Tier 8 ドイツ 重戦車
スペック
車体
HP | 1,470 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 120/80/80 |
最高速度(km/h) | 38 |
重量/最大積載量(t) | 53.5/54.18 |
本体価格(シルバー) |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 武装 | 履帯 | 砲塔 | 他 | ||||||||
出力 | 弾種 | 貫通力 | ダメージ | 総弾数 | 弾代 | 発射速度 照準時間 精度 | 旋回速度 | 砲塔装甲 | 旋回速度 | 視認範囲 | HP | 通信範囲 | |
初期状態 | 2x Porsche Typ 100/1 | 88mm KwK 36 L56C | VK 45.02 (P) Ausf.A | VK 45.02 (P) Ausf.A | 1,470 | 415 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
600 | AP APCR HE | 160 220 44 | 240 240 275 | 92 | 252 8G 252 | 10.34 2.00 0.36 | 25 | 185/100/80 | 30 | 380 | |||
10.5 cm Kws.Pz.k L/71開発時 | 2x Porsche Typ 100/1 | 10.5 cm KwK 45 L/52 | VK 45.02 (P) Ausf. A verstärkteketten | VK 45.02 (P) Ausf.A | |||||||||
600 | AP APCR HE | 200 244 60 | 360 360 440 | 92 | 252 11G 252 | 5.5 2.20 0.36 | 25 | 185/100/80 | 30 | 380 | |||
8.8 cm KwK 45 L/52 mod.vlt開発時 | 2x Porsche Deutz Typ 180/2 | 8.8 cm KwK 43 L/71 | VK 45.02 (P) Ausf. A verstärkteketten | VK 45.02 (P) Ausf. A Schwere Turm | 1,570 | 710 | |||||||
840 | AP APCR HE | 203 237 44 | 280 280 370 | 42 | 1030 12G 1030 | 8.69 2.10 0.34 | 28 | 245/120/120 | 28 | 390 |
解説
- 概要
Imperial Steelで追加されたTier8ドイツ重戦車。
本車の特徴は前身から一変、装甲面ではなく機動性にある。
Tiger?の後継車両の開発を求められたポルシェ社が前回の失敗?を鑑みて提出した2種の設計案。
それらVK 45.02 (P)の内、車体前方に砲塔を配置したV型がこの車両である。
特徴的な形状の車体や全体が剥き出しの履帯、車体前方に配置された巨大な砲塔等、個性的な外観を持つ。 - 火力
P虎からの引継ぎ砲に加え、10.5 cm Kws.Pz.k L/71が新たに用意されている。
残念なことに、Tiger IIとは異なり、貫通力に優れた10.5cm Kws.Pz.k L/68を装備できない。
砲塔配置が前身と変わらず前方寄りでやや癖があるが、所謂飛び出し撃ちで有効活用する事も可能だろう。
最終砲候補は手数重視の8.8cm L/71か一撃重視の10.5cm砲になる。
どっちを使うにしても、同格以上と正面から撃ち合うには貫通力が物足りない。課金弾を多めに装備したり、持ち前の機動性を活かして貫通力不足を補っていく必要がある。
いずれの砲も俯角は8°であり、地形適応力はそこそこ。- 88mm KwK 36 L56C
初期砲。
Tire6の頃から使っている砲のため、さすがに力不足。
特にAP貫通160mmは中戦車にすら弾かれかねない。
使う場合は金弾を多めに持っていくか、Coop戦での使用に留めておこう。
幸い、10.5cm砲はすぐに開発できるので、そう長いことは使わないはずだ。 - 8.8 cm KwK 43 L/71 mod.vlt
初期砲の強化版だが、何故か一番最後に開発する事になる。なんで?
DPMと精度と弾速に優れており、Tire8HTの中でも上位の数値を持つ。
反面、1発の威力がTier8としては低く、APCRは10.5cmのほうが平均貫通力が僅かに上になる。
APの価格が10.5cmの約1/4と安く、手数で戦うスタイルなら選択肢に入る。 - 10.5cm Kws.Pz.k L/71
火力はTier8重戦車相応にあるが、通常弾貫通力が200mmとTier8重戦車の中でもかなり低い。それに加え、精度も弱点狙撃をするには微妙に物足りない数値で課金弾に頼らざるを得ない場面もしばしばあるだろう。
大口径化で傾斜装甲には多少強くなっているものの、貫通力に頼れないのは8.8cmと同じ。
砲弾の価格が8.8 cm KwK 43 L/71と比べて4倍近いので注意。
- 88mm KwK 36 L56C
- 装甲
車体に傾斜装甲が採用されたが、防御力はほぼ据え置きな状態。- 車体
車体正面上部は実装甲厚は200mmを超え、目立つ弱点は無い。
しかし同格戦車から正面に受ければ抜かれる事も多々ある。車体正面下部は186mm相当で同TierのTigerIIよりも硬い。ただし、エンジン判定が無い代わりに弾薬庫判定があるので抜かれると危険。
昼飯で角度をうまく取れば重戦車として振舞う事も可能だが、じっくり狙わせる様な愚は避けたい。 - 砲塔
初期砲塔は正面185mmで膨らんだ形状となっている。
装甲厚はそこそこで傾斜もしているが、砲の両脇*1はほぼ垂直のため同格以上が相手では貫通される。
また天板が40mmと薄く、120mm以上の砲だと3倍ルールで跳弾出来ずにそのまま貫通となることがほとんど。
どちらの弱点も距離が近いほど狙われやすいので、一定以上は近づかないようにしたい。
改良砲塔は正面245mmと中々の装甲厚を持つが、ほぼ垂直のため数値以上の防御力は発揮しない。
だが、側面が非常に薄く砲塔形状的に横を向き過ぎると正面から砲塔側面を撃たれる事になる。キューポラを狙わせないための首振りなども含めて精々5~10度程度で止めないと逆に危険。
そして天板40mmも変わっていない。
- 車体
- 機動性
初期・改良エンジンは出力が不足気味で重戦車らしい機動性だが、最終エンジンを積むと一気に出力が向上する。
最終的には最高速度と出力重量比もやや高めの値となり、中戦車寄りの機動性を発揮できる。
また履帯の旋回性も向上しており、総合すると最高レベルの機動性を誇る。 - 総論
同格HT達と比較すると、明確な長所は高めの機動力くらいであり、貫通力・車体装甲が相対的に不足しているため、お世辞にも強力な車両であるとは言い難い。総合すると重戦車と中戦車の中間的性能で、同格重戦車と正面切っての対決は少々辛いものがある。
主砲の火力も中戦車並みなので同格以上の重戦車と正面からの撃ち合いになるとやや不利。
特に相手にハルダウンを駆使され弱点を隠される戦い方をされると主砲の貫通力不足+防御力不足もあいまって一方的にダメージを受ける展開にもなりかねない。
より重装甲で鈍足の重戦車と戦うときは、耐えて守ることだけにこだわらず、機動力を活かし相手の横や背後に回ったり有利な交戦地形まで移動したりと、中戦車的な立ち回りで真価を発揮する。
同格のTiger IIに比べると、正面装甲と主砲貫通力で劣っているので、必要に応じて機動力を利用して差別化を図ろう。
ポルシェ戦車ルートを彩る個性的な一台である。
史実
ヒトラーの命令により再びPz.Kpfw.VI Tigerクラスの重戦車開発が始められた。
事の成り行きはVK 45.01にラインメタル社が開発した8.8cm FlaK 41の搭載を求めたが、元々VK 45.01は8.8cm Kwk 36L/56の搭載のみを目的に製作された為、8.8cm FlaK 41の搭載が出来る新たな重戦車開発が求められた。
ヘンシェル社とポルシェは再び重戦車開発を始める事となる。
ポルシェはVK 45.02(P)と呼ばれる試作車を製作する事となるが、駆動方式の違いにより社内呼称はPorsche Type 180とPorsche Type 181に分かれる事になる。
また砲塔も車体前方に搭載するタイプと後方に搭載するタイプに分けて設計される事になった。
本車両VK 45.02(P) Ausf.Aは車体前方に砲塔を搭載するタイプである。
VK 45.02(P) Ausf.Aは全周装甲は80mmだが前面は被弾経路を取り入れた傾斜装甲を採用。
引き続きガソリン=電気駆動式を採用すると思われたのだが、前述の各案の社内呼称、エンジン、駆動方式を記載する。
1.Porsche Type 180A:Porsche Typ 101/3 空冷エンジンと電気駆動方式。
2.Porsche Type 180B:Porsche Typ 101/4 空冷エンジンと電気駆動方式。
3.Porsche Type 181A:Porsche Typ 101/3 空冷エンジンとフォイト社製の油圧駆動方式。
4.Porsche Type 181B:Porsche Typ 180/1 ディーゼルエンジンとフォイト社製の油圧駆動方式。
5.Porsche Type 181C:Porsche Typ 180/2 ディーゼルエンジンとフォイト社製の油圧駆動方式。
またと言うべきかこの時点でポルシェは100両分の組立に関する契約をオーストリアのニーベルンゲン製作所と締結していた。
兵器局が検討した結果、ヘンシェル社案のVK 45.03(H)に決定し、ポルシェ案のVK 45.02(P)は1942年11月に開発中止の勧告を出した。
しかしここでまた問題が発生する。
既にクルップ社がVK 45.03(H)とVK 45.02(P)用の砲塔を製作していたのだ。
戦局が悪化している中で製作している物を修正する時間が無い為にVK 45.02(P)用の砲塔をそのまま流用する事に決定した。
ところがこのVK 45.02(P)用の砲塔には欠点があり曲面化された砲塔前面形状がショットトラップを生じる事と強度に問題がある事が指摘されていたのだ。
従って初期型しか存在しない「Pz.Kpfw.VI Tiger Ausf.B Porsche turret」所謂ティーガーIIポルシェ砲塔仕様は50両のみ製作され51両目からはVK 45.03(H)用に製作された改良砲塔がPz.Kpfw. Tiger IIの最終生産まで載せられる事になる。
当時のヘンシェル社支配人によれば、この頃はポルシェ博士の設計した戦車は性能が不十分であった為、後から大規模な設計変更などの無茶が多く、その為かポルシェ博士に人望がなかったと述べており、それを物語るように1943年に戦車委員会議長だったポルシェ博士からその座を交代している。
コメント
- この子の装甲厚PC版だと強化されたけど、こっちはまだですか(白目 -- 2017-03-05 (日) 00:25:59
- この戦車辛い -- 2017-05-24 (水) 11:40:35
- こいつはダメだ -- 2017-09-30 (土) 20:12:29
- 形が気に入ったから開発頑張ったけど使えない -- 2020-11-05 (木) 21:05:07
- 最終砲、撃てるまで8秒52かかる -- 2020-11-06 (金) 20:20:24