(JP) M42 Duster

Last-modified: 2024-04-24 (水) 18:37:03

日本 RankIV 自走式対空砲 M42 ダスター

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概要

Ver1.65にて追加された日陸ツリーのランクIV対空車両。車体はM41のシャーシを流用しており、走行性能などに不満を感じることはないだろう。史実ではアメリカからの供与車両であり、自衛隊の黎明期を支えた。

車両情報(v1.65)

必要経費

必要研究値(RP)95,000
車両購入費(SL)170,000
乗員訓練費(SL)48,000
エキスパート化(SL)170,000
エース化(GE)***
エース化無料(RP)***
バックアップ(GE)40
護符(GE)1,800

BR・報酬・修理

項目【AB/RB/SB】
(初期⇒全改修完了後)
バトルレーティング5.0 / 4.0 / 4.0
RP倍率1.78
SL倍率1.3 / 1.9 / 2.5
最大修理費(SL)3,450⇒*** / 2,830⇒*** / 4,370⇒***

車両性能

項目数値
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後)
砲塔旋回速度(°/s)23.8⇒32.9 / 23.8⇒**.*
俯角/仰角(°)-3/85
リロード速度(秒)
(初期⇒スキルMAX+エース化)
0.6⇒**.*
車体装甲厚
(前/側/後)(mm)
25 / 12 / 19
砲塔装甲厚
(前/側/後)(mm)
12 / 8 / 8
重量(t)22.6
エンジン出力(hp)710⇒*** / 442⇒500
2,800rpm
最高速度(km/h)79 / 72
最大登坂能力(°)29⇒*** / 31⇒***
視界(%)108
乗員数(人)6

武装

名称搭載弾薬数
主砲40mm Bofors砲 x2480

弾薬*1

名称弾種弾頭
重量
(kg)
爆薬量
(g)
初速
(m/s)
貫徹力(mm)購入
費用
(SL)
10m100m500m1000m1500m2000m
既定AP-T/HEFI-T---767462453324
MkIIHEFI-T0.8636.258742150
M81A1AP-T0.88-874767462453324150

車両改良

解説ページを開く

Tier名称必要RP購入費(SL)
I履帯******
修理キット
砲塔駆動機構
弾薬開発1
IIサスペンション******
ブレーキシステム
手動消火器
火砲調整
弾薬開発2
IIIフィルター******
救急セット
昇降機構
弾薬開発3
IV変速機******
エンジン
追加装甲
砲撃支援

カモフラージュ

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△△△
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条件-
説明標準カモフラージュ
△△△
[添付]
条件
説明

研究ツリー

前車両M19A1
オリジナル車両M42 Duster
次車両SUB-I-II
 
 

解説

特徴

オリジナルのM42と差はない。あえて違いを挙げるなら、塗装が違うだけか。

オープントップ、車高が高い、対空砲なので正面きっての戦いは厳禁。なので敵の側面や背面に回って射撃すると案外クリティカルや撃破が狙える。
もし対戦車戦闘に自信がなければ、後方で対空に専念するのもいいだろう。前々車両のソキとは違い連射速度が遅く、対空がやりづらいと感じるかもしれないが、40mm×2門の高火力なので数発命中させただけでも撃墜を狙える。

 

【火力】

オリジナルと同じく、ボフォース40mm機関砲を2門搭載。連射速度が低いせいで、命中させることが難しいが、40ミリと大口径ゆえ当てれば撃破は容易なので、慣れることが大事である。
相手を選べば、側面や背後からの撃破が狙え、対戦車としてもある程度使える。
ただし、俯角があまり取れないので注意したい。

 

【装甲】

清々しい程の見事なオープントップ。機銃掃射を食らえばひとたまりもない。オリジナルと同じく、弾薬が満遍なく砲塔後部と車体側面に置かれているため、非常に誘爆しやすい。航空機に狙われる前に撃ち落とさなければ、爆散することになる。乗員がむき出しのオープントップであるため、乗員を蜂の巣にされる前に敵機を撃ち落とそう。
幸いにも乗員は豊富にいるので、多少の被弾でも戦闘続行できる。

 

【機動性】

流石に未改修だとかなりモッサリだが、 改修済みならオリジナルと同じで良好。

 

【総評】

対空戦車のくせに航空機にやられやすいオープントップと、連射速度が低いせいで航空機に命中させにくい40ミリ機関砲を合わせた対空戦車であり、対空攻撃には使いにくいものとなっている。
ただし、40ミリの高威力で当てれば撃墜は容易であり、軽装甲車両への攻撃にも使えるので、慣れれば戦果も狙えるだろう。

 

史実

M42 JSDF_0.jpg
自衛隊が使用したM42である。それ以前に供与されていたM19の後継として、アメリカ軍から1960年に35両が購入・配備された。後継の87式自走高射機関砲のコストが非常に高くなかなか配備が進まなかったため、1994年まで配備されていた。
兵器として幸か不幸かはわからないが、自衛隊所属となったM42は長い現役期間の最後まで実戦に投入されることは無かった。
なお、本家がベトナム戦争で対人戦闘に使われていたのに対し、本車はトドを駆除するために使われた(それでも、トドの原型は残っていたらしい)。
ちなみに、人間に40mm機関砲弾が直撃した場合命中の衝撃だけで血煙と化す程の威力がある。一般的な猟銃では巨体にぶ厚い脂肪を備えたトドに効果が薄いため、本車の40mm機関砲の他に12.7mm機銃や7.62mm小銃を用いた掃射が行われている

小ネタ

◆北海道でトド退治

主に対空用途として開発された本戦車。ベトナム戦争では鬱蒼としたジャングルを掃射し、跡形もなく吹き飛ばしたことで、対地用としての活路が見出されてしまった・・・
さて、この車両が陸上自衛隊に配備されて間もないころ、史実欄にもあるように北海道ではトドによる漁業被害が大きな問題になっていた。網を切り、漁獲物を食い散らかし、挙句の果てには漁場を占領する始末。これには漁師もお手上げであった。
それもそのはず、トドは体長が1.5-3m、体重が1200kgにもなる個体も存在し、ちょっとした漁具であれば簡単に破壊する。また全身が寒さに耐えるための脂肪で覆われ、一般的なライフルでは豆鉄砲の代わりにもならない。そして高価な漁具を破壊して回るその様は、「海のギャング」として忌み嫌っていたそう。地元漁協は、対地掃射をしたときの威力を知ってか知らずか、陸上自衛隊に声をかけた。「トドを退治できないものか」と。
名目上、射撃訓練として一応承諾した。
そこで陸上自衛隊は、まず12.7mm機関銃にて、トドが集まる通称トド岩にめがけて射撃を開始した。しかし、機関銃をセットした場所が悪く、有効射程よりも離れてしまっており、命中しなかったそう。ただし射撃音に驚いたトドは海中へと散り散りなって逃げ、これにて訓練終了・・・になるかと思われた。トドたちは自衛隊がいなくなるとすぐに戻ってきて、またトド岩を占領するという風な光景が見られた。これには漁師たちもがっくりと肩を落としたに違いない。
そこで自衛隊は何と...M42自走対空砲、M45対空機関銃を引っ張ってきた。漁師たちは大層驚いたそうだ。それもそのはず、12.7mm機関銃がまるでおもちゃのように見える、40mmという破格の自走式大口径機関砲を携えた高射砲連隊が、今まさに射撃訓練(標的トド)を行おうとしていたからだ。
結果は言わずもな。トドは一切姿を見せなくなっそう。これには地元漁協も大喜び。皮肉にも対空戦車として配備されていたはずが、海獣退治で有名になってしまった。
ちなみにこのエピソードは北海道新冠(にいかっぷ)付近でのお話。北海道新聞にも取り上げられ、データベースにも残っている。(月額500円で閲覧できる)
ちなみに同じ道内の別の漁協では、航空自衛隊に声をかけた。その時航空自衛隊が出撃させた機体とは・・・

 

外部リンク

 

WarThunder公式英語Wiki

 

インターネット百科事典ウィキペディア

 

コメント

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*1 爆薬量はTNT換算