1999年9月2日に発売されたWAシリーズの第2作目。シリーズではPS最後の作品となった。
そんな本作のテーマは「英雄」である。
英雄とは卓越した個人なのか、力の象徴なのか、あるいは犠牲の別名なのか、それとも単なるシステムなのか。幾重にも折り重なり紡がれた物語の先に、その答えが示される。
一番の特徴はボスの演出やボスは殆どがウルトラマンのパロディである。ちなみにこの演出は直々にお願いしたもので所謂円谷プロダクション公認である。しかも何より最後までこの演出をやり通したのはすごいと思われる。
ボス一覧
一応出会う順番にしているはず。
出る順番が結合されているのは好きな順番で会える。あくまで演出が出る順番
トカとゲーは同時出現
ストーリーボス
二つ名 | よみかた | ボス名 | 出る順番 |
封印怪獣兵器 | ふういんかいじゅうへいき | カリヴォス? | 1 2 3 |
群体パラサイト獣 | ぐんたいぱらさいとじゅう | グレマルキン | |
無限暴食怪獣 | むげんぼうしょくかいじゅう | オリヴィエル | |
囚人捕縛ロボット | しゅうじんほばくろぼっと | ガオニム? | 4 |
幻想怪奇人 | げんそうかいきじん | ヴァジェスタ | 5 |
特戦隊コキュートス | とくせんたいこきゅーとす | トロメア | 6 |
雷電戦闘奇獣 | らいでんせんとうきじゅう | エレバルト | 7 |
毒撃鎧殻亜竜 | どくげきがいかくありゅう | タラスク | 8 |
素体精霊獣 | そたいせいれいじゅう | ウンディーネ | 9 |
科学班統括(自称) その助手 | かがくはんとうかつ(じしょう) そのじょしゅ | トカ ゲー | 10 |
光翼始祖怪鳥 | こうよくしそかいちょう | アルファエル | 11 |
複合植物怪獣 | ふくごうしょくぶつかいじゅう | レギュレウス | 12 |
変幻忍者怪獣 | へんげんにんじゃかいじゅう | ゲヘナネロス | 13 |
特戦隊コキュートス | とくせんたいこきゅーとす | アンテノーラ | 14 |
ジュデッカ | 15 | ||
赤色爆雷蝦蟇 | せきしょくばくらいがま | ブラストードン? | 16 |
再生亜竜 | さいせいありゅう | 改造タラスク | 17 |
特戦隊コキュートス | とくせんたいこきゅーとす | カイーナ | 18 |
暗殺ロボット怪獣 | あんさつろぼっとかいじゅう | アームズキラー? | 19 |
侵略怨霊 | しんりゃくおんりょう | ジャソウル? | 20 |
粘液不定形獣 | ねんえきふていけいじゅう | ドロードゥ? | 21 22 23 24 |
爆突騎獣帝 | ばくとつきじゅうてい | ベルクレイル? | |
蜃気楼人間 | しんきんろうにんげん | プリズナム? | |
灼熱マントル獣 | しゃくねつまんとるじゅう | マグマライザ? | |
オデッサ首魁 | おでっさしゅかい | ヴィンスフェルト? | 25 |
ニュークリアドラゴン | にゅーくりあどらごん | グラウスヴァイン | 26 |
ドラゴンキャリバー | どらごんきゃりばー | ロンバルディア | 27 |
スプリガン | すぷりがん | ナイト・オブ・ウィング? | 28 29 30 31 |
ナイト・オブ・フレイ? | |||
ナイト・オブ・ジオ? | |||
ナイト・オブ・ミューズ? | |||
侵食異世界 | しんしょくいせかい | ラルヴァ? | 32 |
円盤生物 | えんばんせいぶつ | グローダイン? | 33 |
守護恐獣 | しゅごきょうじゅう | マニュフェストゥ? | 34 |
侵食異世界 | しんしょくいせかい | ファースト・ルート? | 46 |
セカンド・ルート? | 47 | ||
サード・ルート? | 48 | ||
カイバーベルト・コア? | 49 | ||
焔の災厄 | ほのおのさいやく | ロードブレイザー? | 50 |
隠しボス
二つ名 | よみかた | ボス名 | 出る順番 |
暴れ怪ロボット | あばれかいろぼっと | ブルコギドン | 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 |
残留思念 | ざんりゅうしねん | ゴースト | |
怪獣戦艦 | かいじゅうせんかん | ガトルオーグ | |
用心棒怪獣 | ようじんぼうかいじゅう | コバルトキング | |
渦潮兄弟怪獣 | うずしおきょうだいかいじゅう | ザイクルス&ゼットリム | |
八つ裂き怪獣 | やつざきかいじゅう | ゾリンガ | |
巨大鎧虫 | きょだいよろいむし | ザヴォーグ | |
光の巨獣 | ひかりのきょじゅう | ゼペリオン | |
地底鋼鉄竜 | ちていこうてつりゅう | タイタニアス | |
魔王 | まおう | アンゴルモア | |
始まりと終わりを司る | はじまりとおわりをつかさどる | ラギュ・オ・ラギュラ |
システム
エンカウントキャンセル
「バトルが厭な人はバトルインしてもすぐ逃げたがる」→「ならバトルそのものを回避できるようにすればいいんじゃね?」という発想の許にシリーズでは初めてエンカウントキャンセルシステムが導入され、以後のシリーズでもほぼ標準システムとして搭載されている。
一応彼我のレベル差による制限こそあったものの、ダンジョンの謎解きややり込みのためにラスダンでアイテム回収→やり込み一通り終わったからシナリオ進行…などで何度も同じダンジョンを行き来する必要があった本作において、敵とのランダムエンカウントそのものをカットできるこのシステムは非常に好評であった。
怪獣図鑑未登録のエネミーが相手の場合は緑の吹き出しに「!」で識別を可能としているため、痒い所に手が届く便利仕様という意味でも評価されている。
OP・EDデモの挿入歌・演出の強化
シリーズの定番であるゲーム開始時およびセーブデータロード時のOPアニメムービーに加え、本作(及び3rd)ではゲーム中断時にもアニメムービーが流れるようになった。
とりわけ本作のそれは全てProduction I.Gによる製作であり、特にDisc1版のOPは歴代シリーズ中でも屈指の高評価を得ている。
- 麻生かほ里女史はその後4thまで、各挿入歌のボーカルとしてシリーズで長い付き合いとなることに。