ドイツ RankIII 重戦車 Pz.Kpfw.VI Ausf.H1 / ティーガーI H1型
※履帯モデル更新前
概要
ドイツで初めて乗る事になる重戦車。かの有名なティーガーの1943年3月に生産されたタイプ。中戦車から重戦車へ分類が変わり、性能も運用方法も大きく変わる。BRも3.3から一気に5.7に上がり、今まで対峙した事もない格上戦車と当たってしまうため、注意が必要である。
車両情報(v2.3.0.16)
必要経費
必要研究値(RP) | 33,000 |
---|---|
車両購入費(SL) | 105,000 |
乗員訓練費(SL) | 32,000 |
エキスパート化(SL) | 105,000 |
エース化(GE) | 470 |
エース化無料(RP) | 360,000 |
バックアップ(GE) | 30 |
護符(GE) | 1,200 |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 5.7 / 5.7 / 5.7 |
RP倍率 | 1.42 |
SL倍率 | 0.7 / 1.2 / 1.4 |
最大修理費(SL) | 1,330⇒1,726 / 1,500⇒1,946 / 2,020⇒2,621 |
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
砲塔旋回速度(°/s) | 9.7⇒13.4 / 7.1⇒8.4 |
俯角/仰角(°) | -8/16 |
リロード速度(秒) (初期⇒スキルMAX+エース化) | 9.62⇒7.4 |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 102 / 82 / 82 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 102 / 82 / 82 |
重量(t) | 57.3 |
エンジン出力(hp) | 839⇒1033 / 575⇒650 |
3,000rpm | |
最高速度(km/h) | 48 / 45 |
実測前進~後退速度(km/h) | 48 ~ -8 / 45 ~ -8 |
視界(%) | 112 |
乗員数(人) | 5 |
レーダー
なし
暗視装置
なし
武装
名称 | 搭載数 | 弾薬数 | 弾薬費 (SL) | |
---|---|---|---|---|
主砲 | 88 mm KwK36 L/56 cannon | 1 | 92 | - |
機銃 | 7.92 mm MG34 machine gun | 1 | 4,350 | - |
弾薬*1
主砲
名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
88 mm KwK 36 | PzGr 39 | APCBC | 10.2 | 0.1088 | 773 | 165 | 162 | 151 | 139 | 127 | 117 |
Pzgr. | APCBC | 9.5 | 0.2856 | 810 | 153 | 151 | 140 | 128 | 116 | 106 | |
Hl.Gr 39 | HEAT | 7.64 | 1.1 | 600 | 110 | ||||||
Sprgr. L/4,5 | HE | 9.0 | 0.698 | 810 | 11 |
機銃
名称 | ベルト名 | 弾種 | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||
7.92 mm MG34 | 既定 | AP-I/AP-I/AP-T | 13 | 12 | 7 | 4 | 1 | 1 |
車両改良
Tier | 名称 | 開発費(RP) | 購入費(SL) |
---|---|---|---|
I | 履帯 | 1300 | 2800 |
修理キット | |||
砲塔駆動機構 | |||
Pzgr. | |||
II | サスペンション | 1200 | 2600 |
ブレーキシステム | |||
手動消火器 | |||
砲火調整 | |||
Hl.Gr39 | |||
III | フィルター | 1700 | 3700 |
救急セット | |||
昇降機構 | |||
発煙弾発射機 | |||
IV | 変速機 | 4300 | 9400 |
エンジン |
カモフラージュ
既定 | |
---|---|
条件 | - |
説明 | 標準迷彩 |
Summer camouflage | |
条件 | プレイヤー撃破 210 |
説明 | Standard summer camouflage |
Spots | |
条件 | プレイヤー撃破 270 |
説明 | Standard tricolor summer camouflage |
Line | |
条件 | プレイヤー撃破 330 |
説明 | Standard tricolor summer camouflage |
Winter camouflage | |
条件 | プレイヤー撃破 390 |
説明 | Standard winter camouflage |
Winter camouflage (waves) | |
[添付] | |
条件 | 200 GE |
説明 | Non-standard winter camouflage (waves) |
Tiger Ausf.H1,'Red primer' | |
[添付] | |
条件 | マーケットで購入 |
説明 | Tiger Ausf.H1,'Red primer' |
Tiger H1 '323',schwere Panzerabteilung 502 | |
[添付] | |
条件 | マーケットで購入 |
説明 | Tiger H1 '323',schwere Panzerabteilung 502 (1943) |
[Thunder Leaguer]Der Adler | |
条件 | Thunderleague中にmission Der Adlerを達成 |
説明 | ver1.55にてcamouflage[Thunder Leaguer]Der Adlerが実装された。Dog tagを買ったのちタスクDer Adlerを達成すれば取得できる。イベント後にタスクが削除されたため現在は開放できない。 |
研究ツリー
前車両 | Pz.Kpfw.III Ausf.M |
---|---|
派生車両 | - |
次車両 | Pz.Kpfw.VI Ausf.E |
解説
特徴
【火力】
ドイツ軍の優秀な8.8(アハトアハト)cm高射砲を戦車に搭載出来る様改造した8.8cm Kwk 36 L/56砲が使用可能になる。この砲は10mで165mmの貫通力があり、遠距離でも貫通力が減衰しにくい優秀な砲である。貫通時のダメージも強烈になったが、しっかり狙わないと貫通出来なかったり、致命傷を与え損なって、手痛い反撃を貰う事もある。ここまで辿り着いた人はⅢ号戦車で嫌というほど味わった筈だ。慢心せずに弱点狙撃に徹すれば更に戦果が上がるだろう。格上の相手でも弱点狙撃を行えば一撃撃破も可能ではあり、リロード時間もそれほど長くない(約9秒)。俯角は-8度と優秀だが、昼飯の角度(36°~46°)では-2度しか俯角をとれない。
敵戦車の弱点一覧
- TigerH1/E
正面を向いているなら機銃口と操縦手窓の間、側面を見せているなら車体の真ん中が弱点。
45度に近いタイプの昼飯状態なら転輪の隙間が狙い目。そこが見えないならキューポラ(か機銃口など)を撃つしかないが、その場合ワンパンできないかもしれない。また、この画像より正面を見せている場合は角に近い部分の車体正面装甲を、側面をより大きく見せている場合は車体側面を抜ける可能性がある。- パンターD型
正面なら砲塔の中心部を抜けるが狙いがずれると非貫通になってしまう。側面ならどこでも抜ける。装填時間はティーガーと同じ。ソ連のT-VはA型と、仏パンはG型とほぼ同性能。- 38(t)ヘッツァー
- 砲塔が偏ってる駆逐戦車。車体下部が抜けるが、真ん中を撃つと変速機に当たって止められてしまう場合があるので、端の方を撃ちたい。装填時間は約7秒。
- T-34-85
- どこでも。正面なら車体のど真ん中、側面なら砲塔下の車体がオススメ。装填時間は約9秒。
- IS-1・IS-2・IS-2(1944)
車体下部とその上の窓がある部分。IS-2(1944)はドライバーハッチ。変速機が前にない代わりに燃料タンクが左右にあるので、車体下部を撃つときはど真ん中を撃ちたい。ちなみに砲身の横も抜けるので、ISシリーズが砲を逆向きにして後退しながら出てきた場合はそこを狙う。相手が砲塔を左右に降っている場合は諦めてエンジン破壊にとどめておくのがオススメ(Pzgrならキューポラ撃ちと加圧で倒せるかもしれないが)。装填時間はIS-1で9秒、IS-2で20秒ほど。また、多くのソ連戦車は、俯角がとれず後退速度も遅い。覚えておくと有利に立ち回れるかもしれない。中国版のIS-2は車体下部に履帯装甲があるので注意。- SU-100
- こちらから見て右側にあるドライバーハッチを抜ける。
- M4A3(76)W
- どこでも。
- M4A3E2・M4A3E2 (76)W
M4A3(76)Wとは別物*2。正面なら車体下部がなんとか抜けるが、真ん中を撃つと変速機に当たって止められてしまう場合があるので、端の方を撃ちたい。相手が動かないなら機銃口もいい。PzGr.で加圧できるならキューポラ撃ちが強力。車体を傾けていれば履帯内側(38mm)や側面(76mm)も狙う。ちなみにE型の持つAPCRなら正面を貫通可能。また、至近距離かつ垂直ならPzGr.でも車体正面の垂直装甲を貫徹できる。装填時間は6秒ほど。- センチュリオンMkI
- 砲塔を抜ける。
- M-51
- 砲塔の厚い部分以外ならどこでも。
- Tiger(P)
- 砲塔を抜ける。
- Tiger(H)・フェルディナント・エレファント
- 抜けない。一応フェルディナントは斜めからなら車体の切り欠き*3を抜ける。現在ABではパンターとデッキを組んだ時にボトムマッチを引いたときのみ遭遇する。
- 対空戦車・軽戦車・駆逐戦車
弾が突き抜けてしまうことがある*4。spaceキーで機銃を撃てばそれで倒せるときもある。また榴弾*5が非常に有効で、たとえばABでよく遭遇する砲塔だけ出しているDickerMaxや8.8cmFlak((通称アハトラ))は、徹甲弾では倒しきれないことがあるが、榴弾を使えばかすっただけ・近くに当たっただけでも一撃で倒すことができる。
- アハトラ
- 装甲は基本14mm。正面からでは砲手を機銃で抜くことはできない。右側(こちらから見て左側)にいるのが砲手。車体の一番後ろにある箱が弾薬庫で、ここを打ち抜くと徹甲弾でもワンパンできる。装填速度はあちらの方が速い(初期6.5s⇒最速5.0s)ので撃ちあいは避けたい。
- M18・M64 ・
- 砲塔正面は25mmでそれ以外の場所は12mm。機銃で装甲を抜くことはできないが、車長が砲塔から顔をのぞかせているので彼だけは機銃で気絶させることができる。76mm M1のAPCBCは距離10mでも貫徹力149mmと高くないが、APCRは500mmで167mmと高め。ちなみに中国に実装されているM64は携行弾数が少なく、APCRを持ってきていない可能性もある。
- PT-76B
- 車体13mm・砲塔15mm。HEATFS以外の貫徹力は低いため、機銃で壊れない障害物越しなら安全。
弾薬の選び方・火力詳細
正直好みの問題になるが、Pzgr.(APCBC・開発弾)を必要な分と数発のHl.Gr 39(HEAT)でいいだろう*6。昔のバージョンでは貫徹力に優れるPzGr 39もよく選ばれていたが、現在ではPzgr.が人気のようである。Pzgr.と互換できるPzGr 39は炸薬が1/3しかない代わりに若干貫徹力で勝る。炸薬の量が1/3になっても破片の加害力はそれほど変わらないが、Pzgr.の方には加圧ダメージ*7があり、貫徹さえすれば破片が当たっていない乗員も気絶させることができる。そのため、Pzgr.はキューポラに当てるだけで全ての乗員を倒すこともできる。両方試してみて加害力が気に入ったらPzgr.、そうでなければPzGr 39にしよう。Hl.Gr 39(HEAT)と互換できるSprgr. L/4,5(HE)は貫徹力はほとんどないが弾速が速い。Hl.Gr 39(HEAT)より炸薬量が減っている分加圧ダメージに劣る。RB・SBで遠距離の軽車両を倒すならHEの方が便利だが、弾切れや急に別の戦車が現れたときへの対応ができて、なおかつ加圧ダメージが高い(加圧ダメージの範囲が破片の有効射程より長い)Hl.Gr 39(HEAT)がオススメ。
主砲信管感度・跳弾率
名称 | 砲弾名 | 弾種 | 信管感度(mm) | 信管遅延(m) | 跳弾角度(°) | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
0% | 50% | 100% | |||||
88 mm KwK 36 | PzGr 39 | APCBC | 14 | 1.2 | 48 | 63 | 71 |
Pzgr. | |||||||
Hl.Gr 39 | HEAT | 0.3 | 0 | 62 | 69 | 73 | |
Sprgr. L/4,5 | HE | 0.1 | 79 | 80 | 81 |
信管感度の面でも軟目標には草で信管が作動しづらいHEATの方がオススメ。APCBCの信管は感度14mmのため、多くの対空戦車の装甲に反応しないので、モジュールを狙う必要がある。例外としてクルセイダーAA MkIの防盾(正面30mm、側面12mm)やヴィルベルヴィントの防盾(16mm)には反応する。
信管遅延は現状ほとんど機能していないが、14mm以上のごく薄い装甲*8を過貫通したときには、機能する可能性がある。
機銃性能
機銃はMG34 7.92mmの同軸機銃1門。毎分900発と高い連射速度を誇る。搭載弾薬数は4350発であり、ベルト1つにつき150発撃てるため、最大10秒×29ベルト撃てる。装填は初期で10.4秒、最速で8.0秒で終わる。 リロード速度とベルト数は優秀だが、10秒間しか撃てないので、数秒使ったら残りは撃ち切ってリロードするといい。
弾種はAP-I/AP-I/AP-T。
名称 | ベルト名 | 弾種 | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||
7.92 mm MG34 | 既定 | AP-I | 10 | 9 | 7 | 4 | 0 | 0 |
AP-T | 13 | 12 | 7 | 4 | 1 | 1 |
この貫徹力では装甲の薄い駆逐戦車すら貫徹できない。対空戦車であれば多少距離が離れていても多くの場合貫徹可能。同軸機銃なので対空はしづらい。
スコープ倍率
x1.9-x3.5。これはpantherやIS-2と同じ倍率。E型はx2.5-x5.0。
砲精度・自爆ダメージ(内部データ)
砲精度 | |
---|---|
平行照準誤差 | 0.065 |
垂直照準誤差 | 0.065 |
射撃時に生じる誤差の値で、小さいほどいい。Tigerの場合、おおよそ距離1kmで半径1m以内に命中する可能性が100%、半径50cm以内に命中する可能性が50%程度。
各国の初期戦車と比較すると散らばり半径はほぼ半分になっている。
具体的にどれくらいずれるか
テストドライブで距離0.79kmのKV-2にHEを撃った場合の弾の散らばり。目標捕捉の乗員レベルは0で、モードはAB。
RBの場合は散らばり半径が3割ほど小さくなり、砲未改修の場合は、散らばり半径が3割ほど大きくなる。
弾薬庫誘爆による周囲への被害 | 1500 |
---|
・弾薬庫誘爆すると(味方を含む)近くの車両にダメージを与える。装甲のない戦車なら撃破可能。重戦車相手でも履帯を破壊できたりする。パンターはこの数値が高く、密着すればチャーチルすら撃破できる。
携行弾数・弾薬庫配置
持っていく弾薬が多いと簡単に弾薬庫誘爆を起こしてしまう。弾の消費が激しくないティーガーで満タンまで弾を持っていくのは悪手だ。自分が使う弾の数を考えて必要な分だけ持っていきたい。携行弾数は⑨⑩以外の弾薬庫を使わない13発か、⑦⑧⑨⑩以外の弾薬庫を使わない21発がオススメ。アサルト*9や長距離狙撃などでもっと多く持っていきたいなら側面の弾薬庫がなくなる29発、④の弾薬庫を使用する45発、③④を使用する61発。
▲①から順番に消費される(つまり⑩の弾薬庫は弾を使い切るまで残り続ける)
弾薬庫の状態 | 満タン | ①を空に | ②まで空に | ③まで | ④まで | ⑤まで | ⑥まで | ⑦まで | ⑧まで | ⑨まで | 砲閉鎖以外 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
搭載弾薬数 | 92 | 77 | 61 | 45 | 29 | 25 | 21 | 17 | 13 | 7 | 1 |
弾薬の空き | (+0) | (+15) | (+31) | (+47) | (+63) | (+67) | (+71) | (+75) | (+79) | (+85) | (+91) |
【防御】
ティーガーIの車体装甲は全面垂直装甲であり、最も厚い正面装甲も102mmしかない。下手をすれば格下中戦車にすら撃ち抜かれるレベルで正直重戦車としては不足していると言わざるを得ない。棒立ちしていてはあっという間に撃破されてしまうだろう。そこで活躍するのが「昼飯の角度」という戦術だ。簡単に言えば車体を敵に対して少し傾けるというシンプルな物。これを行う事で、装甲厚を増加させることが出来る(詳しくは下記参照)。ただし傾け過ぎると逆に正面より薄い側面装甲をぶち抜かれるので注意。車体側面上部には弾薬庫もあるため側面を撃たれると即爆散しかねない。砲塔装甲は側面背面は薄いものの、正面に関しては大きい防盾の裏にも砲塔の装甲があるためにかなりの部分で実質200mm以上の装甲厚がある。また、天板・底面は25mmあり航空機や底面撃ちには強い。
装甲の弱点は、同軸機銃や砲手覗き穴は140mm程度の厚さしかない点と、砲塔上の車長用ハッチになる。遮蔽物から顔を覗かせる時、砲塔の左側を庇うと多少粘り強さが増すのを憶えておこう。(史実では車体正面の機銃口と操縦手窓が弱点であったが、ゲーム内では、ガチガチの装甲として機能している。)また、パンターやPT-76Bに並びエンジン音が大きいので注意。
昼飯の角度
撃ち合う時は、敵戦車を12時として、10時半、1時半、4時半、7時半の方向へ車体を向けて傾斜を作り出す、いわゆる「食事の角度」を意識しよう。ティーガーの場合、最適な角度をとって敵に砲身を向けると、車体の角と砲身が重なり、砲塔の後ろの出っ張りは車体のふちに少しだけ重なる。このとき砲の俯角もとれなくなるのでそれで確認するのもいい。
(なおティガーフィーベルにおいて昼飯はソーセージの切り口の断面の直径に例えられている。いかにもドイツらしい。)
装甲厚図解・同BRの戦車の貫徹力
・昼飯していれば150mm以下は車体上部・砲塔ともに安心。
機体 | 弾種 | 貫徹力(mm) | ||
100m | 500m | 1000m | ||
IS-1 | APHE | 142 | 125 | 107 |
---|---|---|---|---|
IS-2 | APHEBC | 203 | 191 | 178 |
T-34-85 | APHE | 142 | 125 | 107 |
APCR | 175 | 136 | 100 | |
PT-76B | HEAT-FS | 200 | ||
Chi-Ri II | APHE | 148 | 137 | 124 |
M4A3E2 (76)W | APCBC | 146 | 133 | 119 |
APCR | 186 | 167 | 146 | |
ティーガーI | APCBC | 162 | 151 | 139 |
パンターD | APCBC | 188 | 173 | 156 |
M-51 | HEAT | 400 |
ソ連戦車はやたら数が多いが、T-34-85のように車両名-数字になっている戦車は数字の部分が口径を表しており、85mm以上を載せている戦車はほとんどが対ティーガー用に改造されたものなので基本的に貫徹されてしまうと考えていい。*10
- 正面
砲塔は180mm以上あり安心できる。- 側面
薄い。- 昼飯
もう少し正面を見せるようにすると側面下部の弱点はなくなるが、車体正面が140mm程度まで薄くなる。
理想の昼飯から少しずれただけでかなり薄くなってしまうことに注意。実際の戦闘で理想の昼飯の角度をとるのは難しいほか、履帯裏を隠せる地形はそう多くないため、遭遇戦ではT-34-85以上の砲を持つ相手には気休め程度でしかない。76mmシャーマンやT-34-57には有効だが、その場合もキューポラを撃たれると砲手と車長がやられてしまう。
【機動性】
重戦車としては最高速度、加速共に優秀で超信地旋回*11も可能だが、曲がったり、ちょっとした坂道や段差で失速しやすい。砲塔旋回速度は遅く、超信地旋回を併用しても、足の速い戦車に接近戦を挑まれると苦戦する事になるため、なるべく近距離戦は避けて中距離や遠距離からの攻撃に徹すると良い。
【総論】
本車両は走攻守が高いレベルでまとまった強力な戦車であるが、本車両の性能を引き出すためには豚飯、昼飯といった防御姿勢の習得が必須である。そういった技術はこれからも必要になってくるので、ここでしっかりと身につけておこう。
【初心者向けアドバイス】
- トップマッチ/ボトムマッチって?
- WarThunderではBR4.7~5.7マッチというように、BR幅1.0までの戦車デッキ*12がマッチに参加できる(例外あり*13)
自分よりBRが低い戦車たちとの試合をトップマッチ、自分よりBRが高い戦車たちとの試合をボトムマッチという。トップマッチなら大抵の戦車との遭遇戦で有利なので、堂々と進撃できるが、ボトムマッチだと倒せない敵とバッタリ会ってしまうこともあるので、側面から攻撃することも考えなければならない。そのため試合が始まった際にその見極めを行うと少し有利。 - 見分け方(AB)
- Nキー(初期設定の場合)で戦績画面を開き、プレイヤーの名前にカーソルを合わせるとそのプレイヤーのデッキと各機体のBRが表示される。例えばBR6.0の車両がいればそのマッチはBR上限が6.0以上であることが分かる。逆にティーガーのBRよりBRが高い車両が居なければ、トップマッチの可能性が高い。慣れれば虎IIがいるからボトムか…という風にすぐに分かるようになる。
- 見分け方(RB)
- Nキー(初期設定の場合)で戦績画面を開き、味方機体のBRを思い出して推測する。例えばBR6.0の車両がいればそのマッチにはBR6.0以上の戦車が登場する。逆にティーガーのBRより上のBRの車両が居なければ、おそらくトップマッチだろう。また、必要SPでも判断でき、慣れれば他の車両を見るまでもなく判別できる。
RBのBR一覧
名称 TigerH1 TigerE パンターD型 38(t)ヘッツァー T-34-85 IS-1 IS-2 IS-2(1944) SU-100 M4A3(76)W M4A3E2 M4A3E2 (76)W Tiger(P) Tiger(H) フェルディナント BR 5.7 5.7 5.3 4.3 5.7 5.3 5.7 6.3 6.0 4.7 5.3 6.3 6.3 6.7 6.7 名称 ラーテル FV4005 トータス 61式戦車 五式中戦車チリII FIAT Strv74 Bkan1C BR 6.0 6.7 6.7 6.7 5.0 6.3 5.7 6.7
RBでの敵戦車の見分け方
ShermanやTigerなど基本的なものは何度も見て慣れるしかない。
- TigerH1/E
- 四角い。ほぼすべての装甲が鉛直or水平になっている。前から見ると転輪カバーがなく車体下部の上面が傾斜していない、砲塔が四角いという特徴がある。E型は車長用機銃がつき、キューポラに窓がつき小さくなっていて、砲塔左側に膨らみがある。
- パンターG型
- 高い車高と傾斜した車体正面、かまぼこ型の砲塔正面。
- T-34-85
- 緑色で正面の傾斜装甲が特徴。
- IS-1
- ISシリーズ。正面装甲が段になっている
- IS-2
- IS-1より砲身が大きく、先っぽにマズルブレーキがついて太くなっている。1944型は金網つき。
- M4A3(76)W
- シャーマン。車体正面が傾斜していて、下部に独特の丸みがある。ソ連戦車と比べると側面が傾斜しておらず、車高が高く全長が短い。
- M4A3E2(76)W
- シャーマン。防盾が分厚くかくかくしてて車体機銃穴が増加装甲で埋まり気味に、加えて幅広履帯を装備している。
小技・テクニック
- 砲身割り・履帯切り
- 敵の砲身を撃つことで無力化する必須テクニック。こちらの弾が貫徹できないような重装甲を持つ敵に対しても、先手をとって相手の砲身を撃つことで攻撃能力を奪え、優位に立つことができる。また、同様にして左右の履帯も破壊(こちらは12mm以上の機銃でも可能)することで、敵は修理が終わるまで置物になる。重装甲を持つティーガーはどちらかと言えばこれをされる側なので、相手が対空戦車だからと言って油断しないようにしたい。
- 砲塔ふりふり
- 弾を外した敵が砲塔を左右に振っているのを見たことはないだろうか。これは別に命乞いをしているわけではなく、こうすることで砲塔の弱点や砲身を狙いづらくすることができるだけでなく、運が良ければラグアーマーと呼ばれる現象が起き、対空戦車の防盾ですらMBTのAPFSDSを非貫通にすることができる。ティーガーは車体が砲塔より薄いため、車体も合わせて振るティーガー乗りもいる。
- 砲塔旋回+(超)信地旋回
- 砲塔旋回と超信地旋回を同時に行うことで、より早く砲を指向することができる。ティーガーの場合はほぼ2倍の速度で砲を指向できるようになる。
- 無敵状態
- WTではリスポーンした直後の機体は20秒間無敵状態になり、その間は左下の戦車図が点滅する。
移動すると無敵時間が速く減るので、リスキルに対抗するときは移動せず砲塔だけを動かして攻撃したい。アップデートで一律20秒になった。逆にリス地の敵を攻撃する場合には機銃で当たり判定を確かめてから撃つことが多い。
- 自爆方法
- 自爆はJキーの長押しでできるが、Esc→「機体を脱出」の方が素早く自爆できる。特にキルスト機から脱出する際によく使うテクニック。
- キルスト
システム
キルストはキルストリーク(機)の略で、ABでは敵撃破時と軽戦車*15での偵察対象撃破時にキルストポイントが1P貯まる。貯まったポイントは画面下に表示され、1Pで戦闘機、2Pで攻撃機(など)、3Pで重爆撃機を使うことができる。戦闘機は敵か味方が爆撃機を出したときの迎撃機もしくは護衛機としてしか出すことはできないが、攻撃機と爆撃機は誰かが航空機に乗っていない限り早いもの勝ちで出せる。攻撃機を誰かが出した場合、迎撃戦闘機は最大2機、護衛戦闘機は最大1機出せ、爆撃機の場合は迎撃機最大3機、護衛機は最大2機出すことができ、どちらも他の攻撃機や爆撃機は同時に出せない。ただし、航空支援の改造を済ませている軽戦車は味方が攻撃機・爆撃機を出したときに便乗して攻撃機・爆撃機を出せる。この場合敵の迎撃機数上限が+1され、味方の軽戦車はその間それ以上爆撃機などを便乗して出せなくなる(つまり爆撃機系は最大2機しか同時に出せない)。自機 爆撃機(3P) 爆撃機・攻撃機(2P) 護衛側戦闘機 2 1 迎撃側戦闘機 3 2 自機 なし 敵爆撃機 味方爆撃機1 味方爆撃機2 軽戦車以外 爆撃機 戦闘機 戦闘機 戦闘機 軽戦車 戦闘機or爆撃機 機体はBRごとに決められた10~15機の内からランダムに選ばれる。爆弾の時限信管は設定不可で、投下した瞬間に起動し、空中で0秒になった場合は着弾した瞬間に起爆する。
旧バージョンでの戦略
※アップデートにより地上機体のタグが表示されなくなった。以下はプレイスタイルにも大きく左右されるため、参考程度にしてほしい。
- キルスト機を出すタイミング
- まず、戦闘機含むキルスト機を出すタイミングだが、Nキーで敵の機体を調べ、対空戦車(紫アイコン)や軽戦車(白)・駆逐戦車(黄緑)などでオープントップ車両が居ないか調べ、目ぼしい敵が居れば出すようにするのがオススメ。戦闘機の場合でも戦車より格段に楽にキルがとれる。また、試合開始直後にポイントがたまった場合、迎撃機・対空砲に妨害されず暴れまわることができるので、個人的には無理してでも出す場合が多い。
- 爆撃機?攻撃機?
- 次に、爆撃機・攻撃機どちらを出すかであるが、個人的には爆撃機を出すことが多い。BR4.7~5.7では爆撃機はほとんどが1t級爆弾を3~4個備えるのに対し、攻撃機はロケット2~8発だけの機体が大多数で、自爆覚悟のCASを強いられる。BR6.0~7.0になると攻撃機のロケットが増え、AD-4に至ってはMighty Mouseを56発も搭載できるが、依然として対空砲火をかいくぐりCASしなければならない。例外は先述した開幕キルストで、この場合対空砲火を受けることが少ない(ほとんどの敵にはキルストが出てくることさえ知らされない)ため、あえて攻撃機を選択することもある。
- 戦術
- キルスト機でスポーンしたら初めにしたいのは自機種と敵機種、そして敵プレイヤー名の確認である。なぜ敵プレイヤー名を確認するかというと、「キルストに乗っている敵は爆撃を回避できない」からである。自分が爆撃機系なら当然その敵は最優先目標だが、敵爆撃機も同じことをしてくるため、敵爆撃機が自分を爆撃しようとしていると感じたら、早めに脱出して爆撃を回避したい。その後に確認するのが対地目標の位置で、どの順番で敵を爆撃するかを考えておく。
- SB
- 初心者には敷居が高いモードだが、一部タスク条件がABの3倍の緩さであることや、イベントでスコア倍率が優遇されていること、戦場を最もリアルに再現しているモードであることなど、一度プレイしてみる価値はある。格納庫の右上のイベント→シミュレータバトルから気軽に参加できるが、注意したいのはSBでは敵味方の区別がつかず、フレンドリーファイアもできてしまうことだ。各国の戦車を見た目で識別できるようになるのはもちろんだが、分からない場合、
右上にヒット表示が出れば敵なので撃ってよい。敵であってもダメージが入らなければヒットは出ないので注意。チャットで援護せよ!等*16と言われてマップの機体がいる場所にマークが表示されれば味方である。
援護せよ!が返ってくれば味方である。
もし味方に居ないはずの機体が居れば敵である。機体名識別ができることが前提なので使う場面がないように思われるかもしれないが、SBには敵の鹵獲機体で出撃する味方が多く(アメリカが生産したM24はほぼ間違いなく日本機であるし、独KV-1,独KV-2はほぼ毎試合使われる)試合開始時に誰が鹵獲機を使っているかNキーで確認する必要があるほか、味方のパンターは1輌しかいないはずなのになぜか2輌いる…ということもたまにあるため、随時確認しておきたい。
戦場での動き方は陸軍入門講座、陸軍基本戦闘や雑談用掲示板、質問用掲示板の検索機能を活用して勉強しよう。ここに書くには余白が狭すぎる。
そのためここでは戦場外でできる勝率を上げれる工夫について記述する。
概要
搭乗員スキルは現状詳しいページがないので陸戦スキルの何がどう影響するのか、初心者や雰囲気でレベルを上げてきた中級者向けに簡単に解説する。
基本システム
搭乗員スキルはABなら100RP毎に3XP、RB・SBなら100RP毎に1XPもらえる。また課金する場合1GEで10XP、1000GEで17500XP(1.75倍)。搭乗員スキルは陸海空共通で陸で稼いだ経験値を空の搭乗員に使うこともできる。現在搭乗員のスキルレベルは、海*18≧空*19>陸*20の順に重要(多分)。また、同じスキルを持つ乗員が登場している場合*21、彼らのスキルの平均レベルが適用される。*22
陸海空共通スキル
- 自動修理
- 格納庫で修理*23にかかる時間が1/3倍になる。エース化等を全くせず乗員レベルだけを最大にした場合、あるいはその逆の場合2/3倍。
- 修理ランク
- 乗員が修理できる機体のランクが上がる。このランクが足りてない場合自動修理のスキルは最低レベルになる。
陸戦共通スキル
- 鋭い視力
- ABで敵のマーカーが出る距離やおそらくRBでの偵察可能距離に関係している。
基本的にABの場合で解説する。RBの場合は偵察できる距離と読み替えてほしい。
・絶対探知 正面以外の敵のマーカーが表示される距離。*24
・動線検出 正面の敵のマーカーが表示される距離。
・視線検出 視界内の敵のマーカーが表示される距離。
・絶対識別 正面以外の敵の車種を判別できる距離。
・動線識別 正面の敵の車種を判別できる距離。
・視線方向識別 視界内の敵の車種を判別できる距離。
・航空機検出 航空機のマーカーが表示される距離。
視界内の~とある項目は双眼鏡や砲手視点*25にすると3倍の距離になる。さらに改造の『強化照準器』*26を装備していると全ての距離が1.3倍される。
他にも壁の向こうの敵に視線を向けているときに、その敵のマーカーが表示される距離にも関係する。
…だが、この数値は実際の戦闘では役に立たない。
実際の視線検出距離はこの0.6倍ほどで、搭乗員スキルを全く上げない状態で約320m。絶対探知距離は50m程度。最大まで上げると+63%、さらにエース化すると+63%され、650m*27ほどになる。一瞬だけ砲手視点に切り替えることでマーカーが表示されるので、開幕から射線が通るマップ*28では視界にはいってもマーカーが表示されていないことが分かりやすい*29。
つまり、このスキルを上げないと視界内の300m~650m以内に敵が居てもマーカーが出なくなってしまう。RBでは偵察が成功する距離に関係する。
- 野戦修理
- 戦場での修理速度が最大2倍まで上がる。
- 機敏性
- 乗員の交代速度*30が上がる。(13秒→8秒)
- 生命力
- 乗員のHPが最大2倍まで増える。*31ティーガーは乗員が多く、弾薬庫誘爆しなければ比較的高い確率で耐えられるので上げる価値は高い。対空車両では航空機と装甲なしで撃ちあうことが多く、その場合乗員、特に砲手の体力しか頼れるものはないので上げておきたい。現verでは乗員のダメージ回復はなく、蘇生時間は約20秒で変化しない。
操縦手固有スキル
- 操縦力
- ギア切り替えが速くなり加速力と制動力が向上する。デフォルトのギア切り替え時間は1秒で、引き算で最大0.36秒短縮される。他の要因と合わせて0.1秒まで短縮できる。ブレーキの反応時間はデフォルトで0.14秒で、最大0.07秒まで下がる。操縦力最大の状態と最小の状態で比較してみたが、速度などに有意差は見られなかったため、現状機能しているかは不明。
砲手固有スキル
- 目標捕捉
- 照準精度、照準速度、垂直照準速度に影響する。手動操作ミサイルの方向転換速度にも影響する。
最大まで上げると砲旋回速度が1.5倍ほどになる。照準精度は目に見えて変わるほどではない。
- 測距
- 測距の精度と距離に影響する。ゲーム内での説明は精度にのみ影響するような書き方だが、実際には測定可能距離と、測距速度にも大きく影響し、初期状態では800m、約7秒だったものが、スキル最大では1200m、約3秒半と測距儀の改造並みに性能が上がる。
車長固有スキル
- リーダーシップ
- すべての乗組員のスキルを最大10%向上させる。
装填手固有スキル
- 装填速度
- 武器のリロード-武器のロードに必要な時間を最大23%*32短縮する。オートローダーを搭載した車両には影響しない。装填時間が割合で減少するので、ナースホルンのような装填時間が長い車両は特にその恩恵を実感できる。
無線手固有スキル
- 砲撃の支援精度
- 支援砲撃を要請してから砲弾が発射されるまでの時間を短縮する。(13秒→10秒)
- 砲撃支援要求時間
- 砲弾の散乱を減らすことにより、砲兵の照準精度を向上させる。(57m→45m)
- 無線通信
- 近くの味方の車両(航空機を含む)から攻撃を受けるなどして敵プレイヤーが表示される際の、範囲に影響する。(500m→1000m)
まとめ
プレイスタイルや車両によって上げたいスキルは異なる。エース化すればすべての乗員スキルをXPで最大まで上げたときと同じ効果が得られるので、SLやGEがあるならとにかくエキスパート化・エース化を目指すのがいい。装填速度・鋭い視力・生命力・目標捕捉・リーダーシップがよくオススメされる。
オプションから設定できるもの
- 画質
- 最低まで落とす*33と一部の草が表示されなくなり、RBで草に隠れている敵を見つけやすくなったり、HEATを撃つ際にその草を気にしなくてよくなったりする。
- 音量
- 他プレイヤーのエンジン音を最大、それ以外を低くしてイヤホンをつけることでどちらから敵が来るか分かりやすくなる。陸戦をする上で重要なテクニック。視点を動かすことで音の大きさも変わるので、最も大きく聞こえる方向に敵が居ると分かる。RBの市街戦や対空ではほぼ必須。
コントロールで設定できるもの
- マウスホイール
- マウスホイールを「照準距離の制御」に割り当てておくと、砲手視点でマウスホイールを回したときに右上の数字が変わり、その数字の偏差を自動でとってくれる。つまり普通は1000m向こうの敵を撃つには敵の少し上を撃つ必要があるが、照準距離を1000mに合わせておくと敵を照準の中心に捉えて撃つだけで当たるようになる。後述の測距と組み合わせてRBでは遮蔽物から顔を出した敵を間髪入れずに撃つのに使ったり、逆に飛び出してすぐに照準をつけて撃つのに使う。ABでも偏差射撃や斜面での狙撃など使う場面は多い。
- 測距
- 測距キーを割り当てておくと、測距儀のついている機体で照準している場所との距離が右側に表示される。ABでは自動で行われている。戦後機体にはゼロインと言ってさらに自動で偏差を取ってくれるものもある。これ以外に敵機体の大きさやマップの目盛り、経験から距離を判断することもある。書いた人の割り当てキーはL。
- 分隊目標
- 共通項目から設定できる。見ている場所に分隊にしか見えない黄色のピンを打つ。マップを開く必要はない。分隊が居なくてもこのピンを打つ→マップでの測距・砲撃支援・同じ場所にマップ上でピンを打って、より正確な位置をチームに知らせる…など活用方法は多い。書いた人の割り当てキーは左Alt+左クリック。
- 反応乗数
- 正確な狙いをつけることが難しいと感じたときにこれを下げると、砲の微調整がしやすくなる。逆に高くすると振り向き速度が速くなる。
- エンジンオン/オフ
- 先述の音による索敵への対抗策。戦車は止まっていてもエンジン音がしてしまうので、エンジンを切ることによって一切音を立てないようにする。ティーガーは音が大きいのでする価値はある。書いた人の割り当てキー(デフォルトのまま)はI。
昼飯デカール
画像のように「1」などのデカールを昼飯の角度に貼ると、簡単に昼飯の角度をとることができる。砲の中心と排熱口を結ぶように貼り、その目印に従って砲を向けたとき俯角がとれなくなっていればok。([[雑談板>]]より)
ファミリー
有名な戦車だけあって、派生型が複数実装されている。
- ティーガーE型
ツリーの次の車両。現状BRがティーガーH1型(5.7)より高い(6.0)。主な性能面の差は、APCRが使えることと、キューポラが小さくなり、車長用機銃が追加されたこと、また昼飯状態でも俯角をとれたり、スコープ倍率が高かったり、地味な部分がパワーアップしている。- アニマルティーガー
2018年のパーツイベントFlying Serpent, Crouching Tigerで入手できた独課金車両。3日間の間に102試合、24時間程度(!)のプレイが必要だったため、古参プレイヤーでも所持者は多くない。機体名は「♣(wikiでは肉球マークが打てないため代用)Tiger」と表示される。規定の迷彩が虎の毛皮の柄をしているためとても目立つ。これの乗り手は古参プレイヤーである公算が高いため、立ち回りを学ぶために一緒に戦うのもいいかもしれない。H1との性能面の差はカモフラージュ以外にはない。- 六号重戦車 (日)
日本ツリーの課金重戦車(6.0)。E型がベースだが規定の迷彩が緑っぽい。なぜ日本ツリーにティーガーが居るのかは、史実を参照。WTに実装されたこのティーガーは、いずれの時期の生産型とも一致していない。一番近いのは、1943年7月のティーガーから輸送用にツィンメリット・コーティングと車長用機銃を取り除いたものだろうか。主なH1との性能面の差は、APCRと車長用機銃以外おおむねE型に準ずる…つまりE型の主な特徴であるAPCRと車長用機銃がないのにBRは5.7という悲しみを抱えている。- ポルシェティーガー(試作型)
2016年のタスクイベントFulfills Your Wishes!で入手できた独課金車両(5.3)。獲得にはタスクを6つ完了する必要があった。正式名称はVK 4501(P)。電気駆動方式を特徴とするポルシェ社の試作車両で、ヘンシェル社のVK4501(H)とティーガーIとしての採用を競い、負けてしまった。しかし、なんだかんだで次に解説するPanzerbefehlswagen VI Tiger (P)として実戦配備されることになった。詳しくはこのぺージの史実欄を参照。性能面の差は、砲性能は同じで、電気駆動方式のため前後退同速という強みがあるが、装甲が正面100㎜と薄いうえ、昼飯しようにも傾けると装甲厚80mmの切り欠きが垂直になってしまう。- ポルシェティーガー(実戦配備)
2016年のアップデート1.45で実装された独課金車両(5.7)。正式名称はPanzerbefehlswagen VI Tiger (P)。ヘンシェル社のVK4501(H)に負けてしまったが、採用決定前に製造を開始してしまっていたため、指揮車両として実戦配備されることになった。詳しくはPanzerbefehlswagen VI Tiger (P)の史実欄へ。性能面の差は、上のVK4501(P)の差に加えて、正面装甲厚+100mm、APCR追加、速度低下となっている。
史実
概要
Pz.Kpfw.VI Ausf.E.ティーガーⅠ この戦車は第二次世界大戦中ドイツが開発(設計に関しては大戦間中)し、1942年5月FG250001から1944年8月のFG251346まで計1346両生産された。
開発経緯
時は1940年、ドイツはフランス制圧の足掛かりとしてベネルクス三国への侵攻を開始し、ドイツ軍のIII号戦車・IV号戦車を中核とする戦車部隊は、英仏連合軍の重戦車、マチルダII歩兵戦車・ルノーB1と対峙する。英仏重戦車の装甲厚は全周50mm以上。当時まだ短砲身だったIII号戦車の37mm砲では、近距離まで肉薄しなければ装甲を貫通できず、苦戦を強いられる。ドイツ軍戦車部隊は巧みな戦術でなんとかこれを打ち破ったものの、英仏重戦車に対する既存の戦車の貫徹力不足は明白だった。連合戦車の重装甲化に危機感を感じたヒトラーは、それまで重視されていた走攻守のバランスを捨て、機動力を犠牲に火力と装甲を大幅に強化した戦車、VI号戦車の開発を命じた。
こうして、距離1,400mで100mm厚の装甲を撃ち抜く火力と、前面装甲100mmの防御という要求の元、VK 3601(H)の開発が進められたのだが、一つ大きな問題があった。この戦車に搭載する予定のゲルリッヒ砲*34は、使用する弾薬にドイツ国内では産出しないタングステンを大量に必要とするのだ。そこで白羽の矢が立ったのがアハトラにも搭載されている8.8cm高射砲だった。8.8cm高射砲は本来対空高射砲として製造、主に空軍に配備されていたが、アフリカ戦線でロンメル将軍がこれを対戦車砲として用い、ドイツ軍戦車が正面から撃破不可能だった連合の重戦車を次々と撃破するなど、対戦車兵器としても戦果を上げていた。
8.8cm高射砲(アハトアハト)
第一次世界大戦で登場した航空機は、当初の状況からは想像できないほど目覚ましい進歩を遂げ、たちまち地上部隊の脅威と化した。これに対して列強諸国は新型航空機に対抗しうる対空兵器の開発を求められる。第一次世界大戦に敗北し、軍備開発に制限をかけられたドイツもその例外ではなかった。ヴェルサイユ条約の軍備制限条項を回避するため、クルップ社の設計チームは、同社が株主になっていたスウェーデンのボフォース社と共同で、極秘に新型対空砲開発を行った。そして、このチームは1931年に本社に戻り、スウェーデンで製作した高射砲の発展型開発を提案した。1928年に8.8cm対空砲が完成、これは1分間に15-20発という従来型のほぼ倍の発射速度を発揮し、ベルサイユ条約以前の1918年に開発開始されたものという体にするため、「8.8 cm FlaK 18」と命名された。当初は空軍に多く配備されたが、対地運用での有用性から、のちに陸軍にも大量に配備され、ティーガーのように戦車搭載型の8.8 cm FlaKも現れた。独特な発射音*35から、連合軍は、eighty-eightと呼んで恐れ、ドイツ軍はその音を聞くと「Acht-Acht(アハトアハト、8はドイツ語でacht)だ!」と沸いたという。
こうして8.8cm高射砲の搭載が決まり、VK3601改めVK4501はポルシェ社とヘンシェル社に開発競争させることとなった。1942年4月20日、ヒトラー53歳の誕生日にポルシェ社のVK4501(P)とヘンシェル社のVK4501(H)の二つの試作車がラステンブルクでお披露目された。VK4501(P)はモーターを電気駆動方式とし、ヒトラーもこれに大いに関心を示していたが、モーターには戦略資源の銅が大量に必要だったことや、モーターの故障が多発したことで*36、最終的にはヘンシェル社のVK 3601(H)が採用された。このVK 36001(H)が後にティーガーIと呼ばれ、数々の伝説を築き上げることになる。一方採用されなかったVK 3601(P)も既に90両も生産されていたため、これらは指揮車両としてVK 3601(H)を率いたり、フェルディナントやエレファントに改造されたりして、不採用ながらも戦局に大きく貢献した。
装甲は垂直装甲であるものの、最厚部で100mmにも達し垂直装甲を実装したドイツ戦車の中では最も分厚いものだった。
火力に関しては8.8cm高射砲(通称:アハト.アハト)を改造した8.8 cm Kwk 36L/56砲を用い、そこから放たれる8.8cmPzGr40は500mの距離で156mmもの貫徹力を発揮した。攻撃力、防御力は優秀だが戦略的機動力に問題がある。ひとつは幅の広い履帯を使用しているため鉄道輸送時にはみだしてしまう。そのため鉄道輸送用に変える必要がある。これだけでも戦略的機動力を悪くしている。もうひとつは本車のマイバッハ製OLVOR OG40-12-16プレセクター式半自動変速機に問題があった。このギアボックスはVK3601(H)と同じものである。当時ドイツのギアボックスの技術はまだ未熟であり、VK3601でも十分でないのにそのまま20t重くなったものに乗せたためさらに故障率が高くなった。さらに生産効率も悪い。このため、「要求したのになかなかこない。やっと輸送されてきたけど要求した数より少ない上に履帯の交換作業で手間取り、ようやく終わって集結地点に向かおうとしても途中で一部の車両が機械的な故障を起こしまた後方へ、遅れに遅れやっときたのは要求した数よりもかなり少ない。」という悪循環につながった。
初陣はちょび髭により急かされ、数も揃わなく訓練も殆どされてない4両がレニングラード攻略のため投入されるのだが結果は後の輝かしい活躍とは真逆、故障と野砲等の攻撃により4両全撃破という有様で内3両はお抱えの整備部隊により回収されたが、泥中に落ちた1両は回収できず爆破処理された。
これに対しグデーリアンは「新兵器は量産されるのを待ち、大量投入するべきだ」と批判しており、ソ連に少なからずの対策猶予を与えた。
事実ティーガーⅠは試作型V1→先行試作型(極初期型FG250001~FG250020)実戦投入→試作型V2,V3→生産型 E型(初期型)という過程で実戦配備されていった。
しかし、それでもその戦闘能力は抜群であったのだろう。ドイツが劣勢となっていく中での登場にもかかわらず残された数多の戦果と、いくつもの“伝説”がそれを物語っている。
かの有名なオットー・カリウスはティーガーⅠの主砲でIL-2撃墜の戦果をもっている。
その伝説として有名なのが43年2月、東部戦線での出来事だ。6時間に渡る戦闘で227発の14.5mm対戦車銃弾、14発の57mm対戦車砲弾、11発の76.2mm対戦車砲弾、さらに3個の地雷を踏みながら何れも貫通弾無し。そのまま60kmを自走し自陣まで戻ってきたという嘘のような話が残っている。
奇しくもドイツ敗北のきっかけになったウラヌス作戦時に生産が開始されたティーガーⅠは、ロシア戦線、北アフリカ戦線、南イタリア戦線、そして大西洋戦線でドイツ戦車師団の中核となる戦力を発揮。
ドイツ装甲部隊最後の戦闘、ミュンヘベルク装甲師団のベルリン市街戦最後の戦車となり、ドイツ装甲部隊全史の最後を飾る戦車となった。
1940年9月27日に調印された日独伊三国同盟によって、日本はドイツ、イタリアと軍事的に強く結ばれた。しかしそれ以前から、日本陸軍には親独派が多かった。
というのも、当時の日本は、軍事技術と直接に結び付く工学、化学、医学などの先進国であったドイツとの関係を極めて重視していたからである。
大島浩も、そんな親独派の一人であった。現役時代には在ドイツ日本大使館付武官を経験し、1938年10月に陸軍中将で予備役となったが、ドイツの事情通という点が評価され、在ドイツ日本大使に任命されたのだ。
1943年6月、大島大使が率いる日本の軍事視察団はレニングラード戦線を視察、合わせてティーガーIを装備した第502独立重戦車大隊を戦線に訪ねる機会を得た。そして、同大隊第一中隊長ディールス中尉の案内で、走行の様子や8.8cm砲の威力などを目の当たりにした大島らは、ティーガーIの大きさと優れた性能に深い感銘を受けた。
当時、日本陸軍最新鋭の戦車だった97式中戦車改は、47mm砲を搭載し、車体前面の装甲が53mmだった。これに対して、8.8cm砲を搭載し、同じ車体前面100mmもの装甲を誇り、砲口径も装甲厚も97式中戦車改のほぼ倍の数値のティーガーIは、南方での運用は重すぎて不向きと考えられた反面、満州国の防衛用には最適という判断が下された。
一応は日ソ不可侵条約が締結されているとは言うものの、日本がでっち上げた傀儡国家である満州国が、将来的にソ連の侵略にさらされないという保証はどこにもなかった。
しかし、地勢がロシアの平野部と酷似した満州で戦う場合、もし日本の関東軍がティーガーIを装備していれば、現実に東部戦線でティーガーIとT-34の間で行われているのと同様に、有利な戦闘を展開できるのではないか。
同年7月、大島はカッセルのヘンシェル社工場でティーガーIの生産状況を視察し、ドイツ側関係者と討議と重ねた。その結果、将来における日本のティーガーIの生産を想定し、ドイツ海軍の大型潜水艦によって、分解されたティーガーI一輌を日本へ輸送することが決まった。また、写真に撮られた設計図も、合わせて日本へ送られた。
こうして大島は、64万5000ライヒスマルク(当時のフォルクスワーゲンの工場出荷価格は1230ライヒスマルク)を支払ってティーガーIの新造車両1輌(シリアルナンバーFG250455)と、8.8cm砲弾や車載機関銃用のモーゼル7.92mm弾、各種オイル類や専門の整備工具等一式を購入し、日本への発送に備えることとなった。
しかしその後戦況の悪化により、ティーガーIの輸送が不可能となったため、日本が所有するこの一輌は他の九輌のティーガーIとともに1944年1月、ベルギーのモンスで編成途上にあった第101SS重戦車大隊に供給された。
もしかしたら日本でティーガーIが生産されるきっかけとなったかもしれず、さらに、大戦末期の対日参戦によって満洲へと侵攻したソ連の戦車部隊に一矢報いたかもしれなかったティーガーIFG250455は、結局第101SS重戦車大隊の初陣の地であるフランスで失われるという運命を辿ったのだった。
(参考文献:ドイツ装甲部隊全史1918-45)
1942年12月16日、エストニア国境近く(当時エストニアはソ連に併合されていたのだが)のネーヴェリ付近でカリウス率いるカリウス車はソ連軍とロヴェツ~ヴィデブスク間の幹線道路を争奪する死闘を続けていた。そんななかカリウス車の砲手クラーマー伍長は、敵の地上攻撃機が常に同じルートを通って攻撃を仕掛けていることに気が付いた。クラーマーは、この敵に一発食らわせてやろうと考え、敵機の襲来ルートに主砲を向けた。カリウスがクラーマーに敵機の接近を告げる。1秒...2秒...クラーマーはチャンスと見て主砲の引き金を引いた。
「グワッ」
一発めは外れた。再び敵機に照準を合わせる。
「ヒューン」
すると延びた火箭は真っ直ぐ敵機に吸い込まれた。砲弾は敵機の翼に命中し、カリウス車のはるか後方に墜落した。
ティーガーは全部E型?
ティーガーはH1型、E型と区別されることが多いが、実際の国防軍では1943年3月まではティーガーIのことをH1型と呼び、それ以降は初期型を含めたすべてのティーガーIをE型と呼んでいた。*37そのため、資料でE型というと単にティーガーIのことを指す。現在では1943年7月以降生産された小さなキューポラのティーガーのことをE型と呼ぶことが多い。ちなみにゲームや映画に採用されるのはH型の方が多い*38が、実際の生産数はH1型が340輌、E型が1006輌とE型の方が圧倒的に多い。*39
E型との違い
E型もH1型もどっちも同じじゃないですか!と思うかもしれないがけっこう違う。
E型の違いは
- 転輪数・方式
- 砲塔防盾左側の照準孔部分の装甲の増厚(1942年12月~)
- 装填手用ハッチの前に前方監視用のペリスコープの追加(1943年1月~)
- ベンチレーターが砲塔中央に移動
- 砲塔両側面の発煙弾発射器の廃止(1943年6月~)
- 7個のペリスコープ、スライド式ハッチ、対空銃架を備えた、背の低い新型キューポラの採用(1943年7月~)
- 車体後部のファイフェル・フィルターの廃止(1943年8月~)
- 対戦車磁気吸着地雷を防ぐための、車体/砲塔の垂直面に施す、ツィンメリット・コーティングの標準仕様化(1943年9月~)
- 車体右後部に主砲用のトラベリング・ロックの追加(1943年11月~)
- ボッシュ・ライトが1個になり、車体前部中央に移動(1943年12月~)
- 砲塔左後ろ側面の大型ピストルポートの廃止(1944年1月~)
- 第一転輪の外側1枚の撤去(東部戦線のみ。悪路の泥や雪から起動輪を守るため)
(wikipediaより)
さらに詳しい変更はここから見れる。
ティーガーはこまめに改良されているのでこれを見ればいつ生産されたか知ることができる。たとえばWarThunderのH1型は装填手窓があり、起動輪が星形のものでないため1943年3月に生産されたものと分かる。E型の方は天板装甲厚40mmでマズルブレーキが変更されていないことから1944年4月に生産されたものと推測できる。
ゲーム内での性能面での差は、APCRが使えること、車長用機銃付きの新型キューポラが追加されたこと、そしてS-mine発射機が無いので昼飯時に俯角がとれることが大きい。他にもスコープの倍率、スモークの展開方法と回数、天板装甲の増厚(25mm→40mm)、砲手窓の増厚(ゲームでは元から大した弱点じゃないのであまり関係ない)がある。
アレって何?
ティーガーの各部位の簡単な説明。
- ハッチ
- それぞれの乗員がすぐに搭乗/脱出できるようになっている。砲手は車長用ハッチから乗りこむらしい。
- 発煙弾発射機/スモークディスチャージャー
- 後期型と違い外部から装填する方式。
- S-mine発射機/Minenabwurfvorrichtung
- 見た目は発煙弾発射機だが、実はS-mineと呼ばれる対人地雷を発射する装置。WTではTigerIが昼飯すると俯角がとれなくなる原因。
何度こいつに邪魔されたことか…。何で地雷を発射する必要があるんだ?と思うかもしれないが、S-マインは地雷の中でも跳躍地雷という種類のもので、踏むと地雷が爆発するのではなく、地雷の中身の爆弾が空中に発射され、歩兵の頭の位置で爆発するというもの。正確にいうとTigerについてるこの筒は、S-mine発射機ではなく、S-mineの中身発射機…というか信管を電気式にして車長のコントロールパネルと接続しただけのもので、S-mineを入れる筒に近い。ポン付けしただけなので現地改造もしやすく、ボービントン戦車博物館に展示されているティーガーは冷却ファンが損傷するのを避けるためか筒の取り付け位置が変更されている。1943年1月から10月に数百台のTigerIに装備された後、誤爆や車外に出て装填するリスクから、Nahverteidigungswaffe*40に置き換えられていった。
ウクライナ付近で泥にはまったらしい。S-mineがつぶれてしまっているのが分かる。牽引ロープ*41や工具を使っている割と珍しいシーンでもある。
- 砲手窓・操縦手窓・機銃
- ゲーム内ではほとんど気にならないが、史実では弱点だった。
どのくらい強かったの?
対戦車戦ではほとんど無敵だったといえる。
重戦車大隊の記録では、ティーガーI,II合わせて9,850台の戦車を撃破した。そしてそれと引き換えに1,715台が撃破された。キルレシオで見ると5.74でとても高い数字と言える。喪失要因を見ても戦車や航空機によるものは少なく、ティーガーが頻繁に対戦車任務に使われたことを考えると*42、純粋な対戦車性能はかなり高いだろう。
ティーガーの喪失要因
*43
ティーガーの足回りの機械的信頼性は劣悪で、連合国側には鹵獲したティーガーが故障した場合修理を試みてはならないとまで言われていた。末期の苛烈な空襲にも関わらず爆撃による損失は少ない。
しかしその生産台数は少なかった。二次世界大戦中に50,000両弱のアメリカのシャーマン戦車と、58,000両のソ連のT-34戦車が生産されたのに比べ、ティーガーIはわずか1,350両、ティーガーIIは480両だった。6,000両が生産されたパンターと各型合計約8,200両が生産されたIV号戦車を合わせても遠く及ばない。
コピペで簡単にまとめると
「シャーマン(アメリカの戦車)なら10輌が相手だって勝てたね」
「じゃあなんでドイツは戦争に負けたの?」
「シャーマンには必ず11輌目がいたんだよ!」
ドイツ軍のエース:ミハイル・ヴィットマン
*44
- 【概要】
- ミハイル・ヴィットマンはドイツ軍の戦車エースの一人。最終階級はSS大尉で、対戦車撃破数は138両*45。戦後の書籍や国防軍のプロパガンダもあって、ドイツの戦車乗りでは最も有名ではないだろうか。
- 【独ソ戦】
- 独ソ戦ではIII号突撃砲の車長を務め、地形を巧みに利用して6両のソ連戦車を撃破した。その後東部戦線ではティーガーに搭乗し、ハリコフの戦いや史上最大の戦車戦と言われるクルスクの戦いに参加した。クルスクの戦いはドイツの敗北に終わったが、この戦いで彼は30両ものソ連戦車と対戦車砲28門を撃破した。その後苦しい戦いを強いられながらもヴィットマンは戦果を重ね、ヒトラー本人から、柏葉付騎士鉄十字章を拝領し、合わせてSS中尉に昇進した。
- 【ヴィレル・ボカージュの戦い】
- ノルマンディー上陸作戦後、イギリス第7機甲師団が休息中との知らせを得た彼は単独での突撃を決意、自身の205号車は不調のため、231号車に搭乗し、イギリス軍を奇襲。6両の戦車、10両の装甲兵員輸送車、4両の装甲車、2門の対戦車砲を撃破したのち、第2中隊と合流し3両の戦車を撃破したが、対戦車砲により彼の搭乗するティーガーが擱座したため脱出した。この功績により彼は柏葉剣付騎士鉄十字章を授与され、SS大尉に昇進した。*46
- 【最期】
- 1944年8月8日、ヴィットマンは新入りの若い将校のサポート役を買って出て、友軍の後退を援護するため3両のティーガーとともに出撃した。しかし分隊の3両は向かう途中の対戦車砲に撃破されてしまい、彼の搭乗する007号車も車体側面にシャーマンファイアフライの直撃弾を受け大破炎上、ヴィットマンらは戦死した。現在ではラ・カンプのドイツ軍戦没者墓地に眠っている。
- 【逸話】
- ヴィレル・ボカージュの戦いで、休息をとるイギリス軍に対して
砲手ヴォル*47:「ふん、もう勝ったと思ってるな」
ヴィットマン:「そうらしい。では教育してやるか」
というやりとりは有名。*48
ドイツ軍のエース:オットー・カリウス
*49
- 【概要】
- オットー・カリウスはドイツ軍の戦車エースの一人。最終階級は中尉で、戦車撃破数は約150両。
- 【独ソ戦】
- 1940年にギムナジウム校を卒業後、陸軍を志望するが身体検査で2度不採用。しかし、同年5月に第104歩兵補充大隊への入隊が叶う。戦車部隊へ志願し、第7戦車補充大隊で装填手としてチェコ製38(t)戦車でバルバロッサ作戦に参加し、対戦車砲1門とわずかな歩兵しかない陣地を防衛する任務に就いた。この任務中、ドイツ軍の食事中を狙って攻撃をしかけてきたソ連軍に対し、慌てたカリウスは、操縦席に飛び込み後退を開始、小隊の戦車もこれに倣って後続した。カリウスが数百メートル走ってから思いなおして現場へ戻ると、塹壕に留まった歩兵は敵の攻撃を撃退していた。この事件の後、カリウスは少尉に昇進し、数週間、連隊本部中隊の工兵小隊長を命じられた。この任務は地雷除去であった。その後カリウスは古巣の第1中隊に復帰し、ベリヤエワの突破戦を成功させた。
- 【第502重戦車大隊】
- この部隊はティーガーIを装備し、レニングラードの正面からエストニアといった激戦区に投入された。11月4日、ラドガ湖で街道の確保にあたったカリウスは街道を前進してくるソ連戦車隊12輌と遭遇、間の悪いことにカリウスの戦車は右の履帯を修理中であった。全員が戦車に飛び乗り、60mの至近距離から最初の車輌を砲撃してこれを撃破した。ソ連軍戦車隊はこの修理中のティーガーを放棄車輌と判断していたため、この一撃で敵戦車隊はパニックを起こし、10輌の戦車が撃破された。11月7日、さらに街道を攻撃してきた敵戦車の5輌中3輌を撃破。敵戦車隊はソ連軍から見て右手の丘に設置された88mm高射砲ばかりを警戒していたため、カリウスの戦車と僚車に気付かなかった。ティーガーはソ連対戦車砲3門を撃破し、退却した。その1ヶ月後、カリウスはゴールシカ周辺の高地一帯を攻撃した。この際、工兵指揮官の大尉に橋の補強を要請するも拒否された。砲火の続く中突撃したが、さらに大尉は自説を曲げず頑強に補強を拒否したため、ティーガーは工兵大尉の目前で深々と泥沼にはまり込んだ。カリウスは額を負傷、工兵大尉はカリウスに詫びた上で夜間に橋を補強した。翌早朝、ティーガーは地雷原を通過し攻撃に出るも、敵の対戦車銃と対戦車砲の砲撃に阻止された。夕刻、カリウスのティーガーはラジエーターが破損し、後退した。この戦いで彼の指示によりクラーマー伍長が戦車砲でIL-2を撃墜している。*50
- 【ナルヴァの戦い】
- 敵部隊は損害を受けて後退した。夜間になり戦車部隊との遭遇戦が発生。ツヴェティの車輛は50mの近距離で敵戦車を撃破、しかし戦況確認のため照明弾を打ち上げたところ、中隊長フォン・シラーの搭乗するティーガーのすぐ右に敵戦車を発見。シラーの戦車は至近から砲撃を受けたが、反撃によりこれを撃破した。ナルヴァ橋頭堡防衛戦ではアルベルト・ケルシャー曹長と共に、たった2両のティーガーIと僅かな歩兵でソ連軍の突破を食い止めた。その後の掃討作戦でカリウスのティーガーはキューポラに被弾し綺麗に吹き飛ばされたが、たまたまその時カリウスはタバコに火をつけており、首を持っていかれずに済んだ。最終的に自走砲からの砲弾を受けてカリウスのティーガーは撃破され、乗員は脱出した。この戦いでの功績により5月4日付けで騎士十字章を受章している。
- 【ラトビア戦線】
- 「マリナーファの戦い」ではケルシャー曹長と共に2両のティーガーIで、IS-2を10両、及びT-34/85を7両撃破した。7月24日、サイドカー付きオートバイを用いての偵察中にソ連兵と遭遇し、拳銃を3発発砲され、うち1発が命中、カリウスの首の脊髄をかすったが一命を取り留める。7月27日、柏葉付騎士十字章(ドイツ全軍で535番目)を受章し、中尉となる。
- 【第512重戦車駆逐大隊】
- 復帰後彼は第512重戦車駆逐大隊のヤークトティーガー中隊指揮官となる。ドイツの住民にも厭戦気分が漂う中、ヤークトティーガーの欠陥や兵士の攻撃拒否などがあって戦果を挙げることは出来ず、4月15日アメリカ軍に降伏した。
- 【戦後】
- 伯父が勤めるウェストファーリアの病院を頼りそこで7年間雑役夫をした後、戦後、1952年に薬剤師の免許を所得。1956年に、搭乗したティーガー戦車に因んで「虎薬局(Tiger-Apotheke)」という薬局を開業した。2015年1月24日、闘病生活の末に享年92歳でこの世を去った。
- 【小ネタ】
- カリウスは戦車同士の緊密な連携にも気を配っており、単独攻撃はとらなかった(疲労から、誤って僚車を一両きりで夜間警備させたことに対し、もってのほかの行為だったと述べている)。この点は、ヴィレル・ボカージュの戦いで勝機を逃さぬためには単独攻撃も辞さなかったミハエル・ヴィットマンと対照的である。
著書として、「泥の中の虎(Tiger im Schlamm)」がある。このうち前述のナルヴァ戦の部分が宮崎駿の手で「泥まみれの虎」として漫画化されていおり、彼はこれを出版するにあたり、家を訪ねカリウス本人と対談している。この作品の登場人物であるアルベルト・ケルシャー曹長のその後は、小林源文*51の劇画『ザームラント1945』で描かれている。
(解説等は日wikipediaより抜粋。*52)
ドイツ軍のエース:クルト・クニスペル
*53
- 【概要】
- クルト・クニスペルはドイツ軍の戦車エースの一人。ヴィットマンやカリウスに比べると、ドイツ国防軍の宣伝に使われなかったためかマイナーだが、敵戦車撃破数は168両とドイツ国防軍最多どころか世界最多であり、最強の戦車乗りと言っても過言ではないだろう。WarThunderでも彼の誕生日を記念してイベントが行われた。以下はWikipediaよりコピペ。ニコニコ大百科には彼の逸話も書かれているので興味がわいた人はぜひ。
- 【第12装甲師団】
- 1940年5月15日、ザガンの戦車訓練大隊に入営した。同年10月に第12装甲師団に配属となり、IV号戦車の砲手として東部戦線で戦った。1941年から42年にかけてのソビエト軍の反攻に対する撤退戦で、クニスペルは多数の戦車や敵車両を破壊した。1942年5月、クニスペルの部隊は長砲身型のIV号戦車F2型(後のG型)を装備する部隊に再編され、第13装甲師団の所属となり、1942年8月より第4装甲軍の指揮下でブラウ作戦に参加した。1942年11月19日、病気療養のため野戦病院に後送された。
- 【ツィタデレ作戦~ノルマンディー上陸作戦】
- 復帰後、クニスペルはティーガーIの訓練課程を修了し、1943年4月には第503重戦車大隊第1中隊に配属された。1943年7月から8月にかけて、ツィタデレ作戦で敵戦車27両を撃破し、一級鉄十字章を授与されている。通算101両目の敵戦車撃破を記録したのちの1944年4月25日、国防軍報に名前とともに報じられ、同年5月20日にはドイツ十字章金章を受章した。同年6月よりクニスペルは第503重戦車大隊に新たに配備されたティーガーIIの戦車長となり、同年夏のノルマンディー上陸作戦により西部戦線に展開した連合軍との戦闘に投入された。
- 【最期】
- その後第503重戦車大隊はドイツ国内で再編を受け、10月からはハンガリー方面に配備され、デブレツェンの戦いでソ連赤軍と交戦した。終戦直前の1945年4月30日、チェコ南部でのソ連軍との戦闘で乗車するティーガーIIに敵弾が命中し、搭載していた弾薬が爆発、破片による頭部重傷を負い、2時間後に野戦病院にて戦死した。
- 【戦後】
- 2012年にチェコの愛好家グループによってクニスペルがヴルヴォヴェツ村に埋葬されている事がつきとめられ、2013年には博物館の調査員によってクニスペルと他十数名のドイツ兵の遺体が発見された。2014年に、ドイツ戦争墓地維持国民同盟の仲介によりクニスペルの遺体はブルノの戦没者墓地に正式に埋葬された。
- 【戦果の真偽など】
- 168両もの戦車を撃破したとされる彼だが、実際のところ不明な点も多い。英wikipediaにはこの戦果は無根拠と書かれている一方、同僚の証言から彼は戦果を求める性格ではなく、同僚に戦果を譲っていたため、実際には200輌近いという主張もある。
戦車教本『ティーガーフィーベル(Tigerfibel)』
『Tigerfibel』はTigerI型をエルヴィラ*54という女性に擬人化して、その世話と口説き方を学び、結婚するという形式の戦車教書。
- 【表紙】
- 訳を添えただけ
- 【車のように操縦!】
-
WTでの重量は57.3t、馬力はE型で700(H1型は650)。最高速度はともに45km。史実のH1型はその重量により橋を渡れないため、水深4mまでの潜水能力を付与されている。30分で水密機構の取り付けは完了し、2時間半まで潜水可能(!)潜水機構のないE型では水深約1.2mまで。
- 【ティーガーは全てを破壊する!
-
M中尉とはおそらくミハエル・ヴィットマンのこと。彼はクルスクの戦いで戦車30両、対戦車砲28門を撃破した。どこの国でもよくあることだが、戦意高揚のためにエースの戦果は基本的に誇張されて宣伝・記録されている。
- 【無敵の装甲】
- ティーガーの耐久性を示す有名なエピソード。
- 【昼飯…?】
-
昼飯の角度は単に「食事(Mahlzeiten)」と呼ばれている。逆にそうでない脆弱な部分を「四つ葉のクローバー」と言った。(次のページで解説される)たしかに152mmりゅう弾砲に貫通されることはないが、実際にはさすがのティーガーの正面装甲といえど圧力で叩き割られてしまったらしい。
- 【対戦車戦】
- 【節約第一】
-
この時代の戦車はBFVやEnlistedのごとく歩兵をひき殺して周ることも使用法の一つだった。また、ティーガーの生産コストは極めて高くパンターの約2倍、III号戦車の約3倍、III号突撃砲の約4倍の価格だった。*56WTではパンターの方がBRが高く設定されているが、史実ではティーガーが最初に陣地に突撃し、敵の攻撃を引きつけつつ塹壕やりゅう弾砲などの脅威を排除し、その後に突撃砲や中戦車が続くという都合上、多少値が張っても強固な全周装甲を持つ戦車が求められた。ちなみに画像には800000ライヒスマルクと書かれてあるが、これは最初期型のもので、最終的には25万程度まで下がった。
- 【SB式測距】
WTと実際の戦闘の違い
このゲームでは他の戦車ゲームと比べてリアルなゲームシステムが採用されている。しかし、それゆえにゲームで起こる現象が現実でも起こるのか、仕様上そうなっているのか分かりづらい。歩兵がいないのは変だとか、数十秒で砲身が直るのはおかしいといった明らかにゲーム上の都合でそうなっているものはひとまず置いておいて、ここではよく勘違いされているものや、一見それっぽいものを中心に比較していく。
砲の精度・弱点狙撃
WTでは現実の戦車戦とは違い、砲身や機銃口などの小さな弱点を狙うことが当たり前になっている。しかし、現実にはこのような戦術はとられていない。それはなぜなのだろうか。
【現実とWTの砲精度の違い】
まず、現実の戦車は弱点狙撃を行えるほどの精度を持っていたのかについて考えてみたい。
ティーガーI,IIの場合、訓練では2.5m×2mの目標に対し100%の命中率を誇ったとされる。これに対し、IS-2の搭載するD-25Tは、ソ連軍の試験によれば、距離1000mで10発発砲し、目標から25cm以内に4発が、80cm以内に4+6発が着弾した。また、距離1900mでは45cm以内に4発が、120cm以内に4+6発が着弾した。*60 ティーガーI,IIと遜色ない砲精度であり、数字にすると約1ミル以内の誤差におさまる。その他の砲についても、ファイアフライのAPDSなどを除けばおおよそこの程度の精度のようだった。一方ゲームでは、データマインを読む限りティーガーやIS-2、(現在のバージョンの)ファイアフライの砲精度は同等に設定されており*61、RB/砲改修済みで誤差約1ミル以内と現実とほぼ同等の精度である。つまり、やろうと思えば、現実でもゲームのように砲身割りや機銃口狙いができたということである。
▼IS-2の射撃試験の結果
【弱点狙撃の効果】
次に砲身割りの効果について考えてみたい。実は砲身を打ち抜かれた戦車は複数存在する。
;
これらが狙ってやったものかは不明(機銃口については装甲試験の際狙ったものがある)だが、砲身破壊などが実際に機能することは確かである。
【交戦距離・戦場での命中率】
- 【交戦距離】
- ティーガーの交戦距離は状況によってまちまちだったが、目安として、教本ではT-34を正面から撃破できる距離は800mであり、T-34が8.8cm砲により撃破された記録もこの距離で撃破されたものが約3割と最も多い。これはゲーム内でも砲身や機銃口を狙うのは難しい距離だ。
- 【実戦での命中率】
- 訓練と実戦では命中率が大きく異なる。その差を示す確実な指標はないが、米軍の教本では初弾を命中させるまでの目標時間として45秒(約8発)以内としており、ティーガーの撃破には約14発が必要*62という認識だった。別の指標としてドイツ軍のある提言では、訓練状況で93%の命中率があったとしても、実戦では64%程度まで下がるという目安が示されている。*63これは現実では砲撃の命中に多くの要因が関わっていることと、測距が不正確であることに起因している。
まず砲撃の命中に関わる要因だが、砲撃の命中はゲームと違って狙う位置が同じならあとは砲精度次第というものではなく、例として現代戦車がFCSなどの射撃諸元で使用する要因には、風向・風速・気温・気圧(空気密度)・発砲地点/射撃目標地点(ロケット弾ならばそれらの気層ごとの値)におけるこれら環境要因・砲身の温度・砲身の熱ひずみ・砲身の飛び上がり角度・砲身の磨耗・砲耳傾斜・装薬温度などがあり、さらにこれらの測定誤差と計算誤差・火器固有の誤差・砲手のミスや癖による誤差なども影響が大きい。戦車砲ではないが、2.3km先の人間を狙撃(!)したバージニア軍曹のインタビューでは、地球の自転、日光の入り方による見え方のずれ、水たまりなどによる蜃気楼、銃弾の形状、銃弾の回転によるSpindrift(飛沫?)も考慮しなければならないという*64。 - 【測距の不正確さ】
- 次に測距の不正確さについてだが、第二次世界大戦ではドイツ軍以外の多くの戦車は測距儀を装備しておらず、また測距儀も故障や誤差が多く、測距はもっぱら目視で行われていた。戦車が3メモリ分の長さに見えるから距離2000m…という具合である。そのため、測距には砲手の知識、熟練度や視力などが大きく影響する。
これらの理由により、実戦ではどれほど砲の精度が良くても狙った地点に命中させるのは難しい。*65
また、これらに起因する大きな要因として、戦車兵は教練で戦車の中心を狙えと教わることも挙げられる(これは今でも同じだとか)。
結論としては、理論上は可能だが、実戦での命中率の問題からそのような戦術は非効率的であるためあまり行われていないといえる。ティーガーなどの弱点を示した図には砲身や機銃口といったものが目標として示されていることもあるのだが、実際の戦車の命中率を見る限りこれは難しく、またこれにより撃破された記録もほとんどない。
弾薬庫誘爆と弾薬庫配置
【弾薬庫誘爆】
ゲーム内では弾丸が弾薬庫に直撃すると、ほぼ確実に弾薬庫が大爆発を起こして砲塔が吹き飛ぶ。稀に誘爆しなかった時は理不尽に感じられるほどだが、現実では必ずしも弾薬庫誘爆が起こるわけではない。まず弾薬は前部がAP,HEといった弾頭で、後部が弾頭を加速して撃ち出すための発射薬となっている。そのため、弾薬後部に破片が当たった場合は発射薬が急激に燃焼する可能性があるだけで、直接弾薬庫誘爆はしない。次に弾頭に当たった場合だが、APCR,APDS,APFSDSの場合は金属塊でしかないので当然爆発しない。PzGr39のような炸薬入り徹甲弾(APHE)の場合も炸薬は金属の中に少量含まれるだけなので、ちょうどそこを弾体が貫通しなければ爆発することはない。残るはSprgr.のようなHE/HEATであるが、これも実はかなり誘爆しづらい。多くのゲームで爆薬は導火線で火をつけると大爆発するが、TNTのような軍用火薬はそれでは爆発せず*66、雷管により衝撃を与えなければ起爆しない。実際一つのHE/HEATの薬きょう部分が燃え尽きても弾頭部分は誘爆しなかったりもする。誘爆可能性が高いのは弾体が直撃した場合と、大量の弾薬が集中している場合で、後者の場合は発射薬の燃焼による高温で誘爆する可能性がある*67。よって現実でWTのようになるのは、HE/HEATの弾頭部分に大きな破片が直撃した場合だけであり、それ以外の場合は弾薬破損で済んだり、乗員脱出や消火の猶予が残されたりする。ちなみに弾薬庫誘爆すると戦闘能力は確実に喪失するものの、必ずしも乗員全員が戦死するというわけではなく、無傷で生き残った例もある。
【弾薬庫配置】
ティーガーの弾薬庫配置は、ゲームではあまり良く言われていない気がするが、現実に照らし合わせるとはかなり安全性を重視した構造になっている。まず、砲塔に弾薬ラックがないというのが大きく、多くの場合砲塔は車体より被弾する可能性が高い。装填速度を重視するなら、弾薬は高いところにある方が良いのだが、ティーガーまでのドイツ戦車は安全性重視ともいえる低い位置に配置する構造になっている*68。連合国のレポートでもこの安全性は評価されており、むしろ使いづらさを指摘されている。
誰もが何でここに作ったんだ…設計者バカなのかと思うであろう弾薬庫⑨(下図の"K")については、なぜここに作ったのかは分からない*69が、他の戦車の構造を見ても、おそらくここには弾薬以外置くものがなかったのだと考えられる*70。装填手は弾薬庫を近い順から使うため、一番遠い⑨番ラックは最後まで残り続けるが、現実では交戦が終わったらより早く装填できる位置に弾薬庫を移動させるため、実際には一番最初に無くなる弾薬庫であり、弾薬満載でなければ問題ではなかった。更に言えば、弾薬庫誘爆で述べた理由に加え、乗員壊滅か弾薬庫誘爆が撃破条件のWarThunderと違い、現実では砲周りや履帯が壊れただけで作戦続行不可能になるため、弾薬庫のダメージコントロールはゲームで体感するほど重要ではなかった。
▼Tigerの弾薬庫配置。サイズの都合上APしか置けないラックがある。
▼Tigerの弾薬内訳。最後のTigerは106個も積んでいる。
加害・撃破判定
WarThunderの大きな特徴と言えるのが、加害のシミュレートによる現実的な戦車戦だろう。ティーガーも弾薬を使い分けたり、弾薬庫を減らしたりと工夫することで戦果を高められる。では、このシミュレートはどの程度正しいのだろうか。現実でも運転席に撃ったHEATは操縦手しか加害できず、HEで加圧ダメージを与えれば、運転席から戦闘室まで被害が及ぶのだろうか。
【HEAT】
現実でもゲーム内同様加害範囲が狭い。HEATが貫徹した場合、溶融金属が車内に飛び散ることになるが、これは30度から45度の円錐形に飛散し、跳弾もしないため、その範囲になければHEとしてのダメージを除き基本的に無傷である。
▼戦車を上から見た際のHEATの加害範囲図。射線部分が致死圏内を表す。
英国陸軍省によるコンカラーに搭乗した31羽のうさぎと200mmATGMであるダート(2023/11時点で未実装)による試験では31羽中5羽が死亡、12羽が火傷、うち8羽が無力化されたという。
【加圧ダメージ】
結論から言うと、現実には加圧ダメージはない。Devlogによると爆風による加害ということのようだが、爆風による加圧は炸薬量390gの76mmHEで距離30cmの場合でも100KPa*71未満であり、これは鼓膜破裂を50%程度の確率で引き起こすものの、命に別条はない。致死率が50%を超えるのは428KPaから*72であり、圧力は炸薬量の1/3乗に比例するため、距離30cmでも25kgの炸薬が必要である。一時的な聴覚不全の可能性はあり、実際、撃破された戦車乗員の約1/3は鼓膜破裂に陥っているが、砲手の聴覚が失われた場合でも車長は砲手の右肩に手を当てて右に砲旋回させるという風に戦闘続行するため、作戦能力の喪失とまではいかない。また衝撃によるダメージも100mm程度の榴弾では無視できるほどでしかない*73。
【HE】
加圧ダメージは存在しないが、もちろん現実ではHEが無力というわけではない。
- 対装甲車
- 軽装甲の車両については、破片が装甲を貫徹したり、貫徹した後砲弾が炸裂したりするため甚大な被害を及ぼす。また、爆風の圧力も距離0mなら装甲を変形させることができる。
- 対戦車
- 重戦車の場合三つのパターンが考えられる。
- ①小口径榴弾が貫通しなかった場合
- 小口径榴弾が貫通しなかった場合は、ゲーム内ではほとんどダメージを与えることができないが、実際には計器などの脆弱な機器の損傷を引き起こすことができる。場合によっては砲閉鎖や転輪、燃料タンクといった致命的な破損も引き起こすこともあり、これによる損傷・撃破例も多い。
- ②大口径榴弾が貫通しなかった場合
- 大口径榴弾が貫通しなかった場合は、これもゲーム内ではほとんどダメージを与えることができないが、実際には深刻な損傷を引き起こす。小口径弾の場合に起こる被害が起こりやすくなることに加え、戦車そのものの変形を引き起こす場合がある。例えば砲塔に当たったとき、貫徹せずとも亀裂を入れたり、砲塔を後ろにずらしたりと致命的なダメージを及ぼすことがある。また、HESH同様内部装甲の剥離を引き起こす可能性もある。
▼#38が152mmHEのパンターへの直撃試験
▼IS-2のティーガーへの射撃試験(APx3)。戦車の形が変わっているのが分かる。
- ③榴弾が貫通した場合
- いわゆる天板・底面抜きである。この場合はゲーム内では加圧判定でほぼ撃破できるが、現実では貫徹した場所からしか加害できない。例えばティーガーの砲塔に榴弾を当てて、操縦手の頭上の天板を貫徹したときは、操縦手は天板の崩落と破片に巻き込まれ致命傷を負う可能性が高いが、車長など戦闘室の人員は基本的に無事である。ハッチが開いていたときも、そこから破片が入りこみ同様の結果になるようだ。
【乗員の生命力】
WarThunderの乗員、通称惑星人は体力200%時にM2ブローニングを耐えたり耐えなかったりする生命力の持ち主だが、実は現実の人間もかなりのものである。あまり詳しく説明するのもアレだが、現実の兵士は"モジュール制"であるため、心肺や頭部を負傷しない限り、止血すれば再度戦うことができ*74、つま先に弾が当たっただけで気絶する惑星人より丈夫と見ることもできる。総合的に見ると現実の人間の方が惑星の戦車兵より殉職(気絶?)率が低く、APHEの場合、1回の貫徹で平均1名の死者が発生し、死傷者のうち死亡率は25%程度である。ただし、惑星人は一瞬で修理や消火を完了させてしまうので、戦車の撃破判定の出やすさは現実に近い。
輸送は大変
伝説の最強戦車として名高いティーガーだがお世話が大変。57tもの重量で足回り、エンジンにすぐガタが来る。長距離を移動するときは列車に載せるのである。がそのままでは横にはみ出してしまうので(列車より横幅が広い)一番外側の第一転輪をすべて取り、幅の狭い履帯に履き替えなければならなかった。
この画像を見ればわかると思うが列車から第一転輪と履帯がはみ出てしまっている
これは幅の狭い履帯に換装したタイプ。ついでにスカートや前面の履帯を守っているスカートも折り曲げられているのが分かる。
ティーガーの履帯は1枚30キログラム、これが一列97列ある。幅が75cm。屈強な男が2人で3枚づつがやっとという所か。某戦車アニメでは女の子たちが普通に持ち上げていたが...
列車から降りたら駅前で履帯をまた戦闘用の物に履き替える。
57tの重量を支える足回りは重なり合った大転輪。整備時には一番奥のを外すのに14枚とる必要があった。お世話が大変なティーガーだがパワステなので指2本で動かすことが出来る。砲塔は元々ポルシェ社の物である。いくら無敵の重戦車でも大口径榴弾砲などの直撃を受けるとどっかしら壊れてしまって行動不能になることが多かった。でも重装甲のおかげで乗員は無事。逃げ出した彼らは後日回収修理されたティーガーに乗って帰ってくる。ティーガーに代表されるドイツ戦車隊の強さは戦車や乗員が優れていた事だけじゃなく、壊されても故障しても重い戦車を戦場から根気よく回収して手際よく修理してしまう≪修理補修≫部隊の有能さに支えられていたのだ。
小ネタ
車両 | ランク | ツリー | 入手方法 | 概要 | 国家 |
---|---|---|---|---|---|
エレファント | IV | プレミアム | バトルパス | フェルディナントに車体機銃の追加とキューポラの設置を行ったタイプ | ドイツ |
VK 4501 P | III | イベント | 30km/hの後退速度を保有するも車体正面装甲が100mmしかない 昼飯の角度をしても切り欠きがあるため車体の装甲は あまり信用できない | ||
(WS)Tiger | III | ティーガーI H型に塗装が付いただけである 性能も変わらない | |||
シュトュルムティーガー | IV | ティーガーIの車体に38cmロケット砲を装備したタイプ | |||
ポルシェティーガー | IV | GE | VK4501Pの車体正面に100mmの装甲版を貼り付けたタイプ 性能は殆ど変わらない | ||
ティーガーII (H) ディーゼルエンジン搭載型 | IV | 砲塔側面に追加履帯、加速能力が多少向上している | |||
ティーガーII (H) 10.5cm砲搭載型 | IV | 入手不可 | 105mm砲を装備したタイプ 加速が多少良くなっている事以外性能は変わりない | ||
ティーガーI E型 | III | 通常 | 研究 | APCRの追加、Sマイン発射機の撤去、キューポラの小型化などティーガーI H型と比べ大幅に強化されている | |
ティーガーII (P) | IV | 長砲身88mm砲、車体正面150mmの傾斜装甲と強い所もある一面砲塔の正面装甲が100mmしかない | |||
ティーガーII (H) | IV | 砲塔の装甲が185mmになり格下に対し強気に出れるようになった。他は前車*75と比べあまり変わらない | |||
フェルディナント | IV | ポルシェティーガーを駆逐戦車化しそこに長砲身88mm砲と200mmの垂直装甲を溶接した車両 後退速度も変わらず30km/h程出る | |||
ヤークトティーガー | IV | ティーガーIIを駆逐戦車化しそこに128mm砲と250mmの垂直装甲を溶接した車両 7tも重くなっており機動性は無いに等しい | |||
6号重戦車 | IV | プレミアム | GE | ドイツから購入したティーガーI E型 ティーガーI E型と比べSマイン発射機が健在 対空機銃&APCRが無いなど それでBR6.0のため完全に下位互換である | 日本 |
ティグリス | IV | プレミアム | GE | ドイツがハンガリーに供与したティーガーI E型 APCRが無いものの車体正面に履帯の追加装甲が張ってある | イタリア |
映画に登場するニセティーガー
ティーガーIは映画でも大人気だが、現存する車両は7両ほどしかなく、代わりに別の戦車に小細工して再現している。(中には博物館から本物を借りた映画もあるが…)。解説はwikipediaより引用。
- 『アクトオブウオー』
- *77
1943年、ナチスドイツ支配下のハンガリー。悲惨な現実に目を背けて生きていたユダヤ人のソンソンは、「妹のユディトを護って」という亡き妻との約束を果たすため、戦いに身を投じた。激戦の中で奇跡的にユディトと再会したソンソンは、ナチス機甲部隊に最後の戦いを挑む…。ナチスに立ち向かうユダヤ人レジスタンスの姿を描いた戦争アクション大作。
改造元はT-54。
- 『バルジ大作戦』
- *78
第二次世界大戦末期の1944年12月にドイツ軍がアメリカ軍に対してドイツ側名称「ラインの守り」作戦で大攻勢をしかけ、戦車での戦いで激戦となったバルジの戦いをドイツ軍とアメリカ軍の両方の動きを描いている。
ティーガーII戦車の役はM47パットン戦車。似せようという努力が全く感じられない…
- 『遠すぎた橋』
- *79
*80
一応ポスターにはティーガーと書かれてある1977年に公開されたイギリス・アメリカ合衆国合作の戦争映画。第二次世界大戦後期に行われた連合軍の空挺作戦であるマーケット・ガーデン作戦を題材にしている。
改造元はレオパルト…というか似てなさ過ぎてティーガー役なのかパンター役なのかすらよく分からない。
- 『フューリー』
- *81
主人公たちの戦車小隊を単独で奇襲する。主人公らの戦車小隊は4両で構成されており、4対1という不利な状況でありながらも瞬く間に3両を撃破し、1対1に主人公を追い込む。砲撃を受けてもことごとく弾き返し、3両を瞬時に撃破したことから、操縦手のゴルドからは「モンスター」と呼ばれ、恐れられる。しかし、僚車が撃破されている間に主人公らは後ろに回り込むことに成功し、その際に何発か砲撃を受けるが、増加装甲として取り付けていた丸太に命中したため撃破を免れ、最終的には後部のエンジンに砲弾を2発撃ちこんでようやく撃破に成功する。
撮影には1943年に北アフリカで鹵獲され、イギリスボービントン戦車博物館に収蔵されている、唯一稼働状態にある実車が使われた。実車の他、シーンによっては装甲兵員輸送車の車体に車体上部と砲塔を新造したレプリカを載せたものを用いて撮影され、ポストプロダクションで走行装置と履帯の部分を実車のものに合成して構成されている。ティーガーのレンタル料は1時間で1500万らしい。ここまでしたにもかかわらず、なぜかアハトアハトに側面を2回も撃たれてピンピンしているシャーマンや、なぜか自分から距離を詰めて撃破されたティーガーのために、史実再現の点ではミリオタからの評価は散々だった。
- 『プライベート・ライアン』
- *82
後半の橋を巡る戦闘で初期型と後期型、2両が登場する。初期型は米軍兵士の靴下爆弾による攻撃で履帯を切断され、行動不能に陥った上に取り付いた米軍兵士らによって内部にマークII手榴弾を投げ入れられて無力化する。後期型はM1A1 バズーカを撃ち込まれても全て弾くという頑強さを見せ、橋を渡って後退する米軍を追撃するが、P-51D マスタングによる爆撃を受け、撃破される。
改造元はT-34。
ユーザースキン
史実カモフラージュ
- ミハイル・ヴィットマン搭乗222号車/ヴィレル・ボカージュの戦い
- この戦いで彼は、ドイツに侵攻するイギリス軍を単独で奇襲、計9両の敵戦車を撃破した。このとき彼の搭乗した戦車は自身の205号車ではない。232号車・212号車・222号車など様々な説がある。ノルマンディーのマップに当たったら是非使いたい *86スキン。
- オットーカリウス搭乗217号車
- E型のスキンだが一応紹介。
- 第502重戦車大隊所属211号車/クルスクの戦い
架空カモフラージュ
- 初音ミク
- 4つの作りこまれたスキンが入っている。
1.リンクのURLにアクセス
2.緑色の「DOWNLOAD」ボタンをクリック
3.ダウンロードしたzipファイルを「wt」フォルダの下にある「UserSkins」フォルダに解凍。
4.格納庫→カスタマイズ→ユーザースキンで変更。
ちなみにユーザースキンは他プレイヤーから見えないのでRBでも安心して使える。warthunderCDKを使って自分でユーザースキンを作ることもできる。(好きなキャラの画像を入れる程度なら簡単)
Q&A
Q:解凍って何だよ
A:Lhaplus*87など専用のアプリで名前の最後に「.zip」と書いてあるファイルを別のファイルに変換すること。
Q:解凍ってどうやるん?
A:解凍できるアプリを入れてzipファイルをダブルクリックするとデスクトップに解凍後のファイルが作成される。右クリックして解凍する場所を変更することもできる。
Q:「wt」フォルダってどこだよ
A:パソコン画面左下の検索ボックスに「warthunder」と入れるとフォルダが表示される
- デフォルトの場所
- C:\Program Files (x86)\WarThunder
- Steamからダウンロードした場合
- C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common
ここにない場合
- ショートカットがある場合
- 右クリックして「ファイルの場所を開く」を押せばok
Q:どんな感じになるの?
A:こんな感じ。初めてスキンを入れるなら一つしかファイルがないはず。また、この画像の「wt」フォルダはデフォルトの場所から移動しているので注意。
史実再現に使えるデカール
- Pz Abt 502
- ティーガーH1でソ連戦車を300両撃破すると入手可能。
第502重戦車大隊所属ティーガー111号車。砲塔後部に貼られているのが分かる。
*88 - 第503重戦車大隊の記章
- 第504重戦車大隊の記章
- 第507重戦車大隊の記章
第507重戦車大隊所属ティーガー233号車。車体左上に貼られている。
*89- 倒福
*90
「倒福」とは中国で春節の時に戸に貼る逆さにした福の字のことで、日本の文化でいうとしめ縄に近い。当然ドイツにこのような慣習はないが、なぜか前面や側面に「倒福」が貼られたティーガーS33(831号車)の写真がいくつか残っている。この理由を、中国の多くのネットメディアでは、ある乗員の妻が中国人だったと説明しているが、それを裏付ける証拠は見つからず、多くの謎が残されている。*91デカールの作者である小林源文の漫画「ハッピータイガー」はこれをモデルにした作品。
外部リンク
コメント
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- 上手い人、運用方法が会う人間が使うとOPというか尋常じゃなく強くて一輛で陣地守備もしてしまうくらいの戦車 -- 2017-02-20 (月) 07:57:33
- T34-85含むくそ連の馬鹿ども喜べ、勝率4割キルレ3割の俺が餌になってやるよwe -- 2017-02-21 (火) 20:06:35
- カスタムバトルで練習してこい。垢軍をボコボコにする為に。 -- 2017-02-23 (木) 07:34:17
- TigerE型が5.7に下がったって事はこいつの立場割となくなってきちゃうんじゃ……こっちも少し下げてくれないかな。でも下げたら無双できそうな気もする -- 2017-02-23 (木) 12:33:05
- リスポン制のゲームで数があるってかなりのアドバンテージだと思うが -- 2017-02-23 (木) 12:44:47
- 別にEはH1で正面から倒せるしなんにも困ることない。 -- 2017-02-23 (木) 17:15:14
- 下げなくて良いからAPCRくれないかな?そうしたら6.7マッチでもある程度HTとしての仕事が出来ないでもない。T29やヘンシェルに攻撃がある程度通るようになることは大きい -- 2017-02-23 (木) 17:23:50
- 格上マッチで重戦車の仕事しようとするのが無理あるぜ戦友。折角の足を活かそう。 初期型は40型配備されてなかったか極々小数(元々小数だけど)だっていうのが無い理由だっけ。 -- 2017-02-23 (木) 17:53:28
- 一見柔らかっぽいけど変速機ガードや車体乗員前の二重装甲、砲塔の装甲詐欺など相対すると意外と防御力が高い戦車。ところで、俺がコイツを撃つと妙に変速機上の上部装甲に当たって跳弾非貫通になるw -- 2017-02-26 (日) 11:13:55
- しっかり止まってから撃って、どうぞ。砲塔も貫通するし単に命中率低いだけじゃない? -- 2017-02-26 (日) 21:01:11
- 弱い。どんな上手い人が使ったら強くなるのよ。どんどん勝率下がってくよ。tigerひでしね -- 2017-02-27 (月) 01:20:03
- さすがに弱いことはない。使い方が悪いだけ。陸RBでなんかうまいやつ使うと9キルとか普通に行くぞ -- 2017-02-27 (月) 01:33:51
- 格上相手なら装甲役立たずでうんちだけど同格格下相手なら立ち回りさえ気をつければいけるぞ。 -- 2017-02-27 (月) 01:34:34
- ティーガーⅡとかがいない戦場では鬼の様に強いぞ。運用方法は中戦車寄り。素早く前線を張って飛び出しうちをする。ある程度したら移動して同じ事。時には突っ込んだり。こんな感じでやると10キルは行く -- 2017-02-27 (月) 02:03:29
- 真正面から立ち向かったら抜かれるぞ?ここでつまづいてたらドイツはこの後ティーガーⅡ(H)まで辛いだろう。 -- 2017-02-27 (月) 02:06:14
- 虎H1でガインゴイン弾くのは57-76mmとかだぞ、85mmは同格で食らえば危険だし122mmとか152mmとかは生きてりゃラッキーと考えてくれ。史実と違って敵味方に重戦車多すぎるんじゃい、昼飯保って戦い、敵さんが危険な重戦車なら「定点固定」から攻めの「側面取り戦法」に切り替えるようにしている。(やられる事も多いがそれが出来る戦車だ) -- 2017-02-27 (月) 10:09:29
- それで試合にかてるの? -- 2017-02-27 (月) 12:57:48
- 少なくとも2/ -- 2017-02-27 (月) 14:07:55
- 少なくとも2・3両は食えているから良しと考えているが・・・無双せにゃならんの? -- 2017-02-27 (月) 14:10:04
- 側面とって横槍入れてたら味方より自分にヘイト集まるからそれを繰り返してたら試合勝利には貢献出来るぞ?ソースは俺。 -- 2017-02-27 (月) 20:15:17
- 駆逐戦車でバッコンバッコンする戦法に変えるのも良いぞ実際俺は虎よりもエミールとかナスホの方が都合がいい -- 2017-02-27 (月) 11:12:38
- すごい辛辣なこと言うけどさ。君らみたいな「タイガー弱い訴訟」みたいな人は、使い方が雑。フォローする間も無く溶けて、生きてる味方に迷惑かけないで? せめて砲台、悪くて盾くらいになって -- 2017-03-01 (水) 15:31:18
- というか虎は強いっていう先入観があるからじゃね。史実の活躍に比べてゲーム内だと大したことないのが不満なんだろう。 -- 2017-03-01 (水) 15:48:04
- 言いたいことは分かる。が、これはWTであってクルスクでもノルマンディーでもない。そこんとこ分かってほしい。相手はタイガーを殺すために参加してきた連中なんだからさ。 -- 枝? 2017-03-01 (水) 15:57:49
- 操縦手前の窓が謎の防御力を発揮してT29や虎2みたいな格上の砲弾を弾いてくれるのが地味に嬉しい -- 2017-02-28 (火) 17:32:08
- 防楯の裏にある砲塔の100mmの装甲機能してる?普通にシャーマンの徹甲榴弾で防楯と砲塔の装甲貫通されるんだけど -- 2017-03-01 (水) 23:55:51
- 120mmの部分があるからそこ撃たれるとシャーマンの76mmで抜けるよ -- 2017-03-02 (木) 00:15:23
- このサイズとこの砲のまま避弾経始の概念を取り入れたらもっと強くなりそう -- 2017-03-02 (木) 19:24:47
- それがつまり虎2だYO -- 2017-03-02 (木) 19:30:49
- サイズ据え置きでパンターのような正面装甲に虎の側面装甲組み合わせたコンパクト(?)な車両があったら面白そうじゃん?王虎は重すぎて... -- 2017-03-03 (金) 17:26:46
- 正面を傾斜装甲にするのに、側面をそのままにする理由があんまりないからなァ・・・言うて虎もそんなにコンパクトな車両ではないし。傾斜装甲でそれなりにコンパクトにってなると多分パンターになるだろうね。 -- 2017-03-03 (金) 17:46:46
- サイズを全く変えないで傾斜を取り入れると中がかなり狭くなるしなぁ -- 2017-03-04 (土) 08:11:25
- もう側面装甲の厚いパンターで良いです... -- 2017-03-05 (日) 15:41:02
- それただの王虎や!! というのは置いておいて、当時のドイツは傾斜装甲不慣れだったから仕方ないね。傾斜装甲取り入れる為には工場の設備も一新しないといけないし。 -- 2017-03-02 (木) 19:38:36
- 昔、モデルグラフィックスという雑誌で宮崎駿(笑)が同じような事を思ったらしく、ティーガー改良コンテストみたいなのをやった事があるのを思い出した。 -- 2017-03-05 (日) 03:51:47
- なんで(笑)←つけてんの? -- 2017-03-08 (水) 15:28:59
- 四号戦車救済コンテストだっけか -- 2017-03-08 (水) 20:18:07
- あの人ドイツ戦車好きだからな。 -- 2017-03-11 (土) 00:24:55
- T-44「俺をお探しで?」 -- 2017-03-22 (水) 10:52:27
- それがつまり虎2だYO -- 2017-03-02 (木) 19:30:49
- IS-2が倒せません。助けてぇぇぇぇ -- 2017-03-22 (水) 18:36:45
- ちなRB -- 木? 2017-03-22 (水) 18:41:57
- 胴体に撃ち込むのじゃ…1944なら首か砲塔の薄い方。 -- 2017-03-22 (水) 22:41:43
- それか車体下部 -- 2017-03-23 (木) 22:03:06
- IS-2は装填が長いから、向こうがスキルMAXでエース化でもしてなければ向こうが1発撃つ間にこっちは2発撃てるから、まず車体下部か操縦手のバイザー抜いて動けなくする。後はミンチにするなり焼くなり煮るなりご自由に。まぁ無印なら1発目でやれるんだけどね -- 2017-03-23 (木) 23:04:46
- みんなのおかげでクソ連が餌にしか見えなくなっちゃいましたw -- 木主 2017-03-24 (金) 08:41:42
- アサルトで敵がソ連ならいい練習になる -- 2020-01-12 (日) 13:56:09
- ティーガーは いいゾォ 昼飯の角度をとれば 大体弾く -- 2022-08-25 (木) 10:19:34