Småland

ハッランド級駆逐艦 2番艦 スモーランド HSwMS Småland J19

性能諸元

･基本性能

･アップグレード

搭載可能アップグレード

搭載可能アップグレード

1		主砲兵装改良1	主砲および魚雷発射管の機能停止発生率　-20% 主砲および魚雷発射管の抗堪性　+50% 主砲および魚雷発射管の修理時間　-20%
		副兵装改良1	副砲の抗堪性　+100% 対空砲座の抗堪性　+100%
		弾薬庫改良1	自艦の弾薬庫誘爆率　-70%
		応急工作班改良1	応急工作班の有効時間　+40%
2		ダメージコントロールシステム改良1	浸水発生率　-3% 火災発生率　-5%
		機関室防御	主機損傷確率　-20% 主機修理時間　-20% 操舵装置損傷確率　-20% 操舵装置修理時間　-20%
		エンジンブースト改良1	エンジンブーストの有効時間　+30%
		警戒レーダー改良1	警戒レーダーの有効時間　+20%
3		主砲改良2	主砲装填時間　主砲旋回速度　+15%
		対空砲改良1	優先対空セクターの準備時間　-20%
		射撃システム改良1	主砲弾の最大散布界　-7% 魚雷発射管旋回速度　+20% 副砲最大射程　+5% 副砲弾の最大散布界　-5%
		魚雷発射管改良1	魚雷発射管の旋回速度　+20% 魚雷発射管に甚大な損傷を受ける可能性　-40% 艦載魚雷の雷速(他の補正を考慮しない値)　+5%
4		ダメージコントロールシステム改良2	浸水復旧時間　-15% 消火時間　-15%
		推力改良1	最大出力への到達時間　-50% 艦が移動を開始する際のエンジン出力を向上
		操舵装置改良1	転舵所要時間　-20%
		爆雷改良1	爆雷数　+2
5		魚雷発見システム	魚雷の強制捕捉範囲を 1.8km という固定値に向上
		隠蔽システム改良1	発見距離　-10% 空母中隊の発見距離　-10% 自艦を攻撃中の敵が射撃した砲弾の最大散布界 +5%
		操舵装置改良2	転舵所要時間　-40% 操舵装置修理時間　-80%
		艦艇消耗品改良1	艦艇の消耗品の動作時間　+10%
6		主砲改良3	主砲装填時間　-12% 主砲旋回速度　-13%
		射撃管制装置改良2	主砲最大射程　+16%
		魚雷発射管改良2	魚雷発射管装填時間　-15% 魚雷発射管の機能停止発生率　+50%
		副兵装改良2	副砲装填時間　-20% 対空継続ダメージ　+15% 対空砲弾の爆発によるダメージ　+15% 消耗品「対空防御放火」を発動中に対空兵装の斉射によって生成される爆発数　+2

･消耗品

搭載可能消耗品

搭載可能消耗品

スロ ット	消耗品	名称	使用 回数	準備 時間	有効 時間	効果
R		応急 工作班	∞	40	5	火災を消化し、浸水を復旧し、損傷したモジュールを修理する。また敵潜水艦の魚雷誘導を阻止する。
T		緊急エンジン出力	4	100	60	艦艇の最大速度を一時的に向上させる 最大速度の上昇率：30 [%]
Y		修理班	3	80	14	自艦のHPを回復する 回復量：最大HPの 1.0 [%/秒]
U		警戒 レーダー	3	120	20	一定範囲内のすべての敵艦を探知する 敵艦捕捉距離(水上)：7.50 [km]

ゲーム内説明

ハッランド級駆逐艦2番艦のスモーランドは、1951年にイェーテボリのエリクスベルク造船所で起工され、1952年10月に進水し、1956年1月に就役しました。スウェーデン海軍司令官のストレンベク提督が、本駆逐艦の「名付け親」となりました。本艦は姉妹艦ハッランドと同じ駆逐艦戦隊で運用されました。本艦は1979年に退役し、1984年7月に登録を抹消された後、1987年に博物館船としてイェーテボリ海事センターに引き渡され、現在もこの地で展示されています。

解説

同tierで同型艦のHallandとのスペック上の差異を中心に記述。

• 主砲
  基本的にHallandより優秀。装填はHallandはもちろんのこと、tier9プレミアム駆逐のFrieslandよりも早い1.7秒。高DPMで名高いDaringやAP弾では劣るがHE弾ではHarugumoをも上回るDPMを持つ(がMarceauよりはさすがに低い)。
  射程は同国籍高tier駆逐2隻の中間ほどである11.4kmである。
  Hallandも同様なのだが、主砲の前に対潜ミサイルがあるせいで真正面に射撃できない射角が存在する。
  具体的には7.4km以内の船体正面約15度は主砲が発射不可能になる。
  Hallandよりも近距離での射撃機会が多いことから戦いに影響が出やすいため、頭に入れておくべきだろう。
  　
• 魚雷
  Hallandと比較して2本少ない8射線。5連装と3連装が1基ずつ。射程は3km短く雷速は10ノット遅い76ノット(それでも十分速い)で、代わりに被発見距離はHallandより0.2km短い1.6km。威力や浸水率は同じである。
  　
• 対空
  基本のダメージ量はHallandと同じだがこちらには消耗品「対空防御砲火」が搭載されていない。
  　
• 抗堪性
  体力の数値はHallandと全く同じで消耗品による回復量も同じ。
  　
• 隠蔽性
  Hallandより微妙に劣っており、最良値が6.1kmなのでHalland、DaringやGrozovoiといった最良6km勢にも先手を取られ、Z-52やHarugumo相手でも同時に互いを発見することになる。しかし搭載している消耗品「警戒レーダー」を使用すれば7.5km先の敵を発見可能なので、それも加味すれば決して悪い数値ではないだろう。
  　
• 機動性
  素の機動性はHallandと全く同じ。エンジンブーストを使わなければtier10駆逐でも最下位クラスの機動性である。
  しかしエンジンブーストが非常に特殊な仕様で、効果時間が60秒と非常に短い代わりに最高速度+30%（通常は8%）、クールタイムが100秒（通常120秒）で使用回数が通常仕様より1回多い。
  ブースト時の最高速力は信号旗込みで47.3ktsと48kts近くにもなり、追いつける艦がKhabarovskや仏駆しかいないレベルの最高速度を発揮する。
  効果時間もレアUGで多少伸ばせるが短いことには変わりないので使用タイミングは見計らう必要がある。
  　
• 消耗品
  Hallandとの違いは仕様の違うエンジンブーストと、対空防御砲火の代わりに警戒レーダーを持っていること。ここではレーダーについて記述。
  捕捉距離7.5km、動作時間20秒という数値はYueyangのものと補足距離は同一だが動作時間が5秒短い、あちらは煙幕とトレードである上に魚雷が駆逐艦に当てられない。砲レートが優秀で高雷速魚雷を持ち、元から煙幕がない本艦とのマッチ度はYueyangよりも高いだろう。
  参考になる記事：パンアジアページのレーダー駆逐考察
  　
• 総評
  砲撃、雷撃、対空、隠蔽などの様々な要素が高水準の性能でまとまった駆逐艦である。
  砲のDPMの高さを活かす射撃特化ビルド、その射程の長さを活かす上級射撃ビルド、修理班の回復量を最大まであげる生存優先ビルド、ブーストの加速を活かす推力特化ビルドなど人によって多様な選択肢が考えられ、どれも議論に値するほど有用である。
  基礎性能の高さに加えて、レーダー、修理班、特殊エンジンブーストの消耗品はどれも強力であり、
  特に被発見と共にレーダーを使用して対面駆逐の隠蔽を剥がし、高DPMによる砲戦を強制的に仕掛けることができるのはSmåland特有の強味である。
  一方で明確な欠点としては煙幕を持たない点があげられる。
  迂闊な位置取りで発見されれば、四方から集中砲火を浴びて修理班を使う間もなく沈むこともある。
  ミスの許されない上級者向けの艦ではあるが、ポテンシャルは非常に高い。
  乗りこなすほどに楽しめるだろう。

史実

小ネタ

　1951年に建造が開始され、1952年に進水、1956年にスウェーデン海軍に就役した彼女は、その現役期間に3度の近代化改修が施されたのち、1979年に現役から外されて、1984年に除籍された。
　その後1987年にスウェーデン第二の都市イェーテボリ Göteborgs にあるイェーテボリ海事博物館に引き渡され、2020年現在に至るまで博物館船として余生を過ごしている。
　Texas、Salem、Belfast、Haida、Blyskawica等と同様の、現存する記念艦/保管艦のプレミアム艦である。

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