湾岸マキシシリーズの前身にあたる。通称「湾岸R」。
元気の首都高バトルシリーズがベースであり、壁や他車に接触したりライバルカーと一定距離以上離れると画面上部に表示されたSPゲージが減少し、どちらかのSPがなくなった瞬間に決着がつくというルールである。そのため明確なゴールの設定はない。ただしライバルカーとの接触でSPが0になることはない*1。また制限時間もあり、時間がなくなった場合はその瞬間に前にいた方が勝つ*2。
4ステージ目で必ずR200CLUBの帝塚と元木が登場し、彼ら二人はさして強くなく大抵の人は数回のプレイ程度で突破できるが、湾岸マキシでは影がいまいち薄いJPP園田が本当にえげつない被せで初心者プレイヤーを葬るという高い壁となっている。
アーケードの初期2作はリッジレーサーV アーケードバトルの2シート筐体を流用したもので、右にシフトレバーがある。リッジレーサーシリーズと湾岸マキシは何かと縁がある。
コースや車のモデリングや挙動はPS2「首都高バトル0」の物がベースになっている。ちなみにPS2移植版はほぼアーケードそのままの移植であり家庭用オリジナル要素も豊富だが正式対応しているハンドルコントローラーが無く、一応動きはしてもまともに使えると言えるハンドルコントローラーは残念ながら無い。
アーケードの「湾岸ミッドナイト」では、デモ画面で特定の時間に特定のコースを選択すると時刻表示が赤色になる。この状態でゲームを開始すると悪魔のZをプレーヤーカーとして選択できるようになる。
最高速・加速力・コーナリング性能すべてに優れるが「一定時間が経過するとステアリングが勝手に左右に振られ始める」という特性をもつ。これは原作初期の「突如として制御不能に陥ることがある」という場面を再現したものと思われる。
なおストーリーモードをクリアするとどのコースで何時に使用可能なのかがエンディングで表示される。これは筐体毎に異なる。
「湾岸ミッドナイトR」では、デモ画面でステアリングを一定角度以上切ると、時刻表示が赤色になる。この状態でプレイを開始すると悪魔のZを含む各ライバルの車をプレイヤーカーとして選択することができるがブラックバードがいない。
なお、この状態ではライバルの車でない通常の車は選択できない。
この作品のBGMも古代祐三氏が担当しており、「原作をかなり読み込んだ上で作曲時のインスピレーションを得た」との事。
一部キャラとの対戦時には固有の専用BGM*3が流れ、その中にはレースゲームとしては異色のオーケストラ調の物もある。
なお本wikiのBGMのページから各曲へのリンクが貼ってあるため、気になった方は聞いてみるといいだろう。
サントラCDもあるが、各キャラクターの専用曲がアーケードのものとは音源が違う。(湾岸マキシではアーケード版の音源そのものを使っている)
ちなみに湾岸マキシでは聴けるPS2版が初出のブラックバード用の曲は収録されていない。ボツになったデモサウンドのテーマ曲は収録されている。
収録車
- SAVANNA RX-7 ∞ (FC3S)*4
- RX-7 Type RS (FD3S)*5
- LANCER EVOLUTION V GSR (CP9A)
- LANCER Evolution VII GSR(CT9A)*6
- Fairlady Z (S30)*7
- FAIRLADY Z 300ZX (Z31)*8
- Silvia spec.R (S15)
- SKYLINE GT-R (BNR32)
- SKYLINE GT-R V-spec (BCNR33)
- SKYLINE GT-R V-specII (BNR34)*9
- IMPREZA WRX STi (GDB-A)
- Impreza WRX STi Version VI (GC8)
- MR2 GT-S (SW20)
- Supra RZ (JZA80)
- CELSIOR (UCF10)*10
- RUF 964RCT*11
湾岸マキシにも登場しているマシンがほとんどだが、この2台が現在も湾岸マキシ未収録である。
LANCER Evolution VII GSR(CT9A)
IMPREZA WRX STi (GDB-A)
詳細URL(湾岸ミッドナイト)
https://bandainamcoent.co.jp/am/vg/wanganmidnight/sp/
湾岸ミッドナイトR
https://bandainamcoent.co.jp/am/vg/wanganmidnightr/