キドニーグリル

Last-modified: 2017-11-17 (金) 22:11:46

キドニーグリルとは、BMWの乗用車に採用されているグリルの名称である。採用されている車種が非常に多いことからBMWの象徴とも言える。。湾岸マキシに登場するBMW車はすべてこのグリルが採用されているが、ゲームに登場しない一部の車では採用されていないのもある(後述参照)。

名前の由来
角の取れた四角形をふたつ合体させたような形状で、人間の臓器で言うところの腎臓に似ていることから、その英訳であるKidneyを宛てて名づけられた。日本ではそのデザインが動物の豚の鼻の穴に似ていることから、N1ダクトと並んで「ブタ鼻」と称されることも多い。

概要
1933年に発表されたBMWとして初となるオリジナル車両・303から採用され、以下の車両を除いてはすべてにキドニーグリルが採用されている。
 ・イセッタ*1
260px-Isetta01.JPG
 ・600*2
260px-BMW_600_Front.jpg
 ・700*3
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 ・700RS*4
250px-BMW_700_RS_1.jpg
 ・325*5
また507もキドニーグリルを採用してはいるものの、北米向けに販売されていたモデルはデザイナー(アルブレヒト・フォン・ゲルツ)の意向により大きくその装いを変えている。検索エンジンで「507」と打ち込んでいただければ分かるがキドニーグリル感があまり見られない。


*1 イタリアのイソ社が製造しBMWがライセンスを保有しているミニカー。本家のイセッタは2年しか製造されていなかったが、BMWが販売を始めてからはロングセールスを記録。累計販売台数は4年間で16万台を誇る。
*2 イセッタの派生車種。全長とホイールベースの延長により4人乗りとした上、セミトレ式の独立懸架サスペンションを採用しBMWの原点を作った。
*3 イセッタの発展版である乗用車。まっとうなセダン/クーペスタイルを実現し、グリルレスのフロントマスクが特徴的であった。
*4 700をベースにチューニングが施されたレース仕様。かの有名なレーサーであるハンス・シュトゥックやジャッキー・イクスはこのクルマで腕を鳴らしたと言われている。
*5 近代のモデルではなく第二次世界大戦前あたりに造られたモデル。軍事車両に似ているスタイルの車両には採用されていなかった。