Tier 4 ドイツ 中戦車
スペック
HP | 490 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 30/20/20 |
最高速度(km/h) | 42 |
重量/最大積載量(t) | 19.58/20.5 |
実用出力重量比(hp/t) | |
本体価格(シルバー) | 150,000 |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 武装 | 履帯 | 砲塔 | 他 | ||||||||
出力 | 弾種 | 貫通力 | ダメージ | 総弾数 | 弾代 | 発射速度 照準時間 精度 | 旋回速度 | 砲塔 装甲 | 旋回 速度 | 視認 範囲 | HP | 通信範囲 | |
初期状態 | Maybach HL 120 TR | 5 cm KwK 38 L/42 | Pz.Kpfw IV Ausf. C | Pz.Kpfw IV Ausf. C | 490 | FuG 2 | |||||||
350 | AP APCR HE | 60 96 25 | 75 75 90 | 110 | 30 5G 18 | 28.57 2 0.46 | 35 | 30/14/14 | 44 | 330 | 265 | ||
7.5 cm KwK 37 L/24開発時 | Maybach HL 120 TR | 7.5 cm KwK 37 L/24 | Pz.Kpfw IV Ausf. D | Pz.Kpfw IV Ausf. C | 490 | FuG 5 | |||||||
350 | AP HEAT HE | 43 87 38 | 110 110 175 | 80 | 30 5G 38 | 18.75 1.89 0.50 | 40 | 30/14/14 | 44 | 330 | 310 | ||
5 cm KwK 39 L/60開発時 | Maybach HL 120 TR | 5 cm KwK 39 L/60 | Pz.Kpfw IV Ausf. C | Pz.Kpfw IV Ausf. C | 490 | FuG 5 | |||||||
440 | AP APCR HE | 67 130 25 | 70 70 90 | 96 | 30 5G 18 | 26.09 1.89 0.40 | 40 | 30/20/20 | 44 | 330 | 310 | ||
7.5 cm KwK 40 L/43開発時 | Maybach HL 120 TRM | 7.5 cm KwK 40 L/43 | Pz.Kpfw IV Ausf. D | Pz.Kpfw IV Ausf. D | 550 | FuG 7 | |||||||
440 | AP APCR HE | 103 139 38 | 110 110 175 | 75 | 70 7G 38 | 15 2.50 0.40 | 40 | 30/20/20 | 44 | 340 | 415 |
解説
- 概要
Tier4ドイツ中戦車。
性能は同TierのPz.Kpfw. III Ausf. Jに近く、あちらは装甲重視、こちらは火力重視といった感じ。
ただし育成中は火力不足に悩まされる。 - 火力
Pz.Kpfw. IV Ausf. Aの本格量産型だけあって初期砲は同じものが搭載されているが、流石にTier4の主砲としては力不足。
このTierでは前ほどの破壊力は期待できないが、それでもできるだけ早く7.5 cm KwK 37 L/24が欲しい所。- 5 cm KwK 38 L/42
初期砲。
AP貫通力60mmではさすがに厳しい。同格のValentineやMatildaのような重装甲戦車が相手だと、AP弾ではどこを狙っても貫通しないので使うならば課金弾を多めに持ち込みたいところ。
次の砲はすぐに開発できるが、あちらも苦しい立場。
課金弾の使用をためらわないのであればL/24よりこちらをお勧めする。
もっとも上位版となるL/60の開発も早いのでそう長い間は使わない。 - 7.5 cm KwK 37 L/24
前身でも使用した短砲身榴弾砲。
榴弾なら非貫通でもダメージを与えられるが、全体的に装甲厚も増え始めるので榴弾のダメージも低くなりやすい。*1
金弾も貫通力がL/42以上に低く、先述の重装甲戦車が相手だと課金弾すら貫通できるか怪しくなってくる。特にMatildaの場合は正面どころか側面すら貫通が難しい。
貫通しない相手には、榴弾での履帯切りを狙って味方に倒してもらう他ない。 - 5 cm KwK 39 L/60
長砲身が頼もしく見えるが、APの貫通力はL/42版と7mmしか違わず意外に平凡。
ただ課金弾の貫通力130mmはKV-1の正面装甲にも通用するため、課金弾運用するなら選択肢に入る。
この砲自体は3番目のアップグレードなので早期に入手できるが、次の砲の開発が遠いので一番長く付き合うことになる砲だろう。 - 7.5 cm KwK 40 L/43
AP弾の平均貫通力103mmは、同じTier4のMatildaの装甲を余裕で貫通できる。
また、格上に対しても、弱点を狙っていけば、有効なダメージを与えられることが出来るだろう。
史実でIV号スペシャルと呼ばれた長砲身IV号の有り難みを実感出来る、非常に頼りになる主砲と言える。
- 5 cm KwK 38 L/42
- 装甲
火力には恵まれてるが装甲はA型から微妙に強化されてる程度で、砲弾どころか機関砲に対する防御も期待できない。
特に同Tier帯には10榴砲を搭載可能なHetzer、T40等の駆逐戦車が、Tier5になると更にPz.Kpfw. IV Ausf. HやM4 Shermanといった全周砲塔の車輌が増え、榴弾で装甲貫徹・一撃死も珍しくないので注意が必要。 - 機動性
出力重量比は初期から充分あり、改良エンジンに換装すれば20を超えるほどにまで上がるものの、履帯性能が若干悪いので本来の数値よりも加速力が下がってしまっているのが残念。
最高速度は42km/hで速いとは言えないので、格闘戦で優位に立つような動きは出来ないが陣地転換程度であればストレスは感じない程度。
旋回性能にも不足はなく、上述の加速力も欠点と言えるほど悪くないので総合的には良好な機動性であると言える。 - 総論
バランスの良い主砲とそこそこの機動性を持った癖のない中戦車である。
薄い装甲を障害物やハルダウンでカバーしながら中距離から狙撃したり、機動力を使って前線の味方と対峙する敵の背側面を突き、フォローするのに向いている。
プレイヤーの実力が出やすい類の戦車なので是非ともこの戦車で腕を磨き本格的な戦闘の始まる中Tier帯に臨んで欲しい。
ただし育成中は貫通力不足に悩まされやすく課金弾に頼る所が多くなるなど、シルバーを浪費しやすい点だけは注意。
史実
1939年9月1日の第二次世界大戦開戦後の戦闘経過から、操縦室前面装甲板はA型と同様の2枚装甲板となり、前面装甲板を30mm厚の表面硬化鋼(TL4024)とし、車体・上部構造側後面装甲を20mmに、車体後面下装甲を14.5mm、車体下面装甲を10mmに強化した、Pz.Kpfw.IV Ausf.D(4&5/BW、Sdkfz.161)が生産された。
砲塔では防楯が35mm厚の外装式に変更され、砲塔側面視察ブロックはⅢ号戦車E型のものが流用されて内側に90mm防弾ガラスを装備した。
主砲は7.5cmKwK37L/24(80発)で、俯仰角はマイナス8度からプラス20度、照準器はTZF5b。副武装は同軸の7.92mmMG34が1丁と、クーゲルブレンデ30が1基(旋回角左右20度ずつ、俯仰角マイナス10度からプラス15度)。
エンジンはマイバッハHL120TRMで、前進5速・後進1速、最大速度40km/h、航続距離200km。無線機はFuG2とFuG5。乗員5名。1939年10月から1940年10月(1941年5月?)に232両(229両?)が生産された。黄作戦から実戦投入され、1944年初頭まで前線配備されていた。
黄作戦開始時、280両のⅣ号戦車が配備されていた。バルカン半島侵攻時には各中戦車中隊に10両のⅣ号戦車が配備されており、北アフリカ戦緒戦にはD型とE型合わせて40両が投入された。バルバロッサ作戦時には17個戦車師団にⅣ号戦車438両が配備されていた。
派生型に、北アフリカでの使用に耐えられるよう改造したD型熱帯仕様がある。
1939年5月に開発命令が出された装甲強化型として、Pz.Kpfw.IV Ausf.E(6/BW)が生産された。
車体前面装甲板を50mm、車体前上面装甲板を30mmとし、車体下部側面(20mm)に20mm、操縦室前面(30mm)に30mm、上部車体側面(20mm)に20mmの増加装甲が装着され、37mm対戦車砲に耐えられるようにした。これにより戦闘重量は22tに増加したが、エンジンなどは変更されていないので機動力が若干落ちる。
車体前上面の装甲板が1枚になったため、ブレーキ点検用ハッチが装甲板と面一になるよう改められ、ヒンジも強化型になった。操縦手用バイザーも回転式30mm厚装甲板用に変更され、内側には90mm厚の防弾ガラスがはめ込まれている。また、砲塔後部の角度を立てて車長用キューポラの張り出しを無くした。
車長用キューポラ自体もⅢ号戦車G型と同じ装甲厚30~95mmのものに変えられ、視察用開口部に上下スライド式の装甲シャッターが装備されている。キューポラ前方の換気用クラッペは廃止され、砲塔前方右側にベンチレーターが装備された。
砲塔回転用モーターの補助エンジンは2気筒2サイクルエンジンのZW500に変更された。
全長5.92m、全幅2.84m、全高2.68m、全備重量21t。主武装は7.5cmKwK37L/24(80発)で、俯仰角はマイナス8度からプラス20度、照準器はTZF5b。副武装は7.92mm同軸機銃MG34が1丁、ボールマウント式7.92mmMG34が1丁(旋回角左右20度ずつ、俯仰角マイナス10度からプラス15度、照準器はKgZF2)。
エンジンはマイバッハHL120TRMで、前進6速・後進1速、最大速度42km/h、航続距離200km。無線機はFuG2とFuG5。乗員5名。1939年10月から生産に入り、1941年4月までに200両(223両?)が完成した。1944年初めまで前線で使用された。
1940年10月より砲塔旋回用DKWエンジンと発電器が能力向上型のAusf.E2に変更。1941年1~3月生産車85両は河川渡河用に防水加工が施された潜水戦車に改造。1941年3月生産車よりゲペックカステン装備。1941年6月より車体リアパネルに燃料トレーラー牽引具装着。1942年4月に機関室隔壁に暖気用クラッペ新設。1942年7月、43口径7.5cm砲KwK40に換装。1942年9月、冷却水交換装置導入。1943年5月、車体側面と砲塔周囲にシュルツェン装着。初期のシュルツェンは移動時に壊れやすく、搭乗員に嫌われたため、外された車両も多かった。(ゲーム中ではH型での装備のため装着は外されている模様。)
IV号D型(と言うよりもⅣ号戦車)は、オリジナルアニメ『ガールズ&パンツァー』で主人公チームが搭乗する戦車として脚光を浴び、Pz.Kpfw.VI Tigerよりも一躍有名になってしまった。
ちなみに、IV号戦車は車体だけならパンターより2割安いコストだった。
コメント
- 当時は若く、本当に若く、リー先生が中戦車最高火力だと思っていてなんだこのつよ車両!?って思ってました。今では兄弟のJとかVKにもおすそ分けが入ったけどな。 -- 2019-08-28 (水) 23:27:25
- H型もだけど天板が薄いのか自走砲に良く狙われる…フルHPあったのに一撃で全て持っていかれたのが1日に3~4回もあったらから自走怖くてしかたない -- 2021-06-30 (水) 15:19:02
- めっちゃ弱くない? -- 2021-08-25 (水) 23:52:26
- WoT始めて1週間、中戦車始めて1日目だが5 cm KwK 39 L/60+課金弾で -- 2021-11-20 (土) 21:38:11
- 途中送信してしまったw7キルした、んだが気が付いたらオレ1人が生き残ってて負けた(2位)敵がマチルダやM8や凄腕駆逐、支援使いの軽戦、課金戦車もチラホラで周りが強くなってるんだと思う -- 2021-11-20 (土) 21:43:58
- 至近距離でも外す照準と砲塔旋回の遅さで芋るしかないが火力もない。苦行。 -- 2022-09-14 (水) 05:35:35
- 芋るなんて言語道断!立ち回りでダメ稼ぎましょう。tire4中戦車では強い方だと思う。 -- 2022-09-15 (木) 16:45:29