*秋月型駆逐艦 8番艦 冬月 [#Title]
#attachref(./Fuyutsuki_top_img.jpg,nolink,30%)
#contents
*性能諸元 [#Ability]
RIGHT:&color(DarkGray){編集時 ver.0.0.0.0};
//過去のVerにてTier10でプレミアム艦艇とされていた艦は特別艦艇と言う枠組みに変更されており現在Tier10にプレミアム艦艇は存在していない為ご注意ください。←①
LEFT:・基本性能
//↑② ページ作成時のパッとコピーできるように少々まどろっこしくなっています。今まで通りのページを作りたい場合は←①の行を空白にしたうえで②の「LEFT:」を消去することで対処できます。
|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~Tier|10|~種別|&color(Red){特別艦艇};|
|~艦種|[[駆逐艦]]|~派生元|''-''|
|~国家|[[日本]]|~派生先|''-''|
|>|>|CENTER:SIZE(12):|LEFT:SIZE(12):|c
|~生存性|>|継戦能力|20,300|
|~|装甲|艦首艦尾|19mm|
|~|~|中央甲板|19mm|
|~|~|中央側面|19mm|
|~|~|上部構造物|13mm|
|~|~|砲塔|13mm|
|~|~|防郭|13mm|
|~|対水雷防御|ダメージ低減|0%|
|~機動性|>|機関出力|52,000馬力[hp]|
|~|>|最大速力|33.0ノット[kt]|
|~|>|旋回半径|730m|
|~|>|転舵所要時間|4.5秒|
&br;
|>|>|>|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~隠蔽性|~ |~通常|~火災|~煙幕|
|~|海面発見距離|7.66km|9.66km|2.53km|
|~|航空発見距離|3.58km|5.58km|-|
&br;
|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~射撃管制装置|~船体|~モジュール|~主砲射程|~最大散布界|
|~|-|mod.1|12.4km|62m|
&br;
|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|SIZE(12):|>|CENTER:SIZE(12):|SIZE(12):|c
|~主砲|~船体|~口径|~基数×門数|~最大ダメージ(火災)|~装填|~180度旋回|~弾種|
|~|-|100mm/65|4基×2門|HE弾 1,200(0%)&br;AP弾 1,700|3.0秒|11.3秒|HE type98 &br;AP type98 |
//主砲の口径は口径と砲身長のみを記載し、型は書かない
//弾種はサイズのみ省略して記載、サイズ表記のないものはそのまま記載
//ページの横幅に収まらない場合は口径・弾種の文字サイズを縮小 SIZE(11):
&br;
|>|>|>|>|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~魚雷|~船体|~口径|~基数×門数(片舷)|~最大ダメージ|~装填|~射程|~雷速|~発見|
|~|-|610mm Type93 mod. 3|4基×1門(門)|23,767|104秒|12.0km|67kt|1.7km|
//魚雷を装備していない場合、枠ごと削除
//魚雷の口径は「魚雷発射管の口径+魚雷のモジュール名」
&br;
|>|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~爆雷|~船体|~最大ダメージ|~グループ数|~投下数|~装填時間|
|~|-|4,600|2|8|40秒|
//爆雷を装備していない場合、枠ごと削除
&br;
|>|>|>|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~対空砲|~船体|~距離|~口径|~基数×門数|~継続的秒間ダメージ&br;(爆発ダメージ((斉射1回あたりの爆発数×砲弾1発の爆発半径内秒間ダメージ)))|~命中精度|~有効ゾーン&br;0.1km - |
|~|-|短|25mm/60 Type96 単装|15基×1門|105|95.0%|2.5km|
|~|~|~|25mm/60 Type96 3連装|5基×3門|~|~|~|
|~|~|長|100mm/65 Type98|4基×2門|116&br;(5×1,540)|100.0%|5.8km|
//対空砲を装備していない場合、枠ごと削除
//該当する距離の対空砲を装備していない場合、行ごと削除
//文字数が多くなりがちなので、適宜文字を小さく編集してください
&br;
・アップグレード
|>|>|>|>|>|CENTER:60|c
|BGCOLOR(#eeaaaa):スロット1|BGCOLOR(#eeaaaa):スロット2|BGCOLOR(#eeaaaa):スロット3|BGCOLOR(#aaccaa):スロット4|BGCOLOR(#aaccaa):スロット5|BGCOLOR(#aaccaa):スロット6|h
|○|○|○|○|○|○|
#fold(搭載可能アップグレード){{
搭載可能アップグレード
|BGCOLOR(#eeaaaa):1|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM030_MainWeapon_Mod_I.png,nolink,70%);|主砲兵装改良1|主砲および魚雷発射管の機能停止発生率 -20%&br;主砲および魚雷発射管の抗堪性 +50%&br;主砲および魚雷発射管の修理時間 -20%|
|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM031_SecondaryWeapon_Mod_I.png,nolink,70%);|副兵装改良1|副砲の抗堪性 +100%&br;対空砲座の抗堪性 +100%|
|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM032_PowderMagazine_Mod_I.png,nolink,70%);|弾薬庫改良1|自艦の弾薬庫誘爆率 -70%|
|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM039_CrashCrew_Mod_I.png,nolink,70%);|応急工作班改良1|応急工作班の有効時間 +40%|
//|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM038_Spotter_Mod_I.png,nolink,70%);|着弾観測機改良1|着弾観測機の有効時間 +30%|
|BGCOLOR(#eeaaaa):2|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM020_DamageControl_Mod_I.png,nolink,70%);|ダメージコントロールシステム改良1|浸水発生率 -3%&br;火災発生率 -5%|
|~|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM069_Movement_Mod_I.png,nolink,70%);|機関室防御|主機損傷確率 -20%&br;主機修理時間 -20%&br;操舵装置損傷確率 -20%&br;操舵装置修理時間 -20%|
//|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM041_SonarSearch_Mod_I.png,nolink,70%);|水中聴音改良1|水中聴音の有効時間 +20%|
//|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM040_AirDefenseDisp_Mod_I.png,nolink,70%);|対空防御砲火改良1|対空防御砲火の有効時間 +20%&br;消耗品「対空防御砲火」の準備時間 -10%|
|BGCOLOR(#eeaaaa):3|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM006_MainGun_Mod_II.png,nolink,70%);|主砲改良2|主砲旋回速度 +15%|
//|~|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM012_SecondaryGun_Mod_II.png,nolink,70%);|副砲改良1|副砲最大射程 +20%&br;副砲弾の最大散布界 -20%|
|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM018_AirDefense_Mod_III.png,nolink,70%);|対空砲改良1|優先対空セクターの準備時間 -20%|
|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM033_Guidance_Mod_I.png,nolink,70%);|射撃システム改良1|主砲弾の最大散布界 -7%&br;魚雷発射管旋回速度 +20%&br;副砲最大射程 +5%&br;副砲弾の最大散布界 -5%|
|~|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM070_Torpedo_Mod_IV.png,nolink,70%);|魚雷発射管改良1|魚雷発射管の旋回速度 +20%&br;魚雷発射管に甚大な損傷を受ける可能性 -40%&br;艦載魚雷の雷速(他の補正を考慮しない値) +5%|
|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM037_SmokeGenerator_Mod_I.png,nolink,70%);|発煙装置改良1|スモークの展張時間 +30%&br;&color(Red){スモークの持続時間 -5%};|
//|~|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM028_FireControl_Mod_I_US.png,nolink,70%);|射撃管制室改良1|主砲最大射程 +16%&br;副砲最大射程 +5%&br;副砲弾の最大散布界 -5%|
|BGCOLOR(#aaccaa):4|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM023_DamageControl_Mod_II.png,nolink,70%);|ダメージコントロールシステム改良2|浸水復旧時間 -15%&br;消火時間 -15%|
|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM024_Engine_Mod_II.png,nolink,70%);|推力改良2|最大出力への到達時間 -50%&br;艦が移動を開始する際のエンジン出力を向上|
|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM025_SteeringGear_Mod_II.png,nolink,70%);|操舵装置改良2|転舵所要時間 -20%|
|BGCOLOR(#aaccaa):5|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM026_LookoutStation_Mod_I.png,nolink,70%);|魚雷発見システム|魚雷の強制捕捉範囲を 1.8km という固定値に向上|
|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM027_ConcealmentMeasures_Mod_I.png,nolink,70%);|隠蔽システム改良1|発見距離 -10%|
|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM035_SteeringGear_Mod_III.png,nolink,70%);|操舵装置改良3|転舵所要時間 -40%&br;操舵装置修理時間 -80%|
|~|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM072_AbilityWorktimeBoost_Mod_I.png,nolink,70%);|艦艇消耗品改良1|艦艇の消耗品の動作時間 +10%|
|BGCOLOR(#aaccaa):6|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM013_MainGun_Mod_III.png,nolink,70%);|主砲改良3|主砲装填時間 -12%&br;主砲旋回速度 &color(red){-13%};|
|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM014_Torpedo_Mod_III.png,nolink,70%);|魚雷発射管改良3|魚雷発射管装填時間 -15%&br;魚雷発射管の機能停止発生率 &color(red){+50%};|
|~|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM015_FireControl_Mod_II.png,nolink,70%);|射撃管制装置改良2|主砲最大射程 +16%|
//|~|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM029_FireControl_Mod_II_US.png,70%);|射撃管制室改良2|主砲弾の最大散布界 -11%|
|~|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM074_AuxiliaryArmament_Mod_I.png,nolink,70%);|副兵装改良2|副砲の装填時間 -20%&br;対空兵装による継続ダメージ +15%&br;対空兵装の砲弾の爆発半径内に対するダメージ +15%&br;消耗品「対空防御砲火」を使用中の対空兵装斉射による爆発数 +2|
//アップグレードのパターン一覧から必要なものをコピーしてください。
}}
・消耗品
#fold(搭載可能 消耗品){{
搭載可能 消耗品
|CENTER:36|CENTER:48|CENTER:64|CENTER:36|CENTER:36|CENTER:36|LEFT:420|c
|~スロ&br;ット|消耗品|名称|使用&br;回数|準備&br;時間|有効&br;時間| 効果|h
|~R|&attachref(消耗品/consumable_PCY009_CrashCrewPremium.png,nolink,70%);|[[応急&br;工作班>消耗品#b9a2217d]]|∞|40|5|火災を消化し、浸水を復旧し、損傷したモジュールを修理する。また敵潜水艦の魚雷誘導を阻止する。|
|~T|&attachref(消耗品/Consumable_PCY006_SmokeGeneratorOil.png,nolink,70%);|[[排気発煙装置>消耗品#sb79ad3b]]|4|100|40|艦艇前方から半径 0.45 [km]の視界を遮る煙幕を展開する&br;煙幕持続時間:10 [秒]|
|~Y|&attachref(消耗品/Consumable_PCY022_ArtilleryBoosterPremium.png,nolink,70%);|[[主砲装填&br;ブースター>消耗品#MainGunReloadBooster]]|3|100|15|主砲の装填時間を一時的に-50%にする|
|~U|&attachref(消耗品/TorpedoReloader1.png,nolink,70%);|[[魚雷装填&br;ブースター>消耗品#x432759c]]|3|160|1|魚雷発射管の装填時間を短縮する&br;装填時間:5 [秒]|
//消耗品のパターン一覧から必要なものをコピーしてください。
}}
**ゲーム内説明 [#Explain]
**解説 [#Manual]
ver.15.6にて実装された日本のTier10駆逐艦、プレミアム艦艇。
連続バンドルの最終報酬として購入が可能となっている。
''[[初心者で購入を検討されている方へ>プレミアム艦#ub90aa72]]''
-''抗堪性''
素の状態ではT10としては最早控えめな20,300。これは同型艦の[[秋月>Akizuki]]より少ないが、艦長スキルや旗で強化することで25,000のヘルスになる。
所謂、砲撃型駆逐艦であり、回復を持つ砲駆がひしめく現環境では十分なヘルスがあるとは言い難い。
生存性を補強する消耗品も決して恵まれているとはいえない。イタリア艦艇の多くが持つ排気型煙幕装置こそ持っているが、足回りは絶望的であるくせにエンジンブーストはなく、更には隠蔽も良好とはいえず、総じて抗堪性は高くない。
-''主砲''
秋月や[[北風>Kitakaze]]と全く同じ100mm連装砲4基を構える。DPS及びDPMは北風と全く一緒であり、素の火力だけ見るとT10砲駆としては控えめな値である。
冬月をT10足らしめるの''&color(red){主砲装填ブースター};''を使えるところにある。ブースター使用中は装填時間が半分となるが、スキルやUGで未強化状態でのHE弾DPMは''384,000''にも及び、T10駆逐艦で断トツ、どころか軽巡と比較しても最上位の火力を誇るようになる。貫通力も30mmを超えるため、駆逐艦のみならず巡洋艦にとっても脅威的である。もちろん、戦艦すら無視できない火力となっている。
APに至っては''544,000''とこちらも同格巡洋艦と比較しても最上位クラスのDPMである。無論、''未強化でこの数値''である。貫通力こそ小口径であるため控えめだが、艦上構造物は十分抜けるため、敵の真横を取れた際にはしっかりと使用していくことでダメージが伸びることは覚えておいて損はない。
とはいえ消耗品の数は有限であり、艦長スキルの「管理」で強化したとしても主砲装填ブースターは4回しか使えない。ここぞという場面を見極めて使っていきたい。
#fold("比較対象"){{
---主砲弾のDPM表
|>|>|>|>|CENTER:SIZE(10):|c
|~艦名|~HE弾DPM|~AP弾DPM|
|~冬月(リロブ使用中)|192,000(384,000)|272,000(544,000)|
|~[[Marceau]]|253,714|336,000|
|~ [[Småland>Smaland]] |247,059|296,471|
|~[[春雲>Harugumo]]|240,000|340,000|
|~[[Laffey]]|216,000|252,000|
|~[[疾風>Hayate]]| 209,189 | 214,054 |
|~[[Smolensk]]|384,000|554,667|
秋月型の発展形である春雲も当艦同様APのダメージの伸び方が著しい。日本の駆逐100㎜砲はHEとAPのダメージ差が他国に比べて大きく、適切なタイミングで刺していくことの重要性が分かるだろう。
装填ブースター使用中の火力はsmolenskと同程度。ちなみにsmolenskのDPMはver.15.6時点で全巡洋艦中、HE2位、AP5位である。
}}
-''魚雷''
多くの高Tier日本駆逐が備える93式酸素魚雷を有している。4門しかないが消耗品の「魚雷装填ブースター」を所持しており、有限ではあるが短時間に8射線を流すことが可能。使用感としては[[夕雲>Yugumo]]とほぼ同等と言える。
門数の少なさからか装填時間は素で104秒と若干短く設定されており、比較的気軽に流していけるだろう。射程も12kmと十分に長い。
-''対空火力''
ほぼ秋月と同等である。つまりT10駆逐としてはそこまで高くない。
とはいえ冬月の上に張り付いていたくないと思わせる程度の火力はある。
過信は禁物だが適宜オンオフを切り替えて使っていきたい。
-''機動性''
''&color(red){絶望的};''の一言に尽きる。
秋月同様、素で33kn。旗で強化することで34.7knとなるがエンジンブーストを持っておらず''それ以上にならない''。
駆逐艦に一度補足された最後、逃げることは難しい。それどころか巡洋艦からも逃れられないことの方が多い。
旋回半径も小さくなく、また転舵時間も長いため機動性はT10でも屈指の低さ。下手すればT10最低の機動性と言っても過言ではない。
前述した抗堪性の低さの大部分はここに由来する。
踏み込むラインを見誤れば死の手から逃れることは容易ではない。火力に酔って接敵するタイミング、超えて良いラインを見誤らないように注意したい。
-''隠蔽性''
秋月から悪化し7.66kmとなっている。最大まで強化することで6.2kmまで縮まる。
砲駆としてもやや悪めで春雲とほぼ同等。
前述した足回りの悪さから被発見は死につながりやすいため、煙幕の使い所には気をつけたい。
-''総評''
機動性を捨て、瞬間火力に全てを振り切った駆逐艦である。
消耗品を切るタイミングを間違えたら水底とキスするのは容易であり、運用については慎重を要する。
秋月ツリー全てに言えることだが、当艦は更に繊細な脳筋を煮詰めたような仕上がりになっている。
生存性の大部分を排気煙幕に頼っている都合、管理の取得はしっかりと検討すべきだろう。生存性だけでなく、火力アップにも繋がる。
火力に溺れ、溺死しないよう心掛けさえすれば敵にとってこの上ない脅威となる艦艇である。
手に入れた艦長は是非乗りこなしてほしい。
**史実 [#History]
冬月は昭和18年(1943年)5月8日、舞鶴海軍工廠で起工された。当初は三菱長崎造船所での建造が予定されていたが、艦型変更と戦時急造の線表改訂により舞鶴への移管が決まった。船体各部の簡略化が進められ、秋月型前期艦に比べて建造効率が向上した。昭和19年(1944年)1月20日に進水し、同年5月25日に竣工した。竣工と同時に第十一水雷戦隊に編入され、訓練と慣熟航海に充てられた。戦局が厳しさを増す中で、対空火力の強化されたこの艦は、遅ればせながら日本海軍の防空戦力の一翼を担うこととなった。
~冬月が本格的な戦闘に参加したのは、竣工から数ヶ月後の昭和19年10月であった。遠州灘で米潜水艦トレパンによる雷撃を受け中破し、呉で修理を余儀なくされた。この損傷は冬月の最初の試練となったが、艦の頑丈さを示す結果ともなった。修理完了後の昭和20年(1945年)初頭には、内海での訓練と哨戒任務に従事した。
冬月の最も激しい戦闘は、昭和20年4月の天一号作戦(坊ノ岬沖海戦)である。大和を旗艦とする海上特攻部隊の一員として、第二水雷戦隊に所属し、大和の直衛を務めた。米第58任務部隊の艦載機による猛烈な空襲の下、冬月は至近弾や機銃掃射を受け、小規模な火災や浸水が発生したものの、機関や兵装に致命的な損傷はなく戦闘を継続した。対空戦闘で奮戦し、大和沈没後は旗艦機能を継承した矢矧の生存者や、大和の生存者の救助に当たった。数百名の将兵を収容し、佐世保へ帰投した。この海戦で秋月型の中でほぼ無傷に近い状態で生還した冬月は、不沈艦に近い働きを見せた。海戦後、冬月は第三十一戦隊に編入され、門司を拠点に関門海峡や対馬海峡方面の哨戒任務に就いた。
~終戦直後の昭和20年8月20日、冬月は門司港内で触雷し、艦尾を切断される大破を喫した。ポツダム宣言受諾直後の出来事であり、その損傷ゆえに戦後の復員輸送(特別輸送艦任務)に参加することは叶わなかった。損傷艦として工作設備を活かした掃海部隊の支援任務(母艦任務)に充てられた後、昭和20年11月20日に除籍された。
昭和23年(1948年)5月までに上部構造物を撤去され、若松港(現・北九州市若松区)の軍艦防波堤として沈設された。涼月、桃型駆逐艦柳とともに防波堤の中核をなし、洞海湾の防波に寄与した。後にコンクリートで覆われ、現在もその船体は「軍艦防波堤」として埋没した状態で眠っている。冬月は、戦時中の激戦を潜り抜け、戦後の復興期にまで資材として役立った、数奇な運命を辿った艦であった。
**小ネタ [#Digression]
#fold(モデル関係){{
竣工時に装備していたスノコ型の21号電探は昭和19年10月の被雷((被害確認用の写真に、防諜用の塗り潰しで若干隠れながらも21号電探が薄っすら写る。))以降にラッパ型の22号電探へと換装された。明確な実施日は不明だが上限を装備が増強されたS20年4月までの間と絞り込めば、この修理で合わせて交換されたと考えるのが妥当だろう。なお、換装と同時に13号電探も背負う位置に追加し、[[他の冬月型>Fen Yang]]と同じく22号電探1基・13号電探は7月設置分と合わせ2基体制となったのでモデルのような電探構成になった時期はない。
~被雷で艦首を破損し修復した過程から、舷外電路も張り方が修理前後で異なる。モデルはアンカーレセスから角度を付けた被雷前の設置方法をベースにしている。
~たびたび増備した機銃のうち、最終時までの艦橋横三連装機銃台有無(三連7基説)に関しては、宵月・夏月・花月と同様に装備したと記す資料が大半だが、春月と同じくモデルのような形で単装機銃を並べたとする資料も少数ながら存在する。写真を参照してみると、S20年9月15日に撮影された写真には機銃台が明確に写るが、8月の触雷で失われたはずの艦尾がなぜか健在で被写体が冬月か疑わしい((所在の門司には姉妹艦の夏月もいた。ただし被写体の電探支柱の形状や哨信儀の設置位置、塗装などの特徴は夏月ではなく冬月と一致する。そもそも撮影とされるUSSヘイブンは9月11日、沖縄から長崎に到着して以来同地で捕虜解放や原爆治療・調査にあたっていた記録があるため行動が撮影日と合わない。よって日付の誤りも指摘できる))。それより後の掃海活動に従事した頃に撮影された冬月と確定しているものでは機銃台を確認できないが、武装の陸揚げに合わせて撤去していた可能性もあるため参考にならない。曖昧さから、WoWsの機銃状況はレイテ前後の仕様と見ることも出来れば単装増設説を採った最終仕様とも解釈できる。
}}
実装記念に日本公式Xで[[プラモデルプレゼントキャンペーン>https://x.com/WOWSAPACJA/status/2085682382095671606]]が開催された。
*編集用コメント [#EditorialComment]
#fold(''編集用のコメントはこちら''){{
#pcomment(./編集用,reply,5)
}}
*コメント欄 [#Comment]
#pcomment(./コメント,reply,15)