アメリカ RankV ジェット戦闘機 F-84B-26 Thunderjet(サンダージェット) 
概要 
アメリカのランクVジェット戦闘機。F-80Cと比べて幾らか性能が低下しているが気にする程ではない。
武装はM3ブローニング12.7mm機銃が6挺装備されている。ただし2挺が翼付け根と機首から少し離れた所に配置されているので若干当てにくいと感じるかも知れない。
余談だがロード画面でMiG-15に襲撃されている本機の画面がある。
機体情報(v1.**) 
必要経費 
必要研究値(RP) | 92000 |
---|---|
機体購入費(SL) | 370000 |
乗員訓練費(SL) | 110000 |
エキスパート化(SL) | 370000 |
エース化(GE) | 1700 |
エース化無料(RP) | *** |
バックアップ(GE) | *** |
護符(GE) | *** |
BR・報酬・修理 
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 6.7 / 7.3 / 7.7 |
RP倍率 | 1.96 |
SL倍率 | 0.8 / 2.9 / 3.9 |
最大修理費(SL) | 7,900⇒*** / 8,073⇒*** / 7,360⇒*** |
機体性能 
項目 | (初期⇒全改修完了後) 【AB/RB&SB】 |
---|---|
最高速度(km/h) | 919⇒960 / 891⇒948 |
(高度1524m時) | |
最高高度(m) | 12500 |
旋回時間(秒) | 32.6⇒30.2 / 33.7⇒31.0 |
上昇速度(m/s) | 18.3⇒27.3 / 17.3⇒22.0 |
離陸滑走距離(m) | 1500 |
離陸推力(kgf) | ****⇒**** / ****⇒**** |
毎秒射撃量(kg/s) | 5.20 |
燃料量(分) | min11 / 20 / 30 / max39 |
銃手(人) | - |
限界速度(IAS) | 1044.75 km/h |
フラップ破損速度(IAS) | (戦闘)550 km/h, (離陸)550 km/h, (着陸)350 km/h |
着陸脚破損速度(IAS) | 320 km/h |
主翼耐久度 | -4.5G ~ 11G |
レーダー 
分類 | 有無 | 距離 (km) |
---|---|---|
索敵レーダー | × | **/**/** |
測距レーダー | 〇 | *** |
追跡レーダー | × | *** |
火器管制装置 | × | *** |
敵味方識別装置 | × | *** |
捜索中追尾 | × | *** |
武装 
分類 | 名称 | 搭載数 | 装弾数 | 搭載箇所 | 購入費用(SL) |
---|---|---|---|---|---|
通常/ステルス | |||||
機銃 | 12.7mm M3ブローニング | 6 | 1800 | 機首4門 翼付け根2門 | 170/250 |
弾薬 
武装名 | ベルト名 | 内訳 | 最大貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||
12.7 mm M3 Browning | 既定 | API-T/AP/AP/I | 26 | 25 | 19 | 12 | 3 | 3 |
汎用 | AP-I/AP-I/ API-T/I/I | 23 | 22 | 16 | 10 | 3 | 3 | |
地上目標 | API-T/I/AP/ AP/AP-I/AP-I | 26 | 25 | 19 | 12 | 3 | 3 | |
曳光弾 | API-T | 23 | 22 | 16 | 10 | 0 | 0 | |
ステルス | AP-I/I/AP-I/I | 23 | 22 | 16 | 10 | 3 | 3 |
追加武装 
分 類 | 名称 種類 | 搭 載 数 | 影響【AB/RB&SB】 | 費用 (SL) | 搭載条件 | 備考*1 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
最高速度 (km/h) | 上昇速度 (m/s) | 旋回時間 (sec) | ||||||
搭載なし | - | - | - | - | - | - | - | - |
R | HVAR | 4 | -**/-**/-** | -**/-**/-** | +**/+**/+** | 80 | FRC mk.7 | - |
R | HVAR | 8 | -**/-**/-** | -**/-**/-** | +**/+**/+** | 160 | FRC mk.7a | - |
R & B | HVAR | 8 | -**/-**/-** | -**/-**/-** | +**/+**/+** | 560 | FLBC mk.1 FRC mk.7a | - |
1000lb AN-M65(A1) | 2 | |||||||
R & B | HVAR | 8 | -**/-**/-** | -**/-**/-** | +**/+**/+** | 360 | FMBC mk.1 FRC mk.7a | - |
500lb AN-M64(A1) | 2 | |||||||
R & B | HVAR | 8 | -**/-**/-** | -**/-**/-** | +**/+**/+** | 260 | FSBC mk.5 FRC mk.7a | - |
250lb AN-M57 | 2 | |||||||
R & B | HVAR | 8 | -**/-**/-** | -**/-**/-** | +**/+**/+** | 200 | FSBC mk.1 FRC mk.7a | - |
100lb AN-M30 | 2 | |||||||
R & R | ティニー・ティム | 2 | -**/-**/-** | -**/-**/-** | +**/+**/+** | 200 | FLRC mk.12 FRC mk.7a | - |
HVAR | 8 | |||||||
R | ティニー・ティム | 2 | -**/-**/-** | -**/-**/-** | +**/+**/+** | 40 | FLRC mk.12 FRC mk.7a | - |
B | 1000lb AN-M65(A1) | 2 | -**/-**/-** | -**/-**/-** | +**/+**/+** | 400 | FLBC mk.1 | - |
爆弾 
名称 | 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最大貫通力 (mm) | 装甲車両 破壊距離(m) | 非装甲車両 破壊距離(m) |
---|---|---|---|---|---|
100 lb AN-M30A1 | 45.35 | 24.5 | 79 | 2 | 67 |
名称 | 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最大貫通力 (mm) | 装甲車両 破壊距離(m) | 非装甲車両 破壊距離(m) |
---|---|---|---|---|---|
250 lb AN-M57 | 113.4 | 55.5 | 92 | 4 | 103 |
名称 | 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最大貫通力 (mm) | 装甲車両 破壊距離(m) | 非装甲車両 破壊距離(m) |
---|---|---|---|---|---|
500 lb AN-M64A1 | 226.7 | 118.8 | 100 | 5 | 118 |
名称 | 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最大貫通力 (mm) | 装甲車両 破壊距離(m) | 非装甲車両 破壊距離(m) |
---|---|---|---|---|---|
1000 lb AN-M65A1 | 453.6 | 240.4 | 113 | 11 | 138 |
ロケット 
名称 | 弾頭重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最高速度 (m/s) | 射程 (km) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||||
HVAR | 64 | 3.4 | 420 | - | 36 |
名称 | 弾頭重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最高速度 (m/s) | 射程 (km) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||||
Tiny Tim | 534 | 67.36 | 274 | - | 93 |
機体改良 
Tier | 名称 |
---|---|
I | 胴体修理 |
ラジエーター交換 | |
12mm弾薬ベルト | |
FRC mk.7 | |
FSBC mk.1 | |
II | 新しいブースター |
コンプレッサー交換 | |
機体交換 | |
FRC mk.7a | |
FSBC mk.5 | |
III | 翼修理 |
エンジン交換 | |
新しい 12mm 機関銃 | |
FMBC mk.1 | |
IV | 耐Gスーツ |
カバー交換 | |
LFRC mk.12 | |
FLBC mk.1 |
カモフラージュ 
研究ツリー 
前機体 | P-80A |
---|---|
派生機体 | F-84G-21-RE |
次機体 | F-86A-5 |
解説 
特徴 
P-47の後継機として生み出された故か、翼と胴体が燃料タンクだらけの割には意外と耐弾性が高いのが特徴。またP-47譲りのセカンダリ武装の豊富さを活かし、戦闘爆撃機としても活躍ができる。無論、爆弾とロケット弾を使い切った後は空中戦もできる汎用性の高さも魅力の一つである。
BRはAB 6.7だが、BR調整をすればレシプロ機の多いマッチングを狙うこともできる。8.0まで上昇した機体に比べれば改修もそこまで苦労はしないだろう。
立ち回り 
【アーケードバトル】
リアリスティック、シュミュレーターでもそうだが、敵機との交戦はおススメしない。アメリカ機の中では硬くない部類に入るからである。*2特に翼に被弾するとすぐ折れるのだ。ペイロードの豊富さを活かして地上目標を破壊しよう。
【リアリスティックバトル】
アーケード、シュミュレーターでも言える事だが本機は最高速度=限界速度なのでエグい機動を行うと主翼がぶっ取れるので戦闘機として扱う時は一撃離脱を心がけよう。降下時も最高速度のまま降下すると空中分解するので、速度を少し落とそう。とはいえ敵機との交戦はなるべく避けて地上目標を破壊しよう。
【シミュレーターバトル】
立ち回りは他の2モードとほぼ同じだが味方のアメリカ機との連携も重要だ。
史実 
F-84は冷戦期に運用されたアメリカ空軍のジェット戦闘機。開発・製造はリパブリック社で、P-47の後継機に当たる。
第二次大戦末期の1944年。リパブリック社では次期主力戦闘機開発の技術熟成の一環として、P-47をベースとして軸流圧縮式のターボジェットエンジンを搭載したジェット・サンダーボルトという機体の開発を行っていた。これ自体は戦時中の急造品としてはなかなかのものだったのだが、同時期に開発が進められていたノース・アメリカン社のジェット・マスタング
(リンク先の2枚目と3枚目。1枚目はフェイク。)と比べるといくらか性能的に見劣りするものがあった。また、連合国側の勝利がほぼ確定的になってくると、米陸軍は戦後の軍縮を見越して「現用レシプロ戦闘機のジェット化計画」そのものを破棄。その他にも様々な理由はあるが、結果としてジェット・サンダーボルトは開発が中止され、次期主力ジェット戦闘機は一から新機体を設計することとなった。
1944年11月に陸軍省から出された新型昼間戦闘機の仕様は、
・最高速度:521ノット(時速966km)以上
・戦闘行動半径:705マイル(1135km)以上
・武装:50口径(12.7mm)機銃×6、あるいは60口径(15.2mm)機銃×4
・エンジン:GE製 アリソンJ35
というものであった。この要求に対してリパブリック社ではP-47の設計担当だったAlexander Kartveliを中心として案をまとめ、試作案“AP-23”を陸軍省に提案する。陸軍はこのAP-23に対して早々に試作を決定し、試作機3機を発注したのだった。そしてこのAP-23こそが、F-84の原型機となる輝きを秘めた原石「XP-84」だったのである。
XP-84試作1号機は1946年2月28日にMuro陸軍飛行場(現在のエドワーズ空軍基地)で初の試験飛行を行った。…のだが事前の風洞実験で指摘されていた、飛行不安定性や強度不安などの問題が表出してしまった。またJ35エンジン自体も、初期のターボジェットにありがちな出力不足が指摘されている。
これらの問題を解決すべく、試作2号機はより強力なJ35-GE-7エンジンに換装され、試験飛行が行われた。試作3号機(XP-84A)はさらに強力なJ35-GE-15エンジンに換装して試験飛行を行っている。
この試験飛行の結果、エンジンの換装によってある程度性能の向上と安定が見込めると判断されたXP-84は、さらに増加試作型としてYP-84Aが15機発注された。このYP-84Aはパターソン飛行場(現在のライト・パターソン空軍基地)にて、要求仕様にあった2種類の武装をそれぞれ装備されて様々な試験に用いられている。
こうして様々な試験や改修を受け、1947年にはP-84Bとして制式化される。そのすぐあとに陸軍航空隊が空軍として独立し、3軍での航空機命名規則が統一されるとF-84Bとして部隊に配備されていった。
しかし配備は遅々として進まなかった。というのもその当時GE社ではJ35-A-15が量産態勢に入っておらず、エンジンが十分に供給されてこなかったのである。またF-84B自体も整備性や主翼強度、翼端の燃料タンクの重量バランスに依る高速時の機動制限などの問題があり、部隊のパイロットたちにはあまり評判が宜しくなかった。当時のパイロットたちは、低推力ゆえになかなか離陸しようとしない本機をして「戦闘機なのに地面から離れようとしないアバズレ」「頑丈なだけが取り柄」などと揶揄したという。結果としてB型は226機程度で生産が終了する。
その後GE社でより信頼性が高く、推力の向上したJ35-A-13の生産が軌道に乗ると、それを搭載したC型が登場した。C型ではより質の良い燃料を用い、さらに電装系や油圧系をアップグレードしたことによってより信頼性が向上した。実際、部隊でもC型ではB型以前に聞かれたような不満は少なくなったという。さらにエンジンをJ35-A-17に換装し、機体自体に小規模改修を加えたD型も開発されたがこれは151機の生産で終わった。
このあとには、D型をベースにエンジンをJ35-A-17Dに換装し、AN/APG-30レーダー及びそれと連動した照準器を搭載し、機体を大幅に改設計したE型が登場した。このE型はF-84B以来の問題の多くが払拭されて信頼性が向上したことに加え、登場時期が朝鮮戦争とかぶったため増産体制が取られ843機製造されている。
朝鮮戦争時はD・E型が実戦に投入された。当初は北朝鮮がまともな航空戦力を保持していないこともあって、制空戦闘でも爆撃機の護衛でも多くの戦果を上げた。ところが中国から義勇軍が参加すると事態は一変する。
当時中国からの義勇軍は、中国空軍が所有していたMig-15を使用していた。ところがこの後退翼を持つ先進的なソビエト製ジェット機に対し、旧態依然とした直線翼のF-84ではほとんど為す術がなかったのである。そのため、急遽アメリカ軍は開発中だったF-86の実戦投入を決定し、制空任務はF-86にゆずることとなった。その後F-84は機体の頑丈さとペイロードの多さを活かし、その多くが地上攻撃任務へ回されていった。それでも停戦までに9機のMig-15を撃墜している。
また、Mig-15の登場を受けて日の目を見た機体についてもここで記述する。それはF-84に後退翼を採用して機体を全面的に再設計したF型である。
実はリパブリック社ではドイツ降伏の後、ドイツから航空技術者を何名か招聘しており、ドイツの先進的な航空技術を積極的に取り入れていた。その中でも特に注目されていたのは、当時最先端の技術として注目されていた後退翼である。リパブリック社はXP-84試作1号機の初飛行からまもない頃に、後退翼版XP-84の開発を陸軍に打診していた。しかしながら時代は軍縮の真っ最中で、新たに戦闘機の開発には陸軍省は消極的だった。
妥協案として、後退翼版XP-84の試作機“YF-96”を1機だけ製造することが認められたのだが、J35の推力不足の問題もあってあまり良い性能を示すことができなかった。そもそも初期の未熟な後退翼技術では機体が非常に不安定になりやすかったため、航空機の信頼性に何よりも重きを置くアメリカでは、そのままお蔵入りとなってしまったのである。ある技術将校は「後退翼など見た目ばかりで、直線翼ともそう大差ない」とまで言ったそうである。
ところが後退翼機のMig-15が登場し、朝鮮で連合軍の航空戦力を多数撃破し始めると後退翼に対する評価が一変。開発中のF-86だけでは足りぬとばかりに、後退翼版F-84の開発をリパブリック社に打診してきたのである。
この打診に応えたリパブリック社ではYF-84Fを2機制作して、試験を開始した。YF-84Fは後退翼による空力的な洗練に加え、カーチス・ライト社の新型エンジンJ65を搭載した。これによって、これまでのF-84と比べて大幅な性能向上を果たしたF型は、その場で即制式化が決定したという。
しかしまたもやエンジン供給に問題が発生し、F型の部隊配備は大幅に遅れた。F型が実戦部隊に配備されたのは朝鮮戦争停戦後の1954年で、結局Mig-15と相見える事はなかった。
小ネタ 
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