M3 Medium Tank

Last-modified: 2021-08-25 (水) 17:15:15

アメリカ RankII 中戦車 M3 Lee

履帯モデル更新前

概要

Update 1.45 "Steel Generals"にてアメリカ陸軍ツリー実装とともに追加されたRankII中戦車。M2中戦車での火力不足に悩まされた米陸軍が新たに発注したもので今まで通り使い勝手の良い37mm砲の他に75mm砲を搭載している、しかし75mm砲は車体搭載のため癖が強い。

車両情報(v1.95)

必要経費

必要研究値(RP)7900
車両購入費(SL)10000
乗員訓練費(SL)3000
エキスパート化(SL)***
エース化(GE)***
エース化無料(RP)***
バックアップ(GE)40
護符(GE)530

BR・報酬・修理

項目【AB/RB/SB】
(初期⇒全改修完了後)
バトルレーティング2.7 / 2.7 / 2.7
RP倍率1.12
SL倍率0.4 / 0.6 / 0.6
最大修理費(SL)***⇒609 / ***⇒843 / ***⇒1232

車両性能

項目数値
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後)
砲塔旋回速度(°/s)**.*⇒23.7 / **.*⇒12.6
俯角/仰角(°)-7/60
リロード速度(秒)
(初期⇒スキルMAX+エース化)
3.7⇒2.9
スタビライザー/維持速度(km/h)肩当式 / 15
車体装甲厚
(前/側/後)(mm)
50 / 38 / 38
砲塔装甲厚
(前/側/後)(mm)
50 / 50 / 50
船体崩壊
重量(t)27.7
エンジン出力(hp)***⇒763 / ***⇒400
2400 rpm
最高速度(km/h)43 / 39
実測前進~後退速度(km/h)43 ~ -5 / 38 ~ -5
視界(%)138
乗員数(人)6
 

暗視装置

なし

武装

名称搭載数弾薬数弾薬費(SL)
主砲37 mm M5 cannon117910
副砲75 mm M2 cannon1508
機銃7.62 mm M1919A4 machine gun26000-

弾薬*1

搭載武装解説ページ(弾薬テンプレート置き場)を開く

主砲

名称砲弾名弾種弾頭
重量
(kg)
爆薬量
(g)
初速
(m/s)
貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
37 mm
M5
M74B1AP0.87-883797656544537
M51B1/B2APCBC0.87-883878473605041
 

副砲

名称砲弾名弾種弾頭
重量
(kg)
爆薬量
(g)
初速
(m/s)
貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
75 mm M2 cannonM48 shellHE6.366644810
M72 shotAP6.3-588848273625346
M61 shotAPCBC6.7963.7588979484736355
M89HE3-259-
 

車両改良

解説ページを開く

Tier名称必要RP購入費(SL)
I履帯******
修理キット
砲塔駆動機構
弾薬開発1
IIサスペンション******
ブレーキシステム
手動消火器
火砲調整
弾薬開発2
IIIフィルター******
救急セット
昇降機構
弾薬開発3
IV変速機******
エンジン
追加装甲
砲撃支援

カモフラージュ

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△△△
[添付]
条件-
説明標準カモフラージュ
△△△
[添付]
条件
説明

研究ツリー

前車体M2 Medium Tank
派生車体
次車体M4A1

解説

アメリカ中戦車M3リー。車体右前の限定旋回式の75mm砲に車体上部の全周旋回砲塔の37mm砲と、その上に7.62mm機銃塔という独特の配置が特徴。

特徴

【火力】
主砲は車体上部の全周旋回砲塔の37mm砲でM2軽戦車とほぼ同じ性能。このBR帯だと抜けない敵も増えてくるだろう。側面などから襲ってくる敵の対処にはこちらが向いている。
副砲は車体の75mm砲。リロードは7秒ほど。特にM61弾はアメリカ戦車初のAPHE系の弾で、装甲を貫いた後炸裂するため内部に大ダメージを与えることができる。この砲の短所は初速が遅いので弾道が真っ直ぐではないことと正面しか撃つことができないこと。基本的に貫通が見込める敵にはこちらをメインに使っていこう。ちゃんと操作設定で副砲を撃てるようにしておくこと。
37mm砲横の同軸機銃と砲塔上の機銃も撃つことができる。威嚇射撃や目くらましに使うといいだろう。
*デフォルトでは、37mmの主砲を基準にした照準になっており、75mm砲の可動範囲内を照準している時だけ同時に発砲する。ただ、ABで表示される着弾点予測マークは、初速の速い主砲にあわせて設定されているので、初速の遅い75mm砲弾はかなり手前に落ちてしまうことになる。弾道交差点も、照準の位置に来ない。
メニューの「コントロール」で武装の切り替えを設定しなおして、任意で主砲と副砲を切り替えて撃てるようにしておくとよい。
「戦車の操作」の「プライマリ武装を選択」、「セカンダリ武装を選択」、「機関銃を選択」、「武器選択をリセット」で主砲・副砲・機銃に照準切り替えができる。切り替え中はその砲以外(同軸機銃を含む)は撃てなくなる。主砲を使っていてもスペースキーで同軸機銃を使えない。
また、武装を切り替えた時にそれぞれの砲身が指向している方向へ視点が切り替わるので注意が必要になる。
【防御】
車体正面と砲塔は一部を除いて実質50mm以上の装甲があり、車体の向きを工夫すれば同格相手でもかなり頼りになる。75mm砲が収まっている砲郭の中にも50mm厚の防盾があるので、一部だけ少し丈夫になっている。
車体側面と背面は38mmの垂直装甲で厳しい。
弱点は車体右側の75mm砲周辺。他よりも垂直な装甲が多く、75mm砲の辺りに正面からも射貫されかねない位置に弾薬がまとめて置かれている。他にも37mm砲や機関銃の弾薬が、上部砲塔のタレットリング付近と車体左側に纏められているせいで、弾薬誘爆の可能性が非常に高くなっている。あまり前線には出過ぎず、岩などの障害物で少しでもでかい図体を隠して、砲だけを出しつつ戦うような立ち回りが望ましい。
【機動性】
M2中戦車のような速度はでなくなったが操作性は良好。安定した操作が行える。

史実

長いので格納

アメリカ陸軍は1930年代に様々な試作戦車を製作し、戦車の基本的要素であるエンジン、サスペンション等の研究を続け、1940年の時点ではその集大成であるM2A1中戦車を実用化させていた。
1940年5月10日にドイツ軍の西方電撃戦が開始されると、M2A1中戦車の大量生産が計画された。
しかしポーランド、フランスでの戦訓から、M2A1中戦車が装備する37mm戦車砲では威力不足であると判断され、急遽75mm戦車砲を装備する新型中戦車の開発が求められることになった。

 

それまでの経験から旋回式砲塔に75mm戦車砲を装備するのが最適ということは分かっていたものの、当時のアメリカはまだこのような大口径砲を旋回式砲塔に装備した戦車を開発した経験が無かったため、不利を承知で車体に限定旋回式に75mm戦車砲を装備する中戦車を開発することが1940年6月に決定された。
ただしこれは75mm砲搭載戦車を早急に戦力化するための暫定的な措置であり、本命である旋回式砲塔に75mm戦車砲を装備する中戦車が実用化され次第、速やかにそちらに生産を移行させることが予定されていた。

 

1940年8月28日に、イリノイ州のロックアイランド工廠に対してこの暫定的な75mm砲搭載中戦車M3の開発が指示され、M2中戦車シリーズを開発したミシガン州のクライスラー社の技術協力を得て1941年3月には設計を完了し、これにわずかに遅れて試作車も完成を見せている。
M3中戦車の主砲には75mm戦車砲M2が採用され、戦闘室前部右側のスポンソン(張り出し砲座)に収められた。

 

これは旧式野砲(フランスのAPX社製の75mm野砲M1897)を車載用に改造したもので、対戦車戦闘よりも敵の対戦車砲や機関銃陣地、非装甲部隊を榴弾で制圧する用途に適していた。
75mm戦車砲M2の砲身長は28.5口径で、砲口初速は567m/秒であった。
M3中戦車の後期生産車では、M4中戦車の初期生産車にも採用された長砲身タイプの75mm戦車砲M3が搭載され、対戦車戦闘にも充分使用できるようになった。

 

75mm戦車砲M3の砲身長は37.5口径で砲口初速620m/秒、徹甲弾を使用した場合射距離1,000mで55mm厚のRHA(均質圧延装甲板)を貫徹することができた。
M3中戦車の後期生産車はドイツ軍のIII号戦車やIV号戦車短砲身型を上回る火力を備えていたが、主砲の旋回角が左右各15度ずつに制限されていたため、この射界の狭さが運用上の大きな欠点となってしまった。

 

ドイツ軍はすぐにこの弱点を把握し、M3中戦車の主砲が旋回できない方向に戦車を回り込ませて攻撃するのが常套手段となった。
M3中戦車の戦闘室上面には、副砲の37mm戦車砲(50口径37mm戦車砲M5または53.5口径37mm戦車砲M6)を収める小型の全周旋回式砲塔が搭載され、さらにこの砲塔の上には7.62mm機関銃M1919A4を装備する車長用キューポラが装着されていたため、本車は非常に背が高く遠くからでも敵に発見され易かった。

 

この背の高さも、M3中戦車の大きな欠点の1つであった。
M3中戦車は全周旋回式砲塔に装備する37mm戦車砲を対戦車戦闘時の主武装として用いることを想定していたが、この砲はドイツ軍戦車に対しては火力不足であり、かといって主砲は射界が狭く対戦車戦闘には使い難いという実用性の低い戦車であった。
しかも2門の戦車砲を装備したことで、M3中戦車は乗員が7名も必要であった。

 

M3中戦車の車体後部は機関室となっており、ニュージャージー州のライト航空産業が開発した「ワールウィンド」(Whirlwind:旋風)R-975-EC2 航空機用星型9気筒空冷ガソリン・エンジン(出力400hp)を搭載していた。
このR-975エンジンはM3中戦車や後継のM4中戦車に大量に用いられたが、ライト社だけでは必要数を供給できず、より大きな生産設備を持つアラバマ州のコンティネンタル発動機製作所により大量にライセンス生産されている(生産数はライト社が約7,000基、コンティネンタル社が約53,000基)。

 

星型エンジンはV型エンジンや直列エンジンに比べて背が高いため、これを搭載したM3/M4中戦車は他国の同クラスの戦車に比べて背が高くなってしまったが、アメリカ陸軍は早期に大量調達できることを優先してR-975エンジンを採用し、背が高くなる欠点には目をつぶった。
アメリカ陸軍の当初の計画ではM3中戦車の生産は少数に抑え、旋回式砲塔に75mm戦車砲を装備する本命の新型中戦車(後のM4中戦車)の量産に移行する予定であった。

 

しかし時すでに北アフリカにおいてイギリス軍が大苦戦しており、1941年6月にイギリスから派遣された戦車購買団は、性能的には不満もあるがすぐに入手できるM3中戦車に注目し大量に発注した。
イギリス軍向けの車両では、37mm戦車砲を装備する砲塔がより背が低い鋳造製のものに改められた。
またイギリス軍では戦車の砲塔に無線機を搭載するのが慣例であったため、砲塔後部には無線機を収容するためのバスルが設けられた。

 

そして全高を抑えるために、砲塔上部の車長用キューポラは廃止された。
イギリス軍では自軍向け仕様のM3中戦車を、南北戦争時の北軍の陸軍総司令官ユリシース・S・グラント中将に因んで「ジェネラル・グラント」、アメリカ軍仕様のM3中戦車を南軍の陸軍総司令官ロバート・E・リー大将に因んで「ジェネラル・リー」と呼んだ。

 

M3中戦車の生産は1941年4月に開始された。
本命であるM4中戦車の量産が軌道に乗るまでのストッパー役として、M3中戦車はフルスケールの量産が求められたため、クライスラー社などの民間工場が主体となり1942年12月までに全モデル計6,258両を出荷した。
その内イギリスに2,653両、ソ連に1,386両が供与された。

 

軍需総動員態勢の立ち上がり段階でありながらこれだけの急速量産が可能だったのは、アメリカの民間工場の裾野の広さもあるが、世界最高水準の精密計測による品質管理がドイツ・イギリス両国にはるか先駆けて普及していたという質的要因が大きい。
これにより、アメリカ陸軍の調達計画部局はどの地方のどの民間工場にどの部品を分業させても、設計図通りの狂いの無い部品納入を期待できたのである。

 

M3中戦車は後継のM4中戦車の出現により、1941年10月には「代替制式兵器」(性能は標準型に劣るが代用は可能)とされ、1943年4月には「限定制式兵器」(訓練用には使用可)に、1944年4月には「使用不適兵器」となった。

戦歴においては上記のアフリカ戦ではドイツ軍機甲師団に対し勝利するなどそこまで悪い戦車ではなかった(ただし、ドイツがマークⅣスペシャルやティーガーを投入しだすと話が変わってくる。)イギリス兵もM3中戦車の信頼性は好評であった。反面、上記のような背の高さにより発見されやすく、なおかつ二つある砲を指揮せねばいけないため度々車長は混乱したという。M4が本格的に配備される中、アフリカでの戦いのあとイギリスではM3グランド/リーは二線級装備になった。しかし太平洋戦争において同車はイギリス軍とオーストラリア軍によって主に歩兵支援任務で使用され、まともな対戦車能力を持たない日本軍を相手に威力を発揮した。特に悪路が多いビルマでも良好な機動性を持つ本車は評価され、イギリスでは1944年に公式に運用を廃止したが日本の敗戦まで前線で使用された。
対戦車戦闘はインパール作戦時、英軍第3騎兵連隊のM3中戦車小隊が戦車第14連隊の九五式軽戦車小隊の3輌と遭遇、九五式軽戦車3輌を瞬く間に撃破した。なお第3騎兵連隊の詳報では九五式軽戦車側はパニックに陥り、こちらに突進してきたと書かれており、日本軍戦車兵の練度の低さが窺える。しかし戦車第14連隊のM3軽戦車(鹵獲品)が駆けつけ、M3中戦車が1輌撃破されて撤退、以後再び対戦車戦闘になることはなかった。ちなみに太平洋戦争全体で見てもにおけるM3中戦車の唯一の対戦車戦闘であった。

ソ連においては乗り心地や信頼性を除いて非常に評判が悪く、「七人兄弟の棺桶」というありがたくない愛称を頂いている……とされているが、これはソ連が国産戦車の面子を保つため、レンドリースされた戦車を貶めたからでもあるらしい。実際のところは機械的信頼性の高さと榴弾を撃てる75mm砲のおかげで、歩兵支援にはそれなりに重宝されていたようだ。

小ネタ

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外部リンク

 

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インターネット百科事典ウィキペディア

 

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*1 爆薬量はTNT換算