日本 RankIII 戦闘機 P-51C-11-NT
概要
Update 2.7 “Red Skies”にて追加された、日本プレミアムツリーのランクIII戦闘機。
鹵獲機ゆえか爆装が無いが、それ以外はP-51C-10とほぼ同じ性能。
検分した日本軍パイロットを扼腕させた700㎞/h超えの神速も健在だ。
機体名末尾にあるNTは製造工場(ダラス)を表すコードである。
機体情報(v2.*)
必要経費
機体購入費(GE) | 1,600 |
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乗員訓練費(SL) | 10,000 |
エキスパート化(SL) | 210,0000 |
エース化(GE) | 590 |
エース化無料(RP) | 710,000 |
バックアップ(GE) | 40 |
護符(GE) | *** |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
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バトルレーティング | 4.0 / 4.0 / 4.0 |
RP倍率 | 1.48(+100%) |
SL倍率 | 0.8×2.0 / 1.8×2.0 / 2.95×2.0 |
最大修理費(SL) | ***⇒710 / ***⇒710 / ***⇒710 |
機体性能
項目 | (初期⇒全改修完了後) 【AB/RB&SB】 |
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最高速度(km/h) | ***⇒734 / ***⇒708 |
(高度7300m時) | |
最高高度(m) | 12800 |
旋回時間(秒) | ***⇒20.5 / ***⇒21.0 |
上昇速度(m/s) | ***⇒20.2 / ***⇒16.2 |
離陸滑走距離(m) | 300 |
最大出力(hp) | ***⇒*** / ***⇒1,490 |
離陸出力(hp) | ***⇒*** / ***⇒1,630 |
毎秒射撃量(kg/s) | 2.22 |
燃料量(分) | min:31 / 45 / 60 / max:105 |
限界速度(IAS) | *** km/h |
フラップ破損速度(IAS) | (戦闘)*** km/h, (離陸)*** km/h, (着陸)*** km/h |
主翼耐久度 | -***G ~ ***G |
レーダー
なし
武装
分類 | 名称 | 搭載数 | 装弾数 | 搭載箇所 | 購入費用(SL) |
---|---|---|---|---|---|
通常/ステルス | |||||
機銃 | 12.7mm M2 Browning | 4 | 1260 | 翼内 | 110/160 |
弾薬
武装名 | ベルト名 | 内訳 | 最大貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||
12.7 mm M2 Browning 後期ベルト | 既定 | API-T/AP/AP/I | 26 | 25 | 19 | 12 | 3 | 3 |
汎用 | AP-I/AP-I/ API-T/I/I | 26 | 25 | 19 | 12 | 3 | 3 | |
地上目標 | API-T/I/AP/ AP/AP-I/AP-I | 26 | 25 | 19 | 12 | 3 | 3 | |
曳光弾 | API-T | 23 | 22 | 16 | 10 | 0 | 0 | |
ステルス | AP-I/I/AP-I/I | 23 | 22 | 16 | 10 | 3 | 3 |
追加武装
追加武装:無し
機体改良
Tier | 名称 | 必要量(RP) | 購入費(SL) | 購入費(GE) |
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I | 胴体修理 | *** | *** | *** |
ラジエーター | ||||
**mm弾薬ベルト | ||||
**mm銃座用弾薬ベルト | ||||
II | コンプレッサー | *** | *** | *** |
機体 | ||||
新しい**mm機関銃 | ||||
新しい**mm銃座用機関銃 | ||||
III | 主翼修理 | *** | *** | *** |
エンジン | ||||
**mm弾薬ベルト | ||||
爆弾懸架装置 | ||||
IV | インジェクター交換 | *** | *** | *** |
**オクタン燃料使用 | ||||
カバー交換 | ||||
新しい**mm機関砲 | ||||
ロケット懸架装置 |
カモフラージュ
研究ツリー
解説
特徴
低速域の運動性は平凡。しかしあっという間に500km/h代まで加速する上、高速であればあるほど鋭く曲がる。しかも全開高度7,300mのパッカード・マーリンを装備しており、高高度性能も兼ね備える。またラジエーターが優秀で、最大開放するとWEP中も温度が上がらなくなる上、抗力はさほど増えない。
武装は12.7mm砲 M2が4門。数こそ少ないが焼夷剤たっぷりの後期ベルトが装填されており、特にAP-I/API-Tは共に2号銃のAP-Iに迫る貫通を持ち、発射レートは遥かに勝る。撃っちゃうんだなぁ、これが!ホ5×4に勝るとも劣らぬ火力と考えるべきで、偏差に慣れれば中遠距離戦にも対応しうる。
概ね、飛燕Ⅱ型に疾風の高速性を加味しつつBRを引き下げ火力を向上させたような恐るべき高性能機であり、巴戦以外のどんな戦法にも極めて適している。
立ち回り
【アーケードバトル】
--加筆求む--
【リアリスティックバトル】
まず、最も重要なのがエネルギーである。大概の機体はエネルギーを捨てて旋回・上昇するため、このエネルギーをいかに大切に使うかが本機のキモ。日本軍機のように旋回戦をするとあっという間に失速、エネルギーが枯渇してしまう。
まずは高度を取るべきだ。250km/h程度になるように調整して、開幕は上昇しよう。とにかく敵よりも高度を取るイメージだ。接敵時、同じような高度にいるのであれば少し機種を下げ、速度を稼ごう。本機と同じ高度まで登ってこれる機体はそうそう無いが、
接敵し始めたらダイブし、高空からの位置エネルギーと速度エネルギーを使い、自慢のブローニングで蜂の巣にしてやろう。そして決して深追いしない事。上記にもあるが、零戦などのように旋回戦をするとあっという間にエネルギーが無くなってしまう。低速時の操舵性は最悪クラス。もし撃ち損じても、ダイブ中に蓄えたエネルギーで高空に舞い戻る事は十分可能。旋回戦厳禁・エネルギーを活かす機体の立ち回りをすると、日本軍機とはまた違った乗り心地になる。
【シミュレーターバトル】
SBで重要な操縦性は良好で、自転癖も舵ロックも無く簡単に制御できる。ただし低速時にラダーを大きく蹴る場合に限り、据わりの悪さを感じるかもしれない。着陸前にスリッピングフォワードで減速する時などは、バランスを崩さないように注意しよう。ファストバック風防だが後方視界は考慮されており必要充分。
まずはセオリー通り高度を取りダイブの体制を整えよう。敵を見つけたら、突撃の初めから敵の未来位置にしっかり機首を向け、一足で必中圏に踏み込んで焼夷弾を浴びせよう。敵に避けられても再上昇・再攻撃が可能な動力性能は持っているが、頂点で追いつかれるリスクを避けて水平方向に間合いを取り直すのも一興だろう。海面高度でも易々と550kmphを突破するので、逃げる事も引き返して再度交戦する事も容易い。半面、少し旋回すると100kmph単位で速度を失うので、方向転換は安全ならインメルマン、敵が近ければスプリットSで行うと良い。射線を切られた敵に執着してエネルギーを捨てないようにだけ注意しよう。
史実
来歴
昭和20年2月初め、湖北省随県郊外に第51戦闘航空群第26戦闘飛行隊のサミュエル・マクミラン・ジュニア少尉操縦のP-51C(オリバー・ストローブリッジ大尉機)が対空砲火で被弾不時着し、現地陸軍歩兵部隊が捕獲に成功。
連絡を受けた陸軍航空本部は内地での性能調査を希望した。
当初、船舶での輸送の方針が立てられたが、すでに東シナ海の制海権は実質喪失しており危険と判断され空輸に切り替えられた。
陸軍審査部戦闘機隊は操縦者担当に液冷機に馴染みの深い光本悦治准尉(キ六〇審査担当)、整備と修理担当に坂井雅夫少尉(キ六〇、キ六一審査担当)を指名し派遣が決定した。
2月上旬に南京に飛んだ二人は通訳、応援の整備兵、捕虜となったマクミラン少尉、護衛の歩兵30名とともに漢口、汽車とトラックで随県郊外へ到着。坂井少尉は輸送と隠蔽のため分解されたP-51Cの再組み立てに成功し、光本准尉が漢口に空輸と再チェックののち、南京、北京・南苑へ。坂井少尉は98直脇、後に99双軽に同乗して後を追った。
敵の通報により、着陸のたびに計十数機のP-51が来襲し漢口では重爆一機と地上施設が被害を受けたが、幸い捕獲機は無傷のままだった。
高オクタン燃料と始動モーター用バッテリーの確保に苦心しながら移動し、3月上旬に多摩陸軍飛行場(通称:福生飛行場)に到着した。
審査開始 性能試験
福生飛行場で機体チェックの後、FW190A-5、P-40E、 三式戦、四式戦による加速及び速度比較試験が行われた。
各機高度5,000mで横一列に並び、開始時には加速でFw190A-5が前に出たものの5分後の終了時にはP-51Cがはるか前方に位置していた。
パイロット所感では、
荒蒔少佐「乗りやすく速度、旋回性も優れていて欠点を見い出しにくい、武装や無線機など各種装備を積んでいないキ61試作機に近い」
黒江少佐「調和の取れた素晴らしい戦闘機」「水平面での旋回性能を四式戦と比較するとブースト圧プラス200ミリの巡航状態で五分五分、日本では高嶺の花の高オクタン燃料と圧をプラス400ミリにすればP-51Cが勝る」という高い評価を得た。※両者とも急加速性はFw190A-5を評価している。
陸軍審査部では総合的にみてキ100ならば互角という評価がなされた。
鹵獲アグレッサー任務とその実力
4月7日のP-51D初来襲により航空本部から「P-51Cを使用し日本各地の防空戦闘機隊を巡回して模擬空戦による感覚を掴ませよ」との指令が通達され、黒江少佐による巡回が開始された。訓練参加部隊は関東地区では、調布の244戦隊、柏の18戦隊、70戦隊、下館の51戦隊、52戦隊、中部地区では明野飛行教導師団、伊丹の56戦隊、大阪大正の256戦隊と行われた。
飛行18戦隊第3中隊長角田(すみた)政司大尉、中村中尉操縦のキ100戦闘機2機との模擬空戦では、キ100は低位戦からの上昇で高位のP-51Cの後方に付きかけたが、直後P-51Cは降下によりキ100を引き離し、続く高速上昇から宙返りによってキ100より旋回半径は大きいが旋回速度は高速なため、すぐ追従し宙返り旋回したキ100の後ろにつくことができた。空戦後降りてきた黒江少佐は「相手の速度や上昇力をしっかり覚えておかないといかん。同程度の飛行機ならお前が勝ったかもしれないが、相手がP-51だとああいうふうになるから注意しろ」と指摘した。(余談だがキ100の降下速度は小林照彦少佐の昭和20年5月の手記に「F6F、F4Uにやや劣る感あり」とあり、角田大尉も「航空ファン」1974年のインタビューでは「(降下加速は三式戦よりかは)落ちているでしょうね」と証言がある。)飛行隊長川村春雄大尉は単機空戦を挑み「低位戦なら不利だが高位戦なら勝算あり」と感じたが、坂井少佐「P-51Cは全力を出していない八割方でやっている、実戦では気をつけろよ」黒江少佐「深追いするな、高速では低空上昇力がいいから逆転されるぞ」の言葉に面を食らう。
明野教導飛行師団長、今川一策少将の懇意を受けて、P-51C受け取りのため大正飛行場に来ていた檜與平大尉(当時)は、56戦隊と再試合中の三式戦とP-51Cの訓練を目撃し、「技倆の差もあるが、P-51の前では三式戦は問題にならなかった。」と述べている。
損傷と放棄
大正飛行場での訓練飛行中に発電器が焼け焦げ、緊急着陸。代替部品もなく飛行不能のまま終戦時まで放棄された。黒江少佐は引き続きキ102、キ106の審査があるので研究訓練用に明野教導飛行師団に引き渡し予定であった。
出典 渡辺洋二「未知の剣」文春文庫
「世界の傑作機 No.23 1990-7 陸軍五式戦闘機」文林堂
「図解 軍用機シリーズ 8 P-51ムスタング/P-47サンダーボルト」光人社
檜與平「つばさの血戦」光人社
小ネタ
「NT」とはダラスの工場で製造された機体という意味である。サイコフレームが載ってるわけでもなく、ニュータイプ専用機ではない。 Cマスタングは全てがダラスの工場で生産されている。*1
ちなみにP-51D-20 NAの「NA」はイングルウッドの工場で製造された機体という意味。なおD/Kマスタングはイングルウッドとダラスの両工場で生産されたためとてもややこしい。
外部リンク
コメント
【注意事項】
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