《アビリティ》/【マテリアル】

Last-modified: 2024-03-24 (日) 22:13:25

WAシリーズおなじみの魔力系アビリティの一つで、守護獣を一時的に具象化させてその力を借り受ける、一種の召喚魔術。
上位版にハイ・マテリアル(ハイ・コンバイン)がある。

  • 英語的には「実体化・具象化」は“マテリアル(material)”ではなく“マテリアライズ(materialize)”が正しいのだが(前者では「材料・原料」の意味になってしまう)、語感が良くないのかWAシリーズでは“マテリアル”が採用されている。

登場するシリーズ全てでフォースアビリティとして扱われており、ごく一部の例外を除き味方全体(前衛・後衛が分かれている作品では前衛のみ)、または敵全体に効果が及ぶのが特徴。
攻撃の威力は行使者のSOR(魔力)がベース攻撃力として採用されるため、同じマテリアルならSORが高いキャラクターに使わせる方が高い効果が得られる(一部例外あり)
発動時に長めの演出が入るのも特徴で、シリーズ通して見るとハードウェアの進化を実感することができる。

  • 同じく長めの演出&気合いの入ったグラフィックに定評のあるFFシリーズの召喚魔法と比較すると、開発陣が特撮好きなだけあってそっち方面へのリスペクトに力が入っているのが最大の違い。
    2ndのジャスティーンアタックや、Fのジェノサイドエッジが好例か。

使用可能なキャラが固定されている4thとF以外の作品では、行使には所定のFPを支払うほかに行使者が具象化したい守護獣のミーディアム(パワープレート)を装備していることも前提条件。Fについても、呼び出せるのは入手済のミーディアムの守護獣のみという制限がある。


1st

ガーディアン神殿攻略以後、2レベルフォースアビリティとして三人全員が使用可能になる。
ギィ・ラムトスゼルテュークス以外の守護獣はいずれも効果(与ダメージまたはHP回復量)が使用者のSORに依存するため、ロディよりもザック、ザックよりもセシリアが用いる方が効果が高い。

  • ザックは魔道書抜きのセシリアより少し下程度のSORはあるため、特に弱点属性を突けば十分に戦力となる。
  • ロディのSORはガクッと落ちるので、ダメージを与えるタイプの効果はあまり期待できない。
    ただし、ラフティーナはそこそこHP回復するし、オードリュークに関してはHP・ステータス回復するので非常にありがたい。この2柱はターン最後の全体回復手段としての価値も高い。*1
    ゼルテュークスとギィ・ラムトスも期待通りの効果をあげられるので、この4柱の使い分けになるだろうか。

ゲーム中盤まではこれ以外の全体攻撃手段はなく、火力も良好ではあるが、1stでは戦闘開始直後は必ずFPがゼロからスタートするので、雑魚一掃のためにいきなり使用というのは不可能。
FP消費50というのも負担が高く、フォースを使うならより強力な必殺技も数多い。

  • 「ゲージをためないと使えない必殺技」といった類で、強力ノーコストな技を使い放題にさせない「縛り」となっている。

2nd

1st同様に2レベルフォースアビリティで、本作のみ「コンバイン」名義での登場。
秘されし試練場での対ゲヘナネロス戦でティムが習得し、その後のイベントでアシュレー、ブラッド、リルカも使用可能になる。

1stとほぼ扱いは同じだが、最大の違いとして「フォワードにティム(と言うかプーカ)がいないと使えない」という特徴がある。
行使者さえ無事ならティムの状態は問われない(戦闘不能でも石化していてもOK)が、無理にこれを使おうとして全滅してしまうのだけは避けたいところ。
また「バトル開始時には、レベルと同数のFPが初期値として溜まっている」仕様により、レベル50に至れば初ターンにいきなりぶっぱしてモブ敵一掃も可能となった。


アシュレーはアクセス中はコンバインを使用できず、また装備の変更もできないため、いざ使おうとしたミーディアムをアシュレーに持たせたままだった……なんて事故もちらほら起きる。
コンバインが攻撃効果のミーディアムはともかく、オードリュークあたりはアクセス前にアシュレーの装備から外すように気を付けた方が良いだろう。

3rd

堕ちた聖域四大との戦闘に勝利すると、ギャロウズの説明の後四人全員が使用可能になる。
インストール中のミーディアムに対応した守護獣を具象化できるのは1st・2ndと同じだが、FP消費が50と決められていた前二作と異なり、3rdではFPが1以上あればマテリアルを発動可能。
効果は発動時のFPが多いほど高くなるので、極力FPを溜めてから発動する方が良い。
なお、発動すると蓄積量に関わらずFPを全て使い切ってしまうので、アルカナや他のフォースアビリティとの兼ね合いには注意しよう。


本作では各キャラクターごとにマテリアルに使用回数制限(MTC)が課されており、MTCを使い切ると何らかの方法で回復させない限り使用できなくなる。
MTCは敵をマテリアルで倒すことでMTC専用の経験点(マスクパラメータなので具体的な数値はチェックできない)が蓄積され、それが一定値に達することで増加する。また、グロウエッグを使用することでも増加させることができる。
四人全員のMTC合計値が50以上になるとブラックマーケットでグロウエッグが購入可能になるため、補給や宿泊が容易な状況では積極的にマテリアルでトドメを刺して、MTC稼ぎをしておくと後々楽になるだろう。


本作品以降、属性攻撃タイプのマテリアルでトドメを刺した場合、マテリアルの属性に対応したジェム系アイテムを入手できるようになった(4th・5thのジェム化のスキルと同効果)

4th

ユウリィ専用フォースアビリティ。
HEXバトル?が導入された本作では、発動時にユウリィが存在するHEXによって効果が変わるという特徴があり、レイポイントで使用した場合はそのレイポイントと同じ属性の全体攻撃、無属性HEXで使用した場合は味方全員のHPを回復する効果をもたらす。
FPアドバンテージのスキルがあるとかなり使い勝手が良くなるので、防御面の脆さを克服できるなら仮修得してみても良いかも。


ユウリィがマテリアル=ガーディアンプログラムを行使する際には、左腕に装着したブレスレット型の交信機を用いている(カットインで確認可能)
ちなみに交信機は「マルドゥークゲイズ」というどこかで聞いたような名前。


コードO(無属性・回復)、コードM(火属性)、コードG(地属性)、コードF(風属性)、コードS(水属性)となっている
それぞれオードリューク、ムア・ガルド、グルジエフ、フェンガロン、シトゥルダークの頭文字である

セリフはリントゥーザマテリアル(共通)、レットアップディベート・コードO、リベレートクルー・コードM、ドライビングオーバー・コードG、スターティングアップ・コードF、レイトアップ・コードS

  • オードリュークのオーってAu(例:女性名オードリーAudrey)じゃなくてOなんだ?分り易さ優先なんだろう。
    • フランス語でeau de luxe(豪華な水)なのかも? いずれにせよOではないけど。

5th

全ミーディアム共通のフォースアビリティで、70レベルでマスターする。ミーディアムに対応した守護獣を具象化できるのは3rd以前と同じ。共通してFP消費100。
は同一HEX内にいる他の味方のパラメータを合算して効果を算出し、はターゲットが分散しているほど影響範囲が広がると、使い勝手は各々大きく異なる。
FPをMAXまで溜めないと使えないので、連発しにくいのが欠点である。


他のフォースアビリティやオリジナル同様、Ex.ファイル解禁に必要な9つのノルマを全て達成すればフォワードメンバーで共用することが可能。

F

1stと違い、セシリア専用。
習得時期は1stよりも早く、プロローグのネルガル戦から使用可能になる。
セシリア自身が紋章魔術師として多彩な紋章魔法を行使できるため、クレストグラフの確保数やFPのたまり具合や残りMPと相談して使い分けていきたい。


登場する守護獣の数こそ1stから減ったものの、効果のレパートリーはむしろ増えた。
特に一部の補助効果持ちのマテリアルは消費FPが25とリーズナブル、かつ他では替えの利かない強力な効果を持っているので、使いこなせば戦闘がとても楽になる。


FPは1st同様に原則0からのスタートだが、FPアドバンテージを装備しているとキャラのレベルと同数値のFPが溜まった状態からバトルがスタートする。
これを利用して早いターンからマテリアルをぶっ放すことも可能で、セシリアが50レベルを超えると雑魚戦をノーコストで処理できるようになる。
スーパーグロウアップルを船解禁直後に狩るなら、このあたりのレベルを目安にしたい。


*1 代用する場合、アンブロシアを使うことになる。