オランダ

　
左は世界初のトリコロール(三色旗)とされているオランダ国旗。同様のデザインは欧州各国で取り入れられた。右はオランダ海軍用の国籍旗。

オランダ海軍の歴史は古い。その起源を辿ると神聖ローマ帝国のハプスブルグ領であった時代まで遡り、その後にスペイン・ハプスブルグ領を経て「オランダ独立戦争」(1568～1581)によりネーデルラント連邦共和国が成立すると独立のために戦った武装商戦団はそのままオランダ海軍となった。17世紀に入ると東インド会社が設立され、大規模な東アジア・東南アジア貿易が始まる。当初はイギリスに対して貿易で優位に立っていたものの、3度に渡るイギリス・オランダ戦争に敗北するとオランダの黄金時代は終わりを迎える。しかし、イギリスに敗北を喫した後も「世界中に植民地を持つ海上帝国」として列強の一角であり続けた。18世紀に入ると今度はフランスと争い、国力を損耗。さらにかつての植民地を次々と失い、19世紀には他の列強諸国と比べると格の落ちる海軍しか整備できなくなってしまい、これ以降オランダは大きな戦争を積極的に戦うことは無くなった。第1次世界大戦も中立国として参戦しなかったが、第2次世界大戦においては植民地であるインドネシアに対して侵攻する日本軍に対抗するため英米豪などと連合艦隊を組んで戦いを挑むことになる。なお、本国の艦隊はドイツにあっけなく鹵獲されてしまった模様。

概要

ver5.1で追加された国家。これと同時に同時に「空襲」も実装されたが当時は既存艦艇にその使い手がおらず、後のDZP実装を経てver5.2の2022年5月19日よりツリー巡洋艦のアーリーアクセスが始まった。
主砲口径はTier上昇と共に拡大、Tier7までは軽巡、Tier8は重巡、Tier9以降は大型巡洋艦となっている。Tier6以降使用できる「空襲」と、高い対空による自衛能力(特にTier7以降)が最大の特徴のツリーを持つ。

通常艦

Tier1	Tier2	Tier3	Tier4	Tier5	Tier6	Tier7	Tier8	Tier9	Tier10
Van Kinsbergen	Gelderland	Java	De Ruyter	Celebes	Kijkduin	Eendracht	Haarlem	Johan de Witte	Gouden Leeuw

：戦艦(BB)

：巡洋艦(CA/CL)

：駆逐艦(DD)

：空母(CV)

プレミアム艦

プレミアム艦艇一覧

Tier1	Tier2	Tier3	Tier4	Tier5	Tier6	Tier7	Tier8	Tier9	Tier10
							De Zeven Provinciën	Groningen	Tromp
							Black Haarlem

：戦艦(BB)

：巡洋艦(CA/CL)

：駆逐艦(DD)

：空母(CV)

ショップで購入可能なプレミアム艦艇一覧

今のところショップで購入できるプレミアム艦はない。バンドル、スペシャルオファー、限定オファー、造船所、箱、ソナー掃海、、ブリッツパス、イベントなどで獲得の機会を待とう。

傾向と特徴

・軽巡
ティア1から4までは特筆すべき点はない。このため巡洋艦の乗り方が判っている艦長はこの辺りはフリー経験値を使用してスルーしても問題ないだろう。
ティア5のセレビースからソナーが追加される。ソナーを使った事がない、もしくはあまりうまく使えないという艦長は本艦からソナーを扱う練習を兼ねてこの辺りから進めてみると良いだろう。ソナーを適切に使いこなせるかどうかは「敵駆逐を自由にさせない」という意味で非常に重要なので、本ツリーを進める上での必須要件である。ソナーの扱いが判っている艦長はここまでスルーしても問題ない。
ティア6からはおまちかねの空襲が追加される。この空襲爆撃機はスポット能力があるので序盤で敵がいそうなところに投げておくと味方はかなり勇気づけられる。
最初はほんっとうに当てづらいのでbot戦で練習するべし。まぁbotにこそ当てにくいのだが()
ちなみにバーモントツリーの米戦は、最大船速で直進してる時は艦首に四角い空襲範囲のインジケーターを合わせると綺麗にヒットする
その他の船に対してはやりすぎと思うくらい偏差を取ると意外と当たったりする
ティア6、7の蘭軽巡はわりかし曲がる方なので、装備は転舵がおすすめ(隠蔽も大アリ)
ちなみにティア6カイクダウンは信じられないほど着火しずらいので、ケーニヒスベルクあたりでAP弾で戦艦の艦首艦尾を抜く練習をしよう
そもそも戦艦を撃つのは駆逐巡洋艦を処理した後であるが、戦艦燃やしたーいと思う人は、巡洋艦とかと戦いつつ戦艦に空襲してやろう。三重火災起きた時なんかは爽快である
ティア7エンドラからはキャンプファイヤーができるようになる。蘭巡の本領発揮である。
しかし！！！
ここからは弾速がかなり落ちてしまう。頑張って慣れて、駆逐軽巡には10門のAP、重巡戦艦にはHEを撃ち込みまくって圧倒しよう。

・Ⅷ　ハーレム
オランダ重巡はティア8ハーレム一隻である。
ここまでの軽やかな舵は捨て去り、かなり重い舵となっている(まあ装備の二スロット目は転舵がいいだろう)

• 主砲
  主砲は装填が遅いが、貫通力が低くダメージが大きいAPと、投射量は少ないがよく燃えるHEの構成となる。ハーレムのページを見てもらうとわかると思うが、砲撃だけでは結構同格の巡洋艦に負けるので、島横付けで全部砲塔のみで撃つ戦法も視野に入ってくる。ちなみに駆逐には6キロ以上離れてたらAPで打てば結構刺さる。
• 空襲
  ついに二連撃できるようになる。ポンポン投げて戦艦を火だるまにしよう。敵に同郷のデゼーヴェンがいるが、奴は威力や貫通力、散布が低めなかわりに回転率を上げている。威力ではこちらが勝る。しっかり当てられるようにエンドラで腕を磨こう。
• 対空
  これまで小口径しかなかったが、ついに待望の両用砲が追加され、高い対空を持つようになった。
  しかし！！！こいつは重巡である。エンドラみたいにくねくねしてるだけじゃ普通に当てられてお陀仏である。

・Ⅸ　ヨハン・デ・ヴィット、Ⅹ　ハウデン・リーウ
大巡のようで重巡としては微妙といった難しい船である。

• 主砲
  240mmと口径が上がったが正直弱い。散布やHE弾の貫通力が悪く、おまけに短射程なので非常に扱いづらい。
  ハウデンの主砲はシャルンと同じだがHE弾の性能が向上している。普段遣いはAP弾のほうが貫通弾が出やすいが。
• 空襲
  射程はようやく9km台に乗ったが正直遠距離主体のこの戦場では更に使いにくくなった。
  ただしそれなりの距離で戦艦には30000以上のダメージを献上してくれることもあり、しっかりと狙っていくべきである。
• 対空
  かなりの高対空だが警戒のレベルと船体のデカさを見てもらえればわかるがお察しである。
• 注意
  一応ソナーがあるものの駆逐艦に肉薄されると為す術がない。というかこのツリーの9,10に対駆逐処理性能を求めてはいけない。何故なら扱いづらい主砲に沈黙している副砲(?)のせいで近接戦はまず無理である。空襲もあるが射程が3.6km以内だと使えない。ガン縦で突っ込んでくる駆逐艦には魚雷ですぐ沈むので駆逐の位置把握は無限レーダーともとれる空襲も駆使して対策しよう。

ツリーの総論
唯一無二の攻撃手段、空襲を装備したツリーで非常に魅力的であるが、初心者には絶対におすすめできないツリーである。
まず軽巡、重巡、大巡と艦種がバラバラなせいで慣れにくい。そして空襲だが、皆回避能力を上げてきていたりしている上に現在の謎の駆逐艦環境では使いにくいものである。
またbot戦ではbotデモインやボルチモアに一方的にボコボコにされるような始末である。Ⅶ、Ⅷで空襲のいろはを学び、是非ハウデンで空襲で戦艦を吹き飛ばす爽快さを味わってほしい。

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