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A7M2 の変更点


 //航空機テンプレートバージョン17.01.1
 
 *日本 RankIII 艦上戦闘機 A7M2 / 烈風 [#A1_Top]
 
 //↑は国家名 Rank(ローマ数字←半角英字で表記) 機種カテゴリ 機体名(機体アイコンマウスオーバーで表示される詳細版・英語表示)を記載してください。
 //例:ソ連 RankII 重戦闘機/戦闘攻撃機 Pe-3/Early 
 //ただし、ここの機体名に関しては、判りやすいよう日本語表記等を追記しても良いこととします。
 //例:日本 RankIII 軽戦闘機 Ki-43-III otsu Hayabusa 一式戦闘機三型乙 隼
 
 #attachref(./shot 2015.12.26 04.45.26 (2).jpg,nolink,94%)
 
 
 **概要 [#A1-1_Summary]
 
 //↓概要説明は実装時のバージョンや機体特性、武装、史実などページ全体の要点をとりまとめたものを2~3行でコンパクトにまとめること。本格的な解説は【解説 [#A3_Explanation]】にて。
  ランクIIIの艦上戦闘機。零戦の後継艦上戦闘機として開発され“零戦の再来”と賞賛されたものの、終戦に間にあわなかった為、実戦を経験せずに終わった幻の戦闘機。現代でも評価は賛否両論だが、WTではかなり優秀な艦上戦闘機なので安心してほしい。
  ランクIIIの艦上戦闘機。零戦の後継艦上戦闘機として開発されたが終戦に間にあわなかった為、実戦を経験せずに終わった幻の戦闘機。現代でも評価は賛否両論だが、WTではかなり優秀な艦上戦闘機なので安心してほしい。
 *機体情報(v1.**) [#A2_Data]
 
 //↑情報元クライアントのバージョンを記入して下さい。
 //Ver.1.59の時点では、機体アイコンマウスオーバーで表示される性能表が開発状況に合致していない場合がありました。機体カスタマイズ(プレビュー)で画面左上の性能表で、最高速度・旋回時間・上昇速度の数値の下に黄色のバー(開発の進み度合いが判る)が表示されているとき、その数値は正確な数値を示していると言えます。念のためご確認ください。
 
 
 **必要経費 [#A2-1_Costs]
 
 |>|CENTER:SIZE(12):|c
 |~必要研究値(&color(blue){RP};)|70000|
 |~機体購入費(SL)|230000|
 |>||
 |~乗員訓練費(SL)|65000|
 |~エキスパート化(SL)|230000|
 |~エース化(&color(Red){GE};)|***|
 |~エース化無料(&color(Blue){RP};)|***|
 |>||
 |~バックアップ(&color(red){GE};)|50|
 |~護符(&color(red){GE};)|1400|
 
 
 **BR・報酬・修理 [#A2-2_BR_Rewards_Repair]
 
 |>|CENTER:SIZE(12):|c
 |~項目|~【AB/RB/SB】&br;(初期⇒全改修完了後)|h
 |~バトルレーティング|4.3 / 5.3 / 4.3|
 |~&color(Blue){RP};倍率|1.6|
 //↑課金機体の場合、「(+100%)」と護符分のボーナスを加えて表記。例:「1.72 (+100%)」
 |~SL倍率|1.5 / 3.7 / 4.6|
 |~最大修理費(SL)|7,870⇒10,309 / 13,914⇒25096 / 24,984⇒30528|
 **機体性能 [#A2-3_Statistics]
 
 |>|CENTER:SIZE(12):|c
 |~項目|~(初期⇒全改修完了後)&br;【AB/RB&SB】|h
 |~最高速度(km/h)|600⇒657 / 588⇒630|
 |~|(高度5660m時)|
 |~最高高度(m)|11000|
 |~旋回時間(秒)|20.0⇒18.8 / 20.3⇒19.0|
 |~上昇速度(m/s)|12.1⇒27.1 / 14.5⇒18.5|
 |~離陸滑走距離(m)|250|
 |>||
 |~最大出力(hp)|***⇒*** / ***⇒***|
 |~離陸出力(hp)|***⇒*** / ***⇒***|
 //|~離陸推力(kgf)|***⇒*** / ***⇒***|
 //↑X線画面でエンジンにカーソルを合わせると表示される
 |>||
 |~毎秒射撃量(kg/s)|3.33|
 |~燃料量(分)|min*** / *** / *** / max***|
 |~銃手(人)|***|
 |>||
 |~限界速度(IAS)|*** km/h|
 |~フラップ破損速度(IAS)|(戦闘)*** km/h, (離陸)*** km/h,(着陸)*** km/h|
 |~主翼耐久度|-***G ~ ***G|
 //↑↑フラップ破損は大体の速度でOK。戦闘フラップの代わりに離陸フラップ等がある場合は適宜表記を変更。
 //↑主翼耐久度は主翼が折れる直前のGを表記。折れない場合は「-∞G」「∞G」と表記しても良い。一応の耐久度の限界値は設定されているらしいが、通常プレイでデータ取得が難しい場合(20G以上等)は公式英語Wikiやデータシートも参考に。
 **武装 [#A2-4_MainWeapons]
 
 |>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
 |~分類|~名称|~搭載数|~装弾数|~搭載箇所|h
 |~機銃|~13.2mm&br;三式|2|600|翼内|
 |~機関砲|~20mm&br;九九式二号|2|400|翼内|
 
 //分類にBGCOLOR(#FFDDDD):がついているのは銃座
 
 
 **弾薬 [#A2-5_Shells]
 
 [[''搭載武装解説ページ(弾薬テンプレート置き場)を開く''>搭載武装解説]]
 |>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
 |~武装名|~ベルト名|~内訳|~費用(SL)|h
 |~13.2mm&br;三式|既定|T/AP/AP/IAI|-|
 |~|汎用|AP-I/API-T/IAI/IAI|80|
 |~|地上目標|AP-I/AP-I/API-T/IAI|80|
 |~|ステルス|AP-I/AP-I/IAI|110|
 |~20mm&br;九九式二号|既定|T/FI/FI/AP-I|-|
 |~|汎用|HEF-T/HEF/HEF/AP-I|120|
 |~|地上目標|AP-I/AP-I/AP-I/AP-I/HEF/HEF-T|120|
 |~|曳光弾|HEF-T|120|
 |~|ステルス|HEF/HEF/HEF/AP-I/AP-I|180|
 
 //分類にBGCOLOR(#FFDDDD):がついているのは銃座
 
 //この項目の表は「搭載武装解説」の各国ページや他の個別ページにすでにある表から、書式をコピー&ペーストすると便利。「搭載武装解説」ページに表が無い場合、余力があれば表を作成したうえで「搭載武装解説」の該当ページにも掲載して頂けると、非常にありがたい。
 
 
 **追加武装 [#A2-6_PayloadOptions]
 
 //追加武装:無し
 
 |>|>|>|>|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
 |~分&br;類|~名称&br;(爆薬量)&br;種類|~搭&br;載&br;数|>|>|~影響【AB/RB/SB】|~費用&br;(SL)|~搭載条件|~備考((爆薬量はTNT換算))|h
 |~|~|~|~最高速度&br;(km/h)|~上昇速度&br;(m/s)|~旋回時間&br;(sec)|~|~|~|h
 |>|>|CENTER:SIZE(12):|>|>|CENTER:SIZE(10):|>|CENTER:SIZE(12):|CENTER:SIZE(10):|c
 |~B|~**lbs&br;△△|*|COLOR(Red):-**/-**/-**|COLOR(Red):-**/-**/-**|COLOR(Red):+**/+**/+**|**|△|-|
 |>|>|>|>|>|>|>|>||
 |~B|~**kg&br;△△|*|COLOR(Red):-**/-**/-**|COLOR(Red):-**/-**/-**|COLOR(Red):+**/+**/+**|**|△|-|
 |>|>|>|>|>|>|>|>||
 |~T|~**kg&br;△△|*|COLOR(Red):-**/-**/-**|COLOR(Red):-**/-**/-**|COLOR(Red):+**/+**/+**|**|△|-|
 |>|>|>|>|>|>|>|>||
 |~R|~**mm&br;△△|*|COLOR(Red):-**/-**/-**|COLOR(Red):-**/-**/-**|COLOR(Red):+**/+**/+**|**|△|-|
 |>|>|>|>|>|>|>|>||
 |~G|~**mm&br;△△|*|COLOR(Red):-**/-**/-**|COLOR(Red):-**/-**/-**|COLOR(Red):+**/+**/+**|**|△|((装弾数:**,搭載時の毎秒射撃量:**kg/s))|
 |>|>|>|>|>|>|>|>||
 |~R&br;&&br;B|~**mm&br;△△|*|COLOR(Red):-**/-**/-**|COLOR(Red):-**/-**/-**|COLOR(Red):+**/+**/+**|**|△|-|
 |~|~**kg&br;△△|*|~|~|~|~|~|~|
 
 //分類...爆弾=B,魚雷=T,ロケット=R,ガンポッド=G,爆弾&爆弾=B&B,ロケット&爆弾=R&B
 
 
 **機体改良 [#A2-7_Modifications]
 
 ''[[解説ページを開く>性能・パーツ]]''
 |>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
 |~Tier|~名称|~必要&color(Blue){RP};|~購入費(SL)|h
 |~I|~胴体修理|***|***|
 |~|~ラジエーター|~|~|
 //|~|~ボディーアーマー|~|~|
 //|~|~防弾ガラス強化|~|~|
 |~|~**mm弾薬ベルト|~|~|
 |~|BGCOLOR(#FFDDDD):~**mm銃座用弾薬ベルト|~|~|
 |>|>|>||
 |~II|~コンプレッサー|***|***|
 //|~|~新しいブースター|~|~|
 |~|~機体|~|~|
 |~|~新しい**mm機関銃|~|~|
 |~|BGCOLOR(#FFDDDD):~新しい**mm銃座用機関銃|~|~|
 |>|>|>||
 |~III|~主翼修理|***|***|
 |~|~エンジン|~|~|
 //|~|~後部装甲板強化|~|~|
 |~|~**mm弾薬ベルト|~|~|
 |~|~爆弾懸架装置|~|~|
 |>|>|>||
 |~IV|~インジェクター交換|***|***|
 |~|~**オクタン燃料使用|~|~|
 //|~|~耐Gスーツ|~|~|
 |~|~カバー交換|~|~|
 |~|~新しい**mm機関砲|~|~|
 |~|~ロケット懸架装置|~|~|
 
 //名称にBGCOLOR(#FFDDDD):がついているのは銃座関連
 
 
 **カモフラージュ [#A2-8_Camouflage]
 
 #region(''クリックで表示'')
 
 |>|SIZE(12):|c
 |>|~△△△|
 |>|&attachref(,nolink,100%);|
 |BGCOLOR(#eeeeee):~条件|-|
 |BGCOLOR(#eeeeee):~説明|標準カモフラージュ|
 |>||
 |>|~△△△|
 |>|&attachref(,nolink,100%);|
 |BGCOLOR(#eeeeee):~条件|△|
 |BGCOLOR(#eeeeee):~説明|△|
 |>||
 
 #endregion
 
 
 **研究ツリー [#A2-9_Tree]
 
 |>|CENTER:SIZE(12):|c
 |~前機体|''[[A6M5]]''|
 |~派生機体|---|
 |~次機体|''[[N1K1-Ja]]''|
 
 #br
 #br
 
 
 *解説 [#A3_Explanation]
 
 
 
 **特徴 [#A3-1_Characteristics]
 零戦二一型を相似拡大したような独特のシルエットが目を引く。あらゆる高揚力化措置を施した巨大な主翼を、離昇2,200馬力・全開2,000馬力の化け物エンジンで強引に引っ張り回す怪鳥である。
 良好な上昇力と600km/hを超える速度を発揮し、他国の戦闘機に追いつけない心配は無用だ。武装も20mm×2丁の他、強力無比の三式13.2mm銃を2丁も加え、まさに長足の進歩を果たした。
 空技廠材料部謹製の独立気泡スポンジゴムの効果か、日本機の中では珍しく燃えにくく、分厚い外板に防弾板も装備され、胴体への被弾に関してはかなり耐える。機体強度も十分あり、ダイブ攻撃の威力は米軍機と比べても遜色ない。
 旋回半径は流石に零戦には劣ってしまうが、それでも他国機に比して各段に小さく、そこに零戦以上の加速力と上昇力、突っ込みの速さを兼ね備え、格闘戦でも有利に持ち込める。
 
 このように基本的な性能がハイレベルでまとまっている一方、欠点としてその“巨体”が挙げられる。
 14mに及ぶ全幅は流星艦爆にも匹敵し、これが災いしてか450km/h以上へは容易に加速出来ない。敵からの攻撃を被弾する確率も高まり、乗員防護もこのランク帯では固くもなく、搭乗員がすぐ九段に帰ってしまう。装備重量も4,230kgとその大きさに見合った数値のため、急旋回を続けるとエネルギー保持がよろしくない。
 以上のことから、本機は単純横旋回を専らとする物ではなく、登場時点の零戦のような「格闘戦も出来る一撃離脱機」だという事を覚えておこう。使い方はどちらかと言うと陸軍機の飛燕や疾風に似ている。これ以降はより一撃離脱にシフトしてゆくので、まずはこの機体でマスターしておこう。
 なお、本機には''プレミアム機体と同等のSLボーナスが付いている''ので、SL稼ぎにはうってつけだ。
 
 **立ち回り [#A3-2_HowToFight]
 
 ''【アーケードバトル】''
 今まで運動性能が臨死状態であった烈風は、アップデートにより生まれ変わり優秀な性能を獲得した。
 上昇力と旋回性能に優れており、雷電と零戦を融合させたかの感をもつ。
 武装としては13mm機銃二挺、20mm機銃二挺と強力であり、旋回性と合わせて後ろを取れば容易に敵機を撃墜できる。
 さらに2200馬力のエンジンを搭載してるので加速に優れ、同ランク帯の相手に追いつけず、逃げられるというケースはずいぶん減った。しかしながら、他の日本機の例に漏れず高空では性能が悪化するため、他国機に対する相対的優位が狭まるのも事実である。注意して戦おう。
 
 #br
 ''【リアリスティックバトル】''
 RBでは、ABにおいて目立たなかった装弾数の多さと降下速度、零戦に匹敵する運動性、%%そして直線なら800km/h超でも折れない機体強度によって、%%※アップデートにより、急降下制限速度が750km/hほどになった。あらゆる状況に対応できる万能機と化す。始まったらまず高度6000mまで上昇し、高高度に登って一撃離脱を仕掛けようとする敵機を持ち前の運動性と降下速度で狩りつくそう。その後、低空に降りて下にいる敵機の攻撃に向かうのが常道である。
 欠点としては、第一に高速域での操縦性の悪さが挙げられる。600km/hを超えた辺りで旋回を行うと揚力過剰で機首が浮き照準に難を要する場合がある。さまたロール性能は零戦22型と大差ない程に劣悪であり、高速域でのバレルロールを行われると追従するのは困難である。第二の欠点は高空性能だ。主敵である英米機との差は顕著であり、高度が上がれば上がるほど不利な戦いを強いられてしまう。特に速度面では全く追いつけなくなるので、相手の土俵に乗らない戦い方を心がけることが重要である。
 
 #br
 ''【シミュレーターバトル】''
 大面積の主翼と空前の大馬力発動機から繰り出される上昇下降が本機の魅力。特に中高度での出力は空冷機最強クラスであり、地上発進から誰よりも早く任意の空域・高度に占位するのも、我が家の框を上がるより容易い。
 後は敵進路上に1000m位の高度差を取って待ち伏せし、油断して飛び出してくる敵機に雲の合間から逆落としを食らわせよう。降下時に限っては大重量が有利に働き、馬鹿でかい主翼をして有無を言わさず引っ張り降ろしてくれる。
 その反面、シザーズの様なベロシティベクトルを小刻みに転じる機動を続けると、慣性の打ち消しだけであっという間にエネルギーを吸われてしまう。無理に押し出そうと思わず、敵を揺さぶる切っ掛け作りと考えよう。敵が乗ってきたら、零戦譲りのラダーを存分に効かせて横滑りプッシュオーバーで拍子を外し、敵がたたらを踏んでいる隙に横滑りのままバレルロールに移り、腹の下に潜り込んでしまおう。
 防弾ガラスは雷電と同じ方式で、大型のものが照準器とパイロットの間に位置する。太陽光の入射角によってはガラス一面に反射して前が全く見えなくなるので、攻撃を仕掛ける際は、(特に朝と夕方は)太陽の位置を把握して侵入角度を調整しておきたい。
 
 
 **史実 [#A3-3_History]
 烈風は大戦末期に日本海軍が採用した、戦闘に参加することなく終わった最後の戦闘機である。
 略符号はA7M、米軍コードはSAM。
 #Region(格納)
 烈風は三菱航空機が零戦の後継機として開発を進めていた十七試艦戦の採用した時に名づけらてた機体である。
 十七試艦戦は、遡ること1940年、海軍によって零戦の後継機を作ることを三菱に内示されていたが、当時三菱は零戦の改修、雷電の開発で手一杯になっており後回しにされていた。
 
 結局、零戦の改修や雷電開発で一息ついた1942年7月に、海軍はやっと堀越氏以下設計陣に具体的性能要求を示したのであった。
 ちなみに性能要求の内容は、簡単に言う''とF6F並の速度でありなおかつ零戦並の空戦能力、向かい風12m時における離着陸距離が80m以内、着艦速度が124km/h''というムチャブリであった。
  
 性能要求時、軍令部は速度を第一に求めたが横空隊長など現場部隊は空戦第一に求めるなど反対が起き、結局空戦第一に要求されるようになった。無論、ただ日本がやみくもに空戦性能のみを求めたわけではなく、空戦性能についても艦載機として空戦性能が要求されるのはごく当たり前のことだった。性能が高いF4UよりF6Fの方が現場で好評だったのも、やはり海上で運用される艦載機はドッグファイトが起こる可能性が高いので、アメリカでもグラマン社は翼面荷重を200kg/m²以内に抑えるように努力している。また、それ以外でも地中海に進出したアメリカ海軍のF4Fやイギリスのスピットがドイツ空軍との戦闘で格闘戦を多用したように空戦において格闘戦はある程度必要なモノと考えられていた。
 
 また、烈風が低翼面なのは離着艦時の安定性、離着陸距離が重要視されたのもあったためである。海軍機では空母という短い滑走路での離着艦が非常に多く、翼面荷重が小さいということは戦闘以前に重要であった。反面、離着艦がしにくい高翼面機は嫌われる傾向にあった。高翼面荷重の機体なら、艦上で運用する際に距離の短い空母甲板上では飛べない可能性がある。
 
 烈風開発の際に苦労したのは上記の翼面荷重の設定と発動器の選定であり、性能要求を達成するために2000馬力のエンジンが必要と考えられていたが、当時日本には実用化された2000馬力クラスのエンジンは無く、結局当時試験中だったNk9(誉)を使うことにした。
 誉エンジンを搭載した機体がA7M1であったが、さらにもう一つ大きな問題があった。機体重量が零戦の2倍と、今まで作ってきた機体より重いので中島製のNk9では要求性能に行き届かないと判断した三菱は、多少速度が劣るものの、低翼面荷重にさせる案に決定し、上記で述べたように143kg/m²に抑えている。これにより、なんとか上昇、旋回など空戦能力を確保している。しかし、結局発動機の性能不足によりA7M1は不採用となった。
 
 A7M1の不採用のあと、三菱は独自でA7M2の開発を進めていた。誉エンジンをやっとの思いで開発したハ四三エンジンに乗せ換えた機体がこのゲームに登場するA7M2である。
 
 最大出力2200馬力のエンジンを搭載した烈風は1944年に試験飛行をしており、海軍の要求を''ほぼ''満たす性能を発揮し、特に空戦実験では速度、上昇、旋回を含む空戦能力は抜群、空戦フラップを展開すれば零戦に対して圧倒できたため、海軍を大いに喜ばせた。その中で審査官である小福田少佐は「零戦の再来」と絶賛している。
 
 ただし、30平方メートルという巨大な主翼、揚力を重視した翼端の形状ゆえにロール性能は今一つで、高速域での安定性はあまり高くないと現在では言われている。
 しかし、低翼面荷重が生み出すメリットである上昇、旋回、離着陸距離の短さ、低速時の安定性、操縦が容易、失速速度が低いという点は、洋上を飛ぶ艦載機には必須であることも留意が必要だ。空戦能力の評価については、低翼面ゆえの縦、横の旋回性、上昇能力、2200馬力エンジンゆえの良好な加速、そこそこ速い速度で空戦機動についてはそれなりにあったと思われる。ちなみに急降下制限速度の場合、A7M1の場合は770km/h(※零戦と同じく風洞実験による値)とF6F、F4U、F8Fと比較してもそこまで差はなく、急降下で苦しんだ零戦の欠点が改善されている。ただし、A7M2の場合主翼強度がさらに上がっている為、これ以上の可能性も十分なる。また、ヨーロッパでのイギリス、ドイツとの空戦を見ても当時はやはり格闘戦が重要視された部分もあった。(とはいっても、日本みたいにそこまでこだわってるわけではないが。)
 
 翼面荷重/馬力荷重は烈風は143/2.8、F8Fは190/2.0と、実は数値上では加速性能でF8Fにやや劣っている。(紫電改は170/2.2、疾風は180/2.0、F6Fは167/2.6 ※『世界の傑作機No.124 強風、紫電、紫電改』71頁より引用。)反面、空戦能力はF8Fと比べて引けを取らず、揚力が大きく旋回が得意、ということである。
 また、高速時の機動性については零戦が戦闘速度域が400km/h程度だったのに対し、本機はある程度高速化を考慮しており、バランスタブ、トリムタブを装備(零戦では21型に生産途中から高速域での操舵改善の為にバランスタブが装着されていたが、事故により危険とみなされてそれ以降は採用していなかった)、エルロンが金属製(こちらは現在では亜音速で無い限り必須では無かったと言われている)主翼強度の強化など、零戦と比べて高速時の操舵性、旋回性も考えた設計になっている。つまり、零戦よりは高速運動能力はかなりマシになっただろう、と言われている。
 
 他に設計での特徴では、親子式空戦フラップである。烈風はこれを装備していたため、空戦性能は非常に高かった。
 
 しかし、度重なる空襲により三菱の工場は壊滅し、大量生産は絶望的になり1945年6月には艦上戦闘機から迎撃用途の局地戦闘機へ変更、そして8月には日本は降伏し敗戦を迎えるなど、一度も実戦に参加することなく終わった。
 
 #endregion
 
 
 **小ネタ [#A3-4_Tips]
 #region(◆幻の設計図)
 これまで長い間、B-29に対抗する目的で改良された「烈風改」の設計図は破棄されたと思われていた。ところが、2013年に群馬県藤岡市で堀越氏が書いた烈風改の設計図が奇跡的に発見された。これは遡ること8年前、堀越氏の親類にあたるとある航空設計師が藤岡市に寄贈したものであった。
 #endregion
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 #region(◆烈風と紫電改)
 零戦の再来と言われ、大きな期待が寄せられた烈風だが、流星(改)を制作していた愛知航空機永徳工場や、三菱重工の水島工場すら、紫電改のライセンス生産に割り当て、烈風はゼロ戦の三菱分の年間生産枠の数百機スライドさせる形で割り当てていたため、当時の海軍は紫電改を推していたと言われる。というよりかは、当時の川西航空機は海軍きっての天下り先だったからというのが大きいとは思うが…
 
 実際に関係者がどう思っていたかは不明だが、扱いだけを見ても両者には大きな開きがある。紫電改は昭和19年11月に空母信濃にて艦上機運用できるよう改装された機体(試製紫電改二)が流星・天山と共に発着艦実験を行っている。当時信濃は風速は不明ながら、速度20ノットで航行していた。
 反面、烈風は艦上機として運用されたことは一度もなく、それどころか発着艦試験すらやっていないという有様だった。
 
 紫電改のバリエーションには、エンジンをハ四三に乗せ換えた機体(試製紫電改五)も存在するため、烈風一一型の量産が始まっても、状況によってはそちらにハ四三を取られて量産できなかった可能性が高い。
 #endregion
 
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 #region(◆もし艦上機運用されていたら・・・)
 %%試製紫電改二の結果を考えると、二倍以上の機体重量がある烈風は中型~軽空母に搭載するのは難しかったと考えれる。%%
 ※同じ翼面積で烈風より重いF6F-5は正規重量、水エタ未使用で母艦か25ノット(合成風速に直すと約12m/s)で発艦距離は74m、烈風より翼面積が小さく、機体重量が同じくらいのF8Fが88mということを考えると、烈風も中型空母でも発着艦では問題無いと思われる。ただし、連続発艦には制限が掛かると思われる。
 さらに機体が巨大なので、大鳳型以降ならともかく赤城・加賀や、翔鶴型などはエレベーターや着艦装置を改修しないと運用できないとされた。(エレベーターが狭いと、運ぶのが不便な為)
 #endregion
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 #region(◆搭乗員の評価)
 審査担当官の小福田氏などからは高い評価を受けた烈風だが、A7M1・紫電改の両方のテストパイロットを担当した志賀氏の評価はあまりよろしくない。理由は色々あるが、その主なものは「格闘性能にこだわり、高高度性能と速度性能は重要視されていなかったこと」「被弾面が大きいにも関わらず、防弾の考慮が不十分であること」などが挙げられる。
 ただ烈風の設計が始まったのは昭和17年で、零戦が全盛期の頃だったというのは勘案に入れなければなるまい。そうした背景から、そもそもの海軍の要求仕様が格闘重視だったというのは想像に難くない。と、なれば烈風が格闘を重視したのはもはや設計者の意図の外であり、宜なるかな、といったところだったろう。
 また、烈風の名誉のために言えば、烈風の改良案にはエンジンを換装した高高度戦闘機型もあるため、高高度性がまったく考えられてなかったわけではない。防弾に関しても、A7M2以降は自動消火装置や自動防漏式防弾タンク、防弾ガラスの装備が検討されていた。そのためあくまで志賀氏の評価は試製のA7M1に対する評価であって、A7M2以降の烈風に対する評価としては、必ずしも適切なものではないのである。
 #endregion
 △△△
 
 //----
 
 //--加筆求む--
 
 //----
 
 //--加筆求む--
 *外部リンク [#A4_Links]
 #br
 
 ●[[WarThunder公式英語Wiki>http://wiki.warthunder.com/index.php?title=%D0%907%D0%9C2]]
 //↑対応する航空機のURLを添付。公式英語Wikiトップ→ http://wiki.warthunder.com/
 #br
 
 ●[[WTフォーラム・データシート>https://docs.google.com/spreadsheets/d/1LmvoKNSUwvB1YFXZs-Uzy50DZGjGXtXAmCrx2du7Cdc/pubhtml]]
 //↑対応する航空機のデータシートのURLを添付。WTフォーラム航空機データシートトップ→ http://forum.warthunder.com/index.php?/forum/312-aircraft-data-sheets/
 #br
 
 ●[[公式Devログ>https://warthunder.com/en/devblog/current/848]]
 //↑対応するDevログページのURLを添付。公式サイト検索用ページ→ http://warthunder.com/en/search/
 
 #br
 
 ●[[インターネット百科事典ウィキペディア>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%83%88%E9%A2%A8]]
 //↑対応するインターネット百科事典ウィキペディアのURLを添付。
 
 #br
 *コメント [#A5_Comments]
 
 &color(Red){''【注意事項】''};
 -誤解や混乱を防ぐために、&color(Red){使用感を話題にする際は''ゲームモード(AB/RB/SB)の明記をお願いします。''};
 -&color(Red){''荒らし行為''に対しては''スルー''してください。};不用意に荒らし行為に反応し、荒らしを助長した場合は、&color(Red){''荒らし共々BAN''される可能性もあります。};
 -ページの編集要望等ありましたら[[編集会議]]のコメント欄をご利用ください。
 ----
 #region(&color(Silver){旧式コメント欄(ZawaZawaコメント欄が使用できない時などに)};)
 #pcomment(./コメント,reply,10)
 #endregion
 
 #zcomment(t=warthunder%2F362&h=200&size=10&style=wikiwiki)