スウェーデン Rank I 軽戦車 Stridsvagn m/31
概要
Ver1.97 “Viking Fury”にて実装された37mm砲を搭載するスウェーデンRankIの初期車両。アップデートにより最大貫通力105㎜を誇るAPDSが追加されたことで、格上にも通用する強力な火力を誇るようになった。
アップデートにより貫徹力が105mmから115mmとなった。
車両情報(v1.97)
必要経費
必要研究値(RP) | - |
---|---|
車両購入費(SL) | - |
乗員訓練費(SL) | - |
エキスパート化(SL) | 1000 |
エース化(GE) | 10 |
エース化無料(RP) | *** |
バックアップ(GE) | 50 |
護符(GE) | 80 |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 1.0 / 1.0 / 1.0 |
RP倍率 | 1.0 |
SL倍率 | 0.1 / 0.1 / 0.2 |
最大修理費(SL) | - / - / - |
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
砲塔旋回速度(°/s) | 15.2⇒21.1 / 9.5⇒11.2 |
俯角/仰角(°) | -10/25 |
リロード速度(秒) (初期⇒スキルMAX+エース化) | 4.1⇒3.1 |
スタビライザー/維持速度(km/h) | 無し/ - |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 24 / 24 / 20 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 24 / 24 / 24 |
船体崩壊 | 無 |
重量(t) | 11.5 |
エンジン出力(hp) | 310⇒382 / 177⇒200 |
3,000rpm | |
最高速度(km/h) | 47 / 42 |
実測前進~後退速度(km/h) | 46 ~ -20 / 38 ~ -20 |
最大登坂能力(°) | ***⇒*** / ***⇒*** |
視界(%) | 75 |
乗員数(人) | 4 |
レーダー
なし
暗視装置
なし
武装
名称 | 搭載弾薬数 | 購入費用(SL) | |
---|---|---|---|
主砲 | 37 mm kan m/38 | 127 | 3/2 |
機銃 | 6.5 mm ksp m/14-29 | 4000 | - |
弾薬*1
主砲
名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
37 mm kan m/38 | slpprj m/38 | APBC | 0.74 | - | 785 | 59 | 55 | 41 | 28 | 19 | 13 |
slpgr m/39 | APBC | 0.74 | 0.015 | 800 | 55 | 51 | 37 | 26 | 17 | 12 | |
3,7 cm slpprj m/49 | APDS | 0.71 | - | 1150 | 115 | 111 | 95 | 78 | 64 | 52 |
機銃
名称 | ベルト名 | 弾種 | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||
6.5 mm ksp m/14 | 規定 | Ball/T | 5 | 4 | 2 | 1 | 0 | 0 |
車両改良
Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) |
---|---|---|---|
I | 履帯 | 450 | *** |
修理キット | |||
砲塔駆動機構 | |||
II | サスペンション | 360 | *** |
ブレーキシステム | |||
手動消火器 | |||
火砲調整 | |||
III | フィルター | 540 | *** |
救急セット | |||
昇降機構 | |||
IV | 変速機 | 540 | *** |
エンジン | |||
砲撃支援 | |||
slpgr m/39 | |||
3,7cm slpprj m/49 |
カモフラージュ
研究ツリー
次車両 | BT-42 |
---|
解説
特徴
【火力】
初期弾では加害が良いとは言えず、(37mmボフォースの特徴でもある)APDSはこのランク帯ではパワーがありすぎる為、貫通力も初期弾と4mmしか違わない炸薬入り徹甲弾を使った方が無難。ただしAPDSは弾速が速いことから遠距離射撃には向いており、マップによってはこちらが活躍する場面もある。その際は操縦手を最優先にして砲手、装填手...と順番に殺っていくことを心掛けよう。
装填速度はアメリカやソビエトの車両と比較するとやや劣っている為、それらの車両を使い慣れてる人は装填速度が遅めに感じられるかもしれない。
照準にはクセがある。慣れるまでは当てにくく感じるだろう。あと何故か車体の方の機銃は打てない。
【防御】
同格の車両全てに言えることだろうが、装甲が20~24と当てにはならない。その為、突っ込みすぎると装填速度の遅さも相まって返り討ちにされてしまうので出過ぎず(車体を)晒さずの運用が必要になるだろう。
【機動性】
操作性はなかなかじゃじゃ馬な所があり、左折や右折する際いつもの感覚でやっていると曲がりすぎてしまうことがある。曲がる際は少々緻密な操作が必要になってくるかもしれない。それらを除けば直進力や加速及び最高速度は平均より上でストレスなく進むことができ、速さを活かした一撃離脱も充分こなせる。
また、後退速度も速いので飛び出し撃ちや陣地転換もしやすい。
史実
第1次世界大戦に敗れたドイツは、1919年6月に締結されたヴェルサイユ条約によって戦車の開発を禁止されてしまった。
このためドイツの戦車技術者たちは、スウェーデンに避難して戦車の研究を行うことになった。
スウェーデンは当時まだ工業基盤発達の遅れた国であり独自の戦車開発は不可能に近かったが、ドイツの技術者たちの協力で戦車の開発を開始することになった。
最初にスウェーデンに戦車を教えることになったのは、ヨセフ・フォルマー技師であった。
フォルマーはドイツ最初の戦車となったA7V突撃戦車や、Kヴァーゲン超重戦車などを設計した一流の戦車技術者であった。
ドイツ軍当局の重戦車への指向に対してフォルマー自身は軽戦車により興味を示しており、敗戦直前の1918年にLK.IおよびLK.II軽戦車を開発していた。
LK.I/LK.II軽戦車はドイツの敗戦により量産には至らなかったが、フォルマーはこの戦車の設計をそのままスウェーデン軍に提供したのである。
スウェーデン軍はLK.II軽戦車に改良を加えたものをスウェーデン最初の戦車「Strv.m/21」(Stridsvagn modell 21:21式戦車)として制式化し、1922年に10両生産した。
Strv.m/21軽戦車は当時としては充分近代的な戦車であり、スウェーデン軍に戦車というものを教える先生としての役割を果たし1930年代まで現役にあった。
これに続いて、スウェーデンでは戦車の国産化が進められた。
その中心となったのが、スウェーデン南端部のランツクルーナに所在するランツヴェルク社であった。
ランツヴェルク社の起源は1872年に同地に設立されたペテルソン&オールセン社であるが、同社が1920年代後半に経営危機に陥った際にドイツ資本が多額の出資をして経営権を掌握し、1928年には社名をランツヴェルク社に変更した。
ドイツはこのランツヴェルク社をスウェーデンにおける戦車研究の中心拠点として利用し、その見返りとしてスウェーデンの戦車国産化に協力した。
ランツヴェルク社は戦車の専門家をドイツから招き、一方スウェーデンから技術者をドイツに派遣し戦車設計の情報交換を行なった。
ドイツはこれによって、連合国の監視の目を逃れて戦車設計と製造技術のアップデートを行なうことができたのである。
実際1931年秋にI号戦車の設計が開始された時には、ランツヴェルク社での経験が役立ったことが伝えられている。
ともかくランツヴェルク社は1929年に装輪/装軌兼用のL-5軽戦車(未完成)、1930~31年に装軌式のL-10軽戦車、装輪/装軌兼用のL-30軽戦車等を開発した。
この内L-10軽戦車はスウェーデン軍の審査を受け「Strv.m/31」(Stridsvagn modell 31:31式戦車)として制式化され、1934年に少数が生産された。
Strv.m/31軽戦車は全長5.2m、全幅2.15m、全高2.2m、戦闘重量11.5t、装甲厚8~24mm、武装にボフォース社製の45口径37mm戦車砲m/34 1門と、カールグスタフ社製の6.5mm機関銃Ksp.m/14-29 2挺を備えていた。
車体と砲塔は、共に圧延防弾鋼板の溶接構造となっていた。
サスペンションはリーフ・スプリングとコイル・スプリングの組み合わせで、エンジンはドイツのビューシンクNAG社製のV型6気筒空冷ガソリン・エンジン(出力150hp)を搭載し、路上最大速度42km/hの機動性能を発揮することができた。
またStrv.m/31軽戦車には戦車指揮に欠かせない無線機が搭載されており、優れた照準装置と視察装置も装備されていた。
乗員は4名で車体内に操縦手と無線手、砲塔内に車長と砲手が位置した。
この内容は、1931年という設計年次を考えると非常に先進的な戦車であった。
Strv.m/31軽戦車はまだ粗削りなところが残っていたものの、後のL-60軽戦車の原型というべきまとまった車両で、スウェーデンの戦車製作の習作として大きな役割を果たしたといえる。
引用: 戦車研究室
小ネタ
スウェーデンの戦車や砲弾の最後についている数字は採用年(?)に由来し、Strv m/31なら1931年(mは電磁式変速機を意味する)、3,7cm slpprj m/49なら1949年、つまりAPDSだけは戦後砲弾ということになる。Strv m/38・m/41・m/42などは1949年以降も使われ続けたが、Strv m/31だけは1940頃に退役しており、APDSを運用していないのではという疑惑がある。
--加筆求む--
外部リンク
コメント
【注意事項】
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- 荒らし行為に対してはスルーしてください。不用意に荒らし行為に反応し、荒らしを助長した場合は、荒らし共々BANされる可能性もあります。
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- ちょっとした段差や倒した木すら乗り越えられんとか履帯は何のためにあるのだ -- 2020-03-25 (水) 23:15:48
- まさかの砲塔を左or右に向けると、無線手が砲塔と一緒に曲がっていって、まさかの当たり判定あり。早急に対処して欲しいところ。 -- おめち? 2020-09-06 (日) 17:41:27