*アーク・ロイヤル HMS Ark Royal 91[#Title]

#attachref(./ビスマルク専門ストーカー.jpg,nolink,70%)
#region(「不沈のサム」迷彩)
#attachref(./sam_camo.jpg,55%)
#endregion

#contents
*性能諸元 [#Ability]
RIGHT:&color(DarkGray){編集時 ver.0.11.11.0};

・基本性能
|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~Tier|6|~種別|&color(Red){プレミアム艦艇};|
|~艦種|[[空母]]|~派生元|-|
|~国家|[[イギリス]]|~派生先|-|
&br;
|>|>|CENTER:SIZE(12):|LEFT:SIZE(12):|c
|~生存性|>|継戦能力|44,500|
|~|>|装甲|10-114mm&br;・防郭 0-114mm&br;・艦首・艦尾 0-19mm&br;・砲郭 0-19mm&br;・装甲甲板 0-19mm|
|~|対水雷防御|ダメージ低減| 28%|
|~機動性|>|機関出力| 102,000馬力[hp]|
|~|>|最大速力| 31.0ノット[kt]|
|~|>|旋回半径|990m|
|~|>|転舵所要時間| 12.8秒|

//船体が1種類のみの場合、(A)の表記は不要で数値のみを記載、船体欄には「-」
//プレミアム艦艇の派生元・派生先は「-」
&br;
|>|>|>|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~隠蔽性|~ |~通常|~副砲|~主砲|~火災|~煙幕|
|~|海面発見距離|14.0km|-|-|16.0km|0.0km|
|~|航空発見距離|10.0km|-|-|12.0km|0.0km|
&br;
|>|>|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~副砲|~船体|~口径|~基数×門数|~最大ダメージ(火災)|~装填|~射程(手動)|
|~|-|113mm/45 Mk.III UD|8基×2門|HE弾 1,600(7%)|5.0秒|4.0km(7.0km)|

//副砲を装備していない場合、枠ごと削除
&br;
|>|>|>|>|>|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~対空砲|~船体|~距離|~口径|~基数×門数|~爆発数|>|~秒間ダメージ|~命中精度|~有効ゾーン|
|~|~|~|~|~|~|~爆発半径内|~継続的|~|~|
|~|-|短|12.7mm Mk.III|8基×4門|>| -| 39|95.0%|0.1-1.5km|
|~|~|中|40mm Vickers2-pdr. Mk.VIII|6基×8門|>| -| 231|100%|0.1-2.5km|
|~|~|長|113mm/45 Mk.III UD|8基×2門| 4|1,190| 95|100%|0.1-5.8km|
//対空砲を装備していない場合、枠ごと削除
//該当する距離の対空砲を装備していない場合、行ごと削除
//文字数が多くなりがちなので、適宜文字を小さく編集してください
&br;
|CENTER:|CENTER:|CENTER:|CENTER:|CENTER:|CENTER:|CENTER:|CENTER:|CENTER:|CENTER:|c
|~種別|~機体|~兵装|~生存性|~速度(最速)|~小/中隊機数|~最大ダメージ(火災)|~貫通|~ペイロード|~発見距離|
|~攻撃機|Blackburn Sukua|RP-3 60lb HE No1 Mk I|1,820|121(161)|3/9|1,500(5.0%)|26mm|4|10.0km|
|~種別|~機体|~兵装|~生存性|~速度(最速)|~小/中隊機数|~最大ダメージ(浸水)|~射程|~ペイロード|~発見距離|
|~雷撃機|Fairey Swordfish|Mark VIII|1,500|98(133)|3/9|5,200 (X%)|2.4km|1|10.0km|
|~種別|~機体|~兵装|~生存性|~速度(最速)|~小/中隊機数|~最大ダメージ(火災)|~貫通|~ペイロード|~発見距離|
|~爆撃機|Fairey Swordfish|40lb G.P.Bomb|1,550|98(133)|3/9|2,300 (8.7%)|19mm|8|10.0km|

//空母用。他の艦艇であれば項目ごと削除
//文字数が多くなりがちなので、適宜文字を小さく編集してください

&br;
・アップグレード
|>|>|>|>|>|CENTER:60|c
|BGCOLOR(#eeaaaa):スロット1|BGCOLOR(#eeaaaa):スロット2|BGCOLOR(#eeaaaa):スロット3|BGCOLOR(#aaccaa):スロット4|BGCOLOR(#aaccaa):スロット5|BGCOLOR(#aaccaa):スロット6|h
|○|○|○|○|-|-|

#region(搭載可能アップグレード)
搭載可能アップグレード
|BGCOLOR(#eeaaaa):1|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM003_Airplanes_Mod_I.png,nolink,70%);|飛行機隊改良1|航空母艦へ帰還中の航空機の速力 +20%|
|~|&attachref(アップグレード/SecondaryWeapon1.png,nolink,70%);|副兵装改良1|副砲の抗堪性 +100%&br;対空砲座の抗堪性 +100%|
|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM039_CrashCrew_Mod_I.png,nolink,70%);|応急工作班改良1|応急工作班の有効時間 +40%|
|BGCOLOR(#eeaaaa):2|&attachref(アップグレード/DamageControl1.png,nolink,70%);|ダメージコントロールシステム改良1|浸水発生率 -3%&br;対水雷防御ダメージ軽減率 -3%&br;火災発生率 -5%|
|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM068_PlaneEngine_Mod_I.png,nolink,70%);|航空機エンジン改良1|エンジンブースト時間 +10%|
|BGCOLOR(#eeaaaa):3|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM012_SecondaryGun_Mod_II.png,nolink,70%);|副砲改良1|副砲最大射程 +20%&br;副砲弾の最大散布界 -20%|
|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM066_TorpedoBomber_Mod_II.png,nolink,70%);|雷撃機改良1|雷撃機の攻撃時間 +5秒|
|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM067_Fighter_Mod_II.png,70%);|攻撃機改良1|攻撃機の攻撃時間 +2秒|
|~|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM071_TorpedoBombs_Mod_I.png,nolink,70%);|航空魚雷改良1|艦載魚雷の雷速 +5%|
|BGCOLOR(#aaccaa):4|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM023_DamageControl_Mod_II.png,nolink,70%);|ダメージコントロールシステム改良2|浸水復旧時間 -15%&br;消火時間 -15%|
|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM063_Fighter_Mod_I.png,nolink,70%);|攻撃機改良2|攻撃機のHP +7.5%|
|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM064_TorpedoBomber_Mod_I.png,nolink,70%);|雷撃機改良2|雷撃機のHP +7.5%|
|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM065_DiveBomber_Mod_I.png,nolink,70%);|爆撃機改良2|爆撃機のHP +7.5%|
//|BGCOLOR(#aaccaa):5|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM027_ConcealmentMeasures_Mod_I.png,nolink,70%);|隠蔽システム改良1|発見距離 -10%&br;空母中隊の発見距離 -10%&br;自艦を攻撃中の敵が射撃した砲弾の最大散布界 +5%|
//|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM009_FlightControl_Mod_I_2.png,nolink,70%);|航空管制改良1|航空機の復旧時間 -5%&br;航空母艦の甲板上の機数 +2|
//|~|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM073_AbilityWorktimeBoostCV_Mod_I.png,nolink,70%);|飛行中隊消耗品改良1|飛行中隊の消耗品の動作時間 +50%|
//|BGCOLOR(#aaccaa):6|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM074_AuxiliaryArmament_Mod_I.png,nolink,70%);|副兵装改良2|副砲の装填時間-20%&br;対空兵装による継続ダメージ +15%&br;対空兵装の砲弾の爆発半径内に対するダメージ +15%&br;消耗品「対空防御砲火」を使用中の対空兵装斉射による爆発数 +2:|
//|~|&attachref(アップグレード/SecondaryGun3.png,nolink,70%);|副砲改良2|副砲装填時間 -20%|
//|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM016_FlightControl_Mod_II.png,nolink,70%);|航空管制改良2|空母中隊の巡航速度 +5%|
//|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM017_Airplanes_Mod_III.png,nolink,70%);|飛行機隊改良2|航空機のHP +7.5%|
//|~|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM079_Special_Mod_I_Audacious.png,nolink,70%);|動力式発艦・着艦設備|艦の被発見距離 -15%&br;加速時における最大出力までの到達時間 -50%&br;エンジンブースト時間 +20%&br;転舵所要時間 -30%&br;|
//アップグレードのパターン一覧から必要なものをコピーしてください。
#endregion

・消耗品
#region(艦載消耗品)
艦載消耗品
|CENTER:48|CENTER:48|CENTER:48|CENTER:48|CENTER:48|LEFT:440|c
|~スロット|消耗品|使用&br;回数|準備&br;時間|有効&br;時間|効果|h
|~AUTO|[[&ref(消耗品/CrashCrew2.png);>消耗品#b9a2217d]]|∞|90|60|火災・浸水・損傷したモジュールの修復|
|~|[[&ref(消耗品/Consumable_PCY012_FighterPremium.png);>消耗品#d1ef9c7b]]|4|40|600|自艦艇を追従し、敵機を自動的に迎撃する&br;機数: 4機 巡回半径: 3.0[km]|
#endregion

#region(航空機消耗品)
航空機消耗品
|CENTER:48|CENTER:48|CENTER:48|CENTER:48|CENTER:48|CENTER:48|LEFT:440|c
|~機種|~スロット|消耗品|使用&br;回数|準備&br;時間|有効&br;時間|効果|h
|攻撃機|~R|[[&ref(消耗品/Improved_Engine_Boost_light.png);>消耗品#d5176f8b]]|2|80|5|ブーストメーターを回復する|
|~|~T|[[&ref(消耗品/Consumable_PCY012_FighterPremium.png);>消耗品#d1ef9c7b]]|3|10|60|指定した場所をパトロールし、敵機を自動的に迎撃する&br;機数: 3機 巡回半径: 2.5[km]|
//|~|~U|[[&ref(消耗品/PCY036_RegenerateHealth.png);>消耗品#f4727172]]|3|180|5|航空機のHPを回復させる&br;回復量:最大HPの 10 [%/秒]|
|爆撃機|~R|[[&ref(消耗品/Improved_Engine_Boost_light.png);>消耗品#d5176f8b]]|2|80|5|ブーストメーターを回復する|
|~|~T|[[&ref(消耗品/Consumable_PCY012_FighterPremium.png);>消耗品#d1ef9c7b]]|3|10|60|指定した場所をパトロールし、敵機を自動的に迎撃する&br;機数: 3機 巡回半径: 2.5[km]|
//|~|~U|[[&ref(消耗品/PCY036_RegenerateHealth.png);>消耗品#f4727172]]|3|180|5|航空機のHPを回復させる&br;回復量:最大HPの 10 [%/秒]|
|雷撃機|~R|[[&ref(消耗品/Improved_Engine_Boost_light.png);>消耗品#d5176f8b]]|2|80|5|ブーストメーターを回復する|
|~|~T|[[&ref(消耗品/Consumable_PCY012_FighterPremium.png);>消耗品#d1ef9c7b]]|3|10|60|指定した場所をパトロールし、敵機を自動的に迎撃する&br;機数: 3機 巡回半径: 2.5[km]|
//|~|~Y|[[&ref(消耗品/PCY036_RegenerateHealth.png);>消耗品#f4727172]]|3|180|5|航空機のHPを回復させる&br;回復量:最大HPの 10 [%/秒]|
#endregion

//搭載できない物の行は削除してください。
//x の箇所は艦やTierによって違うので各艦ごとに変更してください。
//船体によって搭載の可不可がかわるものは、右端列(数値表示列)に記入してください。(Yキーの防御砲火を例に)
//第二消耗品(プレミアム消耗品)は使用回数と準備時間が違うだけなので第一消耗品の回数を記載
**ゲーム内説明 [#Explain]
Ark Royal はイギリス初の新世代空母であり、全通甲板と近代的な発艦・着艦設備を備え、1930 年代のイギリス海軍における最新鋭の両用砲を搭載していました。

//v13.8
この新型航空母艦は、二段式格納庫、甲板に設置された蒸気式カタパルト、重装甲、多用途の艦砲などのあらゆる革新的要素を結集していました。しかし格納庫および飛行甲板の装甲は、排水量を制限内に収めるために犠牲にする必要がありました。1941年5月、アーク·ロイヤルから発艦した雷撃機がドイツ戦艦ビスマルクに攻撃を命中させ、撃沈に貢献しました。11月13日、アーク·ロイヤルは雷撃を受けました。沈没を免れるための長時間にわたる努力も空しく、艦を放棄する命令が下され、航空母艦アーク·ロイヤルは転覆し、海中に消えました。
**解説 [#Manual]
&br;
-母艦
T6空母としては標準的なHPで、速度は31ノット。対空がやや低めとなっているが、いずれも他艦と比較して大きな差はない。
隠蔽が14kmとかなり悪い点は要注意。できるかぎり前に出たい本艦にとっては影響が大きい。
#fold(装甲レイアウト){{
#attachref(./ArkroyalLayout.png)
#attachref(./ArkroyalLayout02.png)
}}

&br;
-艦載機
全体的に艦載機の&color(red){足が非常に遅い};という欠点がある。後述の様に火力を出し難い本艦にとって非常に大きな足枷であり、母艦を可能な限り前に出し攻撃のサイクルを高めたい。
--攻撃機
一機4発のロケットを一小隊3機で発射する。中隊は9機編成。
火力はフューリアスや龍驤と同等で、やや物足りない事から火力不足に苦しむことになりがちである。
ただし本艦の航空機で唯一まともな速度があるため、序盤の偵察等には使いやすい。
また、爆撃よりも貫通力が高いため、こちらであれば重巡洋艦の船体やT7までの戦艦の艦首艦尾を貫通できるという点も覚えておきたい。
&br;
--雷撃機
一機1発の魚雷を一小隊3機で投下する。中隊は9機編成。
魚雷一本の威力は同格最低だが、唯一三本投下することができるため火力は高い。また魚雷の収縮性能、収縮時の散布、攻撃体制後の機動性が良好で無理なアプローチも十分可能であり、安全距離が非常に短く当てやすいことも特徴。他機種と比べ大型艦相手でも十分火力を出せる事から、対大型艦ではもっぱら本艦載機のお世話になる事だろう。
雷速は遅めであるため駆逐の様な高速艦には振り切られる。
機種はソードフィッシュであり、旧式機ゆえに性能は低い。特に速度が非常に低く、なんと98ノットしか出ない。HPも低く、また数値に出ない特徴として旋回性能も劣悪である。他の二機種もそうだが、準備時間が短いのは救い。
&br;
--爆撃機
一機8発のHE爆弾を一小隊3機で投下する。中隊は9機編成。
挙動はイギリスツリー空母と同様水平爆撃なのだが、弾速が早く、ロケットと爆撃の中間程度。また、ほぼ同時に投下するため、手前と奥の着弾時間の差が小さいという特徴も持つ。
貫通力が19mmと低く、特に大型艦では抜けない装甲が多い。適当に攻撃目標を決めるとフルヒットでも1000ダメージすら貰えない事すらザラであり、対大型艦では上部構造物やスリップダメージを狙う様にしたい((船体装甲が駆逐並の[[巡洋>Repulse]][[戦艦>Renown]]には高いダメージを期待できる))。
また本艦載機は対駆逐性能が高い。絨毯爆撃故に駆逐艦にも安定したヒットが可能であり、散布によっては一撃で5000近くを吹き飛ばす事すら有る。序盤から駆逐艦に粘着してしまうのも手。ダメージは2300と低いが、投下数の多さにより火力は高い&color(silver){貫通さえすれば};。
爆発物専門家はHE爆弾の火災率を5%引き上げてくれるため非常に相性がいい。可能なかぎり習得したい。
こちらも機種はソードフィッシュであり、雷撃機と同様性能は低い。

-総論
ベアルンの影に隠れた駆逐キラー。
ガチャ要素や相手の回避に左右されるベアルンの反跳爆弾と比べ安定したダメージを与えられる爆撃機を使用する事で、相手駆逐を速やかに退場させられる。
対大型艦火力は決して高くはないが、着火にも優秀な爆撃機と火力は十分な雷撃機を十二分に活かし、スリップダメージを活用しながら戦えば大型艦にも十分火力を出していける。
一方で艦載機速度が遅く母艦隠蔽も悪いため、島等の障害物を生かしながら母艦をこまめに動かす事が重要である。常に距離をできるだけ詰めて攻撃サイクルを高め、火力を出すべき相手を吟味し、最短距離で敵に侵入しながら一回一回の攻撃を丁寧に当てる事が求められると決して初心者向けとは言えないが、空母の運用に慣れた艦長になら多彩な展開で活躍が可能だろう。
**史実 [#History]
&size(16){'''''Desire n'a pas Repos ―― "Zeal Does Not Rest."'''''};((「熱意は休み無く」――アーク・ロイヤルのモットー。))
 
ワシントン海軍軍縮条約の下で計画・建造された英国海軍の誇る傑作中型空母として知られ、短いながらも鮮烈な戦歴でもって戦史にその名を刻んでいる。
特徴的なのは、なんと言ってもその「肥満体型」である。建造ドックのスペースの問題から船体を長くできなかった為、縦横比が7.2と、同世代の空母が9~10である事と比べるとかなり太っているように見える。また搭載機数確保の為格納庫を二段式にし、大きくなった機関を収めようとした結果、飛行甲板までの高さが18.3mと同世代の空母と比べ5メートル程高くなってしまう。
その為、アーク・ロイヤルは少々安定性に欠ける船となってしまった。
しかしそこは栄光%%とタダでは転ばない迷走%%の英国海軍。艦体は歪でも、やれる事はしっかりとやっている設計の優秀さが垣間見える。
英国空母独特の装甲は健在。500ポンド爆弾の急降下爆撃や炸薬量750ポンドの魚雷攻撃に耐え、水防・水密区画や機関のシフト配置、弾薬庫・航空燃料庫の位置にもかなり拘っている。
 
そして始まったWW2では、[[Admiral Graf Spee]]や[[Scharnhorst]]、ヴィシー政権下で敵に回った[[Dunkerque]]など多くの艦と矛を交え、特に[[Bismarck]]追撃戦においては艦載機ソードフィッシュによる足止めという極めて重要な戦果を挙げている。
しかし1941年11月、独海軍潜水艦U-81の攻撃によって被雷。1本だけだったのだが、上述の安定性の悪さとモロに食らった事、そして何よりダメージコントロールがお粗末だった事もあり、被雷から15時間後に横転・沈没。
調査委員会の調査結果に基づき、後に建造される航空母艦にはアーク・ロイヤル沈没の教訓を生かした設計が加えられている。
 
艦名は、アルマダ海戦での英国艦隊旗艦、英国初の水上機母艦、次いで当艦で3代目。以後、その名はオーディシャス級4番艦、インヴィンシブル級3番艦へと受け継がれる事となる。
現在建造中のクイーンエリザベス級空母の2番艦"プリンス・オブ・ウェールズ"についても王太子その人((英国王太子は「Prince of Weles」の称号で呼ばれるのが習わしである。蛇足ながら、英国王室の伝統により王太子は海軍での軍歴をお持ちで、2代目Hermesでの勤務も経験している。))が「名前さ、アーク・ロイヤルに変えない?(意訳)」と[[言っていたり>https://www.telegraph.co.uk/news/uknews/theroyalfamily/8487325/Prince-Charles-saves-Ark-Royal.html]]、英国海軍にとっては特別な名前になっているようである。
**小ネタ [#Digression]

搭載機のソードフィッシュは''鋼管帆布張りの複葉機''である。初飛行は1934年。全金属製単葉機が普及し始めるこの頃に開発された布張り攻撃機ということで英国面だのなんだのとバカにされることも多くあるが、開発時点では他国雷撃機と遜色ない性能どころか世界最高と言ってもいい。特に同時期に開発された日本の[[九六式艦上攻撃機>Hosho]]も布張り複葉雷撃機であるし、米国に至っては完全に出遅れていて、1928年開発の[[マーチンT4M>Langley]]を使っていた。1935年開発の[[TBDデヴァステイター>Ranger]]は全金属製単葉機だったが成功作と呼べる機体ではなかった。
ただ、九六式艦攻はすぐに全金属製単葉機である九七式艦攻と交替した((というか元々九六式艦攻は開発に難儀していた九七式艦攻の繋ぎ))のに対して、ソードフィッシュは大戦全期間を通して戦った点ではまさに英国面と言えるかもしれない。
が、意外な事に結構活躍している。
#region(詳細を開く)
何より特徴的だったのが、他国が単葉機に移行する中でも使われ続けたという事だ。
複葉機、つまり・・・
 
まず、その低速性能、それに起因する操縦性と安定性の高さ。
当時の戦闘機ではソードフィッシュが遅すぎて攻撃もろくにできずに追い越す羽目になる。それならばとフラップとランディングギアまで下ろしてギリギリまで減速して撃とうとしたら、やっぱり無理で失速して逆に墜落した、なんて事も。しかも、攻撃できたとしてもパイロットやエンジンなどの致命的な部分以外は布張りなので、弾が突き抜けて穴が開くだけで中々撃墜されない。───と言っても流石に敵が航空優勢を確保しているような状況では棺桶も良い所で、ツェルベルス作戦ではソードフィッシュが独空軍と対空砲の攻撃に遭い全機被撃墜、太平洋戦線では低速で軽快な動きをする零式艦上戦闘機に追い回され壊滅的な被害を出している。
 
そして、揚力が稼ぎ易く発艦に必要な対気速度が低い。それ故に小型の空母は勿論、MACシップと呼ばれる急造護衛空母(普通の商船に飛行甲板をポン付けしただけのシロモノ)でも運用可能だった。加えて通常、対気速度を少しでも稼ぐために母艦は風上に艦首を向けて発艦する((これは現代の空母でも同じである))のだが、最悪追い風でも発艦できた。
また幸運にも敵国である独伊海軍が終戦まで有力な海上航空戦力を持たなかったことで、ソードフィッシュは基本的に味方制空権内で悠々と活動できた。
 
さらに、低速かつ長時間の飛行が可能である為、できるだけ長くその場所に居座りたい哨戒機としてうってつけの性能であった。大戦後半では米国から傑作攻撃機TBFが供与されたため、専ら哨戒機として活躍し、ショート サンダーランド飛行艇と共にUボートの天敵として名を馳せた。
#endregion
ソードフィッシュ以降の後継機開発も当然ながら行われたのだが、(なぜか)大戦中にコイツ以上の高評価を得た機体はない。
後継機アルバコア(なぜかまた複葉機)受領後に「使えねえ」と言ってソードフィッシュに戻した部隊もあったとか。唯一成功と言えなくもない攻撃機はフェアリー バラクーダであるが、世にも珍しい高翼配置の雷撃機と英国面が英国面たる理由を見せつけてくれている。
それ故に、ソードフィッシュは終戦まで主力機として使い倒される事となる。
*編集用コメント [#EditorialComment]
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#endregion

*コメント欄 [#Comment]
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