Tier10 ポーランド 重戦車
スペック
車体装甲厚(mm) | 220/110/90 | 本体価格(シルバー) | 6,100,000 | |||
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最高速度(km/h) | 前進 | 35.0 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 10~11 | ||
後退 | 14.0 | 派生元車輌 | 50TP | |||
発見可能範囲(m) | 静止時 | 403.53 | ||||
移動時 | 424.46 |
パッケージ
60TP E:186,860 S:6,100,000 |
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E:必要経験値
S:購入シルバー
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
60TP | MT-50TM | 152 mm J 2 | 60TP Lewandowskiego | 60TP Lewandowskiego | 2,600 | R-113 | |
780 | 24 / [17.33] | 260/150/100 | 730 | ||||
12.97 | 1.3/1.8/3.1 | 20 | 390 |
砲性能
主砲性能 | ||||||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 攻撃半径 | 砲弾速度 | 砲弾射程 | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
152 mm J 2 | AP HEAT HE | 1,620 15G 1,370 | 250 317 90 | 750 750 950 | --- --- 3.66 | 900 900 900 | 720 720 720 | 2.78 | 2,085 | 3.00 | 0.39 | 30 | +20/-8 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
Tier 10ポーランド重戦車。
1950年代、軍学生レヴァンドフスキが設計した60トン級戦車の計画案である。 - 火力
- 152 mm J 2
これまでドイツ車両のみが有していた重戦車最大威力の単発750ダメージの大口径砲である。
PC版では大口径砲でありながら装填が早く優秀なDPMを有していたが、CS版はnerfされて同格重戦車の平均程度に落ち着いている。
しかしながら優秀な単発火力と耐久力の高さから、重戦車同士での削り合いでは依然として優位に立てる主砲であると言えるだろう。
また照準精度も0.39と大口径の割に優れた値であり、俯角は前身から引き続き-8°あるため地形適応能力も高い。
一方で、照準時間と移動時の照準拡散は同格重戦車内において最低クラスの値と劣悪である。
このことからとっさの射撃や走行間射撃、機動戦には向いていないと言える。
特に課金弾のHEAT弾は空間装甲に弱いことやAP弾のような標準化が無いことから、場合によってはAP弾で射撃したほうが良いという場面も存在する(大口径故にAP弾の標準化効果が高い)。
他の車輌のものよりも課金弾より通常弾の方が効果的な場面が多い主砲であることを覚えておこう。
またHE弾は単発950ダメージと高威力であり、貫通力も90mmと高いため様々な場面で活躍する。貫通の見込めない敵には積極的に使用していこう。
ただし総弾数は30発と少な目で、弾種配分はよく吟味する必要がる。
- 152 mm J 2
- 装甲
装甲に関してはソ連車輌に似た装甲配置を有しており、いくつかの弱点は存在するものの優秀。また、耐久力も同格重戦車の平均以上の値を有しており、装甲と合わせて非常に打たれ強い。- 砲塔
砲塔正面の装甲厚は220~260mmあり、砲身を中心に鋭く傾斜しているため大部分が実質400mm以上の防御力を発揮する。
また、砲塔側面の前半部分は真横からでも300mm近い装甲厚になるため、多少のよそ見程度では貫通されることはない。砲塔側面後半部分は180mm程度、砲塔背面部は100mm程度となっている。
弱点としては正面から向かって右上の220mmのキューポラが挙げられるが、非常に小さいため狙うのは難しい。
また、防盾下の垂直部分は260mmであるため、同格の課金弾ならば貫通できる。
防盾の真上の天板は50mmだが傾斜85°前後で露出しており、口径150mmを超える大口径砲又はHEAT弾での撃ち下ろしで貫通が可能。
これらの弱点はハルダウン時に最大俯角を取ることでほとんど隠れるので、優秀な俯角と合わせてハルダウンが非常に強力である。 - 車体
車体正面上部は160mm厚の傾斜装甲であり実質装甲厚は400mm程度に達する。
AP・APCR弾の標準化込みで340mm前後と強固だが、密着状態での課金弾による撃ち下ろしなどには耐えられないので注意したい。
車体上部のドライバーハッチは傾斜が緩いため240mm前後と薄い上、操縦手負傷の可能性もある弱点である。
正面左右の傾斜部分は70mm厚と他より薄いが、鋭い傾斜がかかっているため真正面から貫通されることはない。
しかし、豚飯の角度を取るとHEAT弾に対しては250mm程度の装甲厚となり、容易に貫通されるのに注意。
また、左右の傾斜部分の上端から車体側面方向に続くターレットリング部分は、豚飯の角度をとると270mm前後となり貫通されるおそれがある上、
向かって左側に車長が、右側に砲手が配置されており、貫通されてどちらかが負傷するとただでさえ今一つな砲性能が更に低下してしまう。
その奥には弾薬庫の判定もあるらしく、ターレットリングは隠れた弱点と言える。
車体正面下部は前身に比べ小型化したが、傾斜込みで200mm厚程度と格下にも簡単に抜かれてしまう。
また、この装甲の背後には弾薬庫が配置されているため本車両の最大の弱点となっている。絶対に敵に晒さないよう注意しよう.
車体側面はどこも100mm以上の装甲で、豚飯の角度を取るには十分な値である。
しかし、車体側面の後半部上端の傾斜部分は天板の延長で装甲厚が50mmしかない。甘い角度での豚飯はこの部分が大きく露出するので注意。
- 砲塔
- 機動性
機動力に関しては前進速度35km/h、出力重量比12.97と決して高くはないが同格重戦車の平均程度を確保している。
特に同格の大口径重戦車の中ではObj. 705Aに次ぐ上位に位置している。
後退速度は14km/hと同格重戦車と比較してわずかに負けている。また、車重60tと重装甲の割には軽めである。
これに合わせてエンジンの出力も低いため重装甲車両と力比べをすると押し負ける可能性が高い。至近距離での戦闘時には崖や水辺を背にしないよう注意が必要である。 - 総論
本車両はソ連の防御力、ドイツの火力、アメリカの俯角を併せ持ったような魅力的な重戦車に仕上がっている。
特に単発火力の大きさと高いDPM,照準精度の高さは対峙する相手からするとかなりの脅威である。
硬い砲塔と優秀な俯角を活かしたハルダウンも突破が難しく、前線を支えるという重戦車の役割を十分に果たす事ができるだろう。
一方で、ハルダウンできない市街地などでは弱点の多い豚飯で戦わなくてはならず、貫通力の低さから戦果は伸び悩み、常に最適な弾種を選択しなくてはならないなど、乗りこなすためにはプレイヤーの理解と高い技能が求められる車輌でもある。
幸い悪くない機動力と主砲の精度を持つため遠近様々な距離での戦闘が可能であり、戦況への対応能力は高い。自身の長所短所を把握した上で、常に有利な状況に敵を引き込むよう意識するとよいだろう。
史実
60TP Lewandowskiegoは、ワルシャワ軍事技術アカデミーの士官候補生リチャルド・レヴァンドフスキによって 1956年に開発された重戦車の計画案であり、200mm厚の装甲を備えた60トン級の戦車でした。
開発は草案の段階で中止されました。