Zerstörer1

フレッチャー級駆逐艦　ツェアシュテーラー1（D-170）

性能諸元

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

・兵装

・艦艇スキル

ゲーム内説明

フレッチャー級駆逐艦の1隻で、強力な対空兵器と優れた航行速度を特徴とする。1958年に西ドイツ海軍に引き渡された。

解説

フレッチャー級のアンソニーが、退役後西ドイツに渡った姿である。

・主砲
フレッチャー級は127mm単装砲を前2後3という5基5門構成だが、本艦は第3砲塔がオミットされており前2後2の4基4門構成。ドイツ艦という事でAP弾ダメージに強化が入っているのだが強化の度合いはマイルドでAP弾単発火力は437。そして弾道はフレッチャー級よりは低くなっており、米駆砲を扱い慣れていない艦長であっても扱えるようになっている。しかし弾速は改善されていないので正直当てにくい。その上で主砲4門構成は同格内でも最低クラスの砲数であり、装填時間こそ素で3.2秒とそこそこ速いもののDPMとして観ると同格下位に落ち込んでしまう事から、後述する艦艇スキル「高速装填」を持っているとはいっても他国の砲駆と積極的に撃ち合うのは避けたい。HE弾はフレッチャー級と同じダメージで発火率も3%とそのままであって戦艦を燃やすのに都合が良いかと思いきや、今度は弾道があまり高くない事が災いして島越え射撃が可能な場所が制限されてしまう。更に4門構成という事もあって1分間当たりの期待発火率は同格下位であって過剰な期待を寄せるのはやめてあげよう。とはいえ元米駆なので砲旋回が速く砲指向性は悪くない。

・魚雷
533mmクラスを5連装魚雷発射管に収めて艦中央後部に1機搭載。フレッチャー級でいうところの第2魚雷発射管のみ装備となっている。魚雷本体の性能は単発火力・射程・雷速・浸水率までフレッチャー級搭載魚雷と同様で、装填時間のみがドイツ水準の素で48秒に短縮されている。しかし1機5射線という魚雷発射管の数の少なさにより瞬間火力やDPMは他国の駆逐艦と比べて圧倒的に劣ることになり、本艦は艦艇スキルの「魚雷装填」を保持しておらず素の構成のみで戦っていく必要がある事からドイツ駆逐艦の魚雷以上に的確に当てていく事を求められる。

・対空
ドイツ駆逐艦ということで対空はダメかと思いきや、並みの駆逐艦を上回る対空性能を誇っている。但し艦艇スキルの「対空警戒」のレベルは標準的なLV2であって一部の高対空駆逐の様な真似事は不可能(だって小口径対空砲の射程は1.8kmしかないからね)。基本に忠実に回避行動を取りつつ、被害を抑えるべく立ち回りたい。

・装甲
駆逐艦の装甲や耐性に期待してはいけない。

・機動性
素の最高速度はフレッチャー級よりもやや速い36.68ノット。加速力はややフレッチャー級よりも落ち込んでいるものの、舵の効きは優秀で旋回性能は高い。

・隠蔽性
素の被発見距離は6.3kmとフレッチャー級と変わらない。

・生存性
素のHPは18000台と平均的。隠蔽も平均的ながらも、それなりの速度と旋回性能を有しているので回避能力は高め。また豊富な艦艇スキルは上手く使いこなせるという前提において、本艦の生存性を後押ししてくれるだろう。しかし汎用駆逐艦ゆえの爆発力の無さや、手持ちのカードを切り尽くした場合のリカバリーの難しさを考えると万人が扱える生存性を備えているとは言えないだろう。

・消耗品
高品質石炭、高級船員食糧、改良型ディーゼルエンジンの搭載を推奨。

・艦艇スキル/艦長スキル
艦艇スキルはフレッチャー級と同じく「発煙装置Ⅱ」を2回と「対空警戒Ⅱ」を3回、そして「エンジンブースト」を没収された替わりに「高速装填Ⅱ」を2回、「レーダーⅡ」も2回使用可能となっている。

・装備
　・兵装　お好みで
　・防御　「操舵装置改良Ⅰ」「推力改良Ⅰ」
　・適正　「隠蔽システム改良Ⅰ」「操舵装置改良Ⅱ」「推力改良Ⅱ」

・エリート特性
　・新型砲撃照準器　主砲射程＋４％
　・新型魚雷　魚雷ダメージ＋３％、魚雷浸水発生率＋７％
　・功績　EXPアップ+10%

・総論
　扱いやすい船体にかなり控えめの火力を備えた武装を搭載し、豊富な艦艇スキルを盛る事でティア9戦場に放り込んでみましたといった具合の、やや風変わりな駆逐艦。小柄な船体に優れた旋回性能と対空、そしてレーダーを装備しつつ味方を支援する事に長けるが砲火力と魚雷火力の双方に難を抱える事から扱いは相当に難しい。例えるなら何事にも中途半端なティア7駆逐艦の「ハイダ」の難易度をティア9相当に上げ、異なる方向性で実装したかのような感覚を覚える。本艦を駆って結果を出せるのは相当な技量を備えた猛者だけだろう。その意味では真の強者を目指す艦長にこそ相応しい練習艦と言えるのかもしれない。尚本艦は戦闘名誉章ミッションでチタニウムが貰えないこともここに付記しておく。

戦闘名誉章

史実

…

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