AMX 50 Foch B

Tier 10 フランス 駆逐戦車 / 略称：Foch B / 日本語表記：AMX 50 フォッシュ B

サイドスカートが追加され側面の予備履帯が後ろ側に寄ったのと塗装の細部が極僅かに変わっただけで、Fochと形状自体に大きな変更はない。
ちなみにサイドスカートに当たり判定はない。主砲がFochの砲と同じ形状になった以外は置き換え前のFoch (155)と全く同じ見た目である。

スペック(v1.24.1)

車体

武装

エンジン

履帯

無線機

乗員

拡張パーツ

	Class1		×		×		Class1		Class1		Class1
	×		×		Class1		Class1		Heavy

隠蔽性

派生車両

射界

開発ツリー

車両に関する変更履歴

解説

• 概要
  v0.9.20でAMX 50 Foch (155)との置き換えで追加されたTier10フランス駆逐戦車。
  Foch対戦車自走砲に自動装填装置を搭載した計画案である。
   

• 火力
  • 120 mm AC SA46
    単発火力400を6発装填できる自動装填砲で弾倉合計攻撃力は2,400とまさに圧巻。装填時間は38秒と長いが、弾倉合計火力の高さに比べると短く、DPMに換算すると3,000と全車両の中でも上位にはいる。連射間隔は2秒と短いため、合計10秒で先の弾倉火力を吐き出すことができ瞬間火力の点で見ても優秀である。連射間隔の短さから初弾で履帯を切り修理直後に次弾で再び履帯を破壊できれば完全に足が止まった相手に残りの4発を叩き込む事ができる。また、単発砲が相手ならばダメージ交換にも強い。
    砲性能に関しても前身から照準時間、精度、拡散など全体的に向上しており取り回しはかなり良い。ただし連射間隔も短くなっているため連射時には照準の絞りが間に合わず、遠距離からの狙撃などでは性能を活かし切れないのはこれまで通り。

    弱点としてはTier8から据え置きの単発火力と貫通力の低さが挙げられ、Tier10駆逐戦車としては致命的な短所である。とはいえ同格の万能型重戦車程度ではあるため全く戦えないという訳ではない。また、射界と俯角の狭さも相変わらずである。

    砲弾の諸性能に関してもこれまで通り性能に変化はない。貫通力は課金弾のAPCRでようやく及第点といった程度。潤沢なマガジン弾数と弾倉攻撃力もあって、格下や損耗した同格ならば通常弾でもそれなりの確率で撃破まで持っていけるが、より確実な戦果を求めるならば課金弾の多用は避けられないだろう。
    総弾数は72発まで増加しているが装填数が増えたため12セット分しかなく、弾種の配分の自由度は低下している。場合によっては弾切れも起こりうるので注意が必要。

     

• 装甲
  耐久力は1850と同格駆逐戦車の中でも低め。
  装甲に関しては前身から側面装甲が10mm増厚され80mmとなった以外に変化はない。Tierが上がった分、相対的には弱体化しており上部の弱点なども相変わらずで自走砲に対する耐性なども低い。基本的には遠距離戦や奇襲時の甘い敵弾を弾く程度と考え、装甲を前提にして動かないほうが良いだろう。

  モジュールや搭乗員の配置もそのままであるが、何故かエンジンと履帯の耐久力が大幅に上昇しており、MausやE 100といった同格の攻撃的重戦車と同じ最高クラスの値を誇る。特に履帯に関しては野戦改修と拡張パーツで強化すれば大口径砲にも一撃で破壊されなくなるため、固定砲塔の駆逐戦車としては大きなメリットと言える。

   

• 機動性
  前身からエンジン出力はそのままに車重が増え履帯性能も悪化したため、全体的に機動力は低下しており速めの重戦車程度となっている。それでも駆逐戦車の中では機動力が高い部類であり、正面装甲の厚さを考えると優秀な値である。
  固定砲塔の宿命として接近戦は苦手。近付いてくる敵には常に注意を払い、機動戦を仕掛けてくる相手には履帯を切って機動力を下げることで対処しよう。
  長い弾倉交換時間の間に陣地転換をし再び奇襲を仕掛けるなど火力との相性は良い。
   

• 偵察性
  視認範囲と隠蔽率は前身から変化がなく、同格駆逐戦車の中では平均程度。
  先述の通り機動性が低下しており、周囲の偵察性能が上昇していることもあり少し動きづらくなっている。
   

• 総論
  異常とも言える瞬間火力に加え厚い正面装甲と十分な機動力を併せ持った強力な支援型駆逐戦車である。
  特に弾倉合計火力の高さは脅威的であり、Tier10重戦車と言えどこれに耐えられる耐久値を持った車輌は少ない。砲性能の強化も大きく、遠近問わずどの距離からでも戦いやすくなっている。

  一方でTier8から据え置きの貫通力と単発火力は明確な弱点であり、連射間隔が短いとはいえ撃ち切るまでに10秒かかるため一方的に全弾を貫通させられるような機会は限られる。弾倉の一部のみの貫通では本車両の優位が活かせず、かといって正面から無理やりダメージを取りに行くと手痛い反撃を貰いかねない。
  Tierが上がったため前身から変化のない装甲は実質的に弱体化しており、機動力低下の影響も相まってこれまで以上にダメージチャンスを作り出す為の腕が求められるようになったと言える。
  狭い俯角やオートローダーとしては異色の固定砲塔が前線での味方との連携や接近戦を難しくしいる点もこれまで通りの短所である。

  火力の向上と引き換えに装甲と機動性が犠牲になったと見ることができ、バランス良くまとまっていた前身に比べピーキーな車輌になったと言えるだろう。とは言え基本の運用はこれまでと変わらない。
  高い瞬間火力は知れ渡っており、本車両が待ち構えているというだけで敵に対して大きなプレッシャーをかけることができる。強化された火力を存分に活用し倒せる敵を確実に倒すというオートローダーの基本に立ち返ることで戦果を挙げることができるだろう。

史実

AMX 50 フォッシュ(Foch)駆逐戦車に自動装填装置を備えた120mm砲を搭載する計画案です。同じ主砲を採用するAMX 50 120の開発が開始された後、本計画案は潜在的に能力不足であると判断されたため、設計案のみに終わりました。(ゲーム内説明より)

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