*ウダロイ級駆逐艦[#a99451ac]
 
#attachref(./s_udaloi.jpg,nolink,30%)
 
#contents
*性能諸元 [#Ability]

RIGHT:&color(DarkGray){編集時 ver.0.9.5};

・基本性能
|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~Tier|9|~種別|通常艦艇 |
|~艦種|[[駆逐艦]]|~派生元|''[[Ognevoi]]''|
|~国家|[[ソ連]]|~派生先|''[[Grozovoi]]''|
|>|>|CENTER:SIZE(12):|LEFT:SIZE(12):|c
|~生存性|>|継戦能力|(A) 16,000&br;(B) 18,800|
|~|>|装甲|13-19mm&br;・防郭 mm&br;・艦首・艦尾 19mm&br;・砲郭 19mm&br;・装甲甲板 19mm|
|~|対水雷防御|ダメージ低減|(A-B) 0%|
|~機動性|>|最大速力|40.0ノット[kt]|
|~|>|旋回半径|610m|
|~|>|転舵所要時間|(A) 7.5秒&br;(B) 5.3秒|

&br;
|>|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~隠蔽性|~ |~通常|~副砲|~主砲|~火災|~煙幕|
|~|海面発見距離|9.2km|-|-|11.2km|3.33 km|
|~|航空発見距離|3.2km|-|0.0km|6.2km|-|

&br;
|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~射撃管制装置|~船体|~モジュール|~主砲射程|~最大散布界|
|~|A-B|mod.1|11.0km|98m|
|~|~|mod.2|12.1km|106m|
&br;
|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|SIZE(12):|>|CENTER:SIZE(12):|SIZE(12):|c
|~主砲|~船体|~口径|~基数×門数|~最大ダメージ(火災)|~装填|~180度旋回|~弾種|
|~|A-B|130mm/55|3基×2門|HE弾 1900(8%)&br;AP弾 2600|5.0秒|9.0秒|HE-46&br;SAP-46|
//主砲の口径は口径と砲身長のみを記載し、型は書かない
//弾種はサイズのみ省略して記載、サイズ表記のないものはそのまま記載
//ページの横幅に収まらない場合は口径・弾種の文字サイズを縮小 SIZE(11):
&br;
//副砲を装備していない場合、枠ごと削除
&br;
|>|>|>|>|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~魚雷|~船体|~口径|~基数×門数(片舷)|~最大ダメージ|~装填|~射程|~雷速|~発見|
|~|A|533 mm 53-49M|3基×3門(6門)|14600|77秒|8.0km|66kt|1.4km|
|~|~|533 mm 53-39 mod. 4|~|15100|~|10.0km|60kt|1.2km|
|~|B|533 mm 53-49M|3基×5門(10門)|14600|134秒|8.0km|66kt|1.4km|
|~|~|533 mm 53-39 mod. 4|~|15100|~|10.0km|60kt|1.2km|
//魚雷を装備していない場合、枠ごと削除
//魚雷の口径は「魚雷発射管の口径+魚雷のモジュール名」
&br;
|>|>|>|>|>|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~対空砲|~船体|~距離|~口径|~基数×門数|~爆発数|>|~秒間ダメージ|~命中精度|~有効ゾーン|
|~|~|~|~|~|~|~爆発半径内|~継続的|~|~|
|~|A| 短|12.7mm DShKM-2B|6基×2門|>| -| 84|95.0%|0.1-1.5km|
|~|~| 中|37mm 46-K|2基×2門|>|~| 39|100.0%|0.1-3.5km|
|~|~| 長|130/55mm B-2-U|3基×2門| 2| 1610| 60|100.0%|0.1-6.0km|
|~|B| 短|25mm 2M-3|7基×2門|>| -| 105|95.0%|0.1-2.5km|
|~|~| 中|37mm 46-K|2基×4門|>|~| 53|100.0%|0.1-3.5km|
|~|~| 長|130/55mm B-2-U|3基×2門| 2| 1540| 60|100.0%|0.1-6.0km|
&br;
・アップグレード
|>|>|>|>|>|CENTER:60|c
|BGCOLOR(#eeaaaa):スロットA|BGCOLOR(#eeaaaa):スロットB|BGCOLOR(#eeaaaa):スロットC|BGCOLOR(#aaccaa):スロットD|BGCOLOR(#aaccaa):スロットE|BGCOLOR(#aaccaa):スロットF|h
|○|○|○|○|○|○|
#region(搭載可能アップグレード)
搭載可能アップグレード
|BGCOLOR(#eeaaaa):A|&attachref(アップグレード/MainWeapon1.png,nolink,70%);|主砲兵装改良1|主砲および魚雷発射管の機能停止発生率 -20%&br;主砲および魚雷発射管の抗堪性 +50%&br;主砲および魚雷発射管の修理時間 -20%|
|~|&attachref(アップグレード/SecondaryWeapon1.png,nolink,70%);|副兵装改良1|副砲の抗堪性 +100%&br;対空砲座の抗堪性 +100%|
|~|&attachref(アップグレード/PowderMagazine1.png,nolink,70%);|弾薬庫改良1|自艦の弾薬庫誘爆率 -70%|
|BGCOLOR(#eeaaaa):B|&attachref(アップグレード/MainGun2.png,nolink,70%);|主砲改良2|主砲装填時間 &color(red){+5%};&br;主砲旋回速度 +15%|
|~|&attachref(アップグレード/Guidance1.png,nolink,70%);|射撃システム改良1|主砲弾の最大散布界 -7%&br;魚雷発射管旋回速度 +20%&br;副砲最大射程 +5%&br;副砲弾の最大散布界 -5%|
|~|&attachref(アップグレード/AirDefense2.png,nolink,70%);|対空砲改良2|対空砲座の最大射程 +20%|
|BGCOLOR(#eeaaaa):C|&attachref(アップグレード/MainGun3.png,nolink,70%);|主砲改良3|主砲装填時間 -12%&br;主砲旋回速度 &color(red){-13%};|
|~|&attachref(アップグレード/Torpedo3.png,nolink,70%);|魚雷発射管改良3|魚雷発射管装填時間 -15%&br;魚雷発射管の機能停止発生率 &color(red){+50%};|
|~|&attachref(アップグレード/AirDefense3.png,nolink,70%);|対空砲改良3|対空砲座の秒間平均ダメージ +20%|
|BGCOLOR(#aaccaa):D|&attachref(アップグレード/DamageControl1.png,nolink,70%);|ダメージコントロールシステム改良1|浸水発生率 -3%&br;対水雷防御ダメージ軽減率 -3%&br;火災発生率 -5%|
|~|&attachref(アップグレード/Engine1.png,nolink,70%);|推力改良1|主機損傷確率 -20%&br;主機修理時間 -20%|
|~|&attachref(アップグレード/SteeringGear1.png,nolink,70%);|操舵装置改良1|操舵装置損傷確率 -20%&br;操舵装置修理時間 -20%|
|BGCOLOR(#aaccaa):E|&attachref(アップグレード/DamageControl2.png,nolink,70%);|ダメージコントロールシステム改良2|浸水復旧時間 -15%&br;消火時間 -15%|
|~|&attachref(アップグレード/Engine2.png,nolink,70%);|推力改良2|最大出力への到達時間 -50%&br;艦が移動を開始する際のエンジン出力を向上|
|~|&attachref(アップグレード/SteeringGear2.png,nolink,70%);|操舵装置改良2|転舵所要時間 -20%|
|BGCOLOR(#aaccaa):F|&attachref(アップグレード/ConcealmentMeasures_1.png,nolink,70%);|隠蔽システム改良1|発見距離 -10%|
|~|&attachref(アップグレード/LookoutStation_1.png,nolink,70%);|目標測距装置改良1|敵艦艇の強制捕捉範囲 +50%&br;最大目視範囲 +20%&br;魚雷捕捉範囲 +20%|
|~|&attachref(アップグレード/SteeringGear3.png,nolink,70%);|操舵装置改良3|転舵所要時間 -40%&br;操舵装置修理時間 -80%|
#endregion

・消耗品
#fold(搭載可能消耗品){{
搭載可能消耗品
|CENTER:36|CENTER:48|CENTER:64|CENTER:36|CENTER:36|CENTER:36|LEFT:420|c
|~スロ&br;ット|消耗品|名称|使用&br;回数|準備&br;時間|有効&br;時間| 効果|h
|~R|&attachref(消耗品/consumable_PCY009_CrashCrewPremium.png,nolink,70%);|[[応急&br;工作班>消耗品#b9a2217d]]|∞|40|5|火災を消化し、浸水を復旧し、損傷したモジュールを修理する。また敵潜水艦の魚雷誘導を阻止する。|
|~T|&attachref(消耗品/SmokeGenerator2.png,nolink,70%);|[[発煙装置>消耗品#he28a71e]]|2|160|20|自艦を中心に半径 0.45 [km]の視界を遮る煙幕を展開する&br;煙幕持続時間:93 [秒]|
|~Y|&attachref(消耗品/Consumable_PCY015_SpeedBoosterPremium.png,nolink,70%);|[[エンジン&br;ブースト>消耗品#ia76b51d]]|2|120|120|艦艇の最大速度を一時的に向上させる&br;最大速度の上昇率:8 [%]|
|~U|&attachref(消耗品/Consumable_PCY010_RegenCrewPremium.png,nolink,70%);|[[修理班>消耗品#yd3903f6]]|2|80|28|自艦のHPを回復する&br;回復量:最大HPの 0.5 [%/秒]|
|~I|&attachref(消耗品/Consumable_PCY011_AirDefenseDispPremium.png,nolink,70%);|[[対空防御砲火>消耗品#ha0a8983]]|4|80|40|継続ダメージ +50%&br;砲弾の爆発によるダメージ+300%|
}}

**ゲーム内説明 [#m733d0d6]
ウダロイ級駆逐艦(プロイェークト35)は、1941年以前に設計されたものとしてはソ連で最も先進的な駆逐艦です。大型であり、駆逐艦としては極めて高い速力を備えおり、砲力においては諸外国の競合艦の大半を凌駕していました。
**解説 [#e7cf8051]
ソ連Tier9駆逐艦。
実装時から様々な変更が行われ、2017年3月のバージョンアップによりサブツリーへ移動したのを始め、消耗品「修理班」の追加、HE弾の強化などが施された。
 

-''抗堪性''
B船体HPは18,800と高く、ver.0.8.0にて[[Ognevoi]]とともに消耗品「修理班」が独立スロットに追加された事で生存性は高くなった。またHPの割に船体の大きさはOgnevoiと殆ど変わらず砲駆としては小柄な方である。
本艦は船体を更新すると魚雷搭載数が変更される船で、敢えてA船体を選ぶ理由があるがHP16,000と[[Ognevoi]]より100劣り舵の効きも悪くなる事に注意。


-''主砲''
[[Ognevoi]]の後期主砲と同じものが1基増え、装填速度が悪化するが3基6門に強化されている。また、主砲の威力が1,600から1,900に強化された事とUG「主砲改良3」を搭載可能になるため高いDPMを出す事が出来る((素のDPMは[[Tashkent]]と同じで同格中間あたり))。ソ駆のアイデンティティたる良好な弾道性能も相まって砲戦能力では同Tier駆逐艦の中ではトップクラスであった……のだが他競合砲駆逐艦の火力は凄まじく、それらとの撃ち合いは慎重になるべきだろう。
射程は後期射撃装置で12.1kmはこのTier帯で考慮すれは少々不足気味である。後述する隠蔽性の悪さも考えて遠距離射撃での運用を行う場合は艦長スキル「上級射撃訓練」が必須となるだろう。
 
 
-''魚雷''
A船体で3基×3門(片舷6門)、B船体で3基×5門(片舷10門)となる魚雷発射管を搭載しており、艦首側の左右にそれぞれ片舷のみ射出可能な発射管が1基づつ、艦尾側に両舷に射出可能な発射管が1基の配置になっている。
A船体の装填時間は[[Mogador]]と並ぶ同格トップクラスだが、B船体の装填時間は同格ワーストクラスに大きく悪化する((但しワーストはこちらより30秒以上遅い[[Johnston]]や[[北風>Kitakaze]]。))。
船体を振り回す事で[[島風>Shimakaze]]と同じ最大15射線を流せ、装填特化にすると固有島風mod.3とほぼ同じ時間投射量になる。しかし悪隠蔽から敵駆逐艦が居ると雷撃は難しいのはネック。発射が許された時のパワーは高い。

--53-49M
初期魚雷である。0.9.5よりそれまでの後期魚雷が初期魚雷となり射程が8.0kmに延伸されギリギリ実用範囲になった。
 
--53-59 mod.4
[[Tashkent]]の前期魚雷の射程を伸ばしたモデル。初期魚雷から比較すると雷速を落とした代わりに威力と射程が向上する。それでも威力は下から3番めと高くはない。射程は2km延長され10kmとなり隠蔽雷撃がよりやりやすくなった。
また前級[[Ognevoi]]と比べると、隠蔽悪化に対して隠蔽猶予は2.8kmと伸びており、隠蔽で勝れる大型艦相手には隠蔽雷撃しやすくなったと感じるだろう。


-''対空火力''
同格の中では平均的な性能を有しているが、ver.0.8.7時点では(例え対空防御砲火があっても)貧弱としか言いようがない。空母がいる戦場では単独での行動は避け、艦隊行動を意識しよう。
 

-''機動性''
[[Ognevoi]]から速度は上昇し40ノットの快速となり、旋回性能は[[Tashkent]]に勝るが咄嗟の魚雷回避は難しい機動性である事は変わらない。しかし、マッチングする艦の中には本艦より優速な仏駆や伊駆の出現で以前のような優位性は失われてきている。
 

-''隠蔽性''
隠蔽距離は9.2km(最良7.2km)という、嚮導駆逐艦[[Tashkent]]((Tashkentがバフで同等の隠蔽になった))と変わらない隠蔽性の悪さに雷駆相手に苦戦を強いられるのは間違いない。ただし、実装時に比べて修理班の追加や主砲のバフを受けているため昔に比べたら戦いやすくなった方である。
以前はA船体の隠蔽が8.6km(最良6.8km)というB船体と隠蔽が異なるというこの船のみの特徴があったが0.11.8で修正された。
 

-''総評''
終点の[[Grozovoi]]まであと一歩のところまで来て難易度が高めな船に乗る事になるのが本艦である。
重い舵、最悪の隠蔽性を抱えてどう戦うのか苦戦するだろうが反面、強力な武装と豊富な消耗品と高い速力によるポテンシャルは非常に高い。片舷10射線だが3基15門の魚雷を使う機会があれば惜しみなく使い、その際に負った手傷を修理班で修復するようなアグレッシブに戦うやり方や[[Tashkent]]のような遠距離を中心とした運用もアリ。序盤は敵の動きを観察しつつ相手駆逐艦を牽制する動きを取り、中盤あたりから徐々に押し込んでいくタフネスなやり方がベストだろう。

**史実 [#v9426e8a]
1930年代後半、ソ連海軍は多数の7型([[グネフヌイ級>Gnevny]])および7U型(ストロジェヴォイ級)駆逐艦を保有していた。しかし両級は艦隊運用において数々の問題を発生させており、これはソ連海軍にとって悩みの種であった。
この問題を解決するための新型駆逐艦として、30型([[オグネヴォイ級>Ognevoi]])の建造が1939年10月に承認され、39年から41年にかけての二ヵ年計画で30隻を量産する運びとなった。
しかしこの期待の新型駆逐艦、建造に着手する頃には既に、
-船体にリベット工法が用いられている。
-対空戦闘に対応していない主砲を搭載している。
-消磁装置が搭載されていない。
-その他諸々

といった大小様々な問題点が指摘されており、竣工もしないうちから『時代遅れ』の烙印を押されてしまっていた。結果としてソ連はまたしても「問題を解決するための新型駆逐艦」を必要とする事態に陥ってしまったのである。
 
こうして設計されることになった「新型駆逐艦」こと35号計画艦は、
-航洋性の改善。いかなる気象状況下においても兵装の使用および作戦行動を可能とすること。また、砕氷能力も付与すること。
-速度の向上(38ノット未満は不可)。
-水上艦艇のみならず爆撃機や襲撃機との交戦も可能にする130mm両用砲を計6門搭載すること(艦首2基4門、艦尾1基2門)。
-5連装魚雷発射管を中心線に1基、左右両舷に各1基ずつ装備すること。
-航続力は15ノットから16ノットの巡航速度で6000浬とし、20日間の作戦行動が可能であること。

等々、数多くの要件を全て満たすものでなければならなくなり、必然的にかなり大型の駆逐艦として計画が進められることとなった。
35号計画艦の設計作業は第32中央設計局と第190造船所の双方に命じられ、二つの組織による競作という方式が採られた。
1940年11月に両者の完成案を吟味した海軍造船局の決断は「第32中央設計局の設計案をベースにさらなる発展型を設計し、それの建造を承認する」というものであった。
#region(両完成案の諸元)
||BGCOLOR(#f0f8ff):第32中央設計局案|BGCOLOR(#fffff0):第190造船所案|BGCOLOR(#CCC):海軍造船局案(D-35)|
|~基準排水量|2370t|2650t|データなし|
|~満載排水量|3130t|3382t|2720t|
|~全長(水線長)|116.2m(111.0m)|125.0m(118.0m)|データなし(106.5m)|
|~全幅(水線長)|12.0m(11.6m)|12.5m(12.2m)|11.4m(データなし)|
|~喫水|4.15m|4.22m|4.15m|
|~機関出力|80000hp|84250hp|72000hp(ディーゼル)|
|~最高速度|>|>|40ノット|
|~航続距離(巡航速度)|>|6000浬(16ノット)|7150浬(16ノット)|
|~兵装|>|>|130mm連装両用砲B-2-U 3基|
|~|>|>|37mm連装機関砲66-K 2基|
|~|>|>|12.7mm連装機関砲DShKM-2B 6基|
|~|5連装発射管 1基(船体中央部) 3連装発射管 2基(左右両舷)|3連装発射管 3基(船体中央部)|5連装発射管2基(船体中央部)|
|~乗員|304名|307名|288名|
&color(Silver){ 一度は第32中央設計局の案を承認した海軍造船局であったが、どうも大馬力の主機が果たして本当に完成するか不安になってしまったようで、後に「D-35」なるディーゼル機関搭載バージョンを自分たちで設計している。 };
#endregion
これに従って主機が第190造船所案のものへと換装されたり、魚雷発射管の装備数と配置が「3連装発射管を中心線上に3基搭載」へと改められたり、艦尾のデザインを30型をベースとしたものへと改設計するなどしたものが完成案となり、1941年中に第190造船所において「ウダロイ(勇敢)」と「ウダルノイ(衝撃)Ударной/Udarnoy」の二隻が起工されることになった……のだが、大祖国戦争が勃発した結果建造作業は完全に凍結されてしまった。
&br;
ソ連の建艦リソースを「新型駆逐艦」へと割り振る機会は1942年に入り北部の戦線が安定するまで訪れることはなく、訪れた頃には既にそれまでの戦訓によって35号計画艦は『時代遅れ』の烙印を押されてしまっており、「新型駆逐艦」の座から蹴落とされてしまっていた。
「新型駆逐艦」ではなくなった35号計画艦はもはやその価値を失っており、ソ連海軍の興味は既に新たな「新型駆逐艦」へと移っていた。
こうして、35号計画艦はあえなく廃案となることが決定されたのである。
(もっとも、35号計画艦の航洋性と船体強度はそれまでの戦訓によって「不十分」と見なされるようになっていたので、廃案となるのも致し方ないと言えば致し方ない。ソ連海軍は北太平洋や北海のような荒れた海で行動する海軍なのである)

#region(後続艦「40号計画艦」と30-bis型(スコーリィ級))
用済みになった35号計画艦に変わる新たな「新型駆逐艦」であるが、これは40号計画艦と命名され、
-凌波性の更なる向上。
-45mm高射機関砲の搭載による防空能力の向上。
-レンドリースによってもたらされたアメリカ製品の知見に基づいた電子機器の搭載や機関の性能向上。

といった新要素が盛り込まれることになった。
必要な要素を全て満たそうとした結果、35型駆逐艦と同程度の大型駆逐艦として設計が始まったハズが基準排水量3,200t超え(満載なら4,000t超え)にまで肥大化してしまい、結果「速やかに外洋艦隊を建設したい」というスターリンの欲求に反する存在となってしまい、45年9月に開発計画は強制終了させられてしまった。
結局足掛け6年続いた「ソ連海軍の新型駆逐艦探し」は振り出しへと戻ることになり、30型を手直しした30-bis型(スコーリィ級)が戦後ソ連海軍を支える「新型駆逐艦」となったのである。
#br
なお、スコーリィ級は「ソ連/ロシア海軍史上最も同級艦が量産されたフネ」という栄冠を手にした模様。
#endregion
**小ネタ [#r6ef4e04]
-装填技術はどこへ
以前はOgnevoiの主砲装填も5秒だったのだが、Ognevoiが砲駆へと転換された際、モデリング変更は流石に不可能な為、主砲2基のまま装填速度を3.8秒にバフする形となった。この為、''同型砲なのに前級から装填速度が2割以上悪化する''((1割悪化するパターンは他にもある))という摩訶不思議な自体となっている。

*編集用コメント [#ua0ce1db]
#region(''編集用のコメントはこちら'')
#pcomment(./編集用,reply,15)
#endregion
 
*コメント欄 [#hf68ffa9]
#pcomment(./コメント,reply,15)