイクを設置する際に展開することで、敵がスパイクが設置されたエリアに入るというだけでもリスクを冒さなければならない状況を作り、ディフェンスではスパイクが設置出来るエリアを包み込むように展開することで防御を固める、といったシンプルな使い方だけでも効果的だ。
またヴァイパーズピットを展開したヴァイパー本人だけはピット内に侵入してきた敵が強調表示されて見えるため、衰弱効果も相まってピット内はまさにヴァイパーの狩場とも言える領域となる。
ただし、敵も味方もヴァイパー本人でさえも毒の霧により視界が悪化している事に変わりはないため、ヴァイパーズピットの範囲外の情報はとくに取り辛く、またヴァイパー自身がデスすると即座に解除されることから味方との連携は平時よりもさらに重要になる。味方もピット内に籠って守りを固める、ヴァイパー以外はピットの外に出て情報を得る、この二つの行動を状況によって使い分けよう。
また、ヴァイパーズピットの境界線はポイズンクラウドやトキシックスクリーンのようなスモークと同様に視界を遮断する効果があり、一部のアビリティーはヴァイパーズピットの内側、あるいは外側のどちらかにしか影響しない。ヴァイパーズピットはヴァイパーが範囲外に出ても最大8秒の猶予がある。もしもの時は範囲外に身体を出すことも選択肢の一つになるだろう。


毒素ゲージ

ポイズンクラウド、トキシックスクリーンを使用する際に消費する特殊なゲージ。

ゲージ消費速度
最大値ポイズンクラウド(Q)トキシックスクリーン(E)
100100/16秒 (6.25/秒)100/16秒 (6.25/秒)
回復速度Q+E 同時発動
100/20秒 (5/秒)100/12秒 (8.4/秒)

ラウンド開始直後の初期値は最大値である100。
アビリティーによる消費速度に差はないが、ポイズンクラウドとトキシックスクリーンを同時に発動すると消費速度が上がる。
ゲージが20を切るとゲージが赤くなり、残量が残り僅かであることを通知してくれる。
アビリティーを発動するには最低でも20必要なため、続けざまにアビリティーを発動する場合はゲージを使い切る前、ゲージが赤くなったらすぐのタイミングで解除しなければならない。
ヴァイパー以外のプレイヤーにはゲージが確認出来ないため、どのくらいアビリティーが持続するかが非常に分かりづらい。
毒素とアビリティーの状況はしっかりと情報共有するようにしておこう。


ヴァイパーの評価

他のコントローラーと比較して

解説

 ヴァイパーは、コントローラーの中では特にスモークを通り抜ける際のリスクが高く、デバフを与えて足止めや侵攻のペースダウンを狙う、センチネル寄りの戦術に長けている。
 過去のパッチノート 4.04でも「ヴァイパーのコントローラーとセンチネルを兼ねたロールは、私たちも気に入っています。」、という一文が入るほど、センチネルとしての側面が高い評価を得ていることは間違いない。
 また、トキシックスクリーンが直線状かつ広範囲にわたるため、開けたエリアを分断するのはヴァイパーの十八番。そのため、エリアが特に広く警戒すべき場所が多いエリアを安全に侵攻出来るのはコントローラーとして最も大きな強みだ。

 ただし、他のコントローラーと比べると細かいエリアコントロールがしづらく、状況を打開する力に乏しい
 エリアを大きく分断することは出来ても、オーメンのパラノイアや、ブリムストーンのスティムビーコン、アストラのノヴァパルスやグラビティウェルのように、敵の妨害や味方へのバフを付与するなどして攻め込む際のサポートが出来るアビリティーが少なく、エリアを取り返す際にアビリティーが無い状態で戦闘することも多い。
 アルティメット中も相手にデバフが入るとはいえ、HPが必ず1は残るため、相手に弾が当たらなければ倒されてアルティメットが解除されてしまうというリスクもあり、他のコントローラーよりも純粋なエイムの強さが要求される状況になりやすい。これは、アビリティーが防衛を主軸としているセンチネルと同様の弱点である。
 なるべく敵にリスクを押し付けて攻め込まれるのを事前に防ぐ前のめりな攻防をメインに、分断したエリアに対して味方と連携して少しずつ制圧するチームプレイを心掛けたい。


対ヴァイパー

解説

 ヴァイパーのアビリティーは毒素を使用する仕様上、半永久的にアビリティーが持続するため、長期戦を意識して生存を重視していることが多い。そのため、敵から身を隠していることも多く、狙ってキルすることは難しい。
 ポイズンクラウドやトキシックスクリーンは通り抜けるだけでデバフを受けるだけでなく、意図的にアビリティーを解除出来るため、視界が晴れるタイミングが読みづらく、周辺をうろつくだけでもリスクが高い。
 そのため、なるべくチーム全体で固まって動き、アビリティーが解除されるタイミングで一気に仕掛ける連携力が重要となるだろう。
 また、スネークバイトはスパイクを設置/解除しようとしているプレイヤーに対して使用されることが多く、何も考えずにスパイクに触り続けているとアビリティーだけでキルされてしまうリスクがある。
 ただし、敵がアビリティーを撃つ判断材料はスパイクに触った際に鳴る「音」となるため、スパイクの設置/解除を一瞬だけ行い、すぐにキャンセルすることで、アビリティーの無駄遣いを誘う動きを一度挟むようにしよう。
 また、トキシックスクリーンだけは購入フェーズ中でも設置を確認出来る。勿論トキシックスクリーンが設置された場所が狙われるという、単純な戦術を取り続けることはないだろうが、敵がどのような動きを狙っているかはトキシックスクリーンだけでも判断しやすい。トキシックスクリーンを見つけた際はどのように設置されているかを情報共有し、展開された際のエリアの区切りに合わせた動きへと変える柔軟な思考が大切だ。

 エリアの主導権を握るコントローラーとしては、やはり索敵やエリアを奪い取る打開力に長けたイニシエーターが最も対処しやすい。
 ヴァイパーズピットは自分に有利なエリアを作り出すが、内側の狭いエリアに籠るというアビリティーの性質上、内部にソーヴァのリコンボルトやオウルドローン、スカイのトレイルブレイザー、フェイドのホウントやプラウラーなどの索敵アビリティーを撃ち込むと位置が特定しやすく、敵は嫌でもアビリティーの対処を迫られるため、不利な状況に追い込みやすい
 トキシックスクリーンも同様で、広範囲の視界は遮れるものの細かなエリアが分断できないために、索敵アビリティー一つでも敵の正確な位置を把握しやすく、スクリーン越しにキルを狙うことで打開がしやすくなる。
 幸いにも、イニシエーターが無料で使えるアビリティーは全体的にヴァイパーに対して強気に出られるものばかり。攻め入る時は惜しみなく使っていこう。
 また、センチネルにとってはトキシックスクリーンが上がった時が攻めるタイミングと踏んで、局所的にアビリティーを発動して足止めするのも効果的だ。本来ならば攻め込めたはずの場所へ移動出来ずに毒素も消費するという、毒素の管理が重要なヴァイパーにとっては大打撃となる。毒素が回復するまでは安全な移動が出来ないため、その間に挟んだり味方と合流するなどして更なる追い打ちをかけよう。


更新履歴

2022/12/06 - パッチノート 5.12
 ・ヴァイパーズピット
  -ガスの状態の回復時間(5.0s >>> 25.0s)
  -ガスの範囲外での最長時間短縮(15.0s >>> 8.0s)
  -ULTポイント増加(7 >>> 8)

過去のパッチノート

準備中...


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