Lenin

戦艦 レーニン

性能諸元

･基本性能

･アップグレード

搭載可能アップグレード

1		主砲改良2	+15%:主砲旋回速度 +5%:主砲装填時間
		副砲改良2	+20%:副砲最大射程 -20%:副砲弾の最大散布界
2		ダメージコントロールシステム改良2	-15%:消火時間 -15%:浸水復旧時間
		操舵装置改良2	-20%:転舵所要時間
		推力改良2	-50%:最大出力への到達時間
3		目標捕捉装置改良1	+20%:最大視認距離 +20%:魚雷発見距離 +50%:敵艦強制発見距離
4		主砲改良3	-12%:主砲装填時間 -13%:主砲旋回速度
		副砲改良3	-20%:副砲装填時間
		射撃管制室改良2	-11%:主砲弾の最大散布界

･消耗品

搭載可能 消耗品

搭載可能 消耗品

十字キー左
	応急工作班	3回	消耗品の動作時間：15 秒 消耗品の準備時間：80 秒
十字キー上
	修理班	2 回	消耗品の動作時間：28 秒 消耗品の準備時間：80 秒 回復：0.5% HP/秒
十字キー右
	水上戦闘機	4 回	消耗品の動作時間：90 秒 消耗品の準備時間：80 秒 HP：x 秒間平均ダメージ：x
	着弾観測機	4 回	消耗品の動作時間：30 秒 消耗品の準備時間：200 秒 動作中の自艦の砲安定性:+10%
	強化型副砲照準器	3回	副砲の安定性：+100% 副砲の散布界：-50% 消耗品の動作時間：30秒 消耗品の準備時間：160秒

詳細は消耗品を参照

ゲーム内説明

レーニン (プロイェークト 21) は、406 mm 砲を備えた高速戦艦の計画案のひとつであり、「大艦隊」計画に基づいて開発されました。その特徴として、主砲塔を艦首側に集中配置していました。

解説

• 概要
  全労働者の心の祖国として現存するソヴィエト社会主義共和国連邦が計画したTier7プレミアム戦艦。
  その艦名は忌々しきロマノフ朝を打倒し世界で初めて社会主義革命を成功に導いたハゲ同志レーニンに由来する。
  2021年2月のイベントで砕氷コインを25,000コイン集めないと（かなり課金をしないと）入手できない方法だったためこの艦艇を所有している艦長はかなり少ない。何かしらの形で再登場するらしいが現時点ではまだ不明。

• 主砲
  Nelson同様に406mm砲を3連装3基搭載しており、3基とも前方を向いているため前方射角は良好であり後方もそれなりである。さらに取り回しも非常に優秀であり、第2砲塔に至っては全周砲塔となっている。
  APの素の貫通力はSinopよりも僅かに高い程度、Bismarckとほぼ互角とかなり控えめであるものの1発あたりのダメージ量が米戦艦並であるため、これをまともに喰らえばただではすまないだろう。
  HEに関してもなめられたものではなく、Vladivostokと同じく火災率はなんと英国戦艦並の41%である。近距離戦において敵戦艦やそれに準ずる艦艇が縦を向いたときは容赦なく高精度高火災率HEをお見舞いしよう。絶対砲弾の中にウォッカ詰まってるだろ
  射程は17kmとかなり短めであるものの、Vladivostokが16.9km弱しかないのを踏まえるとまだマシと言うべきか。
  装填時間や主砲散布界はソ連戦艦ツリーと同様に低速装填・近距離高精度となっている。
  　
• 副砲
  大きい方は一見KirovやMolotovが所持している180mm3連装砲のように見えるが、実の口径は152mm。背負式配置となっているため前方指向門数が多くなる。その後ろにある100mm連装両用砲、こちらは副砲というより対空砲としてその役割を果たすことが多い。
  152mmの方は発火率が地味に優秀なので意外と接近戦では燃やしてくれる。ただし、格上相手には副砲を活用するために艦を傾けるのは大変危険。
  　
• 対空
  そこまで高いとは言い難い。前線で戦うことになる本艦は終盤にはかなり対空砲座が壊されていることが多い。消耗品として搭載する水上戦闘機をうまく併用して艦載機の迎撃にあたろう。
  　
• 抗堪性
  このティア帯のソ連戦艦は排水量の関係上HPが非常に高い傾向にあるものの、本艦の63,200という数値はTier7戦艦としては平均以下。加えてツリー同様修理班の回数が1回少ないため最大HP量はかなり少ないと言わざるを得ない。
  その代わり装甲がVladivostok以上に全体的に施されており、艦首水線部全体に100mm、中央甲板に45mm、側面に50mm、艦尾にも100mmと200mmの装甲帯が貼られている。横からの攻撃に非常に脆弱なのはいつも通りなので、姿勢にはなおさら気をつけよう。
  　
• 機動性
  30ノットは優に超える戦艦が大半を占めるこのティアにおいて28.8ノットは比較的鈍足の部類である。しかし船体がずんぐりしているおかげか旋回半径は840mに収まっており、転舵所要時間もVanguardに次いで早く13.5秒である。
  　
• 隠蔽性
  ツリー艦とは対照的に隠蔽値はかなりまともなものになっている。特筆すべき事はない。
  　
• 総評
  その英国面特異な主砲配置のせいで慣れるのには少々時間がかかるだろう。恵まれた主砲の取り回しや機動性と装甲をフルに活用し、戦場において存在感を出せるか否かは同志艦長諸君の腕にかかっている。
  中•近距離戦での戦闘能力は絶大である為、いかに被害を出さず敵に近づくかが肝となる。
  ☭革命的解説☭

  • 主砲
    標準的な406mm砲を9門搭載しているものの革命的思考(英国紅茶味)により全砲塔を前方に集中して配置しており、これのおかげで優秀な射界をもっている。
    AP弾の貫通力はファシスト国家の新戦艦とほぼ互角と少々気に障るところだが、HE弾の火災発生率は41%と高く、防御姿勢に入った帝国主義連中の戦艦を水底送りにするのに最適だ。
    さらに乗組員のたゆまぬ努力の結果として、主砲旋回速度6°毎秒と速く、2番砲塔に至っては全周砲塔である。スキルで主砲の旋回速度を強化すると恐ろしいほどにぐるぐる回る。接近戦では非常に役に立つ。
    また本艦の精度はツリー艦艇同様に眼前敵を悉く沈めんとする革命的精神によって近距離の散布界が非常に小さくなっている。
    装填時間は同格戦艦標準の装填時間より3秒遅いが、この3秒を使って「祖国に栄光あれ」という心持ちで正確に照準を合わせよう。
    射程は僅か17.0kmしかないが、近・中距離を主とする本艦にとってそこまでの問題にはなりえない。

  • 対空
    未来を見据える祖国が設計しただけあって、100mm両用砲6基と37mm大口径機関砲多数を搭載している。だが残念なことにこれでも資本主義の象徴たる航空母艦から放たれる艦載機には対処しきれないため、心同じくする味方と団結して空の脅威から少しでも身を守ろう。
    更に壊れやすいので対空が高い同士と共に進軍せよ。ちなみに近距離で戦闘機を飛ばすとすぐに資本主義艦艇の対空砲火によって撃墜されてしまう。なので単艦での突撃は敵空母に対してほぼ無力となってしまう。

  • 副砲
    同志と共に前線を押し上げる本艦は同志達にとって安心感を与える。しかし、主砲の配置の問題から、本艦の横を素通りしていった資本主義艦艇を沈めに行くことができない。そこで役立つのが大口径の副砲である。射程は伸ばす必要はない。敵に5キロまで接近できないものは粛清せねばならない。しかし、共に前線へ進んできた同志が資本主義艦艇の卑劣な攻撃によって沈まぬよう、副砲で燃やし、同志にとどめを刺してもらおう。ただし、忘れてはならないのは他の副砲戦艦と違って弾幕は張りにくい。つまり本艦に近づいて雷撃しようとする駆逐艦は粛清するのは難しい。突撃してきた勇気は敵ながら称えつつ、主砲で沈めよう。

  • 抗堪性
    Vladivostokとは対照的に修正主義者の陰謀によりHPは同格では低い部類の63200に設定されており、修理班が少ないため最大HP量は低いと言わざるを得ない上、VPも水線部よりはみ出している。
    上記の弱点をカバーするべく装甲は我等プロレタリアの不屈の精神を表しているかのように全体的に施されており、艦首水線部に100mm、中央甲板45mm、側面50mm、艦尾に100mmと200mmと充実している。この優秀な装甲帯を活かしながら全門斉射できるのが本艦の強みである。
    対水雷防御としてイタリアから得られた革新的技術、プリエーゼ式を採用しているのにもかかわらずこちらも修正主義者の工作により魚雷軽減率が22%にとどまっているので注意せよ。

  • 機動性
    帝国主義連中の戦艦のその殆どが30ノットを超える中、本艦は僅かに遅く28.5ノットになっている。一方で祖国の洗練された技術と乗組員の練度のおかげで旋回半径は840mに収まり転舵所要時間は同格でも速い方である13.5秒になっている。戦闘海域を変えるにあたってこの機動性は重宝するだろう。

  • 消耗品
    ツリー同様に高速装填・使用制限ありの応急工作班と通常より1回少ない修理班、そして索敵及び憎き資本国家共の艦載機を迎撃するための戦闘機を搭載している。艦長スキルは必須だろう。
    応急工作工作班の高速装填では資本主義艦艇のHE弾による火災、接近戦での副砲による火災を即座に消化できる。これは訓練し尽くされた優秀な同志のおかげである。
    　

史実

1930年代のソビエト海軍は新型戦艦の取得を計画しており、国内以外に海外からも複数の戦艦試案が提案されていた。
このうちソ連と1933年から艦艇設計の技術提携を行っていたイタリアも、戦艦試案『U.P.41』を提案していた。これはヴィットリオ・ヴェネト級の拡大型とも言える設計であり、常備排水量45,700tで406mm砲9門を装備するものであった。結局この案は不採用に終わるが、イタリア式の設計は後のソ連戦艦案に大きな影響を及ぼした。
1936年にはソ連独自の戦艦案『21号計画艦』が出されており、これが本ゲームにおける戦艦Leninである。本案の最大の特徴は英ネルソン級に酷似した兵装配置であり、406mm三連装砲3基の前方集中配置となっている。また前述のように設計はイタリアの影響を受けており、防御形式はイタリア艦に似たもので、水中防御もプリエーゼ式を採用している。機関出力は171,000馬力で速力は32kt程度と推測されている。
35,000t級戦艦とされているが、Developers Diariesでは図面や資料から計算した所排水量は50,000t級となり、開発者による欺瞞が有ったのだろうとコメントされている。

WGによる解説「無敵艦隊: Lenin」

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