Gonsalo

Tier8 イギリス 重戦車 (課金戦車) 日本語表記:

砲身以外はCalibanと同じ外観である。

スペック(v1.17.1.3)

車体

武装

砲塔

エンジン

履帯

無線機

乗員

拡張パーツ

	Class1		Class1		Class1		Class1		Class1		Class1
	×		×		Class1		Class1		Heavy

隠蔽性

車両に関する変更履歴

解説(v1.17.1.3)

• 概要
  v1.17.1.3で追加されたTier8のイギリス課金重戦車。
  2022/08/21のオークションイベントにてフリー経験値で販売された。
  その後は主にガチャの景品として混ぜられている。
  「Gonsalo」はスペイン圏の一般男性名だが、ここでは元となったプロジェクトCalibanに因んでシェイクスピアの戯曲「テンペスト」の登場人物からつけられていると思われる。
  公式による解説記事
   

• 火力
  • QF 120 mm Gonsalo
    単発火力440は同格重戦車の中で上位の値であり、-10°の優秀な俯角*1と硬い砲塔装甲と合わせて高い火力を発揮する。
    一方で、精度と照準時間は最下位レベルであり、車体に起因する拡散値もお世辞にも良いとは言えない値であるためとにかく信頼性に欠ける。例外的に砲塔旋回時の拡散値だけは異常に優秀である。
    通常弾は傾斜に強いAP弾であり貫通力も240mmと高く優秀。ただし通常弾のDPMは同格重戦車の中では平均以下であるため、削り合いになると弱い。
    課金弾は貫通力209mmのHE弾であり、こちらを使用するとDPMは同格重戦車の通常弾の上位に相当する。ただし同格重戦車の中には正面からでは貫通できない車両が多数存在するため、使用には判断力が求められる。
    弾速に関しては、速くはないが近距離の戦闘ならば特に問題はないと言った程度。
    弾種の使い分けが重要であり装填時間も長めであるため装填手スキルの直感と相性が良い。
     

• 装甲
  撃ち上げられる形を取れば優秀な砲塔装甲を発揮する。耐久力は低め。
  車体の側面装甲が中戦車以下であり一部の軽戦車にも負けるほど薄いため、少しでも車体を傾けると履帯ごと側面装甲を貫通されかねない。当然自走砲の至近弾でもかなりのダメージが入るためハルダウン時でも悠長に構える事はできない。
  詳しくはCalibanを参照。
   

• 機動性
  前進後退の速度は重戦車の平均的な値であるが、出力重量比が高いため短距離ならば中戦車の様に機敏に動くことができる。特にハルダウン時の後退や頭出しの場所を変える場面などで威力を発揮する。一方で長距離移動になると物足りなさを感じさせる。例外として登り坂でも減速しにくいため、マップによっては初動の要所確保で優位に立つことがある。
  砲性能の悪さからローギアでの微速前進も活用する必要がある。
  機動力は本車両の強みの一つであるため是非強化したいところだが、先述の通り火力の弱点を補う必要があるため拡張パーツの選択は非常に悩ましい。
   

• 偵察性
  視界は380mと悪くなく、隠蔽率に関しても重戦車の中では優秀。ただし強化している余裕はなく、基本的に最前線で撃ち合うことが多いため生かす機会は余りない。
   

• 総論
  高い単発火力と通常弾貫通力に優秀な砲塔装甲と俯角、短距離に特化した機動力を持った支援型重戦車である。
  と書くと如何にも強そうだがしっかりと砲性能や車体装甲の弱点が邪魔をしており、パンチは弱いが英国車両らしい仕上がりである。
  基本的に最前線でハルダウンで戦う以外の選択肢がないため、ハルダウンできない平地ではほぼ強みがなくなってしまう。
   
  通常弾やHE弾としては高い貫通力も他車両のように課金弾で無理やり貫通するということはできず、砲性能も悪いため小さな弱点を狙うことも難しい。このためハルダウンで石頭戦車と対面すると苦戦を強いられがちである。
  基本的には車体下部や側面など大きな弱点を狙っていく必要があり、そのためには敵弾を弾いて車体を撃ちに行ったり高い瞬発力を活かして側面を突くなどの工夫が必要である。
   
  敵の発砲を確認して撃ちに行くなど味方車両との連携は重要であり、その点はしっかりと支援型重戦車らしい位置づけである。
  通常弾の貫通力と単発火力が高いため、クレジット稼ぎの性能は良いといえる。
  一方で搭乗員が3人しかおらず、通常ツリーの車輌とは異なるため搭乗員育成にはあまり向いていない。
  なお、入手方法が特殊なためか、同格の戦車に比べて内部価格が高い。バリエーション元のCalibanより高く、これまで最高価格であったLöweやT-44-100よりも高額に設定されている。ガチャで被った時はお得。

史実

本車輌の開発は1962年にロイヤル・ミリタリー・カレッジで始まった。
素晴らしい機動性、安定した前面装甲、そして自動装填システムが生み出す圧倒的な火力を備えた車輌として考案され、当初はHE弾のみならず核弾頭も発射できる160 mm砲の搭載が検討されていた。
しかし、核弾頭の製造過程で様々な技術的困難が発生したため、AP弾またはHE弾を使用する120 mm砲の搭載を念頭においた派生型が有力視されるようになり、《Gonsalo》の名称が与えられた。
しかし、採用を予定していた新機軸の多くが当初の想定以上に複雑で採算が取れず、仮に実現に成功したとしても当時すでに生産または開発が進められていた他の車輌よりも優れたものになる確たる保証が得られなかったため、計画が構想段階で頓挫した。
概要を記した設計図が残っているのみで試作車輌の製造には至っていない。
（ゲーム内説明文）

Project Calibanを元にした車輌。
Calibanが160mm砲の搭載が困難かつ革新的すぎる設計の為に頓挫したのは事実。
ゲーム内説明でも触れられている通り、この頃にはChieftainの開発が進められており、120mm砲だとChieftainに対しての優位性が無く新規設計となる本車を開発する必要がなくなってしまうため、Calibanの開発を進めるには160mm砲案しか実質的に無く、120mm案は存在したとしても採用はされなかっただろう。

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