Skoda T 27

Tier 8 パンユーロ(チェコスロバキア) 中戦車 Škoda T 27 (シュコダ テー ドヴァツェツェドム)

伝説迷彩「凶暴」

価格は1,450
適用中は車両名が「Škoda T 27 Rampant」となる。

英語名「Rampant」は「(病気や悪事が)はびこっている」「抑えつけられず暴力的な」といった意味。また「(紋章で、)獅子や馬などが後ろ足で立ち上がって」という意味もある。*1

砲塔に書かれた文字「LIDICE」(リディツェ)は、チェコの中央ボヘミア州にある村の名前。第二次大戦中のナチスドイツの支配に対する抵抗、そしてレジスタンス制圧の過程で起きた住民の虐殺で知られる。ナチスがこの虐殺を大々的に宣伝したため、戦後、ナチスの蛮行に対する抗議や、虐殺された人々の追悼の印として、「リディツェ」の名を冠する町が諸外国(特にラテンアメリカ諸国)に現れた。現実世界での戦争は起こしてはならないという、WGなりの反戦メッセージだろうか...。

チェコスロバキア初となるプレミアム車両。
ツリー車同様に装甲は脆弱な反面、Tier8のオートローダー車の中でもとりわけ瞬間火力に特化した主砲が持ち味。
2021年8月6日~20日までコンテナ形式で販売。

公式サイト:高機動の Škoda T 27

直近90日の平均勝率：53.30%(2023年8月30日現在、ver10.1.5)
※平均勝率は参考数値であり、その車両の絶対的な強さを示すものではありません。

基本性能(v8.5.0)

※以下の数値は最終装備、搭乗員100%時の数値

車両名	Tier	国籍	タイプ	耐久値 (hp)	車体装甲厚 前面/側面/背面 (mm)	最高 速度 (km/時)	重量 (t)	超信地 旋回	射界 (度)	隠蔽率 静止中/移動時/発砲時 (%)	本体価格 (ゴールド)
Škoda T 27 (Rampant)	VIII	パンユーロ(チェコスロバキア)	中戦車	1350	65/40/40	50/20	39.94	可	全周	23.00/17.20/5.47	7,500 相当

※車両価格は売却時のクレジット価格から逆算したものです。

主砲

砲塔：Škoda T 27
自動装填砲(オートローダー砲)

※「着弾分布」：100mでの着弾分布。
※「照準時間」：照準円が最大まで広がった状態から、3分の1の大きさへ収束するまでにかかる時間。ゲーム内では最小の大きさへ収束するまでにかかる時間が表示されています。

砲塔

エンジン

履帯

搭乗員

1. Commander(Radio Operator)
2. Gunner
3. Driver
4. Loader
    

解説

1.5秒間隔のオートローダー砲を搭載し高い一撃離脱能力を特徴とする。一方、装甲は榴弾貫通を防ぐ程度しかなく、主砲も貫通力や精度などには少々不安が残る。機動力も中戦車としての域を出るものではないため、扱いはやや難しくオートローダーに慣れている上級者向けの車輛となっている。

砲塔

砲塔はお椀型を潰したような形状だが、80～100mmの薄い装甲厚に対する傾斜は不十分であり、大部分が傾斜を加味しても130～160mmと防御力が低い。防盾脇に至っては実質120mmとHESHの貫通範囲内である。
防盾は外縁部のみ空間装甲と本装甲が重なり実質250mm以上の装甲厚を持つ部分が存在するものの、砲身に近い部分は150mm程度で貫通されてしまう。
そもそもの防盾自体が小さいため狙って弾くことは難しく、上記の通り防盾脇の装甲厚も薄いため基本的に弾けないと思った方が良い。砲塔中央部、主砲の真上にある天板は強制跳弾角となっているが、40mmしかないので砲口径120mm以上には無力である。
キューポラは120mm程度で左右に2つ存在するが、砲塔が全体的に薄いため集中して狙われることはまずないだろう。
俯角は8度とそれなりに取れるので、ハルダウンをメインとし、被弾しないことを優先して動きたい。

車体

車体は楔形装甲で上部はそこそこの傾斜があるが、装甲厚は65mmのため実質125mm程度しかなく格下の通常弾で易々と貫通される。
下部は広めで実質95mmとHESHどころかRuなどの高貫通榴弾が貫通する可能性があるなど跳弾は全く望めない。
側面は40mm装甲でわずかに傾斜しているものの、防御力は皆無に等しくŠkoda T 50で見られた空間装甲もないため榴弾に対する耐性もない。
砲塔と共に全体的な防御力は低く、榴弾が刺さらない程度の装甲しかないうえに体力も低く無理は厳禁である。地形で隠すか機動力で被弾自体を回避することが求められる。

主砲

• 8,8 cm vz. 41N A
  単発220、射撃間隔1.5秒、弾数3発のオートローダー砲。名称からして、TVP VTUの初期砲をオートローダー化したものだろう。
  名前の通り88mm砲なので、AMX 13 90やP.44 Panteraら90mm砲より単発火力はわずかに低い。弾倉火力は660と同格オートローダー中戦車の中ではBat.-Chatillon Bourrasqueに次いで2番目に低く、DPMは最大2089*2と平均的な数値となっており、ローダー火力・総合火力はあまり高くない。しかし本車両の最大の特徴はそのわずか1.5秒という射撃間隔にあり、3秒で撃ち切りが可能で高い一撃離脱性能を持つ。相手が2発目、場合によっては1発目を撃つ前に吐き切って下がり、有利交換ができるのは本車ならではの強みである。
  また火力を犠牲に装填時間は15秒ほどとローダーの中では比較的早く、一撃離脱を短い時間で繰り返し仕掛けることが出来るのが他のローダー車輛にはない特長となっている。
  一方、貫通力は通常弾が194mmと中途半端な数値で課金弾でも237mmと低い。ローダー砲であることから砲弾調整で改善することが望ましいだろう。
  また照準速度は良好ではあるものの、精度・照準拡散はやや悪め。撃てないと感じたら即座にポジションを変更するのが吉。
  幸いにも、弾速は速いためしっかり止まって撃てば中距離以遠の戦闘もこなせる。俯角は－8°と地形に対応するには十分確保されており、装甲が頼れないこともあってハルダウンをメインに戦っていきたい。
  なお、榴弾のみ弾速がAP弾の半分程度と、なぜか異様に遅い。紙装甲車両相手に狙撃する場合は注意。

立ち回り方

ツリーの中戦車同様、瞬間火力を生かした前線の支援がメインとなる。最も近いのはŠkoda T 50だろう。
どの車両も同じだが撃ちきった際の隙がとても大きいため撃ちきったら必ず物陰に隠れよう。装甲がぺらっぺらなため弾く望みもない。
ただし、最高速度は50km/hと抑えられているため、撃ち切ったあとの逃走経路はあらかじめ確保しておく必要がある。
火力を発揮できる立ち回りはもちろん、撃ち切るタイミング・体力の温存などを、戦況を見極め総合的に、かつ迅速に判断できる、玄人向けの車両と言える。

特徴

長所

• 1.5秒という破格の射撃間隔
• 優秀な瞬間火力
• オートローダーとしては速めの装填時間
• 優秀な出力重量比
• 比較的優れた隠蔽率
• カラフルな伝説迷彩
   

短所

• 低めのHP
• 低めの貫通力
• やや頭打ちな最高速度
• 格下相手にも頼りない装甲
   

歴史背景

戦車事典より
チェコスロバキアの戦後軽戦車の発展型であり、自動装填砲を採用していましたが、設計案のみに終わりました。T17 軽戦車計画に類似した案でした。

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