Pz.Kpfw. IV

Last-modified: 2015-08-23 (日) 01:40:00

PzIV.png

Tier 5 ドイツ 中戦車

公式紹介ページ

スペック

車体

HP420
車体装甲厚(mm)80/30/20
最高速度(km/h)48
重量/最大積載量(t)23.85/25.4
本体価格(シルバー)373,000
修理費(シルバー)

戦車パッケージ

パッケージ名
(必要経験値/購入シルバー)
VK 30.01 P
(--/920,000)
Pz. IV
(15,000/373,000)
PzKpfw IVF2
(2,850/35,430)
PzKpfw IVG
(4,900/47,280)
PzKpfw IVH (10.5cm)
(11,245/69,050)
VK 36.01 H
(27,200/935,000)
Zs.Kfz.622 (5cm)
(2,060/20,400)
PzKpfw IVH II
(10,845/68,430)

詳細

パッケージ名エンジン武装履帯砲塔
出力弾種貫通力ダメージ総弾数弾代発射速度
照準時間
精度
旋回速度砲塔装甲旋回速度視認範囲HP通信範囲
Pz.Kpfw. IVMaybach HL 108 TR7.5cm KwK 37 L/24BW Ausf. GPz.Kpfw.IV Ausf.G420310
320AP
HEAT
HE
43
87
38
110
110
175
8030
5G
38
13.95
2.29
0.55
3050/30/3044330
PzKpfw IVF2Maybach HL 120 TR7.5cm KwK 40 L/43BW Ausf. GPz.Kpfw.IV Ausf.G420415
350AP
APCR
HE
103
139
38
110
110
175
8770
7G
38
13.95
2.29
0.40
3050/30/3044330
Zs.Kfz.622 (5cm)Maybach HL 120 TR5cm KwK 39 L/60BW Ausf. GPz.Kpfw.IV Ausf.G420415
350AP
APCR
HE
67
130
25
70
70
90
12030
5G
18
24
2.29
0.40
3050/30/3044330
PzKpfw IVGMaybach HL 120 TRM7.5cm KwK 40 L/48BW Ausf. GPz.Kpfw.IV Ausf.G420710
440AP
APCR
HE
110
158
38
110
110
175
8770
7G
38
13.95
2.29
0.38
3050/30/3044330
PzKpfw IVH (10.5cm)Maybach HL 120 TRM10.5cm KwK 42 L/28BW Ausf. HPz.Kpfw.IV Ausf.H460710
440AP
HEAT
HE
64
104
53
350
350
410
42120
10G
128
7.50
2.29
0.55
3250/30/3044350
PzKpfw IVH IIMaybach HL 120 TRM7.5cm KwK 40 L/48BW Ausf. HPz.Kpfw.IV Ausf.H460710
440AP
APCR
HE
110
158
38
110
110
175
8770
7G
38
15
2.29
0.38
3250/30/3044350

外観

1_Pz.Kpfw.IV.jpg
Pz.Kpfw. IV - 7.5 cm KwK 37 L/24
 
2_PzKpfw_IVF2.jpg
PzKpfw IVF2 - 7.5 cm KwK 40 L/43
 
3_Zs.Kfz.622(5cm).jpg
Zs.Kfz. 622 (5cm) - 5 cm KwK 39 L/60
 
4_PzKpfw_IVG.jpg
PzKpfw IVG - 7.5 cm KwK 40 L/48
 
5_PzKpfw_IVH(10.5cm).jpg
PzKpfw IVH (10.5 cm) - 10.5 cm KwK 42 L/28
 
6_PzKpfw_IVH_II.jpg
PzKpfw IVH II - 7.5 cm KwK 40 L/48
 
後半のPz.Kpfw. IV Ausf. H砲塔はシュルツェンが付く。

解説

Pz.Kpfw.38(t) n.A.からの乗り換えとなるTier5のドイツ中戦車。
史実でも支援戦車から主力戦車に移行した経緯通りのパッケージ構成を持つ。
同Tier帯の中戦車の中でもバランスが取れている車両である。

 

特徴

  • 2種類の主砲
    アップデート1.2で最終パッケージ候補となる2つのパッケージ(Pz.Kpfw.IVH II、Pz.Kpfw.IVH(10.5cm))となり、バランスの良い7.5cm砲と非常にクセはあるがHEの威力が高い10.5cm砲の選択となる。
  • 7.5cm KwK 40 L/48
    Pz.Kpfw.IVGパッケージと共通の主砲となる。
    Pz.Kpfw.IVF2パッケージに搭載されている7.5cm KwK 40 L/43の上位互換砲なので照準時間、精度、ダメージは変わらないが、貫通力が103mmから110mmになる為、たかが7mmと侮っていると貫通出来るものも貫通出来なくなる事を頭に入れておこう。
    同格相手なら貫通出来る相手も多く、上位Tierであれば弱点を狙えば充分通用する。
    榴弾に関しては口径が小さい為、ダメージはそんなに出ないが履帯切りのお守り代わりに数発搭載するのも悪くはない選択である。
  • 10.5cm KwK 42 L/28
    KwK(KampfWagenKanone-戦車砲)と名称があるが実際は10.5cm榴弾砲で貫通力、ダメージ的にはTier2のドイツ自走砲のG.Pz. Mk.VI(e)と同じぐらいと思ってもらっていた方が想像しやすい。
    他の大口径榴弾砲と同じく装填時間は長いが、精度と照射時間は意外と良い部類に入るので使い勝手は良い。
    また、HE弾特有の問題として、相手によってはダメージが安定しないという欠点と榴弾特有の弾速の遅さと山なりの弾道から使い慣れていないと少々戸惑う事がある。
    7.5cm砲で貫通出来ない上位Tierでもダメージを与えたり、履帯切りの支援が可能である。
    詳しくはTipsの榴弾の使い方を参照して欲しい。
  • 装甲
    垂直装甲80mmなのでそれなりの防御力を持つが同TierのPz.Kpfw.III/IVの傾斜装甲の方が体感的に敵のAP弾を弾く事が多く、こちらは装甲と言うよりはHPで耐えきる事が多い。
    またドイツ戦車特有の側背面の装甲厚の薄さが目立つのでなるべく側背面を晒さないように気を付けたい。
  • 機動力
    Pz.Kpfw.IIIやPz.Kpfw.III/IVに比べ機動力は落ちるが中戦車として十分な加速と速度を持ち合わせている為、そんなに困る程ではない。
  • パッケージ選択
    前述の通り完全に二択となる。
    7.5cm砲メインのPz.Kpfw.IVH IIパッケージか10.5cm榴弾砲搭載のPz.Kpfw.IVH(10.5cm)パッケージである。
    • 火力支援なら精度、貫通力、手数勝負のPz.Kpfw.IVH IIパッケージ。
    • 火力支援兼主力としてならPz.Kpfw.IVH(10.5cm)パッケージ。
      両極端の主砲ではあるが、同Tierの中戦車は似たようなパッケージを搭載しているので他の中戦車で慣れているのであれば問題はないはずである。

余談ではあるが、10.5cm砲が28口径であるのは第二次世界大戦までは『榴弾砲は30口径前後まで、カノン砲はそれ以上』と砲身長で両砲を大まかに区別する為である。

 

主砲選択アンケート

どの主砲を良く使ってますか?

選択肢 得票数 得票率 投票
10.5cm KwK 42 L/28 10 50.0%
7.5cm KwK 40 L/48 10 50.0%
その他
投票総数 20
 

史実

第一次大戦後の再軍備計画で装甲部隊の創設者ハインツ・グデーリアン上級大将(当時は中佐)が提案した対戦車用戦闘車と支援戦闘車の二種類で、対戦車用戦闘車として開発されたのがPz.Kpfw.III。支援戦闘車として開発されたのがPz.Kpfw.IVである。
第二次世界大戦時、ドイツ戦車の中では最も生産数が多く、大戦中期に改良の限界を迎えたPz.Kpfw.IIIが生産を終了すると支援戦闘車から主力戦車として終戦時まで生産、使用され続け、ドイツ戦車部隊のワークホース(使役馬)と呼ばれた。
1937年にプロトタイプであるB.W.Iをベースに先行量産されたPz.Kpfw.IV Ausf.Aが誕生。生産数は少なかったが、バルバロッサ作戦にも少なからず配備されていた。続くPz.Kpfw.IV Ausf.B、Pz.Kpfw.IV Ausf.Cも生産数は少なくPz.Kpfw.IV Ausf.Bはノルマンディー上陸作戦にも配備されている。
1939年9月1日の第二次世界大戦開戦後の戦闘経過からPz.Kpfw.IV Ausf.Dが生産され、バルバロッサ作戦で赤軍の装備していたKV-1・T-34の前に対戦車兵器の威力不足が露呈し、更なる改良が施され、長砲身の7.5cm KwK40 L/43を搭載したPz.Kpfw.IV Ausf.F2(後のPz.Kpfw.IV Ausf.G初期型)がアフリカ戦線でイギリス軍に奮戦し、イギリス軍から「マークIVスペシャル」、味方からも「IV号スペツィアル」と呼ばれた。
大戦末期には主砲を7.5cm KwK40 L/48に変更し、車体前後部に追加装甲が施され、対戦車ライフルより車体側面を防護する為のシュルツェン(Schürzen:ドイツ語でエプロンの意味)を装備したPz.Kpfw.IV Ausf.Hの生産が開始された。
また最終生産型として生産簡略モデルであるPz.Kpfw.IV Ausf.Jも存在する。こちらは車体に対HEAT弾防御専用の金網製となった「トーマ・シールド」と呼ばれるシュルツェンが装備されたモデルやメンテナンス時の着脱の不便さからシュルツェンを取り外しているモデルも存在する。
H型では、それまで砲塔旋回を補助エンジンをもちいて行っていたが、補助エンジンに替わり追加燃料タンクで行動半径を増やす目的から、手動に改められた。 動力旋回で26秒、英国戦車の半分の速度だが、手動は補助ハンドルを2人で回しても、その半分以下であったと言われている。 ゲーム中、H型の砲塔旋回速度が落ちているのはこのためである。
終戦時まで生産され続けた理由としてはPz.Kpfw.V Pantherの生産が始まり、Pz.Kpfw.IVの改良も大戦末期には限界を迎え、更にはソ連製戦車T-34-85との算定でPz.Kpfw.IVはあらゆる比較項目で圧倒されるという結論に至っていたが、生産ラインを全てPz.Kpfw.V Pantherに切り替える余裕も無く、またグデーリアン上級大将の反対により、Pz.Kpfw.IVの生産は続けられた。

余談ではあるが、まずドイツ製戦車と言えば誰もが思い出すのがかの有名なPz.Kpfw.VI Tiger(ティーガー。あるいはタイガー戦車と呼ぶ方もいます)だが、2012年10月~12月、2013年3月(製作が間に合わず3月に11話、12話を放送)に放送されたオリジナルアニメ『ガールズ&パンツァー』で主人公チームが搭乗する戦車として脚光を浴びPz.Kpfw.VI Tigerよりも一躍有名になってしまった。

 

アップデート2.1での車輌分割について

アップデート2.1で、このPz.Kpfw. IVは削除され、代わりにPz.Kpfw IV Ausf. A?(Tier III)、Pz.Kpfw IV Ausf. D?(Tier IV)、Pz.Kpfw IV Ausf. H?(Tier V)が実装される。

変更に伴う注意事項は下記の通り。

  • 現時点で Pz.Kpfw IV をガレージに持つプレイヤーには Pz.Kpfw IV Ausf. H が与えられます
  • Pz.Kpfw IV Ausf. H の開発の進行具合に合わせて当該パッケージが付与されます
  • Pz.Kpfw IV にプレミアム弾薬やプレミアムアイテムを装備していた場合、 シルバー で返金されます。
  • Pz.Kpfw IV に拡張パーツを装備していた場合、 シルバー で返金されます。
  • Pz.Kpfw IV の迷彩、銘刻、徽章などは Pz.Kpfw IV Ausf. H に引き継がれます
  • Pz.Kpfw IV の搭乗員はPz.Kpfw IV Ausf. H に引き継がれます
  • Pz.Kpfw IV の車輌経験値はPz.Kpfw IV Ausf. H に引き継がれます

参考リンク:公式ニュース

 

コメント

  • 105mm榴弾砲を積んでいる Pz.Kpfw.IVH(10.5cm) を選択するときは、AP弾じゃなくて、HE弾を積むようにしましょう。AP弾の弾数は0で良いです。貫通64mmじゃ何も貫けないでしょw -- 2014-08-12 (火) 17:46:17
    • Tier帯的に「榴弾なにそれおいしいの?」「なんか黄色い弾道の弾あるけど、あれが金弾?お高いんじゃないの?」な人が少なからずいるからなぁ・・・。それでも75mm砲パッケージが10榴パケの同格として選択できるようになってだいぶ減った気がするが、やっぱり少なからずいるし、そういう人が味方Tierトップだと苦労する・・・ -- 2014-08-22 (金) 10:18:30
  • 戦後、シリア軍がスペイン経由で入手したIV号を一部改装して、中東戦争に投入した。 T62辺りと組んで、エルハルフや砂の川で、センチュリオンMk.IやM48パットンとやったら、中東戦争の再現になりそうだけど、Tier的に無理だな・・・w -- 2014-08-23 (土) 19:50:43
  • M4と双璧をなす大口径榴弾砲入門戦車。 大口径榴弾砲の癖などを覚えるには持って来いの性能なので、KV-2などを扱う前にまずコイツで練習するといいだろう。 -- 2015-01-06 (火) 01:40:13
  • この戦車は前面80ミリ、側面30ミリなので、他の戦車の癖で昼飯をしてしまうと側面を簡単に抜かれてしまう。下手に昼飯をするくらいであれば常に正面を向けていた方がいい。昼飯をするのであれば10~20度の浅い角度にすること。もしくは敵が砲撃するタイミングを読んでその瞬間前面で角度を付けて弾く事も可能ではある。しかし車体正面下部にエンジン判定があるので正面だけ見せてつっ立っているのは問題がある。運用は前線より一歩引いたところからの狙撃+側面取りというドイツの王道スタイル。足も速く105ミリも積めるので非常に使い勝手がいい戦車である。 -- 2015-01-10 (土) 04:10:07