ハードトップ

Last-modified: 2023-01-24 (火) 03:13:10

意味としては二つ存在する。

  1. ロードスターやS2000のようなオープンカーに後付けする樹脂若しくは金属製の屋根のこと。現在ハードトップと言われるとこちらを思い浮かべる人が多いであろう。
    湾岸マキシではNANCNDERC型ロードスターやS2000 Type S (AP2)、Z4 sDrive35is (E89)やSLK350 BlueEFFICIENCY (R172)等が該当する。
  2. かつての日本車がよく繕っていたデザインで、Bピラーレスのクーペ・セダンの俗称である。
 

開放感やスポーティさを与えるこのデザイン。屋根があるのにオープンカーを連想させることの出来るデザインのため、欧米ではFaux Cabrioret*1と呼ばれていた。
だが、本来6本ある柱の真ん中の2本を抜くことになるため、ボディ剛性の問題や衝突安全性に対して重大な欠点のあるデザインでもあった。
このため欧米では早々と消滅したデザインだが、日本ではトヨタがピラード・ハードトップ*2*3を採用したことによりこの問題を半ば強引に解決。

その後、各メーカーがハードトップ車をピラード・ハードトップに、さらにセダンやクーペのデザインに発展させた事によりピラード・ハードトップ車も一部のスポーツクーペやセダンを除き大部分が消滅。その一部の車種でさえ「ハードトップ」と名乗らなくなり、実質的に消滅扱いとなっている。
湾岸マキシでは明確に名乗っている車種はSKYLINE Hardtop 2000 TURBO INTERCOOLER RS-X (R30)のみだが、車種名に無いだけでしている。リンク先の車はほんの一例であるので探してみよう。


*1 フォー・カブリオレ。偽のカブリオレの意味。
*2 Bピラーを極力細くしたり、ピラーはあるがクーペスタイルのような後ろに進むにつれて屋根が低くなりオープンカーに見えなくもないセダンやクーペのデザイン。セダンやクーペとの決定的な違いとしてドアを開けると窓枠が付いてこない。
*3 スバルや一部のメーカーでは、窓枠がないドアの意味を込めてサッシュレスドアと名付けられた。