アドオンの翻訳

Last-modified: 2021-11-08 (月) 19:52:43

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アドオンの翻訳には基本的に管理者(メンテナ)は存在しませんし、これといった決まりもありません。ですので、アドオンの翻訳がしたければ個人的に自由に活動していただいてかまいません。
また、上記の翻訳チームのページにアドオンの翻訳プロジェクトの設置をリクエストすることもできます。メンテナにメッセージを送って頂ければ、アドオンの翻訳プロジェクトを設置します。複数人で作業するには便利ですし、興味を持った翻訳チームのメンバーが協力してくれるかもしれません。


ここではアドオンの翻訳についての標準的な手順を紹介しています。

 

翻訳を始める前に

翻訳するアドオンが決まったら、作業を始める前に2つの事を確認してください。


1.すでに他の人が翻訳をしている、もしくはすでに翻訳済みのデータがないか?
すでに他の人が翻訳を進めている場合は、可能であればその人とコンタクトをとり翻訳に協力する方が個別に翻訳を進めるよりも効率的です。
すでに完成した翻訳ファイルが存在する場合も同様ですね。

2.アドオンが翻訳可能な状態になっているか?
アドオンによってはtextdomainの設定に不備があって、翻訳に適さないことがあります。そのような場合は作者にコンタクトを取って、アドオンを修正してもらう必要があるでしょう。


 

この辺りの情報を収集するには、公式フォーラムのアドオンの開発スレッドをチェックしたり、Discord等で質問するのも良いでしょう。
textdomainの設定については「textdomainからpoまで」を参考にしてください。
また、Discordで翻訳作業の開始を知らせれば、協力してくれる人が見つかるかもしれません。

 

翻訳準備

翻訳作業を始める前に、いくつかの準備が必要です。


まず、翻訳を始めるには、そのアドオンのPOTもしくはPOが必要になります。これを入手する方法は以下のいずれかになります。
1.アドオンの作者などから作成済みの物を貰う。
2.自分で作成する。

次に翻訳環境をどうするか決めます。
一人で翻訳作業を進める場合はそれほど気にする必要はありませんが、複数人で協力して翻訳を進める場合は適切な協力体制を決めておかないと後で苦労します。
規模の大きな翻訳作業をする場合は、Transifexのような翻訳プラットフォームを利用する事を視野に入れましょう。


 

Transifexの利用

Wesnoth日本語チームが利用しているTransifex(Wesnoth-JP)では、Wesnoth本体だけでなくいくつかのアドオンが翻訳されています。

 

Transifexをアドオンの翻訳に利用したい場合は、日本語チームのメンテナに連絡してください。
相談の内容に応じて、Transifex上にアドオンの翻訳プロジェクトを立てる等のサポートをしますのでお気軽にどうぞ。


 

実際にTransifex上で翻訳されているアドオンの一例です。

翻訳作業を始める

準備が整ったら実際の翻訳作業を始めましょう。


1.poファイルを編集し翻訳を書き込んでいきます。ここを参考にして下さい。
2.編集後、保存したpoからmoを作りアドオンの所定の位置に配置してテストプレイをします。
3.テストプレイで問題がなければ、翻訳の完了です。


 

アドオンに翻訳を取り込んでもらう

完成した翻訳を公開する場合このwikiのアップローダにあげておくのがお手軽ですが、それでは多くの人に気づかれなかったりして勿体無い事になります。なるべくなら、アドオン作者にコンタクトして正式に翻訳を実装してもらうのが良いでしょう。


大抵のアドオン作者は公式フォーラムにそのアドオン専用のスレッドを設置していますので、そこで連絡するのが一番確実でしょう。
アドオン作者にとって自分の母国語以外の言語に翻訳されるのは中々興奮する出来事のようで、大抵の場合作者の方もよろこんで取り込んでくれます。中にはアドオンのクレジットに協力者として名前を追加してくれる方もいます。


 

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