De Ruyter

デ・ラウター級軽巡洋艦　デ・ラウター

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・派生艦船

・兵装

ゲーム内説明

デ・ラウターは太平洋におけるオランダの権利を守るべく建造された軽巡洋艦。主砲塔を背負式に配置していた。

解説

2022年5月19日AM1時より、13時開始のオランダ巡洋艦アーリーアクセスイベントに先行して配布された艦艇。「デ・ロイテル」とも。

・主砲
　本艦唯一の武装。150ミリ砲を連装で3基、単装で1基搭載。砲配置は艦首部に連装砲1基2門、単装砲1基1門の計3門。艦尾側に連装砲2基4門という構成である。砲性能としては射程は平均的で砲旋回も若干遅めだが、AP弾の単発ダメージが515とそこそこ優秀。このため全門斉射した際の瞬間火力は3605と同格内でナンバー3に入る。しかし装填速度が素で8.5秒と長めでDPMで観ると25000台と英巡よりややマシというレベルに落ち着いてしまう。HE弾ダメージは437と独巡(426)よりはマシだが平均以下であり、発火率も4%と高くは無い。このため基本的にはAP弾を主体として戦うのが良いであろう。
　参考までにこのティア帯で連装砲塔を採用しているのは珍しく、艦尾側の砲は弾が纏まって発射されるので集弾性もまずまずである。砲塔の配置もかなり近代的で、艦幅がスマートなことも相まって後部砲塔の前方射角は悪くない。とはいえ残念ながら前部砲塔の後方射角は見た目ほどは良くない様だ。

・副砲
ない。低Tireではよく起きる接近戦は不得意である。

・魚雷
「自分、魚雷積んでます～」みたいな顔をしているがない。そのため基本的に接近戦はするべきではない。戦艦と巡洋艦からは常に距離を取ろう。

・対空
小口径砲は49と同格最高だが、大口径砲が存在しないため最後の1,2秒でしか使えず、単独での撃墜は厳しい。ただTier4空母の雷撃機くらいならまだ上手い人ほとんどいないので、機動性の良さも相まって回避は容易である。

・装甲
装甲はこのティア帯の例に漏れずペラペラの紙装甲である。軽巡洋艦あるあるの「戦艦砲は過貫通してくれないのに、横を向けていると駆逐艦のAP弾にすら抜かれる」といった程度なので、敵艦に対して側面を曝すのはご法度である。(Tire差があるから当然と言えば当然だが)ケーニヒスベルク等のAP弾が強い敵艦に喧嘩を売るのは絶対にやめよう。大ダメージを食らってしまうのがオチである。ついでに艦尾に巡洋艦・駆逐艦のAP弾を食らうと駆逐艦並みに舵が壊れやすい。

・機動性
最高速は素で31.40ノットと平均的。このティア帯においては本艦を含めて30ノット以上出るグループと、30ノット近く出るグループの2グループに分かれるが本艦は第一グループの中で一番遅い。エリート特性や装備等を速度重視にすると34ノット台にまでは持っていける。加速は13秒を要するためやや鈍い。しかし転舵性能は良好なので敵弾回避はしやすい。

・隠蔽性
6.84kmは球磨と並んで同格最良であり攻めにも逃げにも使いやすい。とはいえ武装が主砲しかなく接近戦に強い訳でもない上マップ自体が小さいので、攻勢時にはほとんど役に立たない。

・生存性
HPは18000台と同格内では体力に優れる。ところが装甲や耐性には期待できないので被弾するとガッツリ体力を失ってしまう。特にAP弾の強い巡洋艦や戦艦に腹を晒すとすぐ溶けるため、前述の機動性を活かして回避しよう。

・消耗品
「高級船員食料」「予備整備パック」「改良型ディーゼルエンジン」を推奨。

・装備
　・兵装　主砲改良1を推奨。装填速度が気になる人は2もアリだが、主砲が壊れやすくなる点に注意
　・防御　操舵装置改良1か推力改良1
　・適正　操舵装置改良2

・エリート特性
　・護衛特化　主砲旋回速度+7%、最高速度+3%、対空火力+5%
　・エリート砲術員　主砲装填速度-3%、主砲旋回速度+7%←これがいい(どちらも砲旋回が向上するが対空は不要。できるだけ装填の遅さを補いたい。)
　・功績　EXPアップ+10%

・総論
本艦は平均的な速度とそこそこ優秀な舵を搭載した船体に、装填こそ遅めなものの瞬間火力に優れる主砲を搭載している。軽巡洋艦として必要な要素は纏まっているものの、他国艦と比べて突出した強みを持たない事から艦の性能を押し出しての戦い方においては物足りなさを感じさせ易い。また魚雷を搭載していない事から状況対応能力に優れる訳でもなく、扱い方によっては早々に港に帰る事になりかねない。しかし軽巡洋艦としては基本を押さえた素直な性能をしており、巡洋艦の基本の立ち回りに慣れた艦長にとっては割と扱いやすく、十分に活躍も見込める艦と言えるだろう(決して地雷という訳ではない)。

戦闘名誉章

史実

前級のジャワ級を補完するために建造された植民地用の軽巡洋艦。姉妹艦はいない。
予算の都合上小型の巡洋艦となったため魚雷発射管は搭載せず、主砲も両用砲となっている。
太平洋戦争ではABDA艦隊の一員として日本軍と戦うが、スラバヤ沖海戦にて魚雷2本が命中し轟沈。生存者はわずか17人だった。

小ネタ

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