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Black Prince の変更点


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 #contents
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 *Tier 7 イギリス 重戦車 Black Prince (ブラック プリンス) [#k69fddac]
 CENTER:&ref(./image.jpeg,center,nolink,40%);
 
 #br
 ドイツの新式重戦車に対抗可能な17ポンド砲を搭載するため、チャーチルのシャーシを一回り大型化させた試作戦車。
 17ポンド砲を装備しながらも十分な機動力と装甲を持つ[[センチュリオン>Centurion I]]の生産が優先され、ブラックプリンスは開発中止、歩兵戦車という概念自体も終わりを迎えることになる。
 
 #br
 #region(''公式の解説'')
 Black Princeとは歩兵支援用として開発されたChurchill VII重戦車の試作車両です。Churchill VIIを一回り大きくしたシャーシを持ち、強化された砲塔と砲を備えています。購入したてのBlack Princeはかなり鈍重な足回りをしていますが、エンジンなどのモジュールを改良することに先陣を切って戦うことが可能となります
 #endregion
 #br
 *''基本性能(v5.5.0)'' [#p4a5a2ae]
 |CENTER:SIZE(11):140|CENTER:SIZE(11):50|CENTER:SIZE(11):40|CENTER:SIZE(11):60|CENTER:SIZE(11):90|CENTER:SIZE(11):100|CENTER:SIZE(11):40|CENTER:SIZE(11):50|CENTER:SIZE(11):100|c
 |車体|Tier|国籍|タイプ|耐久値&br;&size(9){(HP)};|車体装甲厚&br;&size(9){前面/側面/背面};&br;&size(9){(mm)};|最高&br;速度&br;&size(9){(km/h)};|初期&br;重量&br;&size(9){(t)};|本体価格&br;&size(9){(クレジット)};|h
 |~Black Prince|VII|イギリス|重戦車|1450|152/95/25|20/12|50.65|1,400,000 &ref(KV-1/cra.png,center,nolink,50%);|
 //|~修理費&size(9){(Cr)};|情報待|
 //|~実用出力重量比&size(9){(hp/t)};|00.00|
 #br
 #shadowheader(2,''武装''); [#zb9fff94]
 砲塔:Black Prince
 |CENTER:SIZE(11):20|CENTER:SIZE(11):140|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):50|CENTER:SIZE(11):30|CENTER:SIZE(11):40|CENTER:SIZE(11):40|CENTER:SIZE(11):40|CENTER:SIZE(11):30|CENTER:SIZE(11):30|CENTER:SIZE(11):30|CENTER:SIZE(11):100|CENTER:SIZE(11):60|CENTER:SIZE(11):30|c
 |Tier|名称|>|発射&br;速度&br;&size(9){(rpm)};|弾種|平均&br;貫徹力&br;&size(9){(mm)};|平均&br;攻撃力|DPM&br;&size(9){(HP/分)};|精度&br;&size(9){(m)};|照準&br;時間&br;&size(9){(s)};|総弾数|弾薬費&br;&size(9){(Cr/G)};|重量&br;&size(9){(kg)};|俯&br;仰&br;角|h
 |~VII|OQF 77 mm Gun Mk. II|>|15.79|AP&br;APCR&br;HE|148&br;208&br;20|160&br;135&br;200|2526&BR;2132&BR;3158|0.34|2.3|140|150  &ref(KV-1/cra.png,center,nolink,50%);&br;2800&ref(KV-1/cra.png,center,nolink,50%); 7&ref(KV-1/gda.png,center,nolink,50%);&br;75 &ref(KV-1/cra.png,center,nolink,50%);|681|+20°&br;-8°|
 |~VII|OQF 17-pdr Gun Mk. VII|>|16.22|AP&br;APCR&br;HE|171&br;239&br;20|160&br;135&br;200|2595&BR;2190&BR;3244|0.34|2.3|84|175 &ref(KV-1/cra.png,center,nolink,50%);&br;3200&ref(KV-1/cra.png,center,nolink,50%); 8&ref(KV-1/gda.png,center,nolink,50%);&br;75 &ref(KV-1/cra.png,center,nolink,50%);|826|~|
 #br
 
 #shadowheader(2,''砲塔''); [#h6af3847]
 |CENTER:SIZE(11):20|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|c
 |Tier|名称|装甲厚&size(9){(mm)};&br;&size(9){前面/側面/背面};|旋回速度&size(9){(°/s)};|視界範囲&size(9){(m)};|重量&size(9){(kg)};|h
 |~VII|Black Prince|152/95/95|26|240|10,000|
 
 #br
 #shadowheader(2,''エンジン''); [#qd2bf4a1]
 |CENTER:SIZE(11):20|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|c
 |Tier|名称|馬力&size(9){(hp)};|引火確率&size(9){(%)};|重量&size(9){(kg)};|h
 |~IV|Bedford Twin-Six|375|20|1,531|
 |~V|Rolls-Royce Meteor|600|20|744|
 
 #br
 #shadowheader(2,''履帯''); [#offf5170]
 |CENTER:SIZE(11):20|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|c
 |Tier|名称|積載量&size(9){(t)};|旋回速度&size(9){(°/s)};|重量&size(9){(kg)};|h
 |~VI|Black Prince|53.00|17|10,000|
 |~VII|Black Prince Mk. II|53.00|19|10,000|
 
 #br
 #shadowheader(2,''乗員'');
 +Commander
 +Driver
 +Gunner
 +Radio Operator
 +Loader
 
 
 #br
 #shadowheader(2,''派生車両'');
 派生元:''[[Churchill VII]]''
 //''[[名称]]''
 派生先:''[[Caernarvon]]''
 //''[[名称]]''
 -------------------
 *''開発ツリー'' [#vef1aed6]
 |CENTER:SIZE(8):60|CENTER:SIZE(8):4|CENTER:SIZE(8):60|CENTER:SIZE(8):4|CENTER:SIZE(8):60|CENTER:SIZE(8):4|CENTER:SIZE(8):60|CENTER:SIZE(8):4|CENTER:SIZE(8):60|c
 |BGCOLOR(lavender):''[[Churchill VII]]''|━|BGCOLOR(lavender):''Black Prince''&br;63,720&ref(ソ連/fa.png,nolink,60%);|━|BGCOLOR(lightcyan):&ref(車両ページテンプレート/Gun.png,nolink,50%);&br;OQF 77 mm Gun Mk. II|━|BGCOLOR(lightcyan):&ref(車両ページテンプレート/Gun.png,nolink,50%);&br;OQF 17-pdr Gun Mk. VII&br;15,000&ref(ソ連/fa.png,nolink,60%);|━|BGCOLOR(azure):BGCOLOR(LAVENDER):''[[Caernarvon]]''&br;110,000&ref(ソ連/fa.png,nolink,60%);&br;2,520,000&ref(ソ連/cra.png,nolink,60%);|
 |~|~|~|>|>|>|>|>||
 |~|~|~|━|BGCOLOR(mistyrose):&ref(車両ページテンプレート/turret.png,nolink,50%);&br;Black Prince|||||
 |~|~|~|>|>|>|>|>||
 |~|~|~|━|BGCOLOR(lightyellow):&ref(車両ページテンプレート/engine.png,nolink,50%);&br;Bedford Twin-Six|━|BGCOLOR(lightyellow):&ref(車両ページテンプレート/engine.png,nolink,50%);&br;Rolls-Royce Meteor&br;1,770&ref(ソ連/fa.png,nolink,60%);|||
 |~|~|~|>|>|>|>|>||
 |~|~|~|━|BGCOLOR(#ccffcc):&ref(車両ページテンプレート/suspension.png,nolink,50%);&br;Black Prince|━|BGCOLOR(#ccffcc):&ref(車両ページテンプレート/suspension.png,nolink,50%);&br;Black Prince Mk. II&br;8,600&ref(ソ連/fa.png,nolink,60%);|||
 #br
 &ref(ソ連/fa.png,nolink,60%);:必要経験値
 //&br;?&ref(ソ連/cra.png,nolink,60%);
 //┛┓┗┏┃━┣┳┻┫╋
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 #br
 *解説 [#bc129893]
 Tier7のイギリス重戦車。
 チャーチル7から、最高速度や単発火力は据え置きだが、履帯裏の弱点や俯角等の欠点が改善されたことで扱いやすくなった。
 
 #shadowheader(2,''砲'');
 砲の俯角が-8°と大きく改善し、ハルダウンしやすくなった。
 
 引き継いだ初期砲は[[Comet]]の最終砲と共通で戦えないことはないが、貫通力を立ち回りで補うことは難しい。多く課金弾を準備して早めに最終砲に換装しよう。
 
 最終砲は貫通力が向上するが、単発火力・貫通力ともに同格重戦車の中で最低で、同格重戦車の撃破に10発近い射撃を必要とし、課金弾の使用頻度も高い。
 同格HTとしてはDPMが非常に高く((搭乗員を100%にし、食料を二つ搭載し、ラマーを搭載したときの装填速度は3.1秒となり、1分間に約20発撃つことができ、DPMは&size(17){&color(red){''約3100''};};と驚異の値を叩き出す。また、アドレナリン使用時は2秒近くまで装填速度が短縮される。))、精度・拡散も悪くないので、厚い装甲と高い耐久値を活かして撃ち合いに持ち込めれば高い火力を発揮できるだろう。
 装填速度が高いため履帯ハメに適しているが、モジュールダメージが低いため、一発では履帯切断に至らないことがあるのに注意が必要である。
 
 #br
 #shadowheader(2,''装甲'');
 -''車体''
 前身から装甲厚は据え置きだが、履帯裏の車体装甲が正面装甲並みに改善され、正面からハメ殺されることは少なくなった。
 とはいえ150mm以上にはやはり貫通されるので、むやみに車体を晒すことはなるべく避け、厚い側面装甲を活かした豚飯を徹底しよう。
 
 -''砲塔''
 正面装甲は152mm表記だが、広い範囲が240mmの防盾と追加装甲でカバーされる。特に丸い防盾は格上の弾も弾きうる硬さで、中遠で高い防御力を発揮できる。
 カタログ通りの部分は狭く狙いづらいが、棒立ちすればキューポラ(70mm)と合わせて狙われる。弱点はどちらも非常に小さいのでこまめに動こう。
 側面は据え置きだが、Churchill VIIにあった追加履帯がなくなっている。
 正面が特別硬くなり、また主砲の装填時間が非常に短いこともあるので、よそ見は特に意識しなくてもいいだろう。
 
 #br
 #shadowheader(2,''機動性'');
 旋回速度が大きく改善され、前線でのとっさの動きには余裕ができた。軟地盤での踏破性にも長け、上り坂や軟弱地、水の中でも速度低下が少ない。
 とはいえ最高速度が相変わらず20km/hで足を引っ張るので、これまで同様、先を読んだ行動を心がけよう。
 
 改良エンジンは、初期エンジンと比べて重量半分で馬力2倍という破格の強化がなされるので早めに換装したい。
 
 #br
 #shadowheader(2,''立ち回り方'');
 主砲の単発火力と貫通力が低いため、重戦車ルートの前線はかなり分が悪い。
 ハルダウンでの撃ち合いなら弱点狙撃で削っていけるし、前線が崩れれば側面に入り込んで火力を活かすこともできるが、市街地などターン制の前線では単発の差で押される一方である。
 
 本車の車体装甲とDPMは中戦車相手に光る性能であるので、出来るだけ起伏が多い中戦車ルートに進みたい。
 敵中戦車の貫通が低ければ、味方の壁になりつつ強引に突破して行くことができる。
 格上や同格HT以上は容易に車体を貫通してくるので、ハルダウンを徹底しよう。
 
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 *特徴 [#h7179163]
 //ここには箇条書きでわかりやすく簡潔に入れてください
 #shadowheader(2,''長所'');
 -とても固い砲塔正面と十分な俯角
 -同格HTトップのDPM、RPMと高い精度
 -良好な出力比で、安定した速度が出せる
 -開発モジュールが三つしかないため手間ががかからない
 -厚い側面装甲で豚飯も有効
 -%%早すぎる装填で弾倉装填のないオートローダー%%
 -少し昼飯をするだけでもかなり弾く
 -うまく近接戦に持ち込んで弱点を狙えれば格上とも張り合えるHPとDPM
 //-ISやKV-3よりも&size(5){5mm};厚い側面装甲で豚飯も有効
 
 #shadowheader(2,''短所'');
 -車体正面の脆弱な装甲
 -同格HT最低の単発火力
 -同格HTワースト2位のAP貫通力(最下位は[[こいつ>Predator Ultramarines]])
 -最高時速20km/h
 -後ろ向きの場合は俯角が-2°
 
 #shadowheader(2,''初期の研究'');
 -まずはエンジン、足回りの強化をしよう。
 -実はエンジンはtier6車両[[Cromwell]]のものと共通である。
 --Churchill IでCromwellの最終砲を研究できる。砲とエンジンに互換性があるので並行で開発すると開発が格段に楽になる。
 -&color(Gray){次のCaernarvonが重Centurionと呼ばれるような性質なので慣らしておくと良い。};
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 *歴史背景 [#i2525172]
 #region(開く)
 #ref(./image_0.jpeg,center,nolink,50%);
 CENTER:(画像は[[Wikipedia>https://commons.m.wikimedia.org/wiki/File:Black_Prince_tank.jpg#mw-jump-to-license]]より)
 #br
 [[戦車研究室より>http://combat1.sakura.ne.jp/]]
 イギリス陸軍はティーガー戦車やパンター戦車などのドイツ軍の新型戦車に対抗するため、強力な対戦車砲である17ポンド砲の車載戦車の開発を計画してきた。
 その1つの方法として既存の戦車を拡大するという手法が流行し、クロムウェル巡航戦車を拡大してチャレンジャー巡航戦車を、同じくクロムウェル巡航戦車を改設計してコメット巡航戦車を誕生させた。
 これなら、完全な新型戦車を開発するよりも楽であった。
 
 これは歩兵戦車についても同様で、1943年にチャーチル歩兵戦車の車体を拡大して17ポンド砲を搭載する発展型が開発されることになった。
 この歩兵戦車は当初「スーパー・チャーチル」と呼称されていたが、やがて正式に「ブラック・プリンス」(Black Prince:黒太子)と命名され、「A43」の戦争局制式番号が付与された。
 本車の開発は、チャーチル歩兵戦車と同じくルートンのヴァクソール自動車が担当した。
 
 チャーチル歩兵戦車の全長7.44m、全幅2.74mに対して、ブラック・プリンス歩兵戦車のそれはそれぞれ8.81m、3.44mもあり一回り大きくなっていた。
 逆に全高の方は、チャーチルMk.VII歩兵戦車の3.25mに対して2.74mと低くなっていたが、これは戦訓から車高が低い方が被発見率と被弾率が低下することを学んだためである。
 
 車体の拡大と主砲の強化に伴って当然のことながら車重も重くなり、チャーチル歩兵戦車の約40tに対してブラック・プリンス歩兵戦車では約50tと10tもの増加を見た。
 そのため接地圧減少の目的で履帯幅も広げられ、チャーチル歩兵戦車の約36cmに対してブラック・プリンス歩兵戦車では約61cmと、非常に幅広のものが採用された。
 
 併せてサスペンションも強化改修され、転輪の数が片側1個ずつ増やされている。
 反面、エンジンとエンジン周りのコンポーネントはチャーチルMk.VIIから流用されたものだったため、チャーチル歩兵戦車の路上最大速度が約25km/hであるのに対して、ブラック・プリンス歩兵戦車はわずか約17km/hという遅さだった。
 
 あまりの遅さから開発陣は一時、クロムウェル巡航戦車に採用されたロールズ・ロイス社製のミーティア V型12気筒液冷ガソリン・エンジンへの換装を考えたほどである。
 チャーチル譲りのベドファード社製水平対向12気筒液冷ガソリン・エンジンの最大出力が350hpだったのに比べ、ミーティア・エンジンは実に600hpを絞り出すことができたからである。
 
 幸い、ミーティア・エンジンの原型であるマーリン航空機用ガソリン・エンジンが品不足で、入手が難しかったクロムウェル巡航戦車の開発時とは異なり、ブラック・プリンス歩兵戦車の開発時にはアメリカでのマーリン・エンジンの量産が進捗していたため、エンジンそのものの供給に不安は無かった。
 しかし、もしエンジンの換装となれば関連する全ての補機類も大幅に手直ししなければならず、それには相応の時間も必要となる。
 
 そのため、結局エンジンの換装は断念された。
 ブラック・プリンス歩兵戦車のモックアップは1944年9月に完成し、引き続き1944年10月には軟鋼製の試作第1号車の準備が整ったが、ストゼアット&ピット社での主砲と砲架、防盾部の準備が遅れたため、同車のロールアウトは1945年1月下旬までずれ込んでしまった。
 
 ちなみにストゼアット&ピット社は当時M4中戦車のファイアフライ化や、M10対戦車自走砲への17ポンド砲搭載、チャレンジャー巡航戦車の砲塔製作など、17ポンド砲関連の作業を一手に行っていた砲塔、防盾、砲架メーカーである。
 
 ブラック・プリンス歩兵戦車の砲塔は溶接構造の角張ったもので、砲塔内の乗員配置がそれまでのイギリス軍戦車と逆になっており、車長と砲手が右側、装填手が左側に改められているのが特徴で、以後のイギリス軍戦車は全てこの配置が採られている。
 1945年2月、試作第3号車を使っての射撃試験がルールワースで開始された。
 また併せて走行試験も実施され、上陸用舟艇への搭・下載試験も行われた。
 
 その結果、試作車両に見られる微細な不具合が随所に見られたものの、足が極端に遅いということを除いては重大な欠陥と思われるものは発見されなかった。
 こうしてブラック・プリンス歩兵戦車の開発はそこそこ順調に続いたが、1945年5月30日に試作車6両を揃えたところで、本車は量産に移行しないことが公式に決定されてしまった。
 
 すでに5月8日にヨーロッパでのドイツとの戦いが終結し、太平洋での日本との戦いもすでに先が見えていた。
 しかも日本軍戦車はドイツ軍戦車とは異なり、当時のイギリス連邦軍戦車の主力火砲である75mm戦車砲で充分対抗できる存在であり、17ポンド砲とその搭載戦車は将来予想されるソ連との対決のため、ヨーロッパに控置されるべきものだった。
 
 だがいかんせん、ブラック・プリンス歩兵戦車の路上最大速度約17km/hという劣悪な機動性と、チャーチル歩兵戦車譲りの避弾経始を無視した設計では、噂のスターリン重戦車に対抗できるとは思われなかったことから、このような決定がなされたのである。
 
 また第2次世界大戦中にM3、M4の両アメリカ製中戦車の運用実績から得られた、「優れた中戦車は巡航戦車と歩兵戦車の二役を果たす」という結論も、ブラック・プリンス歩兵戦車の量産中止に大きく影響していた。
 この結果を受けてイギリス軍部は以降同じ17ポンド砲を搭載し、より汎用性に富んだA41センチュリオン巡航戦車の量産に集中することを併せて決定したからである。
 
 #endregion
 
 *紳士による解説 [#v353d861]
 #region(開く)
 やあ。久しぶりだね。
 ところで[[Churchill VII]]からそう時間が経ってない気がするんだが……「研究モジュールが少なかったからかも?」か。確かに君の言う通りかもしれないな。
 これから君に乗ってもらうBlack Princeには改良砲塔が存在しない。気楽に開発を進めてくれたまえ。&color(Gray){恐らくは次に向けてフリー経験値を貯めておけという啓示なのだろうがね。};
 ああそうだ、今日の茶葉は中国種のダージリンだ。
 Black Princeもこの茶葉のように今まで以上にChurchill特有の深みが楽しめると思うよ。
 #br
 #shadowheader(2,''防御性能'');
 #shadowheader(2,''車体'');
 先ず車体だ。
 カタログスペック上は152mm、機銃マウント部や下部が139mm、併せて側面が95mm。装甲厚自体は前身から据え置きだな。
 強いて挙げるとすれば履帯裏が車体下部の延長、139mmとなり目立った弱点では無くなったことぐらいかな。
 #br
 君なら言わずとも分かっているだろうがChurchill VIIの時は漫然と正面を向けるだけでも多くを非貫通に抑えられたこの装甲も相対的に弱体化してしまった。
 tier8車両となると通常弾で貫通200mmに達するものも存在するからね。
 #br
 つまりここに来て今までのChurchillのように車体を堂々と見せつけ昼飯で砲弾を弾く戦い方は難しくなった。…ん?「じゃあどうすればいいのか?」
 いやいや、心配は要らないよ。
 #shadowheader(2,''砲塔'');
 カタログスペック上では砲塔も152mm。……そうだね。Churchill VIIと同じ値だ。''数値上は''ね。
 実際は砲懸架部に&color(Red){240mm};の極厚の防盾が装着され、それを囲む形で&color(Red){240mm};もの装甲が配置されている。それ以外、投影面積にして20%ほどかな? …がカタログにある152mm部分だが砲塔基部には強烈な傾斜がかかっている。
 あまり面積は広くないが防盾と砲塔装甲とが重なる部分は圧巻の&color(Red){''392mm''};に達する。もっとも狙ってここに撃ち込んでくる戦車長なぞ居ないと思うがね。
 #br
 ……話が逸れたな。要するに砲塔で実質152mmの部分は防盾周辺の僅か十数cmと左端下部と右端下部、投影面積にして10%のみ。それ以外の&color(Red){''投影面積にして9割近くは240mm以上''};だ。Churchill Iとは違う、逆装甲詐欺 だな。
 お陰で豚飯時によそ見をする必要が無くなったり、後述するハルダウンが非常に強力な戦術となった。
 ……ん?「イギリスはいつも二枚舌」だって?
 #br
 #shadowheader(2,''主砲'');
 さて、砲についてなのだがまず初期砲。同格中戦車のそれだから貫通力が%%かなり%%低いがRPMが16.47、拡張パーツや常備品で最大18.75にまで達する。もっとも常備品は保護キットと改良燃料で防御力を優先する関係上18.51止まりだと思うがね。構成次第でDPMは2900を超えるということだけは覚えておくといい。
 そして改良砲。装填速度と貫通が大幅に向上する。それでも格上相手にはAPCRを要求されることがあるが…躊躇うな。
 気になるDPMだが、最近のアップデートで強化され、同格HTで堂々たるトップの&color(Red){''2540''};となり、条件次第では&color(Red){''3000''};を超えてくる。つまり、3秒程度で装填を完了するということだ。%%まぁ、いわゆる人力オートローダーということだよ%%
 //低下といってもDPMは同格重戦車中2位だ。不足はしないだろう。
 更に精度が同格重戦車中トップの0.34、収束も2.3秒、拡散率も明言こそされていないが非常に小さい。''向きさえあっていれば当たる''と言っても過言ではない程だ。''+20~-8°''取れるようになった仰俯角と合わさってあらゆる環境での砲戦に対応できるようになった。
 #br
 ……と、良い面ばかりを強調してきたが17ポンド砲、3inch砲を主砲としている重戦車はtier7以降にはBlack Prince以外存在しない。
 つまるところだね……"単発火力が他国に比べ低い"という事なんだ。
 単発交換は苦手 という事だね。そこは立ち回りの項でおいおい説明していこうか。
 #br
 #shadowheader(2,''機動性'');
 さて、機動性についてだが最高速こそ据え置きだが改良エンジンを積む事で大幅に出力重量比が改善する。
 カタログ上では車体旋回速度が前身の[[Churchill VII]]から低下したとされているが余裕のある出力や、極太の履帯が生み出す良好な接地圧を加味すると実際は同等か、それ以上の性能を発揮する。
 君の財布が許すのなら是非改良燃料も積んでおきたまえ。旋回だけでなくハルダウン時や豚飯時の前後運動等も格段にやりやすくなる。
 #br
 #shadowheader(2,''立ち回り方'');
 Churchillの基本に則り頑強な側面を活かした豚飯と昼飯の徹底を……と言いたいところなのだが一部の格上車両は車体正面装甲を易々と貫通してくる。
 昼飯は遮蔽が無い場合の最終手段だと割り切って基本は豚飯の姿勢で車体は強制跳弾角を維持しつつ砲塔だけを向けるか、俯角が8°取れる事を生かしてハルダウンするかが主となる。
 この姿勢でひたすら耐えるのだ。
 240mmに加え凹凸があるためそうそう貫通される事は無い。初期砲の圧倒的RPMで複数の中戦車にダメージをばら撒き、重戦車と駆逐戦車を履帯ハメしアシストダメージを稼ごう。
 改良砲なら課金弾を使用することで自力でダメージを稼ぐこともできる。
 #br
 総括すると砲塔を堂々と見せつけ、紳士として後ろのレディーたちの壁となると言うことだ。
 飛び出し撃ちなぞでは貫通は見込めず、停車して狙いを絞れば1発、2発とBlack Princeの高発射レートが生きてくる。
 …もっとも「もう一発」と欲張り、結果として反撃を受けてしまっては元も子もない。装填中は一度遮蔽や丘陵の裏に隠れるか前後運動しておいた方が良いと思うがね。
 #br
 この車両も例に漏れず車体側面中央に弾薬庫が、後方には燃料槽とエンジンが存在する。正面の敵を注視していたばかりに側面を突かれ重大な損傷を受ける…といった事が無いよう気をつけたまえ。
 拡張パーツは前身と同じ構成で大丈夫だ。
 #endregion
 
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 *コメント [#ya3de8e8]
 
 #pcomment(,reply,10)
 
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 #br
 //''開発ツリー''
 
 //*解説 [#f9f26c69]
 //**主砲 [#i1258189]
 //***機関砲 [#nb9c7dd7]
 //**防御面 [#q8779e8a]
 //**機動力 [#qf7059c3]
 //**開発 [#ndbdb3ae]
 
 #br