Pz.Kpfw. II Ausf. J

Last-modified: 2024-04-05 (金) 20:07:37

Tier 3 ドイツ 軽戦車 (配布戦車)/ 略称: Pz. II J / 日本語表記: II号戦車J型

Pz.II J-min.PNG
幅広の履帯が特徴的。

HD化以前

shot_001.jpg

スペック(v1.10.0)

車体

耐久値465
車体装甲厚(mm)80/50/50
最高速度(前/後)(km/h)31/12
初期重量(t)17.89
実用出力重量比(hp/t)8.94
本体価格1,000G相当
修理費(Cr)
超信地旋回
 

武装

名称連射弾数/間隔(s)弾倉交換時間(s)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力弾倉合計攻撃力精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)弾倉/総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
2 cm Kw.K. 3810/0.133AP
APCR
23
46
11
11
1100.571.4780
975
10/7003
400
70-10°/+20°
 

砲塔

名称装甲厚(mm)旋回速度(°/s)視界範囲(m)重量(kg)
Pz.Kpfw. II Ausf. J80/50/50403202,000
 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
Maybach HL 45 P16020500
 

履帯

名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
Pz.Kpfw. II Ausf. J18.85324,200
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
FuG 634570
 

乗員

1Commander(Gunner)2Driver3Loader(Radio Operator)
 

拡張パーツ

改良型換気装置Class3装填棒×砲垂直安定装置×改良型旋回機構×改良型照準器×追加グローサーClass3
改良型無線機×車長用視覚システム×改良型モジュール構造×改良型装甲材Class3内張り装甲×
 

隠蔽性

非発砲発砲時
静止時17.39%4.87%
移動時13.05%3.65%
 

車両に関する変更履歴

クリックで表示
v0.9.10HDモデル化
v1.9.0総弾数を400発から700発に変更
修理費用を44%ダウン
HPを260から465に変更

解説

  • 概要
    Tier3のドイツ配布軽戦車
    マッチング優遇があり、Tier4戦場までしかマッチングされない。
    v0.9.18パッチにて全てのTier3車両がTier5と当たらなくなり実質的にマッチング優遇は無くなった。
    当初、入手するには海外で販売されていた物理的なパッケージを購入する必要があったため、戦場で見かける機会は少なかった。近頃ではASIAサーバーやEUサーバー、NAサーバーで不定期的にプレミアムショップで高額抱き合わせ販売などがされることがあるので徐々に数が増えている。
 
  • 火力
    • 2 cm Kw.K. 38
      Tier2のPz.Kpfw. IIで搭載可能なFlak38よりも性能が低く、Tier2のPz. II Dと貫通力や精度は同じである。Tierが高い分、貫通力不足は深刻になる。
       
      APの貫通力がわずか23mmしかなく、同格どころか格下のものでさえ正面装甲を満足に貫通できず、APCRの多用が必須。しかし、金弾ですら正面からでは全く敵わない車両も少なくない。
      足が遅いため側背面に回り込むのは難しく、正面だけに厚い装甲をもつ車両にも苦戦する。全周に渡って50mm以上の装甲をもつMatildaD.W. 2に至っては、APCRでもほとんど攻撃が通らない。
      精度が悪いため、弱点を狙うにしても全弾貫通させるためには近距離で戦わないといけない。
      無理に装甲の厚い敵に手を出そうとせず、なるべく軽装甲の敵を狙おう。
 
  • 装甲
    Tier不相応の重装甲を持ち、AMX 38以上に防御に特化している。HPも465とTier3軽戦車トップであり、タフネスでは他の追随を許さない。
    正面垂直部の装甲厚は80mm、防楯部分は80mmの裏にさらに50mm(上下の端の方は裏も80mm)という防御過剰ぶり。正面の覗視孔も周辺と同様80mm判定であり弱点ではない。
    側面・後面も50mmと分厚く、ほとんど隙がない。昼飯の角度を取ればTier4の通常弾すら弾く事が可能。なお側面の丸いハッチもやはり弱点ではなく50mm判定である。
    機関砲を装備している敵車両ではまず貫通することは不可能。
    しかし、同Tierでも課金弾を使用すれば正面から貫通可能な相手もいるので、あくまでも油断は禁物。
     
    敵として本車に遭遇した場合、この装甲を正面から撃ち抜けるTier3戦車は基本的に駆逐戦車に限られる。もし自車が貫通の低い軽戦車や機関砲装備車両だった場合は手の出しようが無いので、履帯を切って自走砲か駆逐戦車に任せよう。天板は25mmなので、自走砲か山なりに榴弾を撃てる車両なら比較的ダメージは通しやすい。
 
  • 機動性
    Pz.Kpfw. IIのエンジンはそのままに厚い装甲を装備し、車重が倍近くになったため加速は鈍く、最高速度への到達も困難であり、登坂時には速度が一桁にまで落ちる程である。
    ただし、重装甲の割には、履帯や砲塔の旋回速度は低くない。高速戦車に接近されても、車体も一緒に旋回させれば、十分対応することができる。
 
  • 総論
    Tier不相応の装甲により相手を封殺する、全車両の中でも有数の平均勝率を誇る強車両である。
    駆逐戦車と自走砲にさえ注意すれば、同格までなら有り余る装甲を武器に強引な戦い方をする事も出来るが、Tier4戦車とマッチングした場合は貧弱な武装と鈍重な機動性が相まってただの的になってしまう可能性もある。
    格上相手には真正面から戦おうとせず、味方に気を取られている紙装甲の敵や側背面を晒した敵を狙ったり、低貫通の同格以下相手の時のみ強気に前に出る、といった立ち回りや、弱点を狙い撃つ冷静さと細やかさが求められる。
    なお、本車は課金弾を多用する性質上クレジット稼ぎには全く向いていない。そういった用途には使えないものと割り切ろう。
 

史実

PzKpfw II Ausf J.jpg
(ソ連に進駐している最中と思われるII号戦車J型の写真、前照灯や泥除けの前部が失われていたり装備の欠落が多数認められる)

II号戦車J型は1939年12月22日にMAN社とダイムラー・ベンツ社に対し開発が命じられた車両である。
設計思想は可能な限り装甲厚を増やすことのみで、結果として車体重量が18tになってしまい最高速度は31km/hにまで低下した。
ほぼ同時期に全く同じ設計思想を持ったI号戦車F型が開発中だったため部品等の共通化が行われており両車は形状が似ている。
しかし、そのI号戦車F型は元々訓練用車両である時代遅れのI号戦車の改良型でしかなく、性能不足が露呈し他のI号戦車改良型共々量産計画はキャンセルされその煽りを受ける形でII号戦車J型も量産がキャンセルされた。
結局試作生産型として予定されていた30両のうち22両が完成、それらは1943年の東部戦線でテストとして実戦に投入された。

 

参考資料
『ドイツ戦車発達史 戦車ものしり大百科』 斎木伸生 潮書房光人社

情報提供

愚痴や日記など生産性のない話題外部総合掲示板をご利用ください。
マスター(M)バッジ報告専用スレができましたのでそちらへお願いします
使用感や装備など、アーカイブスペック解説に表記されています。
アーカイブ1

※実装または車両性能変更アップデートから3か月以上経過した車両であるため、管理人の提案に基づき新規コメント欄を非表示にします。本車両について語りたい方は外部掲示板を利用してください。