Smolensk

スモレンスク級巡洋艦　スモレンスク(MLK-16-130)

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・兵装

・艦艇スキル

ゲーム内説明

敵の小型艦艇に対抗すべく第二次世界大戦後に開発された小型軽巡洋艦(MLK 16 x 130)のプロジェクトで、両用砲を4連装砲塔4基計16門搭載していました。

解説

非常に高い火力・影響力と非常に脆い船体を持つ、屈指の玄人向け強艦である。

・主砲
ツリー駆逐艦が装備する130mm砲を4連装で合計4基16門装備。空母のナヒーモフと同じ主砲を搭載。
単発こそデルニー,ハバロに劣るものの、射程が11.67kmと格段に使いやすい上、変態弾幕艦とは違い弾道、弾速ともに優秀なので遠距離でも当てやすい砲となっている。小口径砲を搭載する軽巡との比較はコルベールの欄を参考にしてほしいが、中でも本艦は初心者でも扱いやすい破格の取り回しやすさを誇っているといえる。
旋回速度も30度と良好で取り回しが非常に良い上に、どんな艦種だろうと数斉射でBBQ場にしてしまうほどの圧倒的なHE弾の発火率とレートは非常に脅威である。さらには主砲の装填時間も4.5秒とかなり短いので、消化からの再着火も最も簡単にこなすこともできる。ただし巡洋艦の仕事もせず煙幕に籠り回避運動もせず延々と戦艦を燃やし続けるのは愚の骨頂。このTierの戦艦乗り達はいとも簡単にモク抜きしてくる…
また、AP弾も優秀で過貫通しにくい特徴も相まって、3,4斉射もあればいとも簡単に同格の駆逐は潰すことができる。(軽巡達や高耐久ガン縦駆逐艦は除く。)さらには後述のスキルも相まって、中、近距離における対駆逐艦戦闘のやりやすさで右に並ぶ者はいないだろう。

・魚雷
主にお守りであるが、煙幕から離脱する際に接近してくる敵に向けてばら撒いたり、肉薄してきた駆逐艦を狙ったりと、案外使える場面は多い。射角も良く5連装とカバー範囲も広いため状況を見ながら積極的に使っていこう。

・対空
防空巡洋艦と呼ばれるだけあって、艦艇スキルの「対空警戒Ⅱ」を使用すればそれなりに撃墜を稼いではくれるが、そもそも船体サイズが小さく対空装備の数が限られていることに加え、凄まじいヘイトの高さと後述の生存性から単艦で敵艦載機を凌げるほどの対空能力はないと言える。狙われない位置取りが重要だが、どうしようもない場合は素直に味方に頼ろう。
因みに、素の値は蔵王とほぼ変わらない。対空警戒スキルの違いから本艦の方が対空能力は高いが、スキル使用時、蔵王は787.5、本艦は890である。
戦後艦、両用砲、16門にもかかわらずこの対空とはソ連の対空への危機意識の低さが窺える。
ぶっ壊れ空母にAP爆弾が強力なリヒトや、最近登場したソ連空母、強力な雷撃機白龍には余裕で１万以上持っていかれる。味方の近くにいることを心がけよう。

・装甲
装甲は無いに等しい。装甲の解説を行う前に各部がどれ位薄いかを解説すると、まず最も堅固な側面装甲帯がたったの50mmしかない。艦首・艦尾・甲板は16mmと駆逐艦と変わらない。これでは駆逐艦のHE弾が貫通してしまうレベルである。そして装甲6%はダメージをほとんど軽減できず、命中すればHPを直接削って来ることを意味している。さらにソ巡お約束の大きなバイタルパートが海面上に突き出しているが、ここに砲弾が命中した場合はどうなるかは火を見るよりも明らかであり…防郭防御7.5%ではバイタル貫通時のダメージ軽減効果はほとんど見込めないだろう。おまけに他の巡洋艦と比べてバイタル貫通確率が高めに設定されており、生存性の低さに磨きをかけている。(悪い意味で)一応、数値の上では日本ティア5プレミアム巡洋艦「矢矧」やアメリカティア7プレミアム巡洋艦「アトランタ」と同じ値を誇ってはいるが、どれくらい脆弱であるかをご理解いただけたと思う。戦艦はもちろん、APの強い駆逐や巡洋艦にも常にバイタルを抜かれるものと考えて行動する必要があり、試合開始直後から棺桶に片足どころか両足入っているようなレベルである。20インチや18インチ、同志16インチには下手をしたら数発の被弾で轟沈してしまうこともある。戦艦乗りにとっては防郭の危機献上艦である。

・機動性
最高速度の34.45ノットは特別速いというわけでもないが良好といえる。一方、転舵性能に関してはソ連艦らしく反応が遅いため、素の状態での機動防御は厳しいと言わざるを得ない。

・隠蔽性
船体サイズから見ても分かる通り、巡洋艦の中でいえばトップである。が、特性上砲撃型駆逐艦と軽巡洋艦の中間のような存在であるため、特別優れているとはいえないというのが筆者の感想である。

・生存性
ティア7クラスの体力、ティア5クラスの装甲厚と半分リーチがかかった状態に等しい本艦だが、さらにはblitz最高峰クラスのヘイトを背負っている。（ライバルのオースティンやコルべールよりも高い）少しでも甘い動きをすれば戦艦の1斉射で瀕死、複数の艦艇に狙われれば一瞬で撃沈のレベルである。幸い引き撃ちの姿勢で速度に乗って居れば船体サイズの小ささが有効に働いたり、煙幕を適切に使用すればこれらの弱点もある程度はカバーできる場合もあるが…高い発射レートのお蔭で「絶殺モード」で追いかけられたり煙幕内でも位置バレしてしまうことも多く、扱いには注意が必要。戦艦、重巡洋艦、日本空母の艦載機の位置には常に気を配り、狙われない立ち回りを心がけよう。コルベやオースティンといった他の軽巡と比べ煙幕Ⅱが2回使えるためそれに頼りがちだが、最近はレーダー持ちの巡洋艦がどんどん増えてきたことで8km以内にレーダー艦がいれば無意味と化す。煙幕の使い時は考えるべき。

・消耗品
隠蔽、装填、機動を推奨。

・艦艇スキル/艦長スキル
ソナーⅡ、煙幕Ⅱ、対空警戒Ⅱと自衛には十分程度の艦艇スキルを持っているがいかんせん生存性がミジンコなので、慢心してはいけない。
艦長スキルは、ソナーの回数を増やす戦術支援、煙幕の時間延長の雲隠れは必須だろう。クズネツォフ艦長がいれば、第六感を取得すると大きな強みになるだろう。

・装備
1スロ目は装填か精度をお好みで。砲旋回も一考。
2スロ目は加速か転舵強化を推奨。
3スロ目は隠蔽か舵をお好みで...と言いたいところではあるが、駆逐狩りする上で隠蔽はかなり重要である上に、最近隠蔽のいい軽巡も増えてきているので、それに対抗すると言った意味でも隠蔽をおすすめしたい。隠蔽に全振りすれば被発見距離が6.5kmと同格駆逐艦の素の隠蔽よりちょっと悪いレベルになる。この隠蔽は主に中盤以降の駆逐艦が減少している時や同心円の占領戦などで生きてくるが、さすがに隠蔽強化の駆逐艦には勝てないので、序盤など駆逐と対峙する際は魚雷回避などのプレイヤースキルがものを言う。
よって、戦況把握や回避術などが発達している上級者ならば隠蔽装備を取ることで、より高度な戦略をもって戦を制することができるだろう。
頭脳プレイ派の人達には隠蔽がお勧めできるかもしれない。

・エリート特性
　・新型砲塔　主砲旋回速度+20%
　・新型榴弾　主砲榴弾ダメージ+2%、主砲発火率+7%
　・功績　EXPアップ+10%

・総論
生存性を犠牲に優秀な主砲火力を備えた本艦だがその低い生存性から常に最優先攻撃目標とされるため言うまでもなく完全に玄人向けである。徹底したヘイト管理、素早い状況判断、的確な操艦の技術を要するため駆逐艦及び巡洋艦の経験をしっかり積んでおくことが望ましい。既に手に入れた、或いは今後購入しようと考えている初心者は、まず最初にいずれかの国の駆逐艦と巡洋艦のツリーをティア10まで進めてから使用することを強くお勧めする。本艦が「強い」と感じるのはある程度のスキルを伴った人間が操作するからであって、初心者が乗れば弱いことこの上ない。
逆にいえば、経験を積んだ艦長たちがこの船に乗れば、厄介を通り越して殺意が湧くレベルである。基本的に集中狙いは避けられないので猛攻を掻い潜り如何に影響力を出すかが鍵であろう。

戦闘名誉章

史実

小ネタ

スーモ5000円事件

2022年2月23日、スモレンスクがなんと5400円(アップルは5500円)のバンドルで販売された。これによりランダム戦に大量のスーモが発生し、Tier10は一時魔境と化した。なお、現在はバンドル系はクリスマス時（15000円）でしか登場せず、他にはイベントのガチャや、掃海などでしか入手することができない。

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