Type 143

Last-modified: 2024-07-27 (土) 23:40:16

ドイツ RankV 高速戦闘艇 Type 143 (アルバトロス級ミサイル艇)

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概要

ver1.83にて実装されたドイツ海ランクVの艦艇。76mmコンパット砲を2基装備し良好な発射レートを持つ。

艦艇情報(v1.**)

必要経費

必要研究値(RP)220,000
艦艇購入費(SL)610,000
乗員訓練費(SL)180,000
エキスパート化(SL)***
エース化(GE)***
エース化無料(RP)***
バックアップ(GE)***
護符(GE)***

BR・報酬・修理

項目【AB/RB/SB】
(初期⇒全改修完了後)
バトルレーティング3.7 / 4.0 / 4.0
RP倍率1.96
SL倍率1.4 / 1.4 / 1.0
最大修理費(SL)***⇒5963 / ***⇒*** / ***⇒***

艦艇性能

項目数値
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後)
艦橋装甲厚
(前/側/後)(mm)
0 / 0 / 0
船体装甲厚
(前/側/甲板)(mm)
0 / 0 / 0
主砲塔装甲厚
(前/側/後)(mm)
0 / 0 / 0
排水量(t)391.0
最高速度(km/h)75⇒101 / ***⇒***
乗員数(人)40

武装

種類名称砲塔搭載基数弾薬数購入費用(SL)
主砲76 mm/62
OTO-Melara Compact
単装28005

弾薬*1

搭載武装解説ページ(弾薬テンプレート置き場)を開く

小口径砲

武装名砲弾名弾種弾頭
重量
(kg)
爆薬量
(g)
初速
(m/s)
信管
遅延
(m)
貫徹力(mm)
100 m1000 m2000 m3000 m4000 m5000 m
76 mm/62
OTO-Melara Compact
76 mm DM-251HE6.3864.6914-12
76 mm DM-261HE-VT6.3668.1925-10
 

追加武装*2

分類名称搭載数費用
(SL)
搭載条件
魚雷533 mm Seal DM2A1230-

魚雷

名称重量
(kg)
爆薬量(kg)水中最大速度
(km/h)
(初期⇒改修)
射程
(km)
(初期⇒改修)
533 mm
DM2A1
13702506120.00

カモフラージュ

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条件-
説明標準カモフラージュ
△△△
[添付]
条件
説明

研究ツリー

前艦艇MZ1
次艦艇TS-Boot Proj. 206
 
 

解説

特徴

BR4.0に位置する高速砲艦(史実ではミサイル艇)。
快速ボート並の最高速度と、高レートで有効射程が長い76mm砲が特徴。

 

【火力】
76㎜コンパット砲二門と魚雷を2本搭載。
主砲の威力はあまり高くなく、ボートを撃沈するのにも数発必要。真っ向から強力な機関砲を持った相手に挑むと手も足も出ない。これを補うのが射程の長さで、更新の早いリードアングル表示機能も活用すれば3~4km離れた小型ボート相手でも早期の撃沈が狙えるだろう。
本艦の76mmコンパット砲は他国の物と砲弾が異なり、HE、HE-VT共に炸薬量が少なく威力に劣る。さらにHE-VTの信管起動範囲が広く、航空機へのダメージが低くなりやすい。その上SAPが使えない為装甲化された目標の相手は厳しいと基本的に他国の76mmコンパット砲の下位互換である。その代わり砲弾の携行量がかなり多く、他国が1基辺り115発の所本艦は1基辺り400発の合計800発搭載可能で、弾切れのリスクは小さい。特に砲弾消費量が増えやすい対空戦闘時にありがたみが実感できるだろう。
魚雷の威力はやや不足気味であるが20キロと長射程。ただし発射時の軌道に難があり、後方に射出した後右舷側に旋回して正面に向かう為近距離(およそ1km)での取り回しは悪い。

 

【防御】
装甲は全くない。船体の厚みは16mm…ではなくあろうことか鋼製ですらない木造船体*3であるため致命的に脆い。5インチ級の砲弾が飛んできても1発は耐えるが、20~30mm機関砲や40mmボフォースの一撫でで瞬間的に解体される。船体が大きい為、被弾しやすく駆逐艦からも狙われやすいという事なので、回避機動や遮蔽物への退避は怠らないようにしよう。
対空能力は対空捜索・射撃レーダーが装備されており、携行弾数が多い高レートのVT砲弾を使える為高い部類である。ただし機関砲が無いので水上戦闘との両立は不可能で、高精度なAIの対空射撃も使えない。

 

【機動性】
101(km/h)と砲艦の中では高速。遠くにある拠点の占領も視野に入るのは有難い。

 

【総論】
対ボート戦では、ヤグアルやPr.206などの高火力の砲艦やM-802のような頑丈な船体を持つ船と比べると一段劣るが、遠距離戦を仕掛けられる点はこの艦の強みだ。速度を活かしてなるべく敵艦との距離を取れば生存時間も延びやすく、継戦能力の高さも活用できるようになる。他の艦とはやや異なる立ち回りになるが、十分戦果を挙げられる艦艇だろう。
試合開始時は他の艦を使い、試合中盤の航空機が増えてくる辺りで出撃させて対空戦闘と拠点奪還・維持を狙うのも選択肢の1つである。

史実

143型アルバトロス級高速ミサイル艇は西ドイツ海軍(連邦海軍)が運用した高速ミサイル艇。
ただし現在のところ対艦ミサイル(エグゾセMM38:連装2基4発)は実装されていない。

140/141型の後継艦として計画が1966年にスタートしたものの、当時は砲とミサイルどちらを主兵装にするかを確定させられなかった。ミサイルを搭載するとしても適当なものがなかった。
しかし1967年、イスラエル海軍駆逐艦エイラートが対艦ミサイルで撃沈されるエイラート事件が起こり、ミサイル艇への関心・評価が高まると西ドイツでもミサイル艇を装備するべきとの声が高まった。
そこで140/141型も建造したリュールセン社に発注・建造されたのがアルバトロス級である。
とはいえ143型は一から新規設計することにしたため、まず対艦ミサイル艇戦力を整えて急場をしのぐべくフランスCMN社からコンバタント級高速戦闘艇*4を購入し1972年から148型ティーガー級として運用した。こちらが西ドイツ初のミサイル艇となる。

計画名S61~S70として発注された同型艇10隻の名前はすべて鳥の名前から取られた。
船体は鋼鉄製フレームにマホガニー板を組み合わせた複合構造とし、隔壁と上部構造物はアルミ合金製。
ミサイル艇/魚雷艇隊の指揮を執るための情報処理装置が積み込まれ、上部構造物がやや大ぶりになった。
武装は主砲がイタリア・オートメララの76mmコンパット砲を前後に1門ずつ。
艦橋の後部にエグゾセ対艦ミサイルの連装発射管が2基4発。そして艦尾に魚雷発射管が2基*5である。

10隻は1972年に正式発注され、1976年から77年にかけて就役した。
幸いなことに実戦は経験することなく、2004年から2005年にかけて全艇が退役。
軍事技術史料として2隻が保管され、残りの8隻は2隻がガーナ海軍、6隻がチュニジア海軍に売却され移籍した。

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小ネタ

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外部リンク

 

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*1 爆薬量はTNT換算
*2 爆薬量はTNT換算
*3 磁気機雷への対策として非磁性の木造が選ばれたが、WTでは普通に磁気機雷でも反応する
*4 元はリュールセン社がイスラエル海軍と共同開発したサール級
*5 のちに撤去