Paolo Emilio

装甲偵察艦計画案 パオロ・エミリオ

性能諸元

･基本性能

　
･アップグレード

搭載可能アップグレード

搭載可能アップグレード

1		主砲兵装改良1	主砲および魚雷発射管の機能停止発生率　-20% 主砲および魚雷発射管の抗堪性　+50% 主砲および魚雷発射管の修理時間　-20%
		副兵装改良1	副砲の抗堪性　+100% 対空砲座の抗堪性　+100%
		応急工作班改良1	応急工作班の有効時間　+40%
2		ダメージコントロールシステム改良1	浸水発生率　-3% 火災発生率　-5%
		機関室防御	主機損傷確率　-20% 主機修理時間　-20% 操舵装置損傷確率　-20% 操舵装置修理時間　-20%
		エンジンブースト改良1	エンジンブーストの有効時間　+30%
3		主砲改良2	主砲旋回速度　+15%
		対空砲改良1	優先対空セクターの準備時間　-20%
		射撃システム改良1	主砲弾の最大散布界　-7% 魚雷発射管旋回速度　+20% 副砲最大射程　+5% 副砲弾の最大散布界　-5%
		魚雷発射管改良1	魚雷発射管の旋回速度　+20% 魚雷発射管に甚大な損傷を受ける可能性　-40% 艦載魚雷の雷速(他の補正を考慮しない値)　+5%
		発煙装置改良1	スモークの展張時間　+20%
4		ダメージコントロールシステム改良2	浸水復旧時間　-15% 消火時間　-15%
		推力改良2	最大出力への到達時間　-50% 艦が移動を開始する際のエンジン出力を向上
		操舵装置改良2	転舵所要時間　-20%
		爆雷改良１	爆雷数　+2
5		魚雷発見システム	魚雷の強制捕捉範囲を 1.8km という固定値に向上
		隠蔽システム改良1	発見距離　-10%
		操舵装置改良2	転舵所要時間　-40% 操舵装置修理時間 -80%
		艦艇消耗品改良1	艦艇の消耗品の動作時間　+10%
6		主砲改良3	主砲装填時間　-12% 主砲旋回速度　-13%
		魚雷発射管改良3	魚雷発射管装填時間　-15% 魚雷発射管の機能停止発生率　+50%
		射撃管制装置改良2	主砲最大射程　+16%
		副兵装改良2	副砲の装填時間　-20% 対空兵装による継続ダメージ　+15% 対空兵装の砲弾の爆発半径内に対するダメージ　+15% 消耗品「対空防御砲火」を使用中の対空兵装斉射による爆発数　+2

･消耗品

搭載可能 消耗品

搭載可能 消耗品

スロ ット	消耗品	名称	使用 回数	準備 時間	有効 時間	効果
R		応急 工作班	∞	40	5 (7)	火災を消化し、浸水を復旧し、損傷したモジュールを修理する。また敵潜水艦の魚雷誘導を阻止する。
T		排気発煙装置	5	140	35 (42)	艦艇前方から半径 0.51 [km]の視界を遮る煙幕を展開する 煙幕持続時間：10 [秒]
Y		緊急エンジン出力	5	140	50 (65)	艦艇の最大速度を一時的に向上させる 最大速度の上昇率：25 [%]

注：括弧内は各レアアップグレード搭載時の値

ゲーム内説明

パオロ・エミリオは比較的大型で極めて高速な「装甲偵察艦」の計画案であり、強力な主砲を備えていました。本案はアンサルド社により UP 39 計画に基づいて開発され、カピターニ・ロマーニ級軽巡洋艦の開発に活かされました。

解説

イタリアTier9プレミアム駆逐艦。v0.9.9 (2020年10月) にて実装。ゲーム内説明や小ネタからうかがえるとおり、大型駆逐艦である。
研究局にて43,000研究ポイントで取得。

• 主砲
  AP弾はなく、HE弾とSAP弾というイタリア駆逐構成。
  SAP弾の貫通力は38mm、戦艦・巡洋艦の舷側主要装甲部以外は貫通できる*1。
  HE弾最大ダメージは同格3位、DPSは同格2位、DPMは同格最下位。
  火災発生率はやや高めだが、投射量が低いので1分あたりに発生しうる火災数でいうと同格最下位。
  　
  装填時間は10.7秒、特化時でも8.05秒と発射レートは同格最下位。
  射程は11.3kmと短くこれに劣るのは独欧駆と伊駆のみ。砲主体で立ち回るのなら上級射撃は必須だろう。一応ユニーク艦長ならキルを取れれば射程を伸ばせる。
  射角は優秀で、全門指向できるのは前方27°、後方34°。
  総じて日駆12.7cm砲のように瞬間火力で勝負していく性能である。
  　
• 魚雷
  4連装の発射管が前部片舷限定×2+後部両舷射出可×1（片舷8門）の構成。
  同格日駆のType 93 mod.3（12km魚雷）と威力・雷速・被発見距離が同じ。
  射程は6.0kmで通常の隠蔽雷撃はできないが、後述の移動煙幕から隠蔽雷撃が可能。
  日駆魚雷相当ということで威力はトップ、リアクションタイムは長め。
  装填時間は総発射管数が多いためか夕雲よりやや長い120秒。特化で91.8秒まで縮む。
  2基8本当てればほぼフルへ状態のこいつ以外全ての戦艦が確殺、1基4本で沈む戦艦も多い。
  隠蔽ギリギリから煙幕を焚きつつブーストで突撃し、3km程度まで近づいて魚雷をぶち込むアサシンスタイルはこの船の強力な攻撃法である。
  　
• 対空
  夕雲より弱く、Mogadorより良い。つまり同格最底辺クラス。
  主砲が両用砲なのだが長距離砲としては射程が短く4.6 kmしかない。
  ver.0.10.11からナーフされて対空射程が2kmになった。敵の戦闘機すら落とすのが困難になるので空母に粘着されたらどうすることもできない
  航空被発見距離よりは長いので、始めはオフにしておいた方がいいだろう。
  対空隠蔽よりも短いので常時オンでも問題はなくなった。しかし戦艦の対潜機に反応してしまうのでいっそのこと常時オフのほうがいいだろう
  　
• 抗堪性
  HPは実装駆逐艦で春雲に次ぐ。ただし回復込みでは同格ソ駆逐にも負ける。
  Khabarovskほど広くないが舷側に60mm装甲を持ち、砲塔や司令塔にも同様の装甲が施されている。
  この部位は駆逐はもちろん大型巡洋艦や独巡のHE弾さえシャットアウトでき抗堪性を高めてくれる。
  しかしAP弾の信管が作動するということでもあるので、独駆米巡でこいつと出くわしたらAP弾を積極的に使っていくといいかもしれない。
  　
• 機動性
  最大船速43.5ktはMogadorと並び同格トップタイ。旗+後述のエンジンブーストで56.7ktに増速する。
  転舵時間5.3秒はUdaloiとならんで同格ワースト2位タイ。
  旋回半径810mはぶっちぎりの同格最下位でほとんどの同Tier巡洋艦（大型巡洋艦およびソ巡を除く）にも劣るのだが、これは43.5kt時でありきちんと減速すれば割と曲がる。
  　
• 隠蔽性
  ソ駆仏駆の仲間で同格底辺グループ。被発見距離は最良値で海面7.1km、航空2.9km。
  　
• 消耗品
  • エンジンブースト
    速力の増加率が25%と仏駆以上に優遇されている（通常の駆逐艦は+8%）。
    使用回数も5回と多いが（通常は3回）、そのかわり動作時間が50秒と短く（通常は120秒）、準備時間は140秒とやや長い（通常は120秒）。特殊UGで動作時間を65秒まで伸ばすことができ、9-10km走ることができる。
  • 発煙装置
    伊巡同様の排気発煙装置であり、50kt超えの煙の塊となって4-5kmの距離を走ることができる。
    動作時間は35秒で高Tier伊巡より5秒短く、持続時間は同じ、準備時間は140秒とGoriziaと同じで伊巡ツリー艦より40秒短い。使用回数が5回と多く、準備時間・使用回数とも同じエンジンブーストとセットで使用できる。
    煙幕内射撃時の被発見距離は同Tier大型駆逐艦相応となっており巡洋艦ほど煙幕内射撃に気を使わなくてよい。
    ただし、レーダーやソナーには無効化されるため、それらを使える敵の配置には気を付けて使おう。

前述の通り本艦は、主砲、魚雷、対空のどれを取っても非常に強力であるとは言い難いため、この2つの消耗品の使い方が生存や戦果に直結する。
　

• 艦長スキル
  予防整備専門家: 船体が大きくモジュール破損が非常に多いため
  素早く静かに: 旗込みで巡航速度49.3kt、エンジンブースト時61.7ktになる。
  魚雷装填手: COOPで会敵時に装填を間に合わせるには魚雷特化必須
  消耗品強化:排気煙幕の動作時間を延長することで強襲が行いやすくなる。できれば旗もほしいところ。
  その他駆逐艦の定番スキルの多くがマッチする。
  　
• 総評
  露駆逐と仏駆逐を足して3で割って、伊ツリーの特徴であるSAPと移動煙幕を更に足したような船である。
  露駆のように裸踊りをするには砲射程や弾道、修理班が足りなく
  仏駆逐のように急襲をするには魚雷射程や砲のDPMが足りない。
  帯に短し襷に長しのような船であり、適宜戦況にあった運用が求められる。
  露駆や仏駆にはない特技として、移動煙幕を使った魚雷急襲がある。
  上手く決めれば敵を葬ることこそたやすいのだが、駆逐枠であるというのが大問題である。
  前述の通りの抗堪性があっても、所詮は駆逐である。下手に動いていれば、沈むのが他の駆逐よりちょっと遅いだけで結局すぐに沈む。
  そのため下手に突撃をしても、相打ちや瀕死になってスポットが困難になる。そうなれば戦局は不利になるため、たとえばレーダーやソナーを持つ敵の配置等、マップの状況を見て行うか慎重に判断しよう。

史実

小ネタ

本艦はアンサルド社がソ連に提案したという「装甲嚮導駆逐艦」をベースに WG が設計したもので、WG の説明によれば設計図その他資料はサンクトペテルブルクの海軍公文書館に保管されているらしい。カピターニ・ロマーニ級に似ている・設計に活かされたなどの設定は WG の世界線によるもので件の計画案とは似てもいないそうだ。（WG History Q&A, copied from Privateer discord (reddit)）
「パオロ・エミリオ」という艦名はカピターニ・ロマーニ級の一隻に採用される予定だった（建造中止）。

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